出会った黒猫に心奪われる

aira

文字の大きさ
8 / 17

甘い時間は何時までも…

しおりを挟む
~狼牙side~

黒豹の話を聞いてから1週間
俺は家の仕事を片付けていた

「狼牙様ァ~」
「今晩は私がお相手させてくださいょ~」
「今日こそは私よ!!」

周りで喚く女…
俺の名前や金に言いよって来るゲス共
自分で言うのもあれだがそこそこイケメンだと思う
別にこだわった訳では無いが獣騎連の連中もだ
だからか余計にブランド目当てで寄ってくる
今迄はどうでも良かった他人に興味もなかった
黒豹が現れるまでは

「狼牙…そろそろその殺気収めてよ…」
「あぁ?」
「(凍えて死んでしまう…)
そんな冷血状態じゃ黒豹ちゃんに嫌われるよ?」
「…」
「はぁー今迄他人に興味も無いし無表情で冷血
そんな狼牙がここまで甘々なのは黒豹ちゃんだけだねぇ」
「煩い」
「それより…どうすんの?
黒豹ちゃんと鴉山が関わってる以上早めに動かないと…「分かってる」
「…狼牙も焦ってるのね、分かりづらい」
「お前も澪旺見習え」
「いやーあそこまで意思疎通するのは…」
「だよな」
「黒豹ちゃんも狼牙も無表情は同じなんだけどねぇ
あ、先程澪明から聞いた話ですが
鴉山は近々黒豹ちゃんに手を出す様です
同行としては恐らく澪旺ちゃんを狙うかと…」
「…獣騎は?」
「はい、でも…
「2人とも警備の奴を巻いてしまうみたいで…」

マジかよ…
そこそこな奴付けてたよな?
さすが猫と犬か…
ん?黒豹が居れば澪旺も来るよな…

「おい」
「はい」
「黒豹を溜まり場に呼べ」
「え?あ、はい」

~次の日~

「何故?」
「あ?」
「何故…私達は此処に…」
「俺が呼んだから?」
「疑問…返すな」
「此処に居れば黒豹も澪旺も狙われる率が低くなる
それに…俺は黒豹と居たいから」
「…///」
「あれ?照れてんのか?ん?」
「…狼牙…殺す」
「そう照れるな照れるな」
「黒豹~こっちおいで~」
「澪旺!!」
「ッチ」
「で?狼牙…そろそろ紹介してくれない?」
「あ?命令すんな、していいのは黒豹だけだ」
「…狼牙…教えて」
「あぁ…ってか澪旺お前知ってんだろ?」
「あらもちろん、でも貴方から聞きたいのよ?」
「はぁー…炎煉、狩威自己紹介」
「は~い、え~っとね~俺は大極 炎煉
ここ獣騎連で特攻隊長をしてるよ~仲良くしてね~」
「…銃己 狩威特攻隊長補佐」
「あれ俺はいいのですか?」
「お兄ちゃんでしょ?」
「あ、バレているのですか…仕方ありませんね」
「理由は今は聞かないけれど後に話してね?」
「分かりました」
「ありがとう…で?
狼牙はいつまで黒豹にくっついてるつもり?」
「別にいいんじゃねぇの?」
「…」
「黒豹が焦ってるけど?
まぁ素直じゃない黒豹だからね…仕方ないか」
「澪旺!!//」

ん?何だ?黒豹の耳が赤い…
ほんとに照れてるのか?可愛すぎるだろ…
ほらみろ…みんなが困惑して照れて顔逸らしてるし
俺はすかさず黒豹の顔を胸に押し当てる

「…狼牙…」
「ん?」
「…くるしぃ」
「あぁ…悪いな」
「うわ!!狼牙が謝ってる~」
「…炎煉煩い」
「ほんとにワンパターンですね」
「はぁ…黒豹?そろそろ素直になれば?」
「…澪旺…私…死ぬ…」
「なんでそうなるの!!
素直に狼牙に伝えてみなさい?答えが分かるよ?」
「ん?なんかあったのか?」
「うん…この間から…ここが痛い…狼牙が…居る時」

おいおいおい…コイツ…まじか?
ん?黒豹なら好き嫌いはハッキリしてそうなんだが…
ってまた涙目かよ!!

