2 / 4
2副団長のセックス指南
しおりを挟む「はあ……はあ……は……」
「フン。流石騎士団長だけあって、強い精神力を持っているな」
カールマーを目に力を込めて見据えていると、真顔になり冷淡な声音で吐き捨てられた。
「しかし、この下手くそぶりでは、性奴隷としての価値などないな」
「……何?」
「貴殿が立派に性奴隷として役目を担えないのであれば、貴殿含めた団員全員を処刑させて頂こう」
「な!? 何を言い出すんだ!?」
「仕方あるまい? せっかく貴殿をなぶる為に、我々は他の者への手出しは遠慮しているというのに、貴殿が我らを満足させる事ができないのであれば、生かしておく理由など皆無だ」
「――そ、そんな」
先ほどまでの性交の余韻など吹き飛び、運命の残酷さに飲まれていくのを感じて息を飲んだ。
自分の失態で仲間達が殺されてしまう――それだけは避けなくては!!
シュテオは上半身を起こし、唇を噛みしめ、矜持などお構いなしに懇願の言葉を叫ぶ。
「か、考え直してくれないか!? 私はお前達が満足するような性奴隷になってみせる!!」
「ほう? 我の強いお前が、本当に立派な性奴隷になるなどと耐えられるのか?」
「ああ!!」
「……ならば、いい案がある。ドアル」
「おう!」
「?」
カールマーの呼びかけにドアルが寝室から出て行く。程なくして誰かを連れて戻ってきた。腕を掴まれて疲労した顔をしている青年は、副団長であるコンラウスだ。
「コンラウス!!」
「……団長!? ご無事で!!」
「ああ!! お前も無事で良かった!!」
「副団長殿には、重要な役目をはたしてもらおう」
「なんだと?」
シュテオは語気を強めて声を張り上げるが、カールマーは気にもとめず、コンラウスに向かって口を開いた。
「お前が慕う団長は、セックスが下手くそ過ぎて使い物にならん!! そこで、お前には練習相手になってもうらぞ!!」
「は!?」
「なんだと!?」
間抜けな声で驚愕するコンラウスと一緒に叫ぶと、カールマーは肩を揺すって口元を吊り上げる。
「もちろん俺達が見ている前でな? きちんと成長しているかどうかを観察させてもらうぞ? じっくりとな……」
「ど、どういうつもりだ!?」
「団長!!」
ドアルに背中を押されたコンラウスが、シュテオの胸元にぶつかりその肩に手を置いて支えてやる。
おずおずと顔を上げたその姿は、やつれているように見えて胸が痛んだ。
シュテオは目を閉じて思案する。
――そうか、確かにコンラウスが相手ならば、上手くなれるかもしれない。
こう見えてコンラウスは、女性との噂が絶えず、姿が見えない夜も何度もあった。
その都度注意してもはぐらかすだけで、よくごかまされたのを思い出す。
シュテオはコンラウスに語りかける。
「皆を守る為にも、俺は奴らが満足するような性奴隷にならないといけないんだ。申し訳ないが協力してくれ」
「だ、団長」
「そういうわけだ!! しっかり務めを果たせよ、副団長殿!!」
「ククク……っ」
カールマーの馬鹿にした言葉に、ドアルが下卑た嗤い声を響かせた。
だが、奴らの態度を気にしている余裕などない。
――ひとまずはこいつらを満足させて、その隙をついて命を奪ってやる……っ!!
