神官、触手育成の神託を受ける

彩月野生

文字の大きさ
2 / 11

将軍の熱い視線



 洞窟内に響き渡る己の甘い声に、ルネリクスはめまいを覚えた。
 それでも触手の激しい責めは未だに終わりが見えず、がっちりと拘束されて尻孔の奥、腹の奥を突き上げられて、快楽の虜になっていた。

 ごぢゅっ♡ ぼぢゅっ♡ ごっ♡ ごっ♡ ごっ♡ ごっ♡ ごっ♡

「おほっ♡ おほおおっ♡ んほぉおおお~っ♡」

 ――にゃにこりぇえ~っ♡ こんにゃのおっ♡ しらにゃああいいい~っ♡

 神官は神に身を捧げる清き存在でなければならない。
 そんな存在に、このような卑猥な神託を神がするはずがない。
 ルネリクスは混乱しながらも太くてごつごつした触手に蕩けて、快感に甘く痺れる四肢に抗えず、ただ喘ぎ声を上げてしまう。

 がばっと足を大きく広げられて、細い触手がペニスに巻き付いて、後孔と同時になぶられる。
 視界がちかちかと明滅して、舌を突き出して絶叫した。

「おひぃいいいいいいい~っ♡」

 ――まりゃ! まりゃくりゅうううう~っ♡

 快感に身を委ねるが、今度は射精せず、脳内が麻痺するような快感が全身へと広がっていく。

「ほへっ♡ あへええっ♡ ほへへへっ♡」

 びくびくと四肢が踊り、触手は口の中にまで入り込むと、舌にねっとりと絡みつく。あらゆる体液を絞りとろうとしている様に蠢いた。

 きゅうきゅう吸い付く触手に腰をくねらせて、甘えるような声で囁く。

「あぁ……ん……っっ♡ も、もっとぉお~っっ♡」

 触手相手にもっとなぶってくれと懇願するなんて、神官失格だと、わずかな理性の声を聞いて、意識は沈んだ。


 目を覚ますと、ルネリクスは解放されており、触手は大人しくなっていた。
 触手の傍に、光輝くまるい物を見つけて、怠い四肢を引きずって確かめると、それは触手でできた籠であり、中に青い液体が揺れているのが見える。
 ルネリクスは歓喜の声を上げた。

「やった! これは奇跡の水に違いない!」



 両手に抱えて神殿に戻ったルネリクスは、意外な人物と鉢合わせする。

 神殿の入り口に、縦横に自分の倍はある、赤髪の屈強な体躯の男の背中が見えた。

 将軍のアロルフだ。彼は普段、国境付近の砦で魔獣退治の任務に就いているはずだが、その砦からは半日はかかるこの神殿に何の用事であろうか。

 ふいに自分の姿を確認して、乱れた白いローブを念のためもう一度整えた。
 汚れは泉で洗ったものの、甘い香りはうっすらと残り、勘の鋭いあの将軍には気付かれそうで怖い。

 両手に抱えた触手でできた籠は隠す事はできないので、なるべく自然に挨拶を交わしてさっさと中へ入ってしまおうと考えた。

「あ、アロルフ様。こんにちは」
「ん? おお、ルネリクス殿か! もう正午過ぎだが、どこかに行っていたのか?」
「え、ええ。アロルフ様は今日はどうされたのですか?」

 満面の笑みでしばしの間神殿の護衛につくと言い放った。
 ルネリクスは硬直する。

 ――え、この人がこの神殿にずっといるって、いったいいつまで滞在するつもりなんだだろう。

 この将軍には悪い噂がたくさんある。
 その中の一つに、両刀使いであり、興味をもった相手に強引に迫るらしく、ルネリクスは以前から危険を感じていた。

 今だって、視線が妙に熱いのを感じている。
 神官である己の勘が、この男が危険だと告げているのだ。

「護衛だなんて……また魔獣が近隣に現れたのですか?」
「ああ! オーガの親玉が神殿を狙っているようだ。怪我人が出ていると聞いているが?」
「あ……はい」

 実はそのオーガの軍団に怪我を負わされた村人達を、神殿の奥で保護しているのだ。
 怪我の治りが遅く、手の施しようがない状態の人達をどうにか治したいと願い、眠りについた夜に夢で神託を受け、こうして治癒の水を手にする事ができた。
 後は試してみるだけだが、この水の事は秘密にしておきたいので、どうやって悟られないようにするか悩む。

「おや? その手に抱えているのは、珍しい代物ですな?」
「そ、そうですか? ただの網籠ですよ?」
「ほう?」
「で、では、私はこれで!」

 もう構っていられない。早く怪我人の元へ行かなければ。 
 背中にアロルフの刺さるような視線を感じていたが、無視して怪我人が運び込まれている大部屋に急いだ。

 あの将軍には十分注意しなければと、身を引き締めた。
  
感想 8

あなたにおすすめの小説

魔王に飼われる勇者

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 敵の屋敷に攻め込んだ勇者が逆に捕まって淫紋を刻まれて飼われる話です。

地下酒場ナンバーワンの僕のお仕事

カシナシ
BL
地下にある紹介制の酒場で、僕は働いている。 お触りされ放題の給仕係の美少年と、悪戯の過ぎる残念なイケメンたち。 果たしてハルトの貞操は守られるのか?

皇帝陛下の精子検査

雲丹はち
BL
弱冠25歳にして帝国全土の統一を果たした若き皇帝マクシミリアン。 しかし彼は政務に追われ、いまだ妃すら迎えられていなかった。 このままでは世継ぎが産まれるかどうかも分からない。 焦れた官僚たちに迫られ、マクシミリアンは世にも屈辱的な『検査』を受けさせられることに――!?

触手エイリアンの交配実験〜研究者、被験体になる〜

桜井ベアトリクス
恋愛
異星で触手エイリアンを研究する科学者アヴァ。 唯一観察できていなかったのは、彼らの交配儀式。 上司の制止を振り切り、禁断の儀式を覗き見たアヴァは―― 交わる触手に、抑えきれない欲望を覚える。 「私も……私も交配したい」 太く長い触手が、体の奥深くまで侵入してくる。 研究者が、快楽の実験体になる夜。

禁断の祈祷室

土岐ゆうば(金湯叶)
BL
リュアオス神を祀る神殿の神官長であるアメデアには専用の祈祷室があった。 アメデア以外は誰も入ることが許されない部屋には、神の像と燭台そして聖典があるだけ。窓もなにもなく、出入口は木の扉一つ。扉の前には護衛が待機しており、アメデア以外は誰もいない。 それなのに祈祷が終わると、アメデアの体には情交の痕がある。アメデアの聖痕は濃く輝き、その強力な神聖力によって人々を助ける。 救済のために神は神官を抱くのか。 それとも愛したがゆえに彼を抱くのか。 神×神官の許された神秘的な夜の話。 ※小説家になろう(ムーンライトノベルズ)でも掲載しています。

過保護な義兄ふたりのお嫁さん

ユーリ
BL
念願だった三人での暮らしをスタートさせた板垣三兄弟。双子の義兄×義弟の歳の差ラブの日常は甘いのです。

苗床になった元騎士

鵜飼かいゆ
BL
引退した元騎士の老人が触手に寄生されて若返って苗床になるラブラブハッピーエンド話です。

俺は触手の巣でママをしている!〜卵をいっぱい産んじゃうよ!〜

ミクリ21
BL
触手の巣で、触手達の卵を産卵する青年の話。