雪花祭り☆

のの(まゆたん)

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踊りの輪

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「雪花の大樹の廻りで お皆が輪になって踊ってるよアーシュ 皆」エイル

「踊るか・・体調は?エイル」
「大丈夫」 

そして廻りに気がつけれぬように
そっとアーシュに耳打ちするエイル
「・・この魔法の腕輪・・癒しの効果があるみたい
全く 痛くない・・」エイル

「良かった」アーシュ

「セルトも行くぞ」アーシュはセルトにも声をかける

「・・私もですか?」少々焦るセルト 

「王宮でナーリンと踊ってただろう?」

「しかし・・本当は不得意で・・」

「大丈夫ですわ セルト義兄様」ナーリン
「しかし・・」渋い顔のセルト

「練習と思って 頑張れセルト 命令だ」笑うアーシュ

「・・はい」渋々従うセルト

皆 踊りの輪に加わり踊りだす 
アーシュとエイルとアルテイシアは三人で
ナーリンとセルトは二人で

しばらく後 アーシュは
「ちょっと一休み エイルも休もう アルはもう少し一人で大丈夫か?」

「了解ですわ アーシュ様 お待ちしてますよ」アルテイシア

「エイル こっち」
別の木の陰に腰かける

そっとあたりを伺い アーシュは 自分の顔を近づけて
エイルにキスをする

黙って目を閉じるエイル
「身体が成長して大人になったら お前を抱く・・」アーシュ 

座っているエイルを抱きしめて耳元で小声で言うアーシュ

「愛している」
「・・・・・」エイルは黙っている 
戸惑い 少々困ったような笑みを浮かべている
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