出会った黒猫に心奪われる

aira

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ある日の満月

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~黒豹side~

今日は私と澪旺の卒業式
珍しく制服を着て珍しくちゃんと出席してる
狼牙と居るようになってから
私達はテスト以外学校に来ていなかった

「黒豹…そろそろだね」
「めんどくさい…」
「まぁまぁ…今日は我慢よ」
「眠い…」
「はぁ…今日当事読むの黒豹だよ?」

そう…私達はまともに出席してないのにも関わらず
不良校であるこの学校はテストで判断する
そのため3年間全教科オール1位の私が読むことに…
全くもって迷惑だ
因みに澪旺は苦手な国語が邪魔をして2位
いつも理屈と屁理屈の相対性が…
と普段頭はいい癖に訳の分からない事を言っいてる

「おーいお前らーそろそろ体育館に集まれー」
そう言われゾロゾロ動く集団…
此処から離れたい…と顔に書いてあったのか
「猫牙は俺について来いのよー」
と先生に釘を刺された…
仕方なく澪旺と先生に着いていく
体育館の扉には如何にもな男が立っていた

「…黒豹のまともな制服姿…はじめて見たな」
「あら~改めて見惚れちゃった?」
「「澪旺…煩い」」
「ハモってるし クスクス」
「あーとりあえず今からだろ?頑張れよ」
「狼牙…」
「ん?」
ーチュッ
「…ッ!!」
「ん、頑張る」
「はぁ…見せてくれちゃって…行こうか」
「ん」

ー狼牙sideー
「狼牙…黒豹ちゃんやるねぇ」
「見てたのかよ…あれは反則だ」
「ほんと…黒豹ちゃん綺麗だった…」
「あ?」
「見てる分にはいいだろ?俺だって好きだったんだ」
「狩威や炎蓮もな…今は俺のだ」

元々綺麗だった黒豹はより人を魅了するようになった
だから余計に心配だ…
今壇上に登った黒豹は注目の的だ
何なら奴等の目を潰し回りたい程だ…
ー只今を持って卒業式を終わりますー
俺は今日お前を…迎えにいく

「篭蛇行くぞ」
「はい…若」

ー黒豹sideー

「黒豹…お疲れ」
「黒豹ちゃん澪旺ちゃんお疲れ様」
「「ありがとう」」
「やっぱり可愛い!!」
「篭蛇テメェ…」
「2人ともお疲れ様でした」
「お兄ちゃん!!」
「黒豹~お疲れ~カッコよかったよ~」
「…お疲れ、流石だな」
「みんな…ありがとう…狼牙…」
「ん?」
「ありがとう…好きだ…」
「「「「(いや、可愛すぎ)」」」」
「黒豹可愛い~でもちゃんと言わなきゃね?」
「…この間は…ありがとう…私は…狼牙になら…
飼われてもいい」
「…ッ!!」
「え、何これ可愛い」
「犯罪級だろ…」
「黒豹~可愛すぎる~」
「無自覚ですか…」
「恐らく…育て方間違えた…」
「?ちょっ!!ん…ふぁ…んん」
「(甘い…)当たり前だ黒豹は俺のモノだ」
「「「「(確信犯はコイツか)」」」」
「ここ外…」
「別にいいだろ…何処で嫁に何しても」
「…恥ずかしい…」
「あ~はいは~い」
「イチャつくなら他でしろ」
「そうだよね」
「狩威や炎蓮の言う通りですね」
「黒豹泣かせたら許さないから」
「フッ当然だってか泣かせねぇ鳴かせんだよ」
「ッ!!狼牙!!」
「そう照れんなほんとの事だろ?ん?」

ーーー

私は卒業して猫牙から珠華へ名前が変わった
相変わらず家業は続けていて
私と澪旺は世界的な暗殺屋と情報屋となった
澪明は多忙な澪旺の補佐兼珠華組参謀
炎蓮は私の側近で狩威は篭蛇と共に
狼牙…組長の側近をしている

今はそれなりに忙しく楽しい生活を過ごしている
いつの間にか澪旺は篭蛇と結婚して子供まで出来た
澪旺が幸せならいいけど…お陰で狼牙が…
今日私は逃げた…毎朝腰が痛いから!!
懐かしい場所で猫の姿のまま満月を眺める

「よぉ」
「…」
「無視すんなよ…懐かしいな…
俺はあの時黒豹が泣いてるように見えた」
「ウナ?(泣いて?)」
「黒豹は路地裏の時に初めて会ったと思ってるだろ?
実は俺が中学の時にお前にあってんだよ」
「?」
「覚えてねぇか?黒鈴」
「!!」
「あの時黒豹は鈴の首輪をしてたから呼んだ名前
その時の奴にしか分かんねぇだろ?
気づいたのは最近だがな…」

あの時自分の呪いや家に嫌で逃げたんだっけ?
澪旺に心配だからって猫の時は首輪着けられて
人間なのに屋根の上にいて珍しいなって傍に行って
何ヶ月か何も話さず傍にいるそんな時間が続いて
狼牙が話し掛けてくれて…
「毎回よく会うな…お前の毛並み綺麗だな…
抱いていいか?」
そう言って抱かれてサヨナラして以来行けなかった
仕事が忙しかったし澪旺の情報収集があったから

「あの時黒豹を抱いて何か落ち着いた…
気持ちが切り替わったんだろうな
だから俺は今組長になれたんだぜ?」
「ウナゥ(私もだ)」

私もあの時落ち着いて安心して…でも同時に怖かった…
だから走って逃げた…後で後悔した
けど…

「けどまぁ…また出逢えてこうして
俺の唯一になってくれて…ありがとうな」
「グルミャア…ニャアォ(そうだな…私もありがとう)」
「さて…そろそろ帰るか…澪旺が怒ってたぞ?」
「!!」

私は心の中で今の幸せが続く様
大嫌いだった満月に祈りながら狼牙と家に帰った



ある満月の夜黒猫が生まれました
ある一族に言い伝えられた呪われし黒猫…
黒猫は相棒と共に呪われし運命を彷徨い
ある満月の日偶然出会った少年に心を惹かれ
忘れられぬまま時が流れ再開を果たした
黒猫は過酷な運命の悪戯を乗り越え
ある満月の日幸せな日々を掴んだ
呪われた満月が幸せの満月に変わったのは
黒猫と一匹の狼の出会いだった…
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