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第42話 娼館のギャル嬢ライカ(イラストあり)
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俺はルシアと共に娼館に戻ってくると、浴場を修繕し、新しい娼館とすることを女達に告げた。
そして資金を使って大工を雇い、浴場の修繕を依頼した。
といっても壁は風俗魔法で作り出したガラスで区切り、地面は風呂用のタイルで敷き詰めることになる。大工に依頼するのはドアを取り付けるだけの簡単な工事なので、明日の夕方までには終わるとの事だった。
なお大工は全員この国に来ている外国人の男達だった。力仕事は基本的に外国人の男が担当しているようだ。
ルシアは泡洗いの研修を行うため、彼女のグループの娘達と共に先ほどの部屋に向かった。研修が終わったら、新しい娼館の清掃を行ってくれるという。頼りになる女だった。
俺と共に娼館に残されたのは、ライカと、その取り巻きの女達だった。
(なるほど、派手な感じだがすごく綺麗な女だ)
俺は改めて見たライカの姿に息をのむ。
整った目鼻立ちを強調するような化粧をしている。ドレスの胸元は大胆にカットされ、豊かな胸の大半が、はちきれんばかりに露出していた。
髪型はオレンジ色の鮮やかな髪を、大きく二つに分けてツインテールにしている。ギャルっぽい女性が可愛らしいツインテールにするのはいささか新鮮だったが、この世界でも男受けを追求すればこういう髪型になるのかもしれない。
容姿はレイナと良い勝負た。ただレイナが〝キラキラ〟しているのに対して、ライカは〝ギラギラ〟という表現が似合う感じだ。
「ねえねえセイオウ様、あの〝泡洗い〟っての、アタシ達もやんなきゃだめ?」
開口一番に、ライカはそんな言葉を口にする。
「ウチらは客が清潔になればそれだけで十分なんだけど」
「水を使うと髪がくしゃくしゃになるからヤダ~」
「時間も手間もかかるしね」
「〝泡洗い〟って、なんかキモイし~」
「〝フツー〟の娼館はそこまでしないよね」
取り巻きの女達も、口々に不満を述べる。ルシアの言う通り、手間のかかる泡洗いというサービスに不満があるようだ。
「あと工房で作っている〝下着〟ってのも、めんどくさそう」
「わかる~、脱ぐための服って、意味不明」
さらに噂で聞いたのか、下着にまで不満を述べ始めた。
驚くべきことに、一応貴族であり上司にあたる俺に対しても、全員タメ口だった。
「つ~かさ、ルシアさんが代表で本当にいいの? アタシじゃダメ?」
さらにリーダーの決定にも、ライカは不満げな様子だ。ナンバーワンの自分が代表になるべきだと言いたいらしい。
(これは、やはり普通の方法では無理だな)
丁寧に説得しても無意味だ。頭を下げても、つけあがるだけだろう。そして強く出れば、彼女たちは他の国に行ってしまうかもしれない。
ルシアの言う通り、愛国心も愛郷心も無さそうだ。派手目の外見のため一見したところレイナと似たようなタイプに見えるが、性格は真逆と言ってよかった。レイナは愛国心も愛郷心も人一倍強く、仲間の為に泣ける娘だからだ。
(みんなのために必死で訴えていたレイナは、やはり抜群にいい女だな)
そんなことを考えながら、俺は決意を固める。
こういうのは初めてで、ぶっちゃけ苦手だったが、やるしかない。
「ライカ、まず君に特別教育を行いたい。娼館の部屋を一つ借りるぞ」
「アタシとするの? まあいいけど、教育とか言ってタダでしたいんでしょ? 言っとくけど、アタシは結婚しても旦那からお金もらわないとしない主義だから」
高慢な答えが返ってきた。自身の美貌の価値が絶対で、女性優位の男女関係が永遠に続くべきと思っている女達。姉達と同じタイプだった。
自分たち女性がこの世で一番価値があり、世の中の価値観を決定する力が、自分たちにあると信じて疑っていない。
そして〝キモイ〟という言葉で不都合な価値観を排除し、〝フツー〟という言葉で、都合の良い価値観を正当化することができると、そう信じている。いずれすべてが幻想だと気づくかもしれないが、その時にはもう手遅れなのだ。
(ふう、若い娘が簡単に金を得る手段を身に着けてしまえば、どこの世界でもこういう女達が出てくるのかな?)
