あの夢を見たのは

のの(まゆたん)

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あの夢

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あの夢を見たのは…25回目だった。

当たり前のいつも通りの風景のはずが
爆音と共に砕け散る
目の前で大地が吹き飛ばされ、衝撃波と共に身体に衝撃に激しい痛みと…血…血塗れの自分を眺め
それから…意識は闇の中

「ただの夢だよね」朝、目が覚めて、ため息が一つ
いつも通りの朝、小鳥の声に通学の子供達の笑い声
車にバイクの音

「おはよう、どうしたの?青い顔して、またあの夢なの?」
朝食を差し出す母が言う 

「おはよう、母さん、そうよ9回目だわ」
「ねえ、父さんはもう出かけたの?」

「ええ、貴方も食べたら学校よ、体調は大丈夫?」
「うん、変な夢見ただけよ」

朝のテレビニュースが流れて、こんな話
「あら、綺麗な彗星、地球の傍を通り過ぎるって」
「父さんは天体マニアだから、また屋根で望遠鏡にカメラね」
「そうね、まだ寒い時期だけど」

地球を通り過ぎる小さな彗星
大昔に地球に堕ちて、恐竜達を滅亡させ
地球を滅ぼした事が…

そんな事を考えながら、支度して
家から外へ

そして、その時、轟音が…。
「えっ?」

通り過ぎるはずの彗星、その欠片が堕ちて来て
夢の通りに
大地を引き裂き、私を吹き飛ばす
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