153 / 250
4章 王都
その件に関しましては秘書が勝手に
しおりを挟む
呪いのアイテムの鑑定及び解析結果をエーリカにだけ伝える。
王子を不安にさせないためでもあるが、解析ツールの詳細をあまり知られたくないからでもある。
「これ、どのくらいの時間で無力化できまして?」
エーリカが俺に小声で確認をしてくる。
「証拠としては機能しなくなってしまうだろうが、安全に破壊するだけなら10秒もあれば粉末にも出来るぞ」
この呪いのアイテムのコードはすぐに打ち込んだので、ぶっちゃけ更に1分もあれば改変して回復アイテムなど別の効果に書き換えることも出来る。
スリップダメージ、つまり断続的にダメージ与える効果のコードがゲット出来た。
この数値はプラスとマイナスが設定出来るようなので、徐々に回復させる事も可能というわけだ。
「解呪は結構難しく何時間も掛かるのが普通ですのに、相変わらずおかしなノービスですわね。 ですが、今回は非常に頼もしいですわ」
今回はってのは余計だと思うんだが、俺が言った事を疑った様子は無いので、信用はされているようだ。
「いつだって頼りにしてくれて良いんだぜ?」
ニヒルに笑みを作って言ってみる。
「このまま放置すると危険ですわ、ここで解呪して破壊しますが構いませんね?」
俺のセリフを華麗にスルーして、エーリカが王子に向かって言う。
確認はしているが、断らせる気は無さそうな言い方だ。
「ま、まて、勝手な事をするな!」
護衛の一人から、いきなり呪いのアイテムを破壊するなど、王子が危険ではないかとストップがかけられた。
そもそも本当に呪いのアイテムかどうかも疑わしいとか言い出したので、エーリカが王子が言っている魔力がスルリと抜けていってしまう感覚というのは、呪いを始めとした状態異常の典型的なパターンであることや、対応が遅くなれば遅くなる程、王子の命が危ない事などを説明すたのだが、こちらで信頼できる者を用意するとかいって、その護衛は譲らない。
あちらさんがそう言っているので、王子ともなればすんごい先生とかいそうだから、任せてしまって問題はないのか? と俺が思ったあたりのタイミングで、エーリカが食って掛かった。
「今すぐに対応出来る術者が用意出来ると言うのならば出しゃばるつもりはありませんわ、ただし、こうしている間にも王子の魔力の限界がどんどん減っていっているということをお忘れなく!」
「それもこちらで対処する、余計な手出しは不要だ!」
他の護衛からは特に意見などが出ないので、多分コイツが一番偉いとかなんだろうけど、エーリカの雰囲気から察するに魔力の上限、つまり最大MPが減っていってるということは、多分呪い解除しても下がったステータスは、そのままになってしまうのだろう。
ナマハゲイオリくんが間接的にとはいえ関わっている事だし、このままにするのは流石に可哀想だな。
さてどうしたものか……。
「ウィル王子。 あなたはどうしたいですか? 今のあなたは魔法を使うための魔力ではなく、その魔力を溜めておける限界の量がどんどん減っていっている状態です。 時間が経てば時間が経つほど王子の魔法の才能の1つが無くなっていってるわけです。 そのままだと一生魔法が使えなくなってしまうかもしれません」
「え、一生魔法が使えなくなる?」
王子が一番気にしそうな部分をついてみる。
まあ、関わると絶対面倒事に巻き込まれるだろうけど、見知ってしまった人、しかも子供が目の前で大変な目にあっているなら、助けたいと思うの人情ってやつだ。
「王子! こんな平民の口車に乗せられてはいけませんぞ! 我々が必ずお助けいたします!」
護衛のおっさんがうるさい、いっそ殴って黙らせようか?
