転落王子の愛願奉仕

彩月野生

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甘い毒牙に堕ちる

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自室に閉じ込められて何日経つのかわからない。
部屋の前には常に監視役の兵士がいたし、昼夜問わずエリオを犯す男達がやってくる。

かつて自分が女を抱いていたとは思えないほどに乱れ、屈強な男に抱かれる事に身体は喜び、心は何度も砕けた。

だが、王族の誇りが、エリオを正気に戻していた。

寝台の上で、膝を抱えて鈍くなった思考を回転させる。

――あいつが、なぜこんな真似をしたのか。

過去の戦や王と接する時の態度を考えると、少なからず畏怖と尊敬の念を抱いていた筈だ。

――戦いか。

思い出すのは、エリオが初めて戦場に挑んだ日。
空は灰色で小雨が降るなか、エリオは馬で敵の攻撃をかわしつつ慣れない剣を振るっていたのたが……隙をつかれ、馬から落とされてしまった。

敵の兵士が「死ね」と叫び、剣をエリオめがけて振り下ろすのを見つめ、恐怖で動けなくなった時だった。

何かかぶつかりあう高い音が響き、聞きなれた声が話しかけてきた。

「王子! ご無事ですか!」
「……あ」

その背中はヴァルドであり、敵の剣を己の剣で受け止めていた。
力比べはヴァルドが勝ってはいたのだが、その剣はもろくなっていたようで、やがてバキリと刃先が折れた。

「……っ!」

エリオはダメだと絶望したが、ヴァルドが素早く短剣を取りだし、敵兵の首に突き刺したので勝敗は決まった。

「さあ、こちらへ!」
「あ、ああ」

ヴァルドの手をとり、走り出す前にエリオは、折れて落ちているヴァルドの剣の欠片を拾いあげた。

それはエリオにとっては宝物であり、小箱にいれて大切に保管している。

寝台の傍に置かれた小さな引き出し。
その中に小箱はあった。
取り出して箱をあければ、綺麗に磨かれた剣の欠片が現れる。

エリオはこれを見るたびに、胸がせつなく締めつけられる想いになって、愛しく感じた。

「何をしている」
「!」

夢中になっていたら気配に気付けなかった。

いつの間にかヴァルドが傍らに佇んでいる。
質の良い機能的な衣服に身を包み、腕を組んで見下ろしていた。

最近は鎧ではなく、このような軽装姿で現れる。
対してエリオは常に裸か、上着一枚という出で立ちである。
もう恥ずかしさは薄れてはいたのだが、あまりにもジロジロ見られると視線を泳がせてしまう。

