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3章 ダンジョンアタック
ボス戦が盛り上がらない
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人が来るまでの間、ダンジョンの再生を阻害する結界石による陣を見張るために残った俺とアリーセとワトスンの三人で、陣の内側で野営の準備をしていた。
再生阻害と言っても、大穴すべての再生を阻害するわけではなく、陣とその周囲が少し程度の幅をカバーするだけだ。
しかも陣とはいっているが、単純に結界石で囲んでいるだけで何か魔法的な儀式やら何やらをしているわけではない。
そして、穴の外になる上から陣向かって結界石で作った縄の注連縄君1号が吊るしてあるだけという作りだ。
ヴァルターさんが配置したおかげで、定規で引いた線のように、やけにピシっと張ってある。
ダンジョンの再生が想像よりも早く、穴があっという間に塞がってしまった場合、再生を阻害しているこの陣の周りが細い竪坑として残り、脱出に使うという想定である。
なので、自重で千切れたり、ある程度再生が進んでモンスターが湧いて千切って壊さないように見張っておくというわけだ。
効果が切れないように魔力の補充をするという役目もある。
シークさん、つまり領主様的にはここに永続的に穴を残して、深層階に直接入れるようにしたいのだと思う。
未踏のダンジョンで深層階までダイレクトに行けるとなれば、一攫千金を考える冒険者が殺到する事だろう。
「じゃあ、魔力の補充しとくな」
燃費最悪の注連縄魔力、要はMPだが、減らなくしている俺が補充をする。
「あれ? あんまり減って無いな」
応急処置というか実験というか、端に瓶を取り付けただけの魔力供給システムは、思ったよりも沢山の魔力を生み出しているようだ。
その事を話すとワトスンも興味津々に観察をしている。
日が落ちあたりが暗くなり、まだ寝るには少し早いくらいの時間帯になって、それは起こった。
地面が揺れたと思ったら、陣や注連縄からきしむような音がして、映像が逆再生するかのようにダンジョンが物凄い勢で再生しだし、脱出する間もなく俺達を取り囲む広いドー厶状のフロアが出来上がった。
「イオリ、周囲を警戒して! ワトスン、陣の周囲や上の方がどうなってるか調べて!」
「アイマム!」
「おまかせあれー」
程なくしてドームの内装でなんとなく偉そうなレリーフとかまで完成すると、俺でもわかるくらいのモンスターの気配がするようになった。
完全油断していたが、ダンジョンマスターなんてモノが居るなら、これら放置しておく理由は無いというものだ。
邪魔な俺達や注連縄を排除すべく動き出したのであろう。
「縄の周りだけ天井に穴が空いてるから、そこから脱出出来そうだよー!」
ワトスンが叫ぶようにそう言った。
普通の結界石ならともかく、最高品質に魔改造して、なおかつ隙間なく敷き詰めているという強力過ぎる結界を阻む事は出来なかったようだ。
わざわざ、ダンジョンマスターの思惑通りに、ここで死闘を演じてやる理由は無いので、急いでジェットパックを背負い天井の穴へとさっさと向かう。
ドームの天井までは結構な高さがあり下から見上げた時は小さな穴に見えたが、注連縄を中心に直径20mくらいの思ったよりも大きな穴が空いていた。
穴の境界あたりから大きな力が加えられているのか、重量物が軋むような嫌な音が聞こえている。
普通の結界石だったら押しつぶされて穴が塞がっていたかもしれないな。
俺らがドームから脱出すると同時に、ドームの中心あたりから、滲み出すように巨大な生物が姿を表した。
脱出が余裕で間にあったのは、ダンジョンマスターからしたら想定外だろうな。
穴からドームの中を覗き込んで、出現した巨大なモンスターを観察する。
「よしツイてる、スタンピードの時に見たベヒーモスだ!」
「なにがツイてるのよ!?」
思わず口に出てしまって、変態を見るかのような目で見られてしまったが、同系統のモンスターであれば、チートコードの大半が共通なため、コード打ち込みを大幅に短縮する事が可能なのだ。
すかさずチートツールと解析ツールを起動し、スタンピードの時に取っておいたベヒーモスのコードを比較すると、最後の1行の末尾2桁違うだけで後は同じだということが判明して、思わずガッツポーズをとる。
「脱出しちゃってるし、このまま逃げるー?」
「いや、あれを放置しとくわけにもいかないから、倒しておこう」
「ああ、アレをやる気なのね……」
「アレってー? 爆破するってことかなー?」
事情を知らないワトスンが首をかしげている。
「後で説明するから、これから見たことは内緒にしてくれると嬉しいかな」
「その浮いてるバッテンや四角のこと? 秘密は魔導銃とかで今更だよー信用してー」
「あー、あの危ないの作ったのあなただったのね……」
穴は大きいがベヒーモスが通れる程ではないし、ベヒーモスも俺たちがドーム内に居ないせいか何もせずにボーっと立っているので、割りと気分的には余裕だ。
新規のモンスターでも余裕でコードが打てただろう。
……って、二本足で立ってるなアレ。 スタンピードの時のベヒーモスは4つ足で走ってきてたはずだが、種類が違うのだろうか?
