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第13回 女奴隷イリスと大商人アブドル(ネトラレ好き)
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「アブドル氏の屋敷で時計の使い方と、商談を行いたい。姫は先に城に帰っていてくれ」
「はい。では道案内のため親衛隊を屋敷に同行させます」
俺の提案を、エリス姫はあっさり承諾した。
これからは男の商談だ。場合によってはセイオウのスキルも使う本気の勝負になる。姫達は同行してほしくなかった。
「──これが、この時計の使い方です」
通されたアブドルの屋敷は、この国の建物では最も豪奢なものに見えた。俺は部屋に通されると、時計の説明を済ませる。といっても説明自体はすぐに終わった。
「ふむ、素晴らしい逸品です。各国の王家の方々といえども、これだけの逸品はお持ちではないでしょう」
アブドルは満足げに答える。
さて、これからが本番だ。
俺は小さく深呼吸し、呼吸を整える。
如何なる手段を用いてでも、彼から資金を借りなければいけない。
「お茶の替えをお持ちいたしました」
そう思った矢先、若い女性がお茶を持ってきてくれた。
彼女の身体全体がフードとスカーフに覆われ、目元を除いて肌の露出は一切みられない。元の世界でも似たような服装があるが、彼女の服は上質な布地が使われており、色も圧倒的にカラフルだ。
顔はわからない。
ただ僅かに露出した目元だけは、魅惑的でとても美しかった。
「紹介いたしましょう、セイオウ殿。女奴隷のイリスと言います」
女奴隷か。この世界では奴隷制があったな。
とはいえイリスが着ている服とても豪華なものに思えた。こんな遠方にまで連れてきている女奴隷だ。よほど気に入っているのだろう。
俺も自己紹介を済ませると、イリスは恭しくお辞儀をした。
そのしぐさも優雅で、思わず引き込まれそうになる。
「イリス、この方はワシの特別なお客人だ。フードを取りなさい」
「・・・かしこまわりました。ご主人様」
(ご、ご主人様)
奴隷だから当然だが、その受け答えに思わずグッと来てしまう。
イリスはじらすような仕草でゆっくりとフードを脱ぎ、口元のスカーフを外す。ただそれだけの仕草がエロティックで、見入ってしまう。
「そんなに見つめないでください。恥ずかしゅうございます」
フードとスカーフを外し、小さめの顔と華奢な肩があらわになる。
髪色は、ピンクが混じった赤髪。ウェーブがかかった長い髪が肩に滴り落ちる。
年のころは20歳くらいか。シミ一つない美しい肌。レイナやエリス姫とは違う系統だが、予想通りすごい美人だった。
(首輪・・・奴隷だから当然か)
特に怪しい魅力を放っているのが、首元に嵌められた首輪だった。宝石が施されたひときわ豪華な首輪は、彼女が有力者の奴隷であることを示していた。
「我が国は日差しがとても厳しく、女性は人前で肌を出すことを掟で禁止しております。また家の中でも、家族と特別の客人を除いては、肌を出すことは禁止されています」
なるほど。この透き通るような美しい肌は、そのためか。
「イリスがワシ以外の男性に肌を出すのは、これが初めてです」
「それは光栄です」
アブドルの言葉が本当かはわからない。ただ恥じらうイリスの姿は、とても初々しく、演技だとは思えない。
そしてそんなイリスの姿を満足げな様子でアブドルが見つめている。
いかん。既にアブドルのペースに飲まれている。戦う前に負けてどうする。
勝負は一度。期限はたった2か月。
失敗は許されない。
手段は問わない。元の世界の営業で培った交渉力と、〝セイオウ〟の全ての力をもって、こいつから金を借りる。
(風俗魔法〝性癖スキャン〟)
俺は密かに風俗魔法を発動させる。発動させるのは、性癖をスキャンする魔法。〝接待〟を行うためには、まず相手の情報を知る必要があった。
アブドル:性癖『ネトラレ』 『性機能低下中』
(ね、ネトラレか)
表示された性癖は、ネトラレというものだった。
確かに俺に肌を見せ、恥じらっているイリス。その姿を見て、アブドルは興奮しているようだ。
もう一つは性機能低下。まあ年も年だし、これだけ太っていたら無理もない。
だからこんな〝遊び〟に興じているのだろう。
──なら、もっと楽しませてやろう。
(よし、やるぞ)
失敗して彼の機嫌を損ねればすべてが終わる。
賭けだが、成功しそうな予感があった。
「せっかくお時間をいただいたのです。アブドル様、商談をしてもよろしいですか?」
「もちろんです。噂によるとセイオウ様は、フリージア王国の産業の指南役をなされているとか」
流石は大商人。耳が早い。ならば話も早い。
「俺が行う新たな産業に、出資していただきたいのです」
「ご主人様。そういう事でしたら、わたくしは席を外しましょうか?」
「いいえ、イリスさんにはぜひ一緒に聞いていただきたいです」
「イリス。ここにいなさい」
「はい、ご主人様」
イリスには悪いが、フリージアのみんなのために犠牲になってもらう。恨むなら、女奴隷の境遇を恨んでもらうしかない。
「一つは、裁縫産業です。女達に、新たにこのような衣服を作っていただきます」
