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第96話 新年とサウナ
しおりを挟む冷たく澄んだ年明けの早朝。まだ薄暗いサンドウィッチ専門店「リメイン」の裏口に、少し厚着をした四人の影が集まった。
「「あけましておめでとうございます、ゼニスさん、ペリエさん!」」
レティスとカシスの若々しい声が重なる。
「やあ、おめでとう二人とも。朝早くから元気だね」
「おめでとさん。今年もよろしくな」
ペリエが爽やかな笑みを浮かべ、ゼニスはいつものように咥え煙草の端を揺らしながら二人に歩み寄った。大きな手が二人の頭をわしわしと無造作に撫で回す。
「ゼニスさん、俺たちも今年でもう16ですよ? いつまでも子供扱いしないでくださいよ」
レティスが照れくさそうに首をすくめ、ゼニスの手に触れた。
「そうそう。ゼニスさんなんて、何回も俺に掘られてるんだからね!」
カシスが茶化すように言うと、ゼニスは「へいへい、わかってるよ」と苦笑しながら煙を吐き出した。
かつて、ゼニスとレティス、カシスがひょんなことからセフレの関係にあったことは、ペリエとゼニスが結ばれる際、三人の口から正直に打ち明けられた。
生真面目な元騎士団長のペリエにとって、当初その事実は小さくない衝撃だった。しかし、その後のセイルによる「異世界転移者」としての告白や、聖域で六人が激しく交わったあの狂乱の日を経て、ペリエの心境は変化していた。
あの場所――セイルの精液によって生み出された「聖域」は不思議な場所だ。魂が一つに溶け合うような陶酔感がありながら、己という個を失うことはない。
アッシュはセイルを、カシスはレティスを、そしてペリエはゼニスを、魂の番(つがい)として愛している。その根幹は揺るがない。
時にはパートナーを入れ替えて身体を重ねることもあるが、それはあくまであの聖域という特別な空間が許す、慈愛の延長線上にあるものだ。
はたから見れば、歪で奇妙な関係かもしれない。しかし、セイルという存在が放つ得も言われぬ魅力と、すべてを包み込むような人柄が、五人に「この場はこれで良い」と深く納得させてしまうのだ。
「待たせたね。あけましておめでとう、みんな」
ふわりと空間が歪み、セイルとアッシュが転移魔法で姿を現した。
セイルはピンクベージュのボブウルフを揺らし、ゆったりとしたラフな格好で微笑んでいる。すらりとした体躯からは、相変わらず無自覚な色気が溢れていた。
「おめでとう。今年もよしなにな」
アッシュもまた、セイルの隣で穏やかに微笑む。
「さあ、新年会を始めようか。四人とも最近聖域には来ていなかったからね。色々びっくりすると思うよ。…じゃあ皆、手を繋いで」
六人は互いに手を繋ぎ輪になる。セイルが瞳を閉じ魔方陣を展開すると、一行の景色が一変した。常初夏の聖域に転移である。
「うわ!なんだこりゃ!温泉がある」
ゼニスがヴィラに向かう桟橋の向かいに新しく作られた岩風呂温泉に目を見開く。
「ヴィラも少し変わってる。桟橋が奥に伸びて何か小屋みたいなのが有るよ?」
レティスが不思議そうに新しく出来た建物を見つめる。良く見ると手前に大きなベッドチェア2台と、梯子が併設されている。サンルーフと同じ様に湖に降りられる様だ。
「あれは『サウナ』っていうんだ。後で使い方は説明するけど、アッシュが特に気に入っちゃってね…」
「ああ、あれは素晴らしい。騎士団の訓練後にも欲しいくらいだ」
アッシュが腕組んで何度も頷く。
「アッシュ、サウナは川とテントと、焼き石を用意すれば、たとえば遠征中でも風呂の代わりになるよ。ここと一緒で、サウナで汗をかいたあと川に入っちゃえばいいんだ」
「むっ、成程…、今度軍法会議で提案してみよう。先ずはサウナと『ととのう』の説明からか…」
アッシュは顎に手を当て、真剣な顔でブツブツと独り言を始める。軍人らしい思考モードに入ってしまった様だ。
「さぁさぁ、みんなアッシュはほっといてヴィラに入って入って!パーティーの準備してあるよ!」
セイルが明るく声をかけると、一行は笑いながらヴィラのリビングキッチンへと足を進めた。テーブルには、セイルが用意した豪華な料理が並んでいる。異世界の「おせち」をアレンジした料理や、魔獣の肉を贅沢に使ったローストビーフ。そしてゼニスのために用意された、最高級の酒。
