雪花祭り☆

のの(まゆたん)

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羽琴の姫君

黄金の黒の王の先読み・予知

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「私が恨めしいか?姫よ?」

「本当にそなたは 美しい・・金の髪も そのオッド・アイの瞳も
その身体も・・・」

エリンシアの唇に王は自らの唇を重ねた後に
また呟く

今度は エリンシアの耳元でささやく

「喜ぶがいい・・そなたが憎むべき私はやがて殺され

どうやっても この黒の王国は一度壊れる
私が先読みの力を使い この国を維持してきたが

どうしても・・抗えぬ
幾度も 生き残る この運命を避ける術(すべ)を探したが


生き延びるのは白の国の人質となった黒の王子アーシュランと
王女のテインタルのみ・・

私の可愛い王女テインタルは無事に逃れて 助かりアーシュ達と合流できるか
あるいは 囚われ、印をされて日陰の道を歩む事になる」

「そなたは 少なくと生き残られる・・囚われてな・・」
「しかし」複雑な表情


黒の王は 思い出して含み笑いをする
「そなたの実の子供
エイル、エルトニアはとても面白い運命をたどる
息子のアーシュランと深く結ばれる運命とは・・な・・。」

とうの昔にエリンシアに触れて
エリンシアの過去を そしてエイル、エルトニアの未来を・・

過去見の力と先読みの力で
その運命を知った黒の王、竜の王(ドラゴン・ロード)は語る

それを夢うつつに聞きながら・・

その事を その夜の事を何故かエリンシアは忘れてしまう
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