「それは?」
「こ、れは……だいじな物で」

思わず枕の下に隠したが、すぐに取り上げられて手を伸ばすと、甲を叩かれて唇を噛む。

「ならば、これは預かろう」
「どうして」
「人質は多い方が良いからな」

その言葉はどんな意味なのか。
ヴァルドを見つめていると耳元で囁かれた。

「ニルス様を呼んでいる」 
「……ニルスを?」

弟にこんな姿を見られるのは耐えがたい。
幸い拘束はされていなかったので、慌ててシーツを被ろうとするも、はぎ取られてヴァルドを睨みつける。

ヴァルドは冷たい笑みを浮かべて首を傾げた。 

「ほう。まだそんな気力があるか」
「あ、当たり前だ! この国はお前のものではない!」

毎日体を弄ばれ、心身ともに追い詰められてはいたが、まだ王子としての誇りは失ってはいなかった。

シーツを乱暴に放り投げたヴァルドは、部屋の扉へと足を進め、背中を向けながら話しかけてくる。

「知っていますよ」
「何をだ!?」
「貴方が関係していた女どもが、ニルス様のような可愛らしい容姿をしているという事を」

ガチャ。
扉がゆっくり開いていくと、ニルスが佇んでいるのが見えた。

「ニルス!」

声をかけるが、目が虚ろで嫌な予感がして寝台から飛び出る。
裸で性器を丸出しの状態だがかまっていられない。

「大丈夫か?」
「あ、あにうえ」

背後に控えている男がエリオに声をかけてきた。

「苦しいのでしょう。寝台でやすませてあげては」
「クラート、貴様がついていながら」
「申し訳ありません」
「ニルス」
「あぁあああっ」

背中をさするとニルスは目と口を開いて大きな声をあげたので手をひっこめる。

これは異常だと感じて困惑した。

「どうしたんだ!?」
「んふっ」
「ニルス!」
「ぃい……の……」

するりとニルスがローブをたくしあげ、下着ごとズボンをずり下ろした。
エリオは思わず動揺して声がうわずる。

「なにを、して」

身にまとうもの全てを脱ぎ捨て、裸体をさらけ出したニルスの姿に釘付けになった。

「ニルス……」

その胸の突起と、下半身に異様なものが巻き付きうごめいている。
太い触手は、オークの性器を連想させるような緑色と形をしていた。

以前オークと戦場で戦った経験のあるエリオは、そんな風に感じて後ずさる。

「あ、あぁあんっ♡」

勃ち上がった小さなペニスに残酷にまきついており、それは後ろ孔にも入り込んでいるようで、絶えずほじくり回されているようだった。

「あにうえぇ、たすけてえ」

ニルスは泣きながらエリオに抱きつく。
その色香にエリオは理性が飛びかけて咄嗟に唇を噛んだ。

――し、しっかりしろ!

「まいにちまいにち、クラートにぃ気持ちイイことばかりされてぇ……ぼく、おかしくなっちゃうのおっ♡」

上目使いに見つめられて、エリオは生唾を飲み込む。

「さあ」
「うわ」

突然肩を掴まれたかと思えば、あっというまに寝台に仰向けに倒され、両腕を後手に縛られてしまった。

「ヴァルド!?」

どうにか上半身だけ起こすと、ヴァルドを睨みつける。

「楽しませてもらおうか。クラート!」
「はっ。ではニルス様」
「ふ、ふひぃいんっ♡」

ニルスがクラートに引っ張られ、その体から乱暴に触手をはがされた。
椅子に座る奴を背に――反りかえった剛直の上にゆっくり腰を落とされていく。

「おい、やめ、やめろっ」
「あぁあっおおぉおおおっ♡」

ずじゅり。
という卑猥な音が聞こえるほど、勢いよく突きいれられたニルスが舌を突きだして喘ぎ乱れる。

ぷしゃあっと射精して、恍惚の表情でクラートの男根を嬉しそうに尻孔で飲み込む。

「おひぃいいいっ♡」
「さあ、ニルス様、兄上に今の状態をお話ください」
「あんっ♡ あ、あにうええっ見てぇっ♡ ニルスのぉっお尻のなかにぃいっ♡ クラートのおっおっきいオチンポがあっ♡ ずっぽりはいってるのおっ♡」
「どうですか? 私の男根は?」
「あちゅくてかたくてぇしゅ、しゅごいいのおおおおっ♡」

ニルスの悦がり狂う様と、クラートと繋がる秘部がはっきりと見えて、エリオはすっかり魅了され、勃起していた。

クラートに激しく突き上げられては、歓喜の声を叫び、快楽に泣く愛らしい弟にむしゃぶりつきたい衝動に駆られる。

「腰が揺れているぞ」
「あ、あっ♡」

ヴァルドに性器を指先ではじかれ甘い声が漏れた。

――ニルス……。

「か、かわいい」
「ならば、もっと傍で見せてやろう」

ヴァルドの言葉に、クラートがニルスとつながったままエリオに覆い被さる。

「あ、あにうえっ♡」
「ひ、ひう」

お互いに勃起したペニスを擦り付けあう状態になる。
吐息がかかるくらいに近くで、ニルスがクラートに犯されて甘い声で鳴き続けた。

「おほおっ♡ ほおおっ♡ いいのおっ♡ いぃいのおっ♡ キモチいいのおおおっ♡」
「くひぃいっにるすうっ♡」
「たまらんっきひひっニルスさまあっ」

ズンズンッ!!
ゴリュリュッドヂュウッ!!

「あお~っ♡ おぉおおおっ♡」
「に、にるしゅっ♡」

いっそう激しく突かれたニルスが獣のような声でみだれる。
同時に擦れあうペニスの刺激にエリオはイッてしまう。

「出しますよ!! ニルスさまああああっ」

ブジュウッブヂュウッ!!

「いやあぁあ~っ♡ あぁあああっんっ♡」

中でザーメンを出されたニルスは、快楽に溺れきった笑みを浮かべて、勢いよく自身から白濁を撒き散らし絶頂した。

――ああっにるすうっ!!

弟の淫靡な姿に理性が飛んだエリオは、いつの間にか愛しい弟にむしゃぶりつき、欲望のままに犯していた。

「ニルスニルスうっ!!」
「あぁあっんっ♡ あにうええっ♡」
「完全に堕としてやろう」

ドズンッ!!

「「おほおおおおおっ♡」」

満足そうなヴァルドの声と共に、尻孔に男根を突きいれられ、エリオは快楽に叫び、弟と一緒に絶頂して気を失った。

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