「よし、新年の一杯だ。乾杯しよう!」
ゼニスの音頭で、楽園の新年会が幕を開けた。
燦々と降り注ぐ太陽の下、キンキンに冷えた酒が喉を潤す。カシスとレティスははしゃぎながら料理を口に運び、ペリエは隣に座るゼニスの肩を抱き、満足そうに目を細めた。
宴が中盤に差し掛かった頃、セイルが悪戯っぽく微笑んで立ち上がった。
「さて、お腹も膨らんだところで、『サウナ』、みんなで試してみない?」
セイルの提案にアッシュが我先にと立ち上がる。サウナが余程気に入ったようだ。少々鼻息が荒い。
「セイル、俺も準備を手伝おう。早く皆にも『ととのう』を満喫させてやりたい」
「ふふ、ありがとうアッシュ。じゃあ、みんなは少ししたら全裸になってさっきの小屋まで来てね。手ぬぐいは用意しとくから」
セイルに促されるまま、ゼニス、ペリエ、レティス、カシスの四人は、ヴィラで服を脱ぎ捨て桟橋を渡った。
湖の上に張り出した木造の小屋からは、微かに木の焼ける芳ばしい香りが漂っている。それぞれ手ぬぐいを取り腰に巻くと扉を開ける。熱を帯びた空気がむわりと四人を包み込んだ。
「うおっ、熱いな……! でも、嫌な熱さじゃない」
ゼニスが目を細め、階段状になったベンチの最上段に腰を下ろす。
中では既に、セイルとアッシュが並んで座っていた。アッシュは彫刻のような肉体に玉の汗を浮かべ、既に恍惚とした表情を浮かべている。
「さあ、みんな座って。これから『ロウリュ』をやるよ」
セイルが手慣れた手つきで、熱せられた石にアロマ水を柄杓で振りかけた。
ジュワーッ!!という激しい蒸発音と共に、一気に体感温度が跳ね上がる。白樺の爽やかな香りが室内に充満した。
「あっつ! すげぇ、一気に汗が出てきた!」
カシスが驚きの声を上げ、隣のレティスの手を握る。
「本当だ……。でも、身体の芯まで解けていくみたい」
レティスの頬はみるみるうちに薔薇色に染まり、スリムな身体が汗で艶めかしく光り始めた。
「……ふぅ。これは、酒より効きそうだな」
ペリエが隣のゼニスの肩に腕を回し、その首筋に浮き出る汗を指でなぞる。
「……おい熱いな、触んじゃねぇよ」
ゼニスは毒づきながらも、熱気のせいで拒絶する気力もないのか、ペリエの体温を甘んじて受け入れていた。
十分ほど蒸された後、セイルが「そろそろ出ようか」と合図を出した。
「次は湖だ。一気に飛び込んで!」
「えっ、このまま!? 冷たくないのかよ!」
驚くゼニスを余所に、アッシュが迷いのない動きで外へ飛び出し、湖へとダイブした。
「……っ、……最高だ!!」
水面に顔を出した騎士団長の、これまでに見たことがないような子供じみた歓喜の表情に、残りの面々も意を決して続いた。
「ひゃああっ!!」
「冷た……、いや、気持ちいい……!」
火照った身体を冷たい湖水が引き締める。血管が収縮し、その後じわりと血液が全身を駆け巡る感覚。六人は水面に浮かび、青い空を見上げた。
最後は、桟橋に用意されたベッドチェアに身を横たえる「外気浴」だ。
「……あぁ、これか。アッシュさんが言ってた『ととのう』って……」
カシスが隣のレティスの指を絡めながら、力なく呟く。
視界が優しく揺らぎ、風が肌を撫でる感覚がこの上なく心地よい。
「……ゼニス」
ペリエが、隣で目を閉じているゼニスの手をそっと握りしめた。
「なんだよ……」
「お前とこうして新年を迎えられて、良かった」
「……柄じゃねぇよ。……まあ、俺も悪くねぇと思ってるけどな」
そんな二人の様子を、セイルは満足げに眺めていた。アッシュがセイルの腰を引き寄せ、耳元で囁く。
「セイル、最高の新年だ。……だが、身体が軽くなったら、別の欲が湧いてきた」
アッシュの逞しい腕が、セイルのスリムな腰を強く抱きしめる。セイルは妖艶な笑みを浮かべ、パートナーの首に腕を回した。
「ふふ、いいよ。みんな、寝室に移動しようか」
その言葉を合図に、静かだった聖域に、新たな熱が灯り始めた。新年を祝う「宴」の続きは、どうやらまだ始まったばかりのようだった。
聖域の寝室は、外の常夏の爽やかさとは対照的に、六人が放つ熱気と蜜の香りで満たされていった。サウナで血行が良くなった肌は、わずかな愛撫でも過敏に跳ね、快楽の伝播を早めていく。
「はぁ、っ……あ、カシス、セイル、さん……!」