決意を胸に秘め、コンラウスの顔に唇を寄せた。
むちゅっ
「んうう!?」
唇を重ねると、コンラウスは目を見開いて動揺を見せる。
それはそうだ。まさか同性とましてや団長と口づけを交わすだなんて、想像もしていなかっただろう。
内心ですまないと謝りながら、どうにかやる気になってもらう為、口腔内に舌を入れてくちゅくちゅと舌を絡めてみる。
「ふ……っんふう……っ」
シュテオは自ら口づけをしたものの、うまく息継ぎができず、コンラウスの背中に腕を回して引き寄せ、寝台に背中を押しつけて悶えた。
コンラウスがシュテオの両頬を、片手で押して息継ぎを手伝ってくれる。
「あぷ」
「……はっだんちょお……」
「こんらうすう」
むぐむぐと唇を再び重ねて抱きしめ合いながら、舌を絡めて激しい口づけを交わす。コンラウスの着込んでいる鎧が、乳首の飾りを擦るので、それだけで快感を感じてしまう。
コンラウスは口づけがうまい。呼吸が苦しくなる前に唇を軽く離して、ちょうどいい具合で呼吸をさせてくれる。
しばし夢中でまさぐりあい、コンラウスから唇を離して額に軽く触れてくれた。
「はあ……っふう……っ」
「団長、よかったですか?」
「あ、ああ」
「長すぎる。とっとと本番に移れ!」
甘ったるい空気を、カールマーのぶしつけな怒声が台無しにする。
コンラウスがカールマーを睨み付けながらも、シュテオを優しく抱き込む。
何をしたいのかと聞かれたので、素直に口淫が上手くなりたいと伝えた。
ならば、とコンラウスが下半身の前を開いて、その男根を晒す。
むわっと男性器独特のニオイが鼻腔をつく。すでに半勃ちになっているそれを見て、思わず唾を飲み込むと笑われてしまう。
「う、すまない」
「いいえ。どうぞ好きなように練習してください」
「ああ……」
体勢を変えて、膝をまげて前屈みになると、両手でイチモツを包み込んでみた。
ぬちゃぁああ……っ
手のひらに先走りが絡みつき、ぬめぬめして妙な感覚に頬が緩む。
「でかいな」
「そ、そうですか?」
「カールマーといい勝負だ」
「……さっさと口にいれてください」
「ああ」
急に冷たい声音になったのが気になるが、言われるまま口の中いっぱいにイチモツを銜え込む。
ずにゅうう~っ♡ ぐぶぶっ♡
「んぶううんっ♡ 」
「ああ……あったかい」
「んんむうっ♡」
――んはあっ♡ コンラウスのおっ♡ やっぱりでかいっ♡ の、喉奥にあたりゅっ♡
亀頭から肉幹にかけてじゅぼっと思い切り咥えたものの、下手な動きをすれば、呼吸がうまくできなくて、気絶をしかねないと危機感を察して動きを止める。
ふうふうと小休止をいれると、とにかく練習をしなければと気を引き締めて、本格的に舌を動かし始めた。
ぶちゃっ♡ ぶちゅうっ♡ じゅぼじゅぼっ♡
「あふうっ♡ おふううっ♡ んぶおおっ♡」
あぷあぷと水面から顔をあげて必死に呼吸を確保するような、無様な口淫になってしまい、内心で慌てる。
――だ、だめだ……これでは、うまくなんてなれるわけが……っ!
ガシッ!!
突然頭を掴まれて声をかけられた。
「団長、口を離して」
「ふ、ぶえっ?」
じゅぼっ♡
「くは」
「団長の舌使いが見えるように、俺のをなめてみてください」
「……わかった」
心臓が激しく脈打つのを感じながら、再びコンラウスのイチモツを手で掴み、舌を這わせる。
びちゃっ♡ べちゃっ♡
「んぷうっ♡ んふうっ♡」
「根元から上へ、なんどもなめて睾丸も指で揉んでください」
「んぶあっ♡」
コンラウスの丁寧な指導によって、シュテオはようやく男が喜ぶ口淫の術を学ぶ事ができた。
頭を優しく撫でながら教えてくれるコンラウスには、感謝の気持ちしかない。
静かに様子を観察していたカールマーとドアルが、突然寝台の傍まで歩み寄ってきて、上がってきた。
「な?」
「今度はちんぽを尻孔でしごく術を教えて貰え!」
カールマーがシュテオを抱き起こし、後ろから羽交い締めにされる。
一方でコンラウスは、ドアルに鎧を剥ぎ取られ、胸を押されて寝台に背中から押し倒されていた。
「さあ、さっさと尻孔に埋めて腰を動かせ!」
「わ、わかった」
「団長……」
コンラウスが戸惑う声を出すが、その男根はまだまだ萎えていない。
その腹に跨がり、ギンギンに勃起したイチモツを、尻孔にあてがいゆっくりと埋めていく。
ずにゅうう~っ♡ ぐにゅううう~っ♡
「んぎいいいいっ♡」
「う、くう」
「根元まで全部くわえこめ!!」
どぢゅんっ!! ぐぷぷううう~っ♡
「おひいいいいっ♡」
――ち、ちんぽおおっ♡ おぐまでええええっ♡
じゅぼんっ♡
「おうんっ♡」
卑猥な水音と共に、コンラウスの男根がずっぽりとシュテオの尻奥に埋まった。
その衝撃で乳首の飾りが大きく揺れて、敏感に感じてしまう。
圧迫感から四肢が小刻みに震え、だらしなく口を開いて涎を垂れ流す。
「挿れただけでその顔か! これだからお前はできそこないの性奴隷なんだ!!」
ガッと両肩を掴まれたかと思うと、がくがくと身体を揺さぶられる。
胸の突起物の飾りが動きに合わせて揺れて、乳首を虐めてくる。
「あひっ♡ あひあああっ♡ ちゃめええ~っ♡」
当然腰も揺れ動くので、奥に埋めたイチモツを、肉壁でぐぢゅぐぢゅと締め付ける状態になり、腰から脳天まで快感がぞわぞわと這い上がっていく。
ぶぢゅっ!! ぐぢゅっ!! ぢゅちゅっ!! ぐぢゅんっ!!
