出会った黒猫に心奪われる

aira

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知る覚悟はあるのか?

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あの後澪旺の家にたどり着き
気を失った様に2日過ごした…
目を覚ましてからとりあえず自宅に向う
自宅で澪旺にことの経緯を話した。

「…へぇー私にも隙を見せない黒豹がねぇ…」
「…どういう意味?」

少し澪旺の言い回しに苛立ちを憶え
さらにあの男を思い出し殺気を放ちながら答えた

「!!そ、そんな睨まないでよ!!私でも怖いよ?」
「…嘘」
「ホントだよ!!黒豹の目は人を殺せる!!」

また訳の分からないことを言い拗ねている澪旺
確かに普段なら絶対に無い
そんな隙をあの男にとられた…

「でも…少し気になるし…調べようか?」
「…お願い」
「ん、分かった。特徴は?」
「…185~95…細身…銀髪…狼…みたいだった…」
「あ~黒豹…それ多分珠華 狼牙だよ」
「?」

澪旺がパソコンを使うまでもなく答えた人物
それほど情報が回っているのか…
逆に少なすぎて気になるのか…どちらにせよ噂の狼

程なくして久しぶりの学校…
流石不良高で授業は意味を成さない
そのためテストで点を取れば進級出来る
これでも一応特進クラスな私と澪旺
両家共に私達がここに通うのを許したのは
飛び抜けた身体能力と秀才さで悪目立ちする
それを避けるためだ

「にしても今日はやたら騒がしいね?」
「…煩い」
「ハハハ」

そんな他愛もない日常の1日の筈だった…

-ガラッ
「…ここに猫牙黒豹  莉飆澪旺は居るか」

どこかで聞いたことのある声…
この異様な雰囲気…隠しきれない殺気…
澪旺が私の変化に気づき手に触れ目を見る

「(黒豹…さっきの話…今の奴?)」
 「(うん)」
「(やっぱりか…どうする?)」
「(…めんどくさい)」
 「(だろうね…でも私は興味ある!)」
「(はぁ…わかった)」

クラスの奴らが怯えながら私達を見ている
うんざりしながら澪旺と共に席を立つ
後ろの扉から異様な空気を醸し出すあの時の男
あいつがここに居るだけで私は苛立つ
それを分かりながら楽しむ澪旺…
頼むから余計な真似はしないで頂きたい

「私が莉飆 澪旺…」
「…猫牙 黒豹」
「で?珠華 狼牙が私達に何のよう?」
「…」

殺気垂れ流しの珠華 狼牙
負けじと殺気を放つ澪旺
周りの放つ恐怖・嫉妬・憤怒にうんざりする私

「(いい加減うざいな…)」
「お前…「用がないなら帰るけど?」
「…ッチ…着いてこい」
「(面倒臭い…)」

あの時の男は何か言いかけたが澪旺が言葉を遮る
そのためかさっきよりも機嫌が悪くなる
気にせず私と澪旺は珠華 狼牙について行く
暫く歩くと空き教室(談話室)に着いた
中から何やら声が聞こえる

「…煩い」

小声で言ったにも関わらず反応して来るあの時の男
すぐに澪旺がすかさず間に入る
暫しの探り合いそして急に扉が開く

「あっれー?帰ってきたなら入ってきてよ狼牙」
「…あぁ…入れよ」
「黒豹…大丈夫?」
「…疲れた」
「うん、ごめんね」
「…許す…」
「さすが黒豹!!」
「…はぁ…早く終わらせる」

中には金髪と珠華狼牙を抜いて3人
初対面の人間をジロジロ見るのは如何なものか…

「こんにちは…俺は澪明といいます
ここには少しお伺いしたくお呼びしました」
「話のためにわざわざ総長が迎えに来るなんて…
大層な内容なのかしらね?」
「…澪旺…」
「だって黒豹!!」
「落ち着け…質問には答える…但し…」
「但しなんでしょう?」
「…等価交換だ」

澪旺が驚いた顔をする
それもそうか…
私が人前で話すのは希だ…
それに面倒臭いと言っていたから特に

「等価交換…ですか…狼牙どうしますか?」
「っは!!おもしれぇ…いいだろう」

楽しそうな顔をするあの時の男
はぁと息を吐きながら澪明が話し出す

「では簡潔に三つお伺いします
一つ目が狂犬猫の目的
二つ目が莉飆 澪旺さんに兄が存在するか
三つ目猫牙 黒豹さん…
あなたについてです」

何故知っている?…奴の出した質問…
その意図が分からねぇ
澪旺と目を合わせ互いに確認する

「(黒豹…どうすんの?)」
「(一族に関しては当たり障り無く頼む…)」
「(うん、わかったよ)」

何故今になって一族の事を探るのか…
そして澪旺のお兄さんの話…
こいつら澪旺のトラップを破ったのか…
それとも…分からねぇ事だらけだ

「この質問についての対価は?」
「…黒豹」
「大丈夫…私から…三つ…
一つ…質問の意味…
二つ…協力する気があるか…
三日…珠華狼牙…お前と私が…殺り合う…」
「え?っちょ!!黒豹!!」
「「「「「っは?」」」」

そりゃあ驚くか…
澪旺に関しては別として…
ほかの奴らは知らないからな
さて…どう動く…珠華狼牙

「…二つ迄は答える…だが、
俺は女と殺り合う気は無い」
「…なる程…ならこの取引は無し」
「...何故この案を出したのですか?」
「…澪旺」
「…わかったよ黒豹…珠華狼牙!!
あなたが珠華組の若頭そして獣騎連総長…
だから勝負がしたかった…でも
私と黒豹の内情を探るなら…
その秘密を知ったなら…生かしては置けないから…」

澪旺が渋々説明を始め驚いた顔する5人
そりゃあ若頭と総長と聞けば恐がるこそすれ
殺り合う何て考え無いだろうからね…
ここまで言っても分からないなら…

「わかった」
「「え?」」
「あ?お前から言い出したんだろ?狂猫」
「…あぁ」
「対価とやらを聞いてやる」
「…」
「但し…俺は殺さない…
お前が勝てば殺して構わん…
俺が勝ったら…黒猫…猫牙 黒豹お前を貰う」

澪旺が驚き私は苛立った
まさか話に乗ってくるとは…
そこまで聞きたい理由は何なんだ…
何故…今の私を黒猫と呼ぶ…
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