異世界に召喚されたが『聖王』じゃなくて『性王』(風俗王)だったので、下品だと追放された。仕方がないのでチート風俗魔法で風俗国家を再建します

横島イクオ

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レイナを〝キラキラ女子〟に、ミアを〝くのいち〟にクラスチェンジしました

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「〝くのいち〟というのは、俺の世界にある女性のアサシンの事だ。暗殺業もこなすが、情報収集や工作がメインの職業だ」

「なるほど、主様の世界にも、そのような方がいるのですね」

 厳密には、今ではファンタジーの世界に限られるので、現役ではない(はず)。それでも華やかに戦う
 その姿に、男性からは根強い人気を誇るため、エロ業界では女子高生やメイドの次くらいには人気のジャンルではある。

「ぜひお願いしたいです」

 と、ミアは前向きな答えをくれた。

「あとレイナ、クラスってのは〝勇者〟とか〝賢者〟とか〝聖王〟とか、特別な職業の事だ」

 たぶん〝性王〟も含まれる。

「俺はそれを見ることができるんだ」

 この世界はステータスを覗き見るのは神々か、特別な人間に限られていたな。

「すご~い、じゃああたしのクラスは何なの?」

 そういえば、戦闘用の画面は見たことがなかった。見てたのは性癖を中心とした調教用のステータス画面ばかりだ。俺はレイナのステータス画面を開き、クラスを確認する。

「クラスは〝看板娘〟か。裁縫工房の看板娘ってことだろう」

「そうなんだ、ちょっと照れるね♪」

 ちなみに性癖画面の称号は別にあって、それは〝恋人メイド〟だったりする。

「レイナは特別職〝キラキラ女子〟に進化可能って、表示があるな」

「〝キラキラ女子〟ってな~に?」

「俺にもよくわからん」

 なんとなく意味は分かるが、職業じゃない気がする。まあレイナは〝ギャル〟というよりも〝キラキラ女子〟の方がぴったりくる気がする。

「どうするか、旦那様が決めてくれていいよ」

「そうだな~」

 俺はキラキラ女子のステータスを見ながら、少し考える。

「〝キラキラ女子〟は、〝看板娘〟に比べて魅力の上昇率と運の上昇率が上がるみたいだ」

「え~、それすごい!」

「キラキラ女子か、確かにレイナにはこっちの方がぴったりくるかもな。少なくとも俺にとっては、レイナはいつもキラキラしている」

「えへへ、うれしい♡」

「では、レイナを〝キラキラ女子〟に、ミアを〝くのいち〟にクラスチェンジする」

「うん」

「はい」

 二人の了解を得て、俺はステータス画面から二人のクラスチェンジを行う。ステータス画面の二人のクラス名称が変わる。

「終わったの? あんまり実感ないかも・・・」

「私は、目と耳が良くなった気がします」

「そうなの、すご~い。あたしもキラキラ度が増してたりするのかな、旦那様?」

「俺の目には、レイナはいつもキラキラしているからわからないな」

 まあこんなものだろう。とりあえず、ミアの買い物を続ける事にする。

 忍者と言えば、忍者刀がメイン武器になるはずだ。俺は似たような武器を探す。

「これなんかいいな」

 俺は目についた短刀を手に取る。なんとなく、形が忍者刀に近い。刀身を抜くと、片刃の美しい刃だった。つくりは日本刀そっくりだった。

「それは東洋の、ヤシマ国のサムライの武器でごわす。〝ワキザシ〟という、予備の武器だと聞いております」

 〝侍〟に〝脇差〟か。この世界には日本と似たような国があるのか。

「俺の国の忍者は、剣が目立たないように黒く塗ったり、刀にヒモを結び付けて投擲や、高いところに上ったりできるように改良したりしていた」

「素晴らしいです。では、私もこの武器を使おうと思います」

「剣のツバにヒモを通す穴をあけるだけなら、簡単にできるでごわす。待っていてほしいでごわす」

 そういうと、脇差を受け取り細工を始めるキリリン。

「旦那様、通すひもは、ブラックシルクを束ねたものがいいと思う。あれはすごく丈夫だし、伸びるよ」

「では、そうしよう。ミア、他に買いたいものはあるか?」

「はい、できれば主様の世界の〝にんじゃ〟や〝くのいち〟が使う武器を教えてほしいです」

「そうだな、ここにありそうなのは、〝手裏剣〟や〝まきびし〟かな? 手裏剣は、投げるナイフだ。まきびしは、地面に撒くナイフだ」

「それなら、これが良いと思うでごわす」

 キリリンが手に取ったのは、短いナイフ数本と、釘が上に出る様に刺された木の板だった。似たような武器は、この世界にもあるのか。

「ミアは鈴のおかげで、場所がわかってしまう。それを逆手にとって、逃げながらまきびしを撒いて、敵をかく乱してくれ」

「はい。わかりました」

「鈴がついているなら、鈴があることを前提とした武器を集め、戦術を練るんだ。できるな?」

「はい。しかし私は大量の武器は携帯できません」

「普段は俺が携帯すれば、重さは問題ない」

「主様に荷物持ちなど、申し訳ないです」

「別にいい。そういう能力だからな。防具は、どんなのがある?」

「身につけるのであれば、軽いチェーンメイルが良いかと。アサシンは皆、そうしています」

 チェーンメイル、日本でいうなら鎖帷子だ。これも忍者が愛用している。

「子供用のチェーンメイルを改良するでごわす。これもすぐにできるでごわすよ」

「あと、主さまの魔法で収納できるのあれば、頑丈な盾も欲しいです。主様を守るために、必要になるかもしれません」

「わかった。この騎士用の盾をくれ」

「まいどありでごわす、いっぱい買ってもらって、うれしいでごわす!」

 綺麗な歯をだして、ご満悦のキリリン。嬉しそうに笑う笑顔がまぶしい。この子も年頃の女の子なのだな。

「とりあえず、短刀の鍔だけは穴をあけたものと交換したでごわす。」

「もうできたのか?」

「こんなの、簡単でごわす。他は、今日中に屋敷にとどけるでごわすよ」

 それにしても早い。見事な腕だった。

「ではミア、これを授ける」

 俺は短刀と、そのままミアに手渡す。

「──猫人族の、私を本当に信頼されるのですか?」

 気まぐれで裏切り者だと言われる猫人族の汚名を、ミアはまだ気にしているのだろう。

「ああ、君に俺の背中を預ける」

 いざとなればステータスや〝玄人の目〟で忠誠心の確認はできる。だがその必要すらないように、俺には思えた。

「・・・はい。この剣を、主様に捧げます。このご恩、忘れません。命に懸けても、主様を守ります」

「俺とレイナと、君自身も守るんだ。俺は誰も欠けてほしくはない」
 
「はい」

「よろしくね、ミアちゃん」

「はい、レイナさん」

「レイナにもこれを、無理するなよ」

 俺はレイナにレイピアを手渡す。

「旦那様、ありがとう。──チュ♡」

 レイナは俺に抱きつき、ほっぺにキスをする。

「ニャ!?」

 それだけで、ミアの顔は、ゆでだこの様に真っ赤になり、その場でフリーズしてしまった。どうでもいいが悲鳴が可愛い。「ニャ」ってい言うのか。

(しかし、くノ一、ってエッチな技も使えるんじゃないのか? まあ処女だから仕方ないが)

 この辺りは、慣れてもらうしかない。ハウスメイドとはいえ、一緒に暮らすのだ。いろいろとみてしまうに違いない。しかし頬っぺたへのキスでもこの反応か、レイナがお掃除フェラやゴックンしてるのを知ったら、卒倒してしまうかもしれない。

「・・・お、お二人は、何年くらい一緒にいるのでしょうか?」

「え~とね、会ったのは一昨日だよね?」 

「そうだな」

 最初に出会った日の夜には、レイナは俺のフロアメイドになっていた。いろいろあり過ぎて、もうずっと前の出来事だったように感じる。

「ニャ!? 何年も前からのご夫婦だと思っていました」

 ミアは再び大きく驚く。

「えへへ、うれし~」

「会ってすぐに親しくなる人もいるし、何年たっても分かり合えない人もいる」

「そうだね、ミアちゃんともすぐに仲良くなれるよ♪」

「はい、がんばります」

 姉妹の様に仲のよさそうなレイナとミア。俺はミアに護衛してもらいながら、娼館へと向かった。今日は新娼館のオープンの日だ。さすがに俺がいないとまずいのだ。
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