ナマハゲイオリくんがやったって事で……。
「その呪いのアイテムを王子が身につけている時点で、すでに我々の無能晒しているのだから説得力が皆無だと気がついておりますか? フレーゲル卿」
マックスがうるさい護衛のおっさんに向かって言いはなった。
卿とか言ってるってことは、このおっさん貴族だったわけか。 平民平民叫んでるしな。
「ああ、なるほど! 自分の責任になってしまうから、王子の安全よりも、ご自分の保身のために隠蔽したいってわけですね! それで他の護衛の人に責任をなすりつける作戦ですか、よくあるやつっすね!」
「な!?」
あえて大きな声で言うと、他の護衛がざわついた。
実際マックスが言った通り、王子が呪いのアイテムを装備してしまっているのは事実なので、このおっさんがどう思ってようが、こういう話をしてしまえば反論しにくくなる。
「いや、俺の故郷でも結構よくあったなぁ、部下に責任取らせて首を切って、一番の責任者は責任を取らずに、地位を守るってやつ。 毎年数回くらいの頻度で聞くわー、国が変わっても、こういうのは一緒なんだなー」
元の世界で見たテレビのワイドショーなネタなので嘘は言ってない。
しかもこっちだと首を切るが比喩じゃなくて、物理的に首を切られるって取るだろうな。
「フレーゲル卿! 今の話は本当か!?」
「そ、そんなわけは無かろう! 貴様らこんな怪しい平民の言うことを信じるのではない!」
「そりゃ、そう言うしかないですよねー。 でも、それじゃあ、そもそも呪いのアイテムを王子に身に着けさせてしまった責任は誰が取るんでしょうねー? はい、そんなことはない、呪いのアイテムかどうかも怪しいではないか!とか言う」
「そんなことはない! そもそも呪いのアイテムかどうかも怪しいではないか! はっ!?」
ちょっと惜しかったが、これ一回やってみたかった。
いや、まさか本当に成功するとは思わなかったけどな!
もっと強敵との戦闘中とか激的な場面で成功させたいところだが、そうそう成功はしないだろうな……。
俺がそんな感じで、フレーゲル卿をおちょくっていると、何か言い返そうと、あーだの、うーだの唸っている。
勝ったな!
「さて王子、ここで一番身分高く決定権があるのは、そこの挙動の怪しいフレーゲル卿ではなく、当事者でもある貴方です。 我々は貴方の決定に従いますよ?」
「う、うん、え? いやしかしどうすれば……」
今まで命に関わるような危険が無かったからか、自覚症状が無いからか、王子は戸惑いを見せている。
王子と言えどお化けをガチで怖がるような子供だ。 歳相応の反応といえばそれまでか。
コリンナ様はかなりしっかりしているが、精神的な成熟は女の子の方が早いというからその差はあるかもしれない。
「そういう呪いのアイテムみたいな負のパワーは、ナマハゲイオリくんの大好物ですから、むしろいっぱい寄ってきますよ」
「今すぐ取ってくれ 早く!」
「承知しました!」
危なくなったらいつでも使えるようにと準備していたチートツール使い、呪いのアイテムの効果を改ざんして耐久を0にしてやる。
改ざんしたアイテムを残しておくわけにもいかないし、外した後に元に戻して効果が発動されても困るから完全に破壊をするつもりだ。
修復のスキルのような物で復元される可能性も考慮して耐久は最大値も0にするのも忘れない。
王子の腕の呪いのアイテムは音も無く砕け散り、サラサラと砂のように舞い散った。
後は減ってしまった王子最大MPを元に戻してやれば良いのだが、元がどのくらいだったのかが不明だし、急にステータスが変わると苦痛を伴うからどうしようか悩みどころだな。
「よくもまあ、ぽんぽんと口から出任せが出るものですわね」
「俺は嘘は言っていない。ホラなら吹いたが」
「違いが分かりませんわ!?」
王子を不安にさせないためでもあるが、解析ツールの詳細をあまり知られたくないからでもある。
「これ、どのくらいの時間で無力化できまして?」
エーリカが俺に小声で確認をしてくる。
「証拠としては機能しなくなってしまうだろうが、安全に破壊するだけなら10秒もあれば粉末にも出来るぞ」
この呪いのアイテムのコードはすぐに打ち込んだので、ぶっちゃけ更に1分もあれば改変して回復アイテムなど別の効果に書き換えることも出来る。
スリップダメージ、つまり断続的にダメージ与える効果のコードがゲット出来た。
この数値はプラスとマイナスが設定出来るようなので、徐々に回復させる事も可能というわけだ。
「解呪は結構難しく何時間も掛かるのが普通ですのに、相変わらずおかしなノービスですわね。 ですが、今回は非常に頼もしいですわ」
