出会った黒猫に心奪われる

aira

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禁断の箱は何色か…

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~黒豹side~

私と澪旺は今狼牙の家の前に居る…
ーガチャ

「良く来たな…入れよ」
「お邪魔します」
「おじゃま…します…」
「黒豹…お前ガチガチじゃねぇか」
「…煩い…」
「クク、照れてんのか?ん?」
「…狼牙…やっぱり…殺す」
「こらこら黒豹?」
「…コイツが悪い」
「おい、黒豹…コイツじゃなくて狼牙って言えよ」
「いや、そこじゃないでしょ?
いらっしゃい黒豹ちゃんに澪旺ちゃん」 
「!!…」

私は澪旺が着いてきているが
まさか狼牙も側近を連れてくるとは…

「黒豹…悪いがこいつも同じく話を聞かせてやってくれ」
「…澪旺」
「んー?九縄篭蛇…珠華狼牙の側近で幼馴染で
女たらし…その癖誰が相手でも容赦ない人ね…
黒豹、この人は私と同じだから大丈夫よ
もし、何かあってもすぐ潰すは」
「よく知ってるねー
あ、俺の事は篭蛇って呼んでよ」
「俺は狼牙でいい」
「わかった…もちろん黒豹に関わる人間は全て
調べるわよ?」
「…名前…許す」
「クスクス…ん、良かったわね黒豹が名前を許すなんて」

澪旺が調べて問題無いなら…大丈夫
狼牙の発言はやや苛立つが…まぁいい
今日は私達の秘密を話に来たのだから…

「さて…そろそろ本題ね、まず莉飆家について…
 その前に貴方達も知ってるかしら?
情報屋…澪と暗殺隠密屋…黒」
「存じてます…澪には幾度もお世話になりました 」
「そう…莉飆家はその澪の一族…
猫牙一族は黒の一族…黒豹は現当主を
私は兄が継ぐ筈だった当主を継いだ」

…まさか…澪旺のお兄さんって…
じゃあこの間は既に分かっていたの?

「黒豹黙っててごめんね…私の兄は
珠華組情報員であり獣騎連参謀の莉飆 澪明」
「…まさか澪明がお前と兄妹とはな…」
「えぇ…兄は私と黒豹が生まれてすぐ家を出たの」
「澪明は知っていたというのか?」
「私の事はね?」
「…どういう事だ」
「黒豹は猫牙一族に隠されて生きてきたの
だから黒豹の事は知っていたのかは分からない」
「隠す?」
「えぇ…黒豹が黒猫だって知ってるのは狼牙だけかしら?」
「黒猫…ですか?
黒豹が狂猫だと言う事は知っていますが…」
「…澪旺 …大丈夫…」
「ん、狼牙に篭蛇…少し耳を塞いでて?」

2人は頷き耳を塞ぐ…
自ら猫になるのは何かと体力が居る…
お守りのピアスを外す
途端に攻めてくる痺れる様な激しい痛みが走る

「っ!!…っい、あァ”ァ”ァ”ァ”ァ”!!!」
「「!!」」

驚きを隠せない2人と顔を歪めてる澪旺
それを後目に私は意識を手放した

~狼牙side~

澪旺は黒豹を膝に乗せ優しく撫でている
俺は猫から人になる所は見たがここまで悲痛だとは…
篭蛇は…驚き過ぎて現状が飲み込めてねぇな

「…えーっと、とりあえず簡単に纏めると…
莉飆が澪、猫牙が黒の一族で…
黒豹ちゃんが黒猫になれる事、存在事態秘密って事?」
「えぇその通り…猫牙一族には呪いが有るの…
後の一族に繁栄をもたらす」
「呪い?繁栄?」
「えぇ…書物には千年に一度生まれる猫持ちは
満月の日に黒猫になりその証は赤目に漆黒の髪
運命の相手に逢えば呪いはとけて一族に繁栄が訪れる
一族はそんな黒豹を隠し繁栄の為生かしたの
黒豹は5歳の時から1人で生活しているは」
「え?5歳?!親御さんは?!」
「母親は黒豹が産まれて死んで父親は反逆で殺された…」
「まだ、自分で考えることが出来ねぇ歳じゃねぇか」
「いいえ…猫持ちは生まれながらに
飛び抜けた才と身体能力を持ち合わせるの
だからなんの問題も無かった…
それが嫌われ疎まれて一族からは
18歳までは仕事以外自由に過ごす様言われているの」
「ッチ…勝手な家だな」
「ほんと…でも澪旺がずっと側に居るのは何かあるの?」
「それは私達莉飆家は猫牙家に仕える一族で
私は黒豹と幼馴染でとても大切な子で
黒豹両親のかわりに黒豹を観ているの」

黒豹を繁栄だか何だかの為モノ扱い…
だが自分達で関わりを持ちたくないってか…
それにしても…黒豹が悩んでるのは何か別の…
家のこともあると思うが他にも悩んでるような…

「…!!」
「黒豹おはよ」

黒豹が目を覚ました…初めこそ警戒するが
澪旺が居るからか大丈夫そうだな…
あ、篭蛇は駄目みたいだな

「黒豹ちゃん…そんなに睨まないでよ…」
「お前の女たらしが効かないなんてな」
「狼牙笑い事じゃないよ…澪旺~」
「それは黒豹が決める事よ?」
「ナァウミャアン?(どうなった?)」
「今はとりあえず黒豹の話だけ」
「…ウニャウグルルル(…黒鵜の話)」
「それはまだよ今からするはね?」

こいつらすげー
ほんとに意思疎通出来てんだろうな…
アレが俺だったらな…

「あ、黒豹が猫の時無闇に触らないようにね?」
「何故?」
「嫌がるから…って触った?」
「レニャアン…ナァグ(澪旺…狼牙は…)」
「あーそんなこともあったわね…どうする?
抱いてもらう?」
「!!(首を横に振る)」

いや、それは少し…だいぶ傷つく…

「フフなら自然にね…
さて…狼牙貴方にはお願いが有るのよ」
「何だ」
「鴉山黒鵜をどうにかして欲しいの」
「!!何故お前が鴉山の事を」
「あぁ…それはね鴉山は猫牙家の天敵だからで
黒鵜が探してるのは黒豹だから」
「え?!澪明でも分からなかった内容が筒抜け?!」
「私は現役ですからね…
鴉山は昔から猫牙と莉飆を支配したがった…
最近は落ち着いていたと思ってたのに
私達が族を潰した時黒豹の存在がバレて今…」
「確かに目に余る様な行動ばかりでしたし…
若もそろそろ動くお積りでしたから」
「それは良かった…黒豹?」

…何でこんなことになってんのか…
さっきまで澪旺の膝の上で俺に触られるの嫌がってて…
で鴉山の話を聞いて…今俺の横に丸まってる黒豹…
頭は膝の上ってことは…

「黒豹…お願いしますって事か?」
「グルミャア(そう)」
「ん…わかった」

とりあえず…平常心を持って詳しく話を聞くか…
黒豹を狙うなんざ100億年早いって教えてやらねぇとな
覚えてろ鴉山…お前は完全に潰す
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