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1章 アンジェラス1は転生する
32部 最高の職場
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早朝、桜舞楼閣の宿泊代を払い入り口で老人ことフェリックスを桃色のワンピース型寝巻きで待つ。
荷物は大して多く無いどころか、金とお菓子に装飾品しかない。
因みに飲食店は昨日のうちに辞めてている。
「フェル、何時ぐらいに来ると思う?」
『8時ニハ、来ルト思ウガ。』
「なら、あと2時間くらいだね。」
5時半から、待ち続け今は丁度6時。
「……」
『……』
「……」
『……』
「…‥暇だね。」
早朝ということもあって、周りには誰も居ない。
いっそのこと、時間になるまで寝ていたいが流石に迎えに来る相手の前で寝るのは失礼だろう。
『……我ハ、寝テオル。』
「……裏切り者。」
こっちは寝るのを我慢しているのに、机の上で堂々と寝始めてしまったフェルリルに苛立ち、頬を抓る。
だが、眠りの深いフェルリルが起きる様子は全くなかった。
「はぁ……ほんとに暇すぎるよぉ~」
頬杖をつき、せっせと動き回る桜舞楼閣の従業員を眺めること数時間。
桜舞楼閣の前で、何かが止まる音がした。
暫く入り口の扉を眺めていると、ゆっくり開かれた。
そして、中をじっくりと眺めた後に私と目が合う。
「貴方が、フェリックス様が目をつけられた御方ですか?」
「目をつけたかどうかは知らないけど……まぁ、昨日入隊の事は言われたかな。」
「そうですか……」
男はニコリと笑い、手を差し伸べてくる。
「私は、驃騎将軍三公格大将リアストス・ミリアと申します。」
驃騎将軍三公格大将といえば、軍服の最高位である大将軍の次にくらいに高い役職だったはずだ。
「私は……」
自己紹介が出来ない事に今更気付く。
アンジェラス1という名前を教えるわけにもいかない為、偽名を使う他ないだろうが、いまいち思い浮かばない。
「あ、後で教えるよ。まだフェリックスにも名乗ってないからね。」
取り敢えず逃げる事にした。
失礼な奴だと思われるかもしれないが、致し方ない。
「確かにそうですね、失礼しました。」
金髪に碧眼のいかにも王子様系なイケメンは、爽やかに笑う。
「それでは、フェリックス様の代わりに迎えに来ましたので早速馬車に乗りましょう。ところで、お荷物は……?」
辺りを見渡すリアストスに、机のお金とお菓子と装飾品を指差す。
「失礼ながら、それだけですか?」
「うん。」
「そ、そうですか……」
何やら驚いた様子で、こちらを見てくるリアストスを不思議に思いながらも、フェンリルを腕に抱いて馬車に乗り、二人と一匹が揺られる。
「ーーお嬢様とお呼びしても宜しいですか?。」
「良いよ。」
「では、つかぬことをお聞きしますがお嬢様は何処かの良家の方ですか?」
いきなり出身のことを聞かれ、回答に困り思わず眉間に皺がよる。
「あ、いえ、別に答えたくないなら良いんです。失礼しました。」
「別に良いけど……なんで、そんなこと知りたがるの?」
「単純な理由ですよ。貴方がとても美しかったので、大切に育てられたのだろうと思いまして。」
「そっか、ありがとう。」
世界の意志様に作られた容姿を褒められたのは、素直に嬉しい。
「でも、私は平民に過ぎないよ。それに私が世界の誰よりも美しいのは必然的な事だしね。」
少し胸を張って言えば、なぜか笑われた。
事実を言っただけなのに。
「たしかに、その美しさは誰も敵いませんね。」
「当たり前だよ。」
ニコニコと何が面白いのか、肩を震わせているリアストスに首を傾げていると、いつの間にか目的地に到着した様だった。
「どうやら、着いたみたいですね。」
「そうだね。」
先に馬車からリアストスが降り、その手を借りながら降りる。
「わぁ…お城みたい……」
桜舞楼閣とは比べ物にならないほどに大きい。
「王城ですからね。」
暫く見惚れていると、そっと背を押され、門番へ一言入れて中へ入る。
「あ、リックお爺ちゃんだ。」