「おひいいいいっ♡ ひいあああ~っ♡ ややめへええ~っ♡」
「く、きつい」
「もっとしっかり腰を動かせ!! 自分で腰を動かすんだよ!! この淫乱騎士め!!」
バシンッ!!
「ぎひいいいっ♡」
腰を浮かせたところで尻たぶを思い切り叩かれて、びくんびくんと四肢が跳ねる。
痛みと、奥の感じる場所をイチモツで擦りあげられる快楽が混ざって、甲高い声で喘ぐのをやめられない。
ギシッ!! ギシッ!! ギシッ!! ギシッ!! ギシッ!! ギシッ!!
寝台がシュテオの腰の動きと合わせて、激しく軋む音を響かせている。
「おおうっ♡ んほおおぉおお~っ♡」
「こいつの扱きはどうなんだ副団長!?」
今度はドアルがコンラウスの傍から声をかけてきた。
コンラウスは眉間に皺を寄せて苦悶の表情を見せる。
「キツいだけで、あまり気持ち良くはない」
「……っ」
その言葉にショックを受けて、動きを止めて息を飲む。
それを赦さないとばかりに、カールマーが背中を小突いてきた。
「何をぼけっとしているんだ!? もっと緩急をつけて腰を動かせ!! 副団長殿を喜ばせてやれ!!」
「ほっ♡ ほひいいいいっ♡」
――りゃめりゃあっ!! まともにことばにできにゃあいい~っ!!
コンラウスの厳しい表情と、カールマーの叱責にあおられ、懸命に腰を動かす。
両手をコンラウスの胸元について押しながら、言われた通りに緩急をつけて角度を変えたりして、おひおひと泣きながら尻奥でイチモツを扱き続ける。
ぐぢゅうっ!! ぐぢゅっ!! ぐぢゅっ!! ぢゅぶうっ!! ぢゅぶぶぶっ!!
「あんっ♡ おっ♡ おっ♡ おっ♡ んほおおおお~っ♡ おおおおおっ♡」
泣きながら必死で尻奥で男性器を扱き上げる。
そんな己の姿を想像すると、何故か四肢がさらに火照り、心臓が激しく脈打つのを感じていた。
舌を突き出して、内臓を圧迫するイチモツの肉感と厚さを存分に味わう。
ぶぢゅっ♡ ぐちゅっ♡ どぢゅっ♡ ギシッ!! ギシッ!! ギシッ!!
四肢を大きくうごかす度に寝台が軋み、己の男根がぶるんぶるん滑稽に揺れた。
「ほへええっ♡ ひへええっ♡ おほおお~っ♡」
「お前が気持ちよくなってどうする!? 副団長殿はちっとも気持ち良くなさそうだぞ!?」
「そうだ!! 謝れ!!」
カールマーとドアルに叱責され、コンラウスを涙目で見つめる。
確かに苦悶の表情はさっきと変わっておらず、唇を噛みしめていた。
胸の内に罪悪感が広がり、必死で謝罪の言葉を口にする。
「しゅ、しゅまにゃい、こんらうすううっ♡ へたくしょでしゅまにゃあいっ♡」
快感で頭がすっかり蕩けていたせいで、罪悪感を感じていても、ろれつが回らず、馬鹿にしているような声音になり焦った。
すかさずカールマーに頭を掴まれて「きちんと謝れ!!」と怒鳴られる。
今度は心の底から思いきり叫んだ。
「しゅまにゃああいいいっ!! こんらうすううう!! うまくなりゅかりゃあああっ!! ゆりゅしへくりぇええええっ!!」
「――ははっいい加減終わらせましょう!!」
ドズンッ!!
「あぎいいぃいいっ!?」
突然コンラウスが腰を突き上げたかと思えば、腰使いを激しくする。
どぢゅっ!! ごづっ!! どづっ!! ごづっ!! どづっ!! どづっ!!
「おんっ♡ おんっ♡ おんっ♡ おおおっ♡ しゅごおおっ♡ しゅごおおいいいっ♡」
「はははははっ!! よかったなあ副団長殿が優しくて!! 礼を言えほらっ!!」
「おうんっ♡ ありがひょおおっ♡ ごじゃいましゅうううっ♡」
気持ちいい所をどづかれまくってもう頭が真っ白で、謝ったりお礼を言ったりしながらイきまくり、気を失ってしまった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
152
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる