出会った黒猫に心奪われる

aira

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猫と狼とパンドラの箱

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~黒豹side~

「…い…ひょ…」
「ん?」
「おい、黒豹」
「…誰…だ?」
「珠華狼牙…お前の飼い主だよ(ニヤリ)」
「!!っ…何で…此処に」
「あ?…飼い猫の所には…」
「そうじゃない!!」
「?」
「どう…して…ここに…?」
「…お前が猫の姿の時…倒れてた」

倒れてた?いつ?どうして?
とりあえず状況を確認して…澪旺?澪旺は?!

「落ち着け
とりあえずお前の事は俺と俺の側近しかしらねぇ
それと狂犬…澪旺は無事だ」
「…説明…」
「あぁしてやる…だがな?殺気をしまえ
そんな状態のヤツと話出来ねぇよ」
「ッチ…」
「さてと…まず黒豹が倒れてたのは俺の家の前
理由はしらねぇ…で、その時黒猫の姿だった…
いつか黒猫の時に言ったよな?あれほんとなんだな」
「…やっぱり…殺す…」
「まぁまぁ怒んなよ…黒豹…
この間回答によっては協力出来るかって言ったな?
だったらお前の秘密とやら話してみろよ
俺を…獣騎連や珠華組を遣ってやれよ」
「…澪旺…に…頼む…から…少し…まって…」
「…と、とりあえず今日は帰るか?」
「うん…珠華狼牙…」
「狼牙…」
「え?」
「狼牙でいい」
「…うん…分かった…狼牙」

~狼牙side~

「あれは…反則だろ…」
「ん?どうしたの?」
「…いや何もねぇ」

俺は今黒豹を家まで送って来た…
あんな弱々しく儚い黒豹…見た事ねぇ
寝起きは殺気を放ちすこぶる機嫌が悪かった…
それがなんだ?俺らを頼れと言った途端
泣きそうで助けてと言っている様な…
赤目が微かに涙ぐんで揺れ…
白い肌に恥ずかしさをを孕んだ桃色の頬…
そんなんで名前呼ばれるなんてなぁ
これが惚れずにいられるかよ

「…篭蛇」
「なぁに?」
「やっぱり…黒豹しかいねぇは」
「フフ…明日はやりが降るかもね」
「あ?」
「うわ!!既に通常運転?!」
「煩せぇよ」
「それより…若」
「あ?」
「鴉山組と海桜連…やたら動いて誰か探してる様です」
「誰か探してる?」 
「はい…恐らく長年競り合ってる猫牙一族の1人かと…」
「…黒豹の一族」
「はい、詳細につきましては今澪明に調べさせてます。」
「わかった」


~澪旺side~

「…ほんとにいいの?」
「…どう…したら…いい…のか…分からない」
「うん」
「で、でも…アイツ…狼牙は…頼ってこいって…」
「…そっかーうん、黒豹が信じるならついて行くよ
それに…嫌といわれても私は黒豹の味方だよ?
だから安心して信じてみなさい 」
「…澪旺…ありがとう」

あぁ…ほんとに…可愛すぎるよ…ほんとに純粋な黒豹…
今迄が今迄だから他人を信じる事も頼る事も出来ない…
黒豹を守りたいって思う様になったのは何時からか…
珠華狼牙がここまで来るとは予想外だし
黒豹がまさか外で気を失うなんて…
恐らく黒鵜に同様し過ぎて時間…忘れてたんだろうね
それでもいいかな…私もお兄ちゃん見つけたし…
そろそろ本腰入れて行かないと
黒豹がまた傷ついて壊れてしまう…
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