城の前で、白髪の老人が目に入りリアストスを置いて走っていく。
「おぉ、昨日ぶりじゃな。」
にこやかに笑いかけてくるフェリックスに、私も笑い返す。
「うん、昨日ぶりだね。あと、貴方のことリックお爺ちゃんって呼んでも良い?」
フェリックスって長いから、言いにくいのだ。
「構わんよ。」
「うん、ありがとう。」
今、この軍部で私の味方になってくれ、尚且つ信頼できるのはフェリックスだけだ。
できるだけ距離を詰めていた方が、得策だろう。
「ワシのことは、爺だと思ってくれて良いぞい。」
「じゃあ、そうさせて貰うね。」
その言葉が良心なのか、それとも私と同じ様に打算的な意味を持っているのかは分からない。でも、私の実力を知っているフェリックスがそう簡単には裏切ることはないだろう。
「御二方は、仲がとても宜しいですね。」
「……何か文句ある?」
少し棘のある言い方の様に思えた。
「いえ、文句などは有りませんよ。」
邪険な気配は感じられないが、こういう言い方をする貴族を私を知っている。
にこやかに笑っている仮面の下で、何を考えているのか分からないのだ。
「こら、お嬢さん。さっきの言葉は嫌味ではないぞい。」
「でも、貴族はみんな仲良くしてると言う時は、にこやかに悪意を持って話しかけてくるよ?」
「確かにそうかも知れんが……ワシがそんな部下を態々送ると思うかの?」
「それは……」
確かに、私を取り込みたいフェリックスが悪意のある部下を送るとは思えない。少し考えが足りなかった様だ。
「そっか……ごめんね、誤解して。」
「誤解が解けたなら良かったです。貴族を警戒するのは大事なことですので、そんなに落ち込まないでください。」
「うん、ありがとう。」
すかさずフォローもしてくれるリアストスは、紳士だなと思う。
魔王と勇者がいる世界だったら、勇者か魔法剣士に選ばれていたかもしれない。
「ところで、何処に向かってるの?」
メイド達とすれ違いながら、王城の廊下を歩く。
「ワシの執務室じゃ。色々と説明したいことがあっての。」
「客室じゃないんだね。」
「敵が多いからのぅ。」
敵というのは、反勢力派の貴族のことだろう。
本当に威張り散らすだけの貴族は、どの国、世界でも発展を妨げる邪魔な存在でしかない。
「ーーと、着いたぞい。」
通された執務室は、すみれの匂いがした。
リラックスできる匂いで、書類仕事でよく香る墨と花の匂いが混合して変な匂いになりがちだが、この香りは丁度良く組み合わさっていて苦にならない。
「良い匂いだね……」
「ほっほっ、そう言ってもらえると嬉しいぞい。」
軽く笑いながら、フェリックス自ら3人分の紅茶を入れてくれる。
そして、フェリックスが腰掛けた後に本題へと入る。
「まず、お嬢さんの名前から聞いても良いかの?」
「……」
何と名乗ろうか。アンジェラス1と名乗っても良いのだろうか?
頭の上にいるフェンリルは、何も言わないから役に立たない。
「あ、アンジュ。」
取り敢えず天使という意味を持つ名前にする事にした。アンジェラス1という役職名にも比較的近い。
「アンジュか、良い名前じゃな。」
「そう言ってもらえると嬉しいかな。」
「では、アンジュ。早速本題に入るが其方の役職は大将軍じゃ。」
「え…でもリックお爺ちゃんは大将軍なんじゃ……」
「ワシもそろそろ年なのでな。近々引退しようと思っていたのじゃ。」
「でも、貴方がいなくなったら私は後ろ盾がないから皇帝に首にされたら終わりだよ?」
まだ、この世界に来て間もないから、何をして良くて、何がダメなのかいまいち判断がつかない。
だから、失敗した時に後ろ盾がなければ話にならないだろう。
「それならば問題ない。ワシの家は皇室と同等の権力を持っておるからな。其方が何をしようと首にされることはない。」
「そうなんだ……」
やっぱり、人間もとい獣人社会で権力に勝てるものはないのか。
「でも、大将軍になったら戦争に参加しないといけなくなるでしょ?私、出たくないんだけど……」
「戦争には基本的に三公格が出る様になっておる。大将軍は皇帝を守る事が主な仕事での。大体は作戦を立てる事しかせん。」
「そっか。」
案外、楽な役職かもしれない。
「じゃが、ひとつ危惧する事は書類仕事の量じゃの。」
「それなら大丈夫だよ。私は頭も良くて強いから。」
「なら、問題ないの。」
「うん、全然大丈夫だよ。」
大きな金と権力が貰えて、尚且つ権力で揉み消して好き放題しても良いなんて、これ程までに最高な仕事場なんて、他にないのではないだろうか。
「ーーあの、少し宜しいでしょうか?」
今まで空気と化していたリアストスが恐縮した様に話に入ってきた。
荷物は大して多く無いどころか、金とお菓子に装飾品しかない。
因みに飲食店は昨日のうちに辞めてている。
「フェル、何時ぐらいに来ると思う?」
『8時ニハ、来ルト思ウガ。』
「なら、あと2時間くらいだね。」
5時半から、待ち続け今は丁度6時。
「……」
『……』
「……」
『……』
「…‥暇だね。」
早朝ということもあって、周りには誰も居ない。
いっそのこと、時間になるまで寝ていたいが流石に迎えに来る相手の前で寝るのは失礼だろう。
『……我ハ、寝テオル。』
「……裏切り者。」
こっちは寝るのを我慢しているのに、机の上で堂々と寝始めてしまったフェルリルに苛立ち、頬を抓る。
だが、眠りの深いフェルリルが起きる様子は全くなかった。
「はぁ……ほんとに暇すぎるよぉ~」
頬杖をつき、せっせと動き回る桜舞楼閣の従業員を眺めること数時間。
桜舞楼閣の前で、何かが止まる音がした。
暫く入り口の扉を眺めていると、ゆっくり開かれた。
そして、中をじっくりと眺めた後に私と目が合う。
「貴方が、フェリックス様が目をつけられた御方ですか?」
「目をつけたかどうかは知らないけど……まぁ、昨日入隊の事は言われたかな。」
「そうですか……」
男はニコリと笑い、手を差し伸べてくる。
「私は、驃騎将軍三公格大将リアストス・ミリアと申します。」
驃騎将軍三公格大将といえば、軍服の最高位である大将軍の次にくらいに高い役職だったはずだ。
「私は……」
自己紹介が出来ない事に今更気付く。
アンジェラス1という名前を教えるわけにもいかない為、偽名を使う他ないだろうが、いまいち思い浮かばない。
「あ、後で教えるよ。まだフェリックスにも名乗ってないからね。」
取り敢えず逃げる事にした。
失礼な奴だと思われるかもしれないが、致し方ない。
「確かにそうですね、失礼しました。」
金髪に碧眼のいかにも王子様系なイケメンは、爽やかに笑う。
「それでは、フェリックス様の代わりに迎えに来ましたので早速馬車に乗りましょう。ところで、お荷物は……?」
辺りを見渡すリアストスに、机のお金とお菓子と装飾品を指差す。
「失礼ながら、それだけですか?」
「うん。」
「そ、そうですか……」
何やら驚いた様子で、こちらを見てくるリアストスを不思議に思いながらも、フェンリルを腕に抱いて馬車に乗り、二人と一匹が揺られる。
「ーーお嬢様とお呼びしても宜しいですか?。」
「良いよ。」
「では、つかぬことをお聞きしますがお嬢様は何処かの良家の方ですか?」
いきなり出身のことを聞かれ、回答に困り思わず眉間に皺がよる。
「あ、いえ、別に答えたくないなら良いんです。失礼しました。」
「別に良いけど……なんで、そんなこと知りたがるの?」
「単純な理由ですよ。貴方がとても美しかったので、大切に育てられたのだろうと思いまして。」
「そっか、ありがとう。」
世界の意志様に作られた容姿を褒められたのは、素直に嬉しい。
「でも、私は平民に過ぎないよ。それに私が世界の誰よりも美しいのは必然的な事だしね。」
少し胸を張って言えば、なぜか笑われた。
事実を言っただけなのに。
「たしかに、その美しさは誰も敵いませんね。」
「当たり前だよ。」
ニコニコと何が面白いのか、肩を震わせているリアストスに首を傾げていると、いつの間にか目的地に到着した様だった。
「どうやら、着いたみたいですね。」
「そうだね。」
先に馬車からリアストスが降り、その手を借りながら降りる。
「わぁ…お城みたい……」
桜舞楼閣とは比べ物にならないほどに大きい。
「