「あ~狼牙…」
「あ?」
「黒豹はね、自分の感情に疎いの」

あー…なる程な…それで困ってるから涙目…
まぁ来て早々俺の膝の上に座らされて
澪旺に素直になれって言われて困ってんだな…

「因みに倒れた日から貴方が気になってたみたいよ?」
「ん~狼牙さんにも唯一の人~?」
「…いいんじゃね?」
「はぁ…あ、澪旺…ここ教えてくれませんか?」
「え?どこ?」
「じゃあ黒豹ちゃんは姫騎だねぇ」
「…?」
「ここが獣騎連だから守る姫で姫騎なのよ?」
「…狼牙…」
「ん?俺は黒豹じゃ無きゃ嫌だけど?」
「てか~2人は付き合ってるの~?」 
「!! 」
「いや、…だがいずれだな」
「え?っちょ!!」
「狼牙…黒豹を泣かしたら承知しないわよ?」
「れ、澪旺!!」
「当たり前だ」
「澪旺ちゃんはいい人いるの?」
「私は黒豹以外好きじゃないわ」
「澪旺…あんまり誤解させないで下さい
馬鹿2人が固まってます」
「あら?ごめんなさい クスクス
お兄ちゃん探ししてたし
黒豹以上にカッコイイ人が居なかったから
あながち間違いじゃぁないけれど」
「良かったら俺は?!」
「女たらしもここ待てまくると病気ね…」
「…澪旺に…手を出す…殺す」
「篭蛇、黒豹が嫌がってるから辞めろ」
「俺の扱い酷くない?!」
「いつもですね」
「そうだな…黒豹そろそろ帰るか?」
「…私の…家?」
「いや、俺の家だ」
「澪旺…は?」
「澪旺、自分の家か澪明の家か選べ話たいんだろ?」
「俺は構いませんよ?
当主にご指導頂きたい所もありますし」
「わかった、黒豹?また明日ね」
「ん…また…ね?」
「「「「「「(可愛すぎるから!!)」」」」」」
「?」

顔を赤らめて涙目で少し微笑む黒豹
はぁ…可愛すぎる…これからが大変だ
だが、何だかんだと女嫌いの狩威
対人嫌いの炎煉を飼い慣らすなんてさすが俺の女
これからが、楽しみだ
そう考えながら篭蛇と俺の家へ向かう


~???side~

「あぁ…可愛い可愛い黒豹…
そんな奴らに捕まって可哀想に… 待ってて…
絶望という名のプレゼントと一緒に迎えに行くからね」

黒豹達が楽しんでいる時不穏な空気を纏った彼が
この時間動いていたとは誰も知らない
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

拾った年上侯爵が甘え上手すぎて、よしよししてたら婚約することになりました

星乃和花
恋愛
⭐︎火木土21:00更新ー本編8話・後日談8話⭐︎ 王都の市場で花屋をしているリナは、ある朝―― 路地裏で倒れている“美形の年上男性”を拾ってしまう。 熱で弱っているだけ……のはずが、彼はなぜか距離が近い。 「行かないで」「撫でて」「君がいると回復する」 甘えが上手すぎるうえに、褒め方までずるい。 よしよし看病してあげていたら、いつの間にか毎日市場に現れるようになり、 気づけば花屋は貴族の面会所(?)になっていて―― しかも彼の正体は、王都を支える侯爵家の当主だった!? 「君は国のために必要だ(※僕が倒れるから)」 年上当主の“甘え策略”に、花屋の心臓は今日ももたない。 ほのぼの王都日常コメディ×甘やかし捕獲ラブ、開幕です。

初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】

星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。 だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。 しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。 王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。 そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。 地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。 ⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。

カモフラ婚~CEOは溺愛したくてたまらない!~

伊吹美香
恋愛
ウエディングプランナーとして働く菱崎由華 結婚式当日に花嫁に逃げられた建築会社CEOの月城蒼空 幼馴染の二人が偶然再会し、花嫁に逃げられた蒼空のメンツのために、カモフラージュ婚をしてしまう二人。 割り切った結婚かと思いきや、小さいころからずっと由華のことを想っていた蒼空が、このチャンスを逃すはずがない。 思いっきり溺愛する蒼空に、由華は翻弄されまくりでパニック。 二人の結婚生活は一体どうなる?

月の後宮~孤高の皇帝の寵姫~

真木
恋愛
新皇帝セルヴィウスが即位の日に閨に引きずり込んだのは、まだ十三歳の皇妹セシルだった。大好きだった兄皇帝の突然の行為に混乱し、心を閉ざすセシル。それから十年後、セシルの心が見えないまま、セルヴィウスはある決断をすることになるのだが……。

~春の国~片足の不自由な王妃様

クラゲ散歩
恋愛
春の暖かい陽気の中。色鮮やかな花が咲き乱れ。蝶が二人を祝福してるように。 春の国の王太子ジーク=スノーフレーク=スプリング(22)と侯爵令嬢ローズマリー=ローバー(18)が、丘の上にある小さな教会で愛を誓い。女神の祝福を受け夫婦になった。 街中を馬車で移動中。二人はずっと笑顔だった。 それを見た者は、相思相愛だと思っただろう。 しかし〜ここまでくるまでに、王太子が裏で動いていたのを知っているのはごくわずか。 花嫁は〜その笑顔の下でなにを思っているのだろうか??

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

処理中です...