イヤでもコード同じだしなんだろう?
「まあいいか、はじめましてこんにちは、そしてサヨウナラっと」
なんの盛り上がりも、戦闘も、物音すら無くドーム内で佇むベーヒーモスのHPを0にした。
HPの分母を0にしたので、HP自動回復があろうが復活するようなスキルがあろうが、第二形態があろうがHPが0なので生きている事は出来ない。
ダンジョンマスターが必殺の構えで投入してきたと思われるこのベヒーモスは、出現から1分と経たず、何もすること無く静かに息を引き取った。
ダンジョンマスターがどんな顔をしてこの状況を見ているかはわからないが、とりあえず言っておくか。
「逃さないようにドームで囲おうとしたのにあっさり脱出されて、必殺のつもりで出しただろうベヒーモスが何もせずに倒されて、ねえ今どんな気持ち!?」
トントンとリズミカルにステップを踏みながら何もない空間に向かって決めてみた。
「いきなり何よ、そんなの知るわけないじゃない、イーリスに頭診てもらった方が良いんじゃない?」
「何が起こったのか僕にはよくわからないけど、何かの代償でイッちゃったのかなー?」
「酷い言われようだな!? どっかで見てるであろうダンジョンマスターをちょっと煽ってみただけじゃないか……」
一度やってみたかったんだ。 今は反省している。
「じゃあ、とりあえずこのドームも邪魔だし爆破しとこうか」
何か一瞬ダンジョンが揺れたような気がするが、多分気のせいだろう。
「結局爆破するんじゃない……」
アリーセが心底呆れた様な顔をしている。
「じゃー、給湯器使うー?」
「良いのか?」
「良いよー、その代わり効率よく爆発させる方法を教えてよー」
「良いだろう、まず基本として外殻を硬くして内圧が高くすることで同じ炸薬の量でも爆発力を変えることが出来るんだ。 それこそテープを一巻きするだけでも違ってくる」
「ふんふん」
「それから、こういうドーム状の建物内は爆発物を扱う上では重要だ。 爆発の衝撃波が内側に跳ね返るから、俺らが脱出した穴から爆弾でも放り込んでやれば、真ん中にいたベヒーモスに非常に効率良くダメージを与えられた事だろう。 さらにドーム状と言う事は平らな地面に圧力が集中することになるから、さらに10フロアくらい下にぶち抜いかもしれないな」
ん、またダンジョンが震えるように揺れたような?
再生阻害と言っても、大穴すべての再生を阻害するわけではなく、陣とその周囲が少し程度の幅をカバーするだけだ。
しかも陣とはいっているが、単純に結界石で囲んでいるだけで何か魔法的な儀式やら何やらをしているわけではない。
そして、穴の外になる上から陣向かって結界石で作った縄の注連縄君1号が吊るしてあるだけという作りだ。
ヴァルターさんが配置したおかげで、定規で引いた線のように、やけにピシっと張ってある。
ダンジョンの再生が想像よりも早く、穴があっという間に塞がってしまった場合、再生を阻害しているこの陣の周りが細い竪坑として残り、脱出に使うという想定である。
なので、自重で千切れたり、ある程度再生が進んでモンスターが湧いて千切って壊さないように見張っておくというわけだ。
効果が切れないように魔力の補充をするという役目もある。
シークさん、つまり領主様的にはここに永続的に穴を残して、深層階に直接入れるようにしたいのだと思う。
未踏のダンジョンで深層階までダイレクトに行けるとなれば、一攫千金を考える冒険者が殺到する事だろう。
「じゃあ、魔力の補充しとくな」
燃費最悪の注連縄魔力、要はMPだが、減らなくしている俺が補充をする。
「あれ? あんまり減って無いな」
応急処置というか実験というか、端に瓶を取り付けただけの魔力供給システムは、思ったよりも沢山の魔力を生み出しているようだ。
その事を話すとワトスンも興味津々に観察をしている。
日が落ちあたりが暗くなり、まだ寝るには少し早いくらいの時間帯になって、それは起こった。
地面が揺れたと思ったら、陣や注連縄からきしむような音がして、映像が逆再生するかのようにダンジョンが物凄い勢で再生しだし、脱出する間もなく俺達を取り囲む広いドー厶状のフロアが出来上がった。
「イオリ、周囲を警戒して! ワトスン、陣の周囲や上の方がどうなってるか調べて!」
「アイマム!」
「おまかせあれー」
程なくしてドームの内装でなんとなく偉そうなレリーフとかまで完成すると、俺でもわかるくらいのモンスターの気配がするようになった。
完全油断していたが、ダンジョンマスターなんてモノが居るなら、これら放置しておく理由は無いというものだ。
邪魔な俺達や注連縄を排除すべく動き出したのであろう。
「縄の周りだけ天井に穴が空いてるから、そこから脱出出来そうだよー!」
ワトスンが叫ぶようにそう言った。
