転落王子の愛願奉仕

彩月野生

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残酷な仕打ちも甘い熱に変わる

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残酷な仕打ちも甘い熱に変わる

卑猥な宴が繰り広げられている、その中心に置かれたソファーの上に、エリオは押し倒された。

「さっさと服を脱げ」
「ひうっ」

ヴァルドには何度か抱かれてはいるが、彼の巨根には慣れなくて、すぐに絶頂して気絶してしまう。

そんなエリオを、ヴァルドは尻を叩いて仕置きするのだ。

今回もヴァルドがイく前に果てて気を失ってしまったエリオは、彼に腰を突き出す体勢で臀部をひっぱたかれている。

パアンパアンッ!!

という乾いた音が響くたび、エリオは痛みにうめき「ひいっひいっ」とか弱い声を吐き出す。

「何度いえばわかるんだ、ん? 少しはお前の弟を見習って、我慢したらどうなんだ、ん?」
「ごめ、ごめん、なしゃいっひいいっ」

冷静な声で責めるのとは裏腹で、尻を叩く手の平は激しく、痛いのに勃起してしまった。

バシンッ!!

「おおっうっ♡」

前のめりに倒れふしたエリオの尻を抱え直し、ヴァルドが再び残酷な程に膨張した男根を勢いよく挿入する。

ズズンッ!!

「ほっひょおお~っ♡」

エリオは圧迫感に背中をしならせ、舌を突きだして間抜けな声を出して喘ぎ、あっという間にイく。

「あひぃいいんっ♡」
「またか! この淫乱が!」
「ご、ごめんっなひゃっ♡」

ズゴッズゴッズゴッゴジュウッ!!

「ほぉおおおっ♡ んほおおっ♡  おおおおっ♡」
「正気を失うまで犯してやろう」
「あしょこっ♡ あしょこにぃいっ♡ あたるあたるごちゅごちゅあたってるううっ♡」

ぶちゅぶちゅっと、二人が繋がるねばっこい水音がしている。
ガクガクと背後から突き上げられ、太くて硬いヴァルド自身に追い詰められていった。

――またイクイクイクイクッ!!

「イき狂え」
「あおおおおおおっ♡」

ブシュウッ!!

エリオは激しい快楽に溺れ、絶頂して思い切り叫び射精した。
尻の中にいるヴァルドのイチモツをきゅううっとしめつけると、さらにその形と硬さがわかり、快感がじわりと全身に広がる。

「ぁあああっ♡ んんっ♡ ヴァルドのおっ♡ しゅっごおおっいいんっ♡」
「ふん、淫乱が!」

じゅぼおっと引っこ抜かれ、床の上に倒れたエリオは、ヴァルドに頭を踏みつけられて鈍い痛みに呻いた。

その痛みによって、理性が戻り始める。

――おれ、は、この国を守らなければ……。

自分には、力も人徳もない。
国民の信頼を回復させるには、この男を殺すしかないのだ。

その為にも、この男が何を企んでいるのかを知らなければならない。

エリオは胸がズキリと痛むのをこらえ、唇を噛む。

「どうした、もう口をきく気力もないか」

ヴァルドに顎を掴まれて持ち上げられた。

「う、ぐ、お、俺は、どうなっても構わない。だから……ニルスだけは、解放してやって、くれ」
「お前だけでは、力不足だ」
「……俺を、ニルスをどうするつもりだ、なぜ、こんな真似を」
「国王は何も話していないようだな。まあ、俺の事も、村の事も覚えていない様子だったからな」

――村?

ならば、ヴァルドは昔、父と会った事があるのか。

「それより、いいのか?」
「?」

ヴァルドがエリオの顎を放し、腕をかかげて嗤う。

「お前なんかを守ろうとした奴らが、どうなっても」
「……っ」

エリオはゾワリと背筋が震えたのを感じて、辺りを見回す。
凌辱の限りを受けた兵士や従者たちは皆、虚ろな目をしており、今にも力つきそうだ。

このままでは命が危ない。

エリオは瞳を閉じてヴァルドに懇願する。
そうしなければ、涙が溢れそうだった。

「どんな辱しめもすべてを俺が受ける! だから、彼らを、ニルスを解放してやってくれ!」
「……言ったな。本当に、俺が満足する肉奴隷になれるのか?」

それがどういう意味なのかは、頭では理解しているつもりだった。

だから、目を開いて頷いた。

「わかった、お前の言うとおりにする」
「いい覚悟だ。しかし……」

腕を掴まれて、否応なしに体を起こしたエリオだったが、足に力が入らず、ヴァルドの胸に身を預けた。

布越しに伝わる温もりと、肉体の感触に、胸が切なくしめつけられる。

「んうっ」
「俺に惚れているのは本当らしいな」
「ひっ!?」

急に体を持ち上げられたかと思えば、だっこされる形で尻を掘られ始め、脳天まで快感が突き抜けた。

「まだ俺はイッてないからな、俺がイくまで寝かせないぞ」
「は、はひいいっ♡」
「お前の容姿だけは好みだからな、従順でいるなら可愛がってやる」
「ひゃあうううっ♡」

そんな言葉に、エリオは嬉しくなってしまい体も反応する。
いつもより気持ちイイ。

ズンズンッ突き上げられて、またイッたが、ヴァルドはまだイかず、意識が朦朧とする中、唇を塞がれて歓喜した。

「うぷあっ♡ ヴァルドぉおおっ♡」
「ハハハハッ! すっかりメスに堕ちたなあエリオ王子!」

侮辱の言葉をいい放ち、声を張り上げるヴァルドが、とうとうエリオの中で弾ける。

「あはあああっ♡ だされてりゅううっ!   ヴァルドのおっ♡ せーえきいっ! あ、あちゅいいいいっ♡」

高笑いされながら、身体の奥に大量のザーメンを吐き出され、エリオは快楽に泣きながら叫んだ。

まだ何か言葉をかけられてはいたが、もうエリオには、反応する力は残っていなかった。

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