今回はってのは余計だと思うんだが、俺が言った事を疑った様子は無いので、信用はされているようだ。
「いつだって頼りにしてくれて良いんだぜ?」
ニヒルに笑みを作って言ってみる。
「このまま放置すると危険ですわ、ここで解呪して破壊しますが構いませんね?」
俺のセリフを華麗にスルーして、エーリカが王子に向かって言う。
確認はしているが、断らせる気は無さそうな言い方だ。
「ま、まて、勝手な事をするな!」
護衛の一人から、いきなり呪いのアイテムを破壊するなど、王子が危険ではないかとストップがかけられた。
そもそも本当に呪いのアイテムかどうかも疑わしいとか言い出したので、エーリカが王子が言っている魔力がスルリと抜けていってしまう感覚というのは、呪いを始めとした状態異常の典型的なパターンであることや、対応が遅くなれば遅くなる程、王子の命が危ない事などを説明すたのだが、こちらで信頼できる者を用意するとかいって、その護衛は譲らない。
あちらさんがそう言っているので、王子ともなればすんごい先生とかいそうだから、任せてしまって問題はないのか? と俺が思ったあたりのタイミングで、エーリカが食って掛かった。
「今すぐに対応出来る術者が用意出来ると言うのならば出しゃばるつもりはありませんわ、ただし、こうしている間にも王子の魔力の限界がどんどん減っていっているということをお忘れなく!」
「それもこちらで対処する、余計な手出しは不要だ!」
他の護衛からは特に意見などが出ないので、多分コイツが一番偉いとかなんだろうけど、エーリカの雰囲気から察するに魔力の上限、つまり最大MPが減っていってるということは、多分呪い解除しても下がったステータスは、そのままになってしまうのだろう。
ナマハゲイオリくんが間接的にとはいえ関わっている事だし、このままにするのは流石に可哀想だな。
さてどうしたものか……。
「ウィル王子。 あなたはどうしたいですか? 今のあなたは魔法を使うための魔力ではなく、その魔力を溜めておける限界の量がどんどん減っていっている状態です。 時間が経てば時間が経つほど王子の魔法の才能の1つが無くなっていってるわけです。 そのままだと一生魔法が使えなくなってしまうかもしれません」
「え、一生魔法が使えなくなる?」
王子が一番気にしそうな部分をついてみる。
まあ、関わると絶対面倒事に巻き込まれるだろうけど、見知ってしまった人、しかも子供が目の前で大変な目にあっているなら、助けたいと思うの人情ってやつだ。
「王子! こんな平民の口車に乗せられてはいけませんぞ! 我々が必ずお助けいたします!」
護衛のおっさんがうるさい、いっそ殴って黙らせようか?
ナマハゲイオリくんがやったって事で……。
「その呪いのアイテムを王子が身につけている時点で、すでに我々の無能晒しているのだから説得力が皆無だと気がついておりますか? フレーゲル卿」
マックスがうるさい護衛のおっさんに向かって言いはなった。
卿とか言ってるってことは、このおっさん貴族だったわけか。 平民平民叫んでるしな。
「ああ、なるほど! 自分の責任になってしまうから、王子の安全よりも、ご自分の保身のために隠蔽したいってわけですね! それで他の護衛の人に責任をなすりつける作戦ですか、よくあるやつっすね!」
「な!?」
あえて大きな声で言うと、他の護衛がざわついた。
実際マックスが言った通り、王子が呪いのアイテムを装備してしまっているのは事実なので、このおっさんがどう思ってようが、こういう話をしてしまえば反論しにくくなる。
「いや、俺の故郷でも結構よくあったなぁ、部下に責任取らせて首を切って、一番の責任者は責任を取らずに、地位を守るってやつ。 毎年数回くらいの頻度で聞くわー、国が変わっても、こういうのは一緒なんだなー」
元の世界で見たテレビのワイドショーなネタなので嘘は言ってない。
しかもこっちだと首を切るが比喩じゃなくて、物理的に首を切られるって取るだろうな。
「フレーゲル卿! 今の話は本当か!?」
「そ、そんなわけは無かろう! 貴様らこんな怪しい平民の言うことを信じるのではない!」
「そりゃ、そう言うしかないですよねー。 でも、それじゃあ、そもそも呪いのアイテムを王子に身に着けさせてしまった責任は誰が取るんでしょうねー? はい、そんなことはない、呪いのアイテムかどうかも怪しいではないか!とか言う」
「そんなことはない! そもそも呪いのアイテムかどうかも怪しいではないか! はっ!?」
ちょっと惜しかったが、これ一回やってみたかった。
いや、まさか本当に成功するとは思わなかったけどな!