普通の結界石ならともかく、最高品質に魔改造して、なおかつ隙間なく敷き詰めているという強力過ぎる結界を阻む事は出来なかったようだ。
わざわざ、ダンジョンマスターの思惑通りに、ここで死闘を演じてやる理由は無いので、急いでジェットパックを背負い天井の穴へとさっさと向かう。
ドームの天井までは結構な高さがあり下から見上げた時は小さな穴に見えたが、注連縄を中心に直径20mくらいの思ったよりも大きな穴が空いていた。
穴の境界あたりから大きな力が加えられているのか、重量物が軋むような嫌な音が聞こえている。
普通の結界石だったら押しつぶされて穴が塞がっていたかもしれないな。
俺らがドームから脱出すると同時に、ドームの中心あたりから、滲み出すように巨大な生物が姿を表した。
脱出が余裕で間にあったのは、ダンジョンマスターからしたら想定外だろうな。
穴からドームの中を覗き込んで、出現した巨大なモンスターを観察する。
「よしツイてる、スタンピードの時に見たベヒーモスだ!」
「なにがツイてるのよ!?」
思わず口に出てしまって、変態を見るかのような目で見られてしまったが、同系統のモンスターであれば、チートコードの大半が共通なため、コード打ち込みを大幅に短縮する事が可能なのだ。
すかさずチートツールと解析ツールを起動し、スタンピードの時に取っておいたベヒーモスのコードを比較すると、最後の1行の末尾2桁違うだけで後は同じだということが判明して、思わずガッツポーズをとる。
「脱出しちゃってるし、このまま逃げるー?」
「いや、あれを放置しとくわけにもいかないから、倒しておこう」
「ああ、アレをやる気なのね……」
「アレってー? 爆破するってことかなー?」
事情を知らないワトスンが首をかしげている。
「後で説明するから、これから見たことは内緒にしてくれると嬉しいかな」
「その浮いてるバッテンや四角のこと? 秘密は魔導銃とかで今更だよー信用してー」
「あー、あの危ないの作ったのあなただったのね……」
穴は大きいがベヒーモスが通れる程ではないし、ベヒーモスも俺たちがドーム内に居ないせいか何もせずにボーっと立っているので、割りと気分的には余裕だ。
新規のモンスターでも余裕でコードが打てただろう。
……って、二本足で立ってるなアレ。 スタンピードの時のベヒーモスは4つ足で走ってきてたはずだが、種類が違うのだろうか?
イヤでもコード同じだしなんだろう?
「まあいいか、はじめましてこんにちは、そしてサヨウナラっと」
なんの盛り上がりも、戦闘も、物音すら無くドーム内で佇むベーヒーモスのHPを0にした。
HPの分母を0にしたので、HP自動回復があろうが復活するようなスキルがあろうが、第二形態があろうがHPが0なので生きている事は出来ない。
ダンジョンマスターが必殺の構えで投入してきたと思われるこのベヒーモスは、出現から1分と経たず、何もすること無く静かに息を引き取った。
ダンジョンマスターがどんな顔をしてこの状況を見ているかはわからないが、とりあえず言っておくか。
「逃さないようにドームで囲おうとしたのにあっさり脱出されて、必殺のつもりで出しただろうベヒーモスが何もせずに倒されて、ねえ今どんな気持ち!?」
トントンとリズミカルにステップを踏みながら何もない空間に向かって決めてみた。
「いきなり何よ、そんなの知るわけないじゃない、イーリスに頭診てもらった方が良いんじゃない?」
「何が起こったのか僕にはよくわからないけど、何かの代償でイッちゃったのかなー?」
「酷い言われようだな!? どっかで見てるであろうダンジョンマスターをちょっと煽ってみただけじゃないか……」
一度やってみたかったんだ。 今は反省している。
「じゃあ、とりあえずこのドームも邪魔だし爆破しとこうか」
何か一瞬ダンジョンが揺れたような気がするが、多分気のせいだろう。
「結局爆破するんじゃない……」
アリーセが心底呆れた様な顔をしている。
「じゃー、給湯器使うー?」
「良いのか?」
「良いよー、その代わり効率よく爆発させる方法を教えてよー」
「良いだろう、まず基本として外殻を硬くして内圧が高くすることで同じ炸薬の量でも爆発力を変えることが出来るんだ。 それこそテープを一巻きするだけでも違ってくる」
「ふんふん」
「それから、こういうドーム状の建物内は爆発物を扱う上では重要だ。 爆発の衝撃波が内側に跳ね返るから、俺らが脱出した穴から爆弾でも放り込んでやれば、真ん中にいたベヒーモスに非常に効率良くダメージを与えられた事だろう。 さらにドーム状と言う事は平らな地面に圧力が集中することになるから、さらに10フロアくらい下にぶち抜いかもしれないな」
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