どちらにせよ、この国の未来のために、早めに潰しておいたほうが良い価値観だった。
「金は払う。娼館の現ナンバーワンの実力を確かめたい」
「いいよ。後、今夜は普通にここで営業するんでしょ?」
「ああ、新しい娼館に移るのは明日からだ」
「じゃあみんなは、ここの準備をお願い。ルシアさん達がいないから、今日はここはウチらで準備しなきゃだし」
「オッケー」
「わかったよ、ライカさん」
ライカの言葉に、取り巻きの女達は驚くほど素直に従う。みな稼ぐ意識は強く、一日でも休みにはしたくないらしい。そしてリーダーであるライカのいう事にはよく従う。やはりライカを抑えるのが唯一の近道か。
「じゃあお客様、上に行こっか」
恋人のように俺の腕に自身の腕を巻き付けてくるライカ。美しい顔を近づけ、柔らかい胸の感触を押しつける。間近で見るツインテールも、可愛らしい。手間をかけて手入れしているらしき、艶やかな髪だった。
その華やかな姿は、さすがはトップ嬢だと思えた。並みの男なら、これだけでクラクラ来るだろう。
「ああ、では行くか」
セイオウの力の全てを用いて、この生意気な小娘を征服する。
これもまた、戦いだ。俺は会戦に挑む戦士の様な決意で、全身の血を奮い立たせた。
そして資金を使って大工を雇い、浴場の修繕を依頼した。
といっても壁は風俗魔法で作り出したガラスで区切り、地面は風呂用のタイルで敷き詰めることになる。大工に依頼するのはドアを取り付けるだけの簡単な工事なので、明日の夕方までには終わるとの事だった。
なお大工は全員この国に来ている外国人の男達だった。力仕事は基本的に外国人の男が担当しているようだ。
ルシアは泡洗いの研修を行うため、彼女のグループの娘達と共に先ほどの部屋に向かった。研修が終わったら、新しい娼館の清掃を行ってくれるという。頼りになる女だった。
俺と共に娼館に残されたのは、ライカと、その取り巻きの女達だった。
(なるほど、派手な感じだがすごく綺麗な女だ)
俺は改めて見たライカの姿に息をのむ。
整った目鼻立ちを強調するような化粧をしている。ドレスの胸元は大胆にカットされ、豊かな胸の大半が、はちきれんばかりに露出していた。
髪型はオレンジ色の鮮やかな髪を、大きく二つに分けてツインテールにしている。ギャルっぽい女性が可愛らしいツインテールにするのはいささか新鮮だったが、この世界でも男受けを追求すればこういう髪型になるのかもしれない。
容姿はレイナと良い勝負た。ただレイナが〝キラキラ〟しているのに対して、ライカは〝ギラギラ〟という表現が似合う感じだ。
「ねえねえセイオウ様、あの〝泡洗い〟っての、アタシ達もやんなきゃだめ?」
開口一番に、ライカはそんな言葉を口にする。
「ウチらは客が清潔になればそれだけで十分なんだけど」
「水を使うと髪がくしゃくしゃになるからヤダ~」
「時間も手間もかかるしね」
「〝泡洗い〟って、なんかキモイし~」
「〝フツー〟の娼館はそこまでしないよね」
取り巻きの女達も、口々に不満を述べる。ルシアの言う通り、手間のかかる泡洗いというサービスに不満があるようだ。
「あと工房で作っている〝下着〟ってのも、めんどくさそう」
「わかる~、脱ぐための服って、意味不明」
さらに噂で聞いたのか、下着にまで不満を述べ始めた。
驚くべきことに、一応貴族であり上司にあたる俺に対しても、全員タメ口だった。
「つ~かさ、ルシアさんが代表で本当にいいの? アタシじゃダメ?」
さらにリーダーの決定にも、ライカは不満げな様子だ。ナンバーワンの自分が代表になるべきだと言いたいらしい。
(これは、やはり普通の方法では無理だな)
丁寧に説得しても無意味だ。頭を下げても、つけあがるだけだろう。そして強く出れば、彼女たちは他の国に行ってしまうかもしれない。
ルシアの言う通り、愛国心も愛郷心も無さそうだ。派手目の外見のため一見したところレイナと似たようなタイプに見えるが、性格は真逆と言ってよかった。レイナは愛国心も愛郷心も人一倍強く、仲間の為に泣ける娘だからだ。
(みんなのために必死で訴えていたレイナは、やはり抜群にいい女だな)
そんなことを考えながら、俺は決意を固める。
こういうのは初めてで、ぶっちゃけ苦手だったが、やるしかない。
「ライカ、まず君に特別教育を行いたい。娼館の部屋を一つ借りるぞ」
「アタシとするの? まあいいけど、教育とか言ってタダでしたいんでしょ? 言っとくけど、アタシは結婚しても旦那からお金もらわないとしない主義だから」
高慢な答えが返ってきた。自身の美貌の価値が絶対で、女性優位の男女関係が永遠に続くべきと思っている女達。姉達と同じタイプだった。
自分たち女性がこの世で一番価値があり、世の中の価値観を決定する力が、自分たちにあると信じて疑っていない。
そして〝キモイ〟という言葉で不都合な価値観を排除し、〝フツー〟という言葉で、都合の良い価値観を正当化することができると、そう信じている。いずれすべてが幻想だと気づくかもしれないが、その時にはもう手遅れなのだ。
(ふう、若い娘が簡単に金を得る手段を身に着けてしまえば、どこの世界でもこういう女達が出てくるのかな?)
どちらにせよ、この国の未来のために、早めに潰しておいたほうが良い価値観だった。
「金は払う。娼館の現ナンバーワンの実力を確かめたい」
「いいよ。後、今夜は普通にここで営業するんでしょ?」
「ああ、新しい娼館に移るのは明日からだ」
「じゃあみんなは、ここの準備をお願い。ルシアさん達がいないから、今日はここはウチらで準備しなきゃだし」
「オッケー」
「わかったよ、ライカさん」
ライカの言葉に、取り巻きの女達は驚くほど素直に従う。みな稼ぐ意識は強く、一日でも休みにはしたくないらしい。そしてリーダーであるライカのいう事にはよく従う。やはりライカを抑えるのが唯一の近道か。
「じゃあお客様、上に行こっか」
恋人のように俺の腕に自身の腕を巻き付けてくるライカ。美しい顔を近づけ、柔らかい胸の感触を押しつける。間近で見るツインテールも、可愛らしい。手間をかけて手入れしているらしき、艶やかな髪だった。
その華やかな姿は、さすがはトップ嬢だと思えた。並みの男なら、これだけでクラクラ来るだろう。
「ああ、では行くか」
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