もっと強敵との戦闘中とか激的な場面で成功させたいところだが、そうそう成功はしないだろうな……。
俺がそんな感じで、フレーゲル卿をおちょくっていると、何か言い返そうと、あーだの、うーだの唸っている。
勝ったな!
「さて王子、ここで一番身分高く決定権があるのは、そこの挙動の怪しいフレーゲル卿ではなく、当事者でもある貴方です。 我々は貴方の決定に従いますよ?」
「う、うん、え? いやしかしどうすれば……」
今まで命に関わるような危険が無かったからか、自覚症状が無いからか、王子は戸惑いを見せている。
王子と言えどお化けをガチで怖がるような子供だ。 歳相応の反応といえばそれまでか。
コリンナ様はかなりしっかりしているが、精神的な成熟は女の子の方が早いというからその差はあるかもしれない。
「そういう呪いのアイテムみたいな負のパワーは、ナマハゲイオリくんの大好物ですから、むしろいっぱい寄ってきますよ」
「今すぐ取ってくれ 早く!」
「承知しました!」
危なくなったらいつでも使えるようにと準備していたチートツール使い、呪いのアイテムの効果を改ざんして耐久を0にしてやる。
改ざんしたアイテムを残しておくわけにもいかないし、外した後に元に戻して効果が発動されても困るから完全に破壊をするつもりだ。
修復のスキルのような物で復元される可能性も考慮して耐久は最大値も0にするのも忘れない。
王子の腕の呪いのアイテムは音も無く砕け散り、サラサラと砂のように舞い散った。
後は減ってしまった王子最大MPを元に戻してやれば良いのだが、元がどのくらいだったのかが不明だし、急にステータスが変わると苦痛を伴うからどうしようか悩みどころだな。
「よくもまあ、ぽんぽんと口から出任せが出るものですわね」
「俺は嘘は言っていない。ホラなら吹いたが」
「違いが分かりませんわ!?」
1
あなたにおすすめの小説
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
【死に役転生】悪役貴族の冤罪処刑エンドは嫌なので、ストーリーが始まる前に鍛えまくったら、やりすぎたようです。
いな@
ファンタジー
【第一章完結】映画の撮影中に死んだのか、開始五分で処刑されるキャラに転生してしまったけど死にたくなんてないし、原作主人公のメインヒロインになる幼馴染みも可愛いから渡したくないと冤罪を着せられる前に死亡フラグをへし折ることにします。
そこで転生特典スキルの『超越者』のお陰で色んなトラブルと悪名の原因となっていた問題を解決していくことになります。
【第二章】
原作の開始である学園への入学式当日、原作主人公との出会いから始まります。
原作とは違う流れに戸惑いながらも、大切な仲間たち(増えます)と共に沢山の困難に立ち向かい、解決していきます。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
前世は最強の宝の持ち腐れ!?二度目の人生は創造神が書き換えた神級スキルで気ままに冒険者します!!
yoshikazu
ファンタジー
主人公クレイは幼い頃に両親を盗賊に殺され物心付いた時には孤児院にいた。このライリー孤児院は子供達に客の依頼仕事をさせ手間賃を稼ぐ商売を生業にしていた。しかしクレイは仕事も遅く何をやっても上手く出来なかった。そしてある日の夜、無実の罪で雪が積もる極寒の夜へと放り出されてしまう。そしてクレイは極寒の中一人寂しく路地裏で生涯を閉じた。
だがクレイの中には創造神アルフェリアが創造した神の称号とスキルが眠っていた。しかし創造神アルフェリアの手違いで神のスキルが使いたくても使えなかったのだ。
創造神アルフェリアはクレイの魂を呼び寄せお詫びに神の称号とスキルを書き換える。それは経験したスキルを自分のものに出来るものであった。
そしてクレイは元居た世界に転生しゼノアとして二度目の人生を始める。ここから前世での惨めな人生を振り払うように神級スキルを引っ提げて冒険者として突き進む少年ゼノアの物語が始まる。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる