運命の麗しき皇妃たち・皇帝に愛された妃~薔薇のような美貌の皇妃 エーメとジョゼフーヌ~~【フランス皇帝ナポレオンとオスマン帝国の帝の妻】

のの(まゆたん)

文字の大きさ
34 / 57

悲劇の前 プチトリアンノンでの愉しみと

しおりを挟む
其処は小さな楽園、緑溢れた小さな造られたもの 絵画のようなオアシス

フランスの王室 重苦しい儀式の数々に
気難しい王室、貴族達からの重苦しい軋轢から逃れた人間としての愉しみごと

代々、長らく続く皇帝位を持つオーストリアのハプスブルグ家の皇女
少しばかり勉強が苦手で楽しい事が好きな少女だったマリー・アントワネット

気位の高い処もあるが 人間として、女性としての喜びをそこで見つけたのだった。

小鳥のさえずり、日の光を浴びて 緑の中で時には牛やガチョウに触れて
特注の建物の中で 特別な自分だけの取り巻き達と演劇なども倒しむ。
女優のように舞台に立つことも‥

「ああ、新鮮なミルクがこんなに美味しいなんてね」
特注の綺麗な器に入ったミルクの味に美貌の王妃が微笑んだ。

「そうですわね王妃様 とても貴重ですわ」「王妃様、今度の舞台の演目ですが‥」

「此処はお爺様のルイ14世陛下が造営されたものを私達が手を入れて‥うふふ」
マリー・アントワネット王妃
すると其処に
「王妃さま フェルゼン様が‥」「まあ、来られたのね」

多くの時間を‥愉快な愉しみごとに費やし、耽溺してゆく

それは本来なら嫁いだ豊かなフランス王家の者として‥享受
相応しく気高くあれば、それでよかったはずだったかも知れない。
赦されるはずだった 彼女、彼等からしてみれば選ばれた者だと

だが、数百年以上続いた戦争の数々の莫大な戦費に
ベルサイユ宮殿の造営などの巨額な費用
この時代の気候に影響する小さな氷河期に 遠い地の火山の噴火
そうして起きてしまった冷害などの被害から来る飢饉

飢饉…更には大きな税金


・・・・彼女には
母親で、女帝と呼ばれたマリア・テレジア
優秀な父親の皇帝フランツ 
そのような類いまれな才覚と名君としての才能には恵まれず
二人は苦難の時を生きた。 
本当は座する君主の座が危うい者を知っている。

元は長年の仇敵だったオーストリアハプスブルグ家の皇女としての立場


順番が変わってしまった 
本来なら姉の皇女が嫁ぐはずだった とても賢い姉が‥

小さなことだったはずの
破裂する危機が積み重なる‥せめて、逃げるべき時に逃げる事をせずに‥。


そうして‥革命という大きな嵐がやってくるのだ。
彼等を食らい尽くす闇が襲い来る。
人間としての尊厳さえも‥


運命‥時代の生贄だったかもしれない。
悲劇の王妃に相応しい威厳と‥そこで その断頭台という処刑の舞台で
ある種の喝采を浴びて‥血の海で幕は閉じるから


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)

MisakiNonagase
現代文学
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。

江戸の夕映え

大麦 ふみ
歴史・時代
江戸時代にはたくさんの随筆が書かれました。 「のどやかな気分が漲っていて、読んでいると、己れもその時代に生きているような気持ちになる」(森 銑三) そういったものを選んで、小説としてお届けしたく思います。 同じ江戸時代を生きていても、その暮らしぶり、境遇、ライフコース、そして考え方には、たいへんな幅、違いがあったことでしょう。 しかし、夕焼けがみなにひとしく差し込んでくるような、そんな目線であの時代の人々を描ければと存じます。

甲斐ノ副将、八幡原ニテ散……ラズ

朽縄咲良
歴史・時代
【第8回歴史時代小説大賞奨励賞受賞作品】  戦国の雄武田信玄の次弟にして、“稀代の副将”として、同時代の戦国武将たちはもちろん、後代の歴史家の間でも評価の高い武将、武田典厩信繁。  永禄四年、武田信玄と強敵上杉輝虎とが雌雄を決する“第四次川中島合戦”に於いて討ち死にするはずだった彼は、家臣の必死の奮闘により、その命を拾う。  信繁の生存によって、甲斐武田家と日本が辿るべき歴史の流れは徐々にずれてゆく――。  この作品は、武田信繁というひとりの武将の生存によって、史実とは異なっていく戦国時代を書いた、大河if戦記である。 *ノベルアッププラス・小説家になろうにも、同内容の作品を掲載しております(一部差異あり)。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

与兵衛長屋つれあい帖 お江戸ふたり暮らし

かずえ
歴史・時代
旧題:ふたり暮らし 長屋シリーズ一作目。 第八回歴史・時代小説大賞で優秀短編賞を頂きました。応援してくださった皆様、ありがとうございます。 十歳のみつは、十日前に一人親の母を亡くしたばかり。幸い、母の蓄えがあり、自分の裁縫の腕の良さもあって、何とか今まで通り長屋で暮らしていけそうだ。 頼まれた繕い物を届けた帰り、くすんだ着物で座り込んでいる男の子を拾う。 一人で寂しかったみつは、拾った男の子と二人で暮らし始めた。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

愛しているなら拘束してほしい

守 秀斗
恋愛
会社員の美夜本理奈子(24才)。ある日、仕事が終わって会社の玄関まで行くと大雨が降っている。びしょ濡れになるのが嫌なので、地下の狭い通路を使って、隣の駅ビルまで行くことにした。すると、途中の部屋でいかがわしい行為をしている二人の男女を見てしまうのだが……。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

処理中です...