レティスが声を上げた。カシスに後ろから抱きしめられ、首筋に吸い付かれながら、目の前ではセイルが優しく彼の太ももを撫で上げている。
セイルは妖艶な笑みを浮かべ、カシスの頭を抱き寄せると、そのまま彼ら二人の唇を重ねさせた。
「ふふ、仲良しだね。二人とも、サウナで磨かれた身体、もっと見せて?」
セイルの細くしなやかな指が、レティスとカシスの密接する隙間に割り込んでいく。経験豊富なセイルの愛撫に、15歳の二人は瞬く間に翻弄され、互いの身体を支え合うようにしてシーツに沈んだ。
その傍らでは、体格のいい男たちが激しく火花を散らしている。
「ゼニス、こっちを向け……っ」
ペリエがゼニスの腰を掴み、逞しい胸板を自身の背中に押し当てさせる。ゼニスは「くそ、強引だな……」と毒づきながらも、ペリエの碧眼に見つめられると、抗えない熱に浮かされたように顔を上向かせた。
そこへアッシュが、ペリエを後から抱き締める。
「…ペリエ、ゼニスを貫け。俺はお前を貫く…」
かつての同僚で、騎士寮も同室だった親友に耳元で囁かれ、ペリエの全身が震えた。
「ペリエ、こいつの反り、気持ち良いぜ…」
聖域で一度アッシュに貫かれた事があるゼニスが、アッシュと反対側の耳元に囁いた。サウナで極限まで高められたペリエの全身は、寝室の柔らかなシーツの上でさらに鋭敏に研ぎ澄まされていった。
「……っ、はあぁ……」
ペリエの喉が鳴る。背後からはアッシュの鉄壁のような胸板が迫り、前方ではゼニスが挑発的な笑みを浮かべて自分を誘っている。かつての騎士団長としての矜持は、聖域の熱とセイルが放つ芳醇な魔力の前に、快楽を求める一人の男としての本能へと塗り替えられていった。
アッシュがペリエの首筋に深く歯を立て、同時にその逞しい腕でペリエの腰をがっちりと固定する。
「……逃がさん。ペリエ、お前の熱をすべて俺に、そしてゼニスに注げ」
「ああ……っ、アッシュ……ッ!」
ペリエは促されるまま、目の前のゼニスの脚を割った。汗で濡れた肌が密着し、不快どころか吸い付くような快感に変わる。
「……ふ、いい顔……してんじゃねぇか……」
ゼニスが銀の鎖のような吐息を漏らし、ペリエの首に腕を回して引き寄せた。二人の唇が重なり、互いの舌が絡み合う。その背後から、アッシュの猛りがペリエの奥深くまで、慈悲もなく突き立てられた。
「あ……がっ! ぁあ、あぁぁああ!!」
内側から押し広げられる衝撃と、目の前の愛しい男と繋がる悦び。二重の快楽に翻弄され、ペリエの碧眼が潤み、視界が白く明滅する。
一方、セイルは、自身の足元に縋る二人の若者を慈しむように見下ろしていた。
「セイルさん……見て、レティスが、こんなに……」
カシスが、セイルの指先に弄ばれて震えるレティスの腰を抱き寄せる。サウナで血行が良くなったレティスの肌は、もはや淡いピンク色を通り越し、熟れた果実のように赤らんでいた。
「ふふ…レティス、可愛いね」
セイルはレティスの唇を奪いながら、レティスの脚を持ち上げて抱き締める。
カシスの眼の前に、セイルとレティスの後孔か晒される。あまりの淫靡な光景にカシスは息を飲んだ。
「カシス…、俺とレティスを交互に掘って…。挿れてない方は、指を挿れて掻き回して…」
セイルの蠱惑的な提案に、カシスの理性が音を立てて崩れ去った。
「っ……、セイルさん、そんなこと……!」
戸惑いながらも、カシスの視線はセイルの白皙の肌と、レティスの瑞々しい肢体が重なり合う光景に釘付けになる。サウナで「ととのった」後の身体は、驚くほど正直だった。
「ほら、カシス。俺を……、俺たちを、もっと熱くして」
セイルが誘うように腰をくねらせると、カシスは獣のような呻きを上げて食らいついた。まずはレティスの熱い窄まりへと自身を沈め、セイルの窄まりに指を忍ばせ弄る。その快楽に咽ぶレティスの唇をセイルが塞ぐ。三人の吐息が混ざり合い、誰のものともつかぬ甘い蜜がシーツを汚していった。
一方、アッシュ、ペリエ、ゼニスの組は、より猛々しく、力強い肉のぶつかり合いに没頭していた。
「ぁ、あ……っ! アッシュ、そこ……っ、深い、……っ!!」
ペリエの太い腿が痙攣し、ゼニスの背中に爪を立てる。
アッシュは容赦がなかった。一突きごとにペリエの最奥を抉り、その衝撃はペリエを介してゼニスへと伝わっていく。ゼニスはペリエの首筋に顔を埋め、溢れる涎をそのままに、恋人と、新たな親友を感じていた。
「ペリエ、お前の身体は……、騎士団にいた頃よりもずっと、官能に忠実になったな」
アッシュが低い声で囁き、ペリエの耳朶を強く噛む。
親友であり、かつての戦友という関係性が、この聖域では最高級の「スパイス」へと変貌する。
「うるさ……、ぁ、っ……! お前達が、そうさせたんだろ……ッ!」
ペリエが絶叫に近い声を上げると同時に、アッシュはゼニスごと彼を強く抱きしめる。
「…中に出すぞ、ペリエ」
「……っ、アッシュ……! ああ、出せ、全部……ッ!!」
ペリエの悲鳴のような懇願に応じるように、アッシュは猛々しい突きを数回、深く、重く叩きつけた。最奥の粘膜を貫く衝撃とともに、アッシュの熱い迸りがペリエの体内を埋め尽くしていく。
「は、ぁ……っ! ぁあぁ!!」
内側を焼くような熱量に当てられ、ペリエもまた、ゼニスの中に勢い良く果てた。
二人の重厚な快楽の余韻は、そのままゼニスの内壁を伝い、彼をさらなる絶頂へと突き落とす。
「うああっ!…俺もっ、俺も出るっ…!」
ゼニスが体を弓なりに反らせ、喉を鳴らして白濁を噴き上げた。
三人の屈強な肉体が重なり合い、汗と精液の匂いがサウナ上がりの清潔な肌を汚していく。アッシュはペリエの肩に顔を埋め、荒い呼吸を整えながら、その逞しい腕に力を込めた。
一方、セイル、レティス、カシスの三人は、若さゆえの荒削りな情熱と、セイルが導く熟練の官能が混ざり合い、密度の高い空間を作り上げていた。
「んっ、ふ……カシス、上手だね。そこ、すごく気持ちいい……」
セイルが、カシスの指の動きに、陶酔した声を漏らす。カシスは夢中だった。レティスを掘りながら、指でセイルの熱い粘膜を嬲る。
「カシス、カシス、セイルさんにも、挿れてあげて…。俺の中も、指で掻き回して…」
レティスの潤んだ瞳に見つめられ、カシスは喉を鳴らした。憧れの店長と、大好きな親友。二人の美しい肢体が目の前で絡み合い、自分を求めている。
「……ああっ、もう、頭の中めちゃくちゃだ……っ!」
カシスはレティスから自身の楔を引き抜くと、今度はセイルの、吸い付くような熱を帯びた窄まりへと迷わず突き立てた。
「っ……、ぁ、はぁ! カシス、……っ、いいよ、……っ」
セイルは背中を反らせ、ピンクベージュの髪を乱しながらカシスを受け入れる。その一方で、カシスの指がレティスの奥深くまで潜り込み、敏感な箇所を容赦なく抉った。
「あぁっ! あ、カシス……っ、そこ、……っ!」
レティスの細い身体が大きく跳ね、快楽の波に飲み込まれていく。セイルはレティスの顔を引き寄せ、耳元で甘く囁いた。
「レティス……気持ちいいね。カシスの熱、こんなに……伝わってくるよ……」
「セイル、さん……、あ、うあぁ……っ!」
「セイルさん、俺、もう…!」
「カシス、ダメだよ。最後はレティスの中に出してあげて…」
セイルの慈愛に満ちた、しかし抗いようのないほど淫靡な命令に、カシスは獣のような呻きを上げた。
「っ……、レティス、ごめん、っ……!」
「あ、いい……っ、カシス、お前の全部……ちょうだいッ!」
カシスはセイルの熱い中から自身の楔を引き抜くと、既に蜜でびしょ濡れになっているレティスの最奥へと再び力強く突き挿した。若さゆえの荒々しいピストンが、レティスとセイルの細い肢体を何度もシーツの上で跳ねさせる。
「あぁっ! あああぁ、カシス、カシスぅ!!」
「レティス!!」
最高潮に達したカシスが、レティスの体内深く、熱い迸りを何度も叩きつける。レティスもまた、内側を焼くような衝撃に白目を剥き、激しく身体を震わせて、セイルの白い胸筋を汚すように白濁を噴き上げた。
セイルはレティスを起こすと、カシスと共に抱き締めた。
「ふふ、二人とも、お疲れ様…」
「……セイルさんは、イかなくて、いいの…?」
息も絶え絶えに、レティスがセイルに訴えた。
「大丈夫だよ。俺はまた夜に、ね?」
セイルはレティスとカシスの額にキスをした。
その夜、レティスとカシスを自宅に送り届けたセイルは、残った3人と共に、新たな熱を解放した。
有永「明けましておめでとうございます。いつもありがとうございます。拙い文章ではありますが、今年もご愛読よろしくお願いします」
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