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第3章 おてんば姫の冒険録
22 大監獄の破壊者
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♢♢♢
「さてと……捕まった獣人やあいつらの大切な家族は地下牢に捕らえられてると言ってたな。まずは手っ取り早く監守を捕まえるか……って、んんっ!?」
大監獄が近づくにつれ、何やら様子がおかしいことに気付く。ドガーンっ!ズゴーンと、派手な破壊音が響いてくるのだ。
「まさか、どこからか攻撃を受けてるのか!?チッ!中にいる奴らは無事だろうなっ」
アデルは空にかけられた緩やかな道を、一気に駆け降りる。生憎大監獄にどのくらいの人数、どのような犯罪者が収監されているかは聞いていない。中には凶悪な犯罪組織の者もいて、その仲間が助けに来たのだろうか。
「監獄そのものを攻撃するとは……ずいぶん荒っぽい連中だな……」
しかし、監獄に降り立ったアデルが目にしたのは、匂い立つような艶かしい美女が、凶悪な棘の付いた巨大なモーニングスターをブンブンと振り回し、勢いよくドアに叩きつけ、破壊している姿だった。
しかも、ドアの前では、すでに監守とおぼしき男達が数十人、折り重なるように積み上げられている。
大の男でも持ち上げるのに苦労するような鉄の塊が、彼女に掛かればまるでリボンのように軽やかに宙を舞う。冷たく冴えた月光のような瞳。神秘的なオレンジと黒のグラデーションの髪。一度見たら忘れられない印象的な彼女は、
――――アリシア王国王太子妃アデイラ、その人だった。
♢♢♢
「あ、アデイラ姉さん!?」
アデルの顔を見ると、アデイラはパアッと顔を輝かせる。
「あら、アデルじゃない!ちょうど良かった!ここ、ちゃちゃっと穴開けてくれない?この扉意外と丈夫で」
能天気なアデイラの言葉にアデルは思わず溜め息を漏らす。
「いや、何してるんだ。鋼鉄製の扉が完全に変形してるじゃねぇか……あーあ、これもう使い物になんねーな」
頑丈そうな鋼鉄製の扉は凸凹に歪み、もはや原型を留めていない。これでは鍵があったとしても開かない。
「あら、私は悪くないわよ?大人しく開けてくれたら良かったのに、ちょっと話し掛けたら大勢でいきなり襲い掛かってくるんだもの。本当に怖かったわぁ……」
しなを作る義姉を呆れたように見つめるアデル。怖かったと言うのなら、あそこに積み重なっている監守たちのほうが、よほど怖かったはずである。
「どの口が言ってんだか……それよりどうしてここに?」
「ほら、先月捕縛した奴隷商人がいたでしょ?そいつらのアジトを壊滅させたときに、ここに獣人たちが捕らえられてるって情報を得られたのよ。それで急いで助けに来たってわけ」
「急いでって。まさか一人で!?カミールはこのこと、ちゃんと知ってるのか?」
「あら、大丈夫よー。ちょっと出掛けてくるわねって、ちゃんと言っといたから」
「国外に出るのはちょっととは言わねぇよっ!全く……今頃心配して国中探してるぞ」
「あら、そうかしら。でも困ったわ……まだこの中に入れないのよ。ほら、出入口は壊れちゃったし」
「壊れたんじゃなくてあんたが壊したんだろうがっ!」
アデルがぶつぶつ言いながら扉に手を翳すと、破壊された扉がみるみる修復されていく。アデルの土魔法は、土だけでなく鉱物や金属の形を変えることも可能だ。お陰で城で物が壊れる度にしょっちゅう修理を依頼されるのだが……
「ほう……本当にアデルの魔法って便利ね」
特にアデイラのアデル使いの荒さには定評があった。
「ハイハイ。じゃあここからは一緒に行くか。……獣人たちはまとめて地下牢に閉じ込められているらしい」
「……我が同胞を地下牢に、ね」
アデイラの身体からゆらりと闘気が立ち上がる。
「許さないわ、エルドラド……舐めた真似を……」
「あー、そのことだが……どうやら裏にアリステア王国が絡んでるらしい。冒険者ギルドで、エルドラドはすでにアリステアに占領されてるという話を聞いた」
アデルの言葉にアデイラは目を丸くする。情報を得てから真っ直ぐに大監獄に来たのだ。一分一秒でも早く、仲間を助けたい。アデイラはその衝動を押さえない。だが、少々情報が不足していたようだ。こうして一人突っ走るのもアデイラには良くあることだった。
「……そんな話、聞いたことないわね。一体いつから……」
「対外的には知らせず、占領したエルドラドを隠れ蓑にして、ポーションや獣人たちを調達してたってことだな。この国は今、アリステア王国の軍事基地のひとつとして使われてる可能性がある」
「ポーション?」
「アリステア王国への警告のためにポーションの輸出を一時的にストップしただろ?どうやら足りなくなったポーションを、この国から奪い取っていたらしい」
アデルの言葉にアデイラは唇を噛んだ。今や冒険者にとってポーションは命綱だ。だからこそ、国として最低限の規律さえ守ってくれたら、ポーションの輸出を許可した。
「奴隷制度の撤廃」アリシア王国が出した条件はこれだけだ。しかし今回、アリステア王国に対してはポーションの輸出停止を決断した。少しでも戦争の抑止力になってくれれば。そう思って決めたことだが……
「……そうした危険も考えなかった訳じゃ無いんだけど……」
他国から調達する。その可能性は大いに考えられた。
「ああ。だが、今から戦争をおっぱじめようって国に、ポーションを渡すわけにはいかない。絶対にだ」
「そう、そうよね……でも、この国がこんな目にあっているのは、私たちにも責任があるわね」
「ああ。そうだな」
「行くわよ、アデル」
決意を固め、凛と前を向いて歩き出すアデイラ。頼もしい義姉の背中を見て、
(やれやれ、ここでも俺の出番はなさそうだな)
ぼやくアデルであった。
「さてと……捕まった獣人やあいつらの大切な家族は地下牢に捕らえられてると言ってたな。まずは手っ取り早く監守を捕まえるか……って、んんっ!?」
大監獄が近づくにつれ、何やら様子がおかしいことに気付く。ドガーンっ!ズゴーンと、派手な破壊音が響いてくるのだ。
「まさか、どこからか攻撃を受けてるのか!?チッ!中にいる奴らは無事だろうなっ」
アデルは空にかけられた緩やかな道を、一気に駆け降りる。生憎大監獄にどのくらいの人数、どのような犯罪者が収監されているかは聞いていない。中には凶悪な犯罪組織の者もいて、その仲間が助けに来たのだろうか。
「監獄そのものを攻撃するとは……ずいぶん荒っぽい連中だな……」
しかし、監獄に降り立ったアデルが目にしたのは、匂い立つような艶かしい美女が、凶悪な棘の付いた巨大なモーニングスターをブンブンと振り回し、勢いよくドアに叩きつけ、破壊している姿だった。
しかも、ドアの前では、すでに監守とおぼしき男達が数十人、折り重なるように積み上げられている。
大の男でも持ち上げるのに苦労するような鉄の塊が、彼女に掛かればまるでリボンのように軽やかに宙を舞う。冷たく冴えた月光のような瞳。神秘的なオレンジと黒のグラデーションの髪。一度見たら忘れられない印象的な彼女は、
――――アリシア王国王太子妃アデイラ、その人だった。
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「あ、アデイラ姉さん!?」
アデルの顔を見ると、アデイラはパアッと顔を輝かせる。
「あら、アデルじゃない!ちょうど良かった!ここ、ちゃちゃっと穴開けてくれない?この扉意外と丈夫で」
能天気なアデイラの言葉にアデルは思わず溜め息を漏らす。
「いや、何してるんだ。鋼鉄製の扉が完全に変形してるじゃねぇか……あーあ、これもう使い物になんねーな」
頑丈そうな鋼鉄製の扉は凸凹に歪み、もはや原型を留めていない。これでは鍵があったとしても開かない。
「あら、私は悪くないわよ?大人しく開けてくれたら良かったのに、ちょっと話し掛けたら大勢でいきなり襲い掛かってくるんだもの。本当に怖かったわぁ……」
しなを作る義姉を呆れたように見つめるアデル。怖かったと言うのなら、あそこに積み重なっている監守たちのほうが、よほど怖かったはずである。
「どの口が言ってんだか……それよりどうしてここに?」
「ほら、先月捕縛した奴隷商人がいたでしょ?そいつらのアジトを壊滅させたときに、ここに獣人たちが捕らえられてるって情報を得られたのよ。それで急いで助けに来たってわけ」
「急いでって。まさか一人で!?カミールはこのこと、ちゃんと知ってるのか?」
「あら、大丈夫よー。ちょっと出掛けてくるわねって、ちゃんと言っといたから」
「国外に出るのはちょっととは言わねぇよっ!全く……今頃心配して国中探してるぞ」
「あら、そうかしら。でも困ったわ……まだこの中に入れないのよ。ほら、出入口は壊れちゃったし」
「壊れたんじゃなくてあんたが壊したんだろうがっ!」
アデルがぶつぶつ言いながら扉に手を翳すと、破壊された扉がみるみる修復されていく。アデルの土魔法は、土だけでなく鉱物や金属の形を変えることも可能だ。お陰で城で物が壊れる度にしょっちゅう修理を依頼されるのだが……
「ほう……本当にアデルの魔法って便利ね」
特にアデイラのアデル使いの荒さには定評があった。
「ハイハイ。じゃあここからは一緒に行くか。……獣人たちはまとめて地下牢に閉じ込められているらしい」
「……我が同胞を地下牢に、ね」
アデイラの身体からゆらりと闘気が立ち上がる。
「許さないわ、エルドラド……舐めた真似を……」
「あー、そのことだが……どうやら裏にアリステア王国が絡んでるらしい。冒険者ギルドで、エルドラドはすでにアリステアに占領されてるという話を聞いた」
アデルの言葉にアデイラは目を丸くする。情報を得てから真っ直ぐに大監獄に来たのだ。一分一秒でも早く、仲間を助けたい。アデイラはその衝動を押さえない。だが、少々情報が不足していたようだ。こうして一人突っ走るのもアデイラには良くあることだった。
「……そんな話、聞いたことないわね。一体いつから……」
「対外的には知らせず、占領したエルドラドを隠れ蓑にして、ポーションや獣人たちを調達してたってことだな。この国は今、アリステア王国の軍事基地のひとつとして使われてる可能性がある」
「ポーション?」
「アリステア王国への警告のためにポーションの輸出を一時的にストップしただろ?どうやら足りなくなったポーションを、この国から奪い取っていたらしい」
アデルの言葉にアデイラは唇を噛んだ。今や冒険者にとってポーションは命綱だ。だからこそ、国として最低限の規律さえ守ってくれたら、ポーションの輸出を許可した。
「奴隷制度の撤廃」アリシア王国が出した条件はこれだけだ。しかし今回、アリステア王国に対してはポーションの輸出停止を決断した。少しでも戦争の抑止力になってくれれば。そう思って決めたことだが……
「……そうした危険も考えなかった訳じゃ無いんだけど……」
他国から調達する。その可能性は大いに考えられた。
「ああ。だが、今から戦争をおっぱじめようって国に、ポーションを渡すわけにはいかない。絶対にだ」
「そう、そうよね……でも、この国がこんな目にあっているのは、私たちにも責任があるわね」
「ああ。そうだな」
「行くわよ、アデル」
決意を固め、凛と前を向いて歩き出すアデイラ。頼もしい義姉の背中を見て、
(やれやれ、ここでも俺の出番はなさそうだな)
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