愛言葉は放課後に

aira

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美しさの裏に隠れた狂気

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~紅雪side~
ーープップー
少しボーッとしてたらクラクションが鳴った
家の近くの公園にいる私気になって表に出てみると
運転席には見た顔が…

「…四桜…先生?」
「あぁ冬羅どうした?こんな時間に」
「え?…今何時ですか?」

こんな時間?
何を言ってるんだろう…
家を出てからそんなに時間が立っていないはず…

「は?ん…22時だな」

22時?
え?…あれから2時間?
栞鈴から呼び出された時間は20時…
嘘!!栞鈴が!!すぐ行かなきゃ!!
先生と少し話て栞鈴の組に電話する

「「はい」」
「冬羅 紅雪です栞鈴は家に居ますか?」
「紅雪さんっすねお嬢っすか?ちょっと確認しやす」
「「…あ?!お前らほんとか?!紅雪さんお嬢が!!」」
「今から狐蒐に行く」
「「へい、親父には俺から伝えときやすお気を付けて」」

直ぐに電話を切る
焦ってて何を言ったか分からないが
落ち着いて来た時先生の車に乗っていた
このままだと…

「先生…送って下さりありがとうございます
でも…私を降ろしたら帰ってください」

そう言うも先生は納得がいかない様で
私も危ないと言い始めた確かに私も危ない…けど…
栞鈴からは記憶が無い時の話を聞いている…
私まで暴れたら先生が危ないのに…仕方ない

「…わかった自分は自分で守って」

そう…栞鈴を傷つけられて歯止めは効かない
先生がそこそこ腕が立つことを祈る

「着いたぞ」

先生から声が掛かる
何が何でも栞鈴を助けなきゃ…
そう思うや否や行動に出る
表門から入るのは危険なので塀を飛び越える
後ろから先生が着いてくる気配がある
恐らく栞鈴は中で一番強い所…ここを突き破る方が速い

「先生!!気をつけて下さい…よ!!」

そういい襖を蹴破る
は?と驚いている先生は無視
そのまま走っていくと組員が掛かってくる
「Autodefense」(正当防衛)
昔から口癖のこの言葉
そのまま2人3人となぎ倒す
あ…そろそろ限界…
あの時もそう…栞鈴の代わりに拐われた時
何か切れる音が聴こえて気が付いたら栞鈴が居た
そんな感じが…

「冬羅!!ここに!!」

栞鈴!!
先生が声を掛けたと同時に栞鈴の姿が見えた
少し項垂れて手足を縛られて
少し顔を切った様で口から血が出てる
ードクンッ
あ…
ードクンッ
…栞鈴が…

「!!くーちゃん!!ダメ!!」

栞鈴の為なのに栞鈴の声が聞こえなかった…
私は叫び意識を無くした…のに…
ーガシッ

「!!」
「冬羅落ち着け兎弥は無事だ!!」
「…せ…ん…せい?」
「あぁ…冬羅大丈夫か?」
「い…ま…」
「お前強いのな…もう敵はいねぇよ兎弥の組の人が来てくれたみたいだ」
「え?」

驚きながら周りをみる
すると組員さんが栞鈴を抱えたり
倒した奴等を縛ったりと怒声が響いていた
私は今それとは別に驚いている…先生に抱かれているのだから…
程よい筋肉に広い胸板…微かに甘い匂いと安心感…
このままでいたいと思ってしまった…

「…先生?」
「ん?…あ…す、すまん」
「い、いぇ…」

あれ?顔…赤い…

「それより冬羅お前は大丈夫か?」
「え?…っ!!」
「ほらなやっぱり…お前撃たれたんだぞ?」
「は?…!!い…た」
「あ、おい冬羅 !!」

ーーー
「ん?」
「あ、起きたか?」
「…なんで…先生? 」
「は?お前なぁ…撃たれて倒れたのここまで運んだの俺だぞ?」
「え?倒れた?」
ーーガンッ
「「え?」」
「くーちゃん!!!」
「栞鈴!!無事なの?大丈夫?」
「くーちゃんの方が一大事だよ?!」
「あ、うん」
「てゆうか…なんで先生と居るの?」
「…先生に聞いて」
「は?俺に丸投げかよ!!」
「てゆうか先生キャラ違いすぎ」
「え?あーまぁ…」
「栞鈴これは私達だけの秘密にして」
「分かってるよーくーちゃんもそろそろ…ねぇ?」
「ん?冬羅が何だって?」
「か、栞鈴!!何言ってんの!!」
「コラー病院では静かにー」
「躍如(ヤクジ)…」
「紅雪久しぶりだな…また切れたんだって?」
「記憶に無いけどね」
「そうかい…とりあえず撃たれたのは右腕だ完治は3ヵ月…骨が砕けてるからな」
「わかった…栞鈴状況話せる?」
「ん、…」

栞鈴は昨日私に聞きたい事(恋バナらしい)があった
その為2人で話したくて呼び出したが家から出た途端何者かに拐われて気を失ったと
で、私達が駆け付けて気がついた時狐蒐組若頭によって撃たれた瞬間だったと…
その後も構わず暴れたせいで全治が長引いたと…

「馬鹿だね」
「自分で言う?」
「てかお前ら…怖くねぇの?」
「何が?」
「私は慣れたかな」
「先生よ、こいつ等に恐怖なんて聞くもんじゃねぇ?産まれながらの極道の娘に…」
「躍如!!」
「「!!」」
「Pour le dire plus ... tuer」
「分かったよ!!悪かった…とりあえずお前さん
今日の検査で何もなけりゃ帰って構わんよ」
「わかった」
「くーちゃん今日から暫く家に来てね?」
「嫌って言わせないでしょ?」
「もちろん!!あ、そうだ先生?」
「ん?なんだ?」
「分かってる様に私の家の事くーちゃんの事
黙ってて下さいね?バラしたら容赦はしない」
「あぁ当然だ、俺もこれ黙ってて欲しいしな」
「なら契約成立ですね」
「あぁ…なら俺は帰るは…Vous est Je suis content de ne pas mourir」
「Est-ce un aveu?」
「は!あほ抜かせ」 
「え?!ちょっとなんて言ったの?!」
「「秘密」」

綺麗にハモったな…
お前が死ななくて良かった…か
何でかな…先生に心配されるとここが痛い…
それについそれは告白ですか?って聞いちゃった

この時自分では気がついていなかった
私が先生を見る目が日々変わっている事に
そしてそれを栞鈴が気がついていた事に…
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