俺が懐から取り出したのは、〝風俗魔法〟で作り出せる唯一の装備。
〝女性用の下着〟だった。
しかも黒の、セクシー下着だった。
「はい。では道案内のため親衛隊を屋敷に同行させます」
俺の提案を、エリス姫はあっさり承諾した。
これからは男の商談だ。場合によってはセイオウのスキルも使う本気の勝負になる。姫達は同行してほしくなかった。
「──これが、この時計の使い方です」
通されたアブドルの屋敷は、この国の建物では最も豪奢なものに見えた。俺は部屋に通されると、時計の説明を済ませる。といっても説明自体はすぐに終わった。
「ふむ、素晴らしい逸品です。各国の王家の方々といえども、これだけの逸品はお持ちではないでしょう」
アブドルは満足げに答える。
さて、これからが本番だ。
俺は小さく深呼吸し、呼吸を整える。
如何なる手段を用いてでも、彼から資金を借りなければいけない。
「お茶の替えをお持ちいたしました」
そう思った矢先、若い女性がお茶を持ってきてくれた。
彼女の身体全体がフードとスカーフに覆われ、目元を除いて肌の露出は一切みられない。元の世界でも似たような服装があるが、彼女の服は上質な布地が使われており、色も圧倒的にカラフルだ。
顔はわからない。
ただ僅かに露出した目元だけは、魅惑的でとても美しかった。
「紹介いたしましょう、セイオウ殿。女奴隷のイリスと言います」
女奴隷か。この世界では奴隷制があったな。
とはいえイリスが着ている服とても豪華なものに思えた。こんな遠方にまで連れてきている女奴隷だ。よほど気に入っているのだろう。
俺も自己紹介を済ませると、イリスは恭しくお辞儀をした。
そのしぐさも優雅で、思わず引き込まれそうになる。
「イリス、この方はワシの特別なお客人だ。フードを取りなさい」
「・・・かしこまわりました。ご主人様」
(ご、ご主人様)
奴隷だから当然だが、その受け答えに思わずグッと来てしまう。
イリスはじらすような仕草でゆっくりとフードを脱ぎ、口元のスカーフを外す。ただそれだけの仕草がエロティックで、見入ってしまう。
「そんなに見つめないでください。恥ずかしゅうございます」
フードとスカーフを外し、小さめの顔と華奢な肩があらわになる。
髪色は、ピンクが混じった赤髪。ウェーブがかかった長い髪が肩に滴り落ちる。
年のころは20歳くらいか。シミ一つない美しい肌。レイナやエリス姫とは違う系統だが、予想通りすごい美人だった。
(首輪・・・奴隷だから当然か)
特に怪しい魅力を放っているのが、首元に嵌められた首輪だった。宝石が施されたひときわ豪華な首輪は、彼女が有力者の奴隷であることを示していた。
「我が国は日差しがとても厳しく、女性は人前で肌を出すことを掟で禁止しております。また家の中でも、家族と特別の客人を除いては、肌を出すことは禁止されています」
なるほど。この透き通るような美しい肌は、そのためか。
「イリスがワシ以外の男性に肌を出すのは、これが初めてです」
「それは光栄です」
アブドルの言葉が本当かはわからない。ただ恥じらうイリスの姿は、とても初々しく、演技だとは思えない。
そしてそんなイリスの姿を満足げな様子でアブドルが見つめている。
いかん。既にアブドルのペースに飲まれている。戦う前に負けてどうする。
勝負は一度。期限はたった2か月。
失敗は許されない。
手段は問わない。元の世界の営業で培った交渉力と、〝セイオウ〟の全ての力をもって、こいつから金を借りる。
(風俗魔法〝性癖スキャン〟)
俺は密かに風俗魔法を発動させる。発動させるのは、性癖をスキャンする魔法。〝接待〟を行うためには、まず相手の情報を知る必要があった。
アブドル:性癖『ネトラレ』 『性機能低下中』
(ね、ネトラレか)
表示された性癖は、ネトラレというものだった。
確かに俺に肌を見せ、恥じらっているイリス。その姿を見て、アブドルは興奮しているようだ。
もう一つは性機能低下。まあ年も年だし、これだけ太っていたら無理もない。
だからこんな〝遊び〟に興じているのだろう。
──なら、もっと楽しませてやろう。
(よし、やるぞ)
失敗して彼の機嫌を損ねればすべてが終わる。
賭けだが、成功しそうな予感があった。
「せっかくお時間をいただいたのです。アブドル様、商談をしてもよろしいですか?」
「もちろんです。噂によるとセイオウ様は、フリージア王国の産業の指南役をなされているとか」
流石は大商人。耳が早い。ならば話も早い。
「俺が行う新たな産業に、出資していただきたいのです」
「ご主人様。そういう事でしたら、わたくしは席を外しましょうか?」
「いいえ、イリスさんにはぜひ一緒に聞いていただきたいです」
「イリス。ここにいなさい」
「はい、ご主人様」
イリスには悪いが、フリージアのみんなのために犠牲になってもらう。恨むなら、女奴隷の境遇を恨んでもらうしかない。
「一つは、裁縫産業です。女達に、新たにこのような衣服を作っていただきます」
俺が懐から取り出したのは、〝風俗魔法〟で作り出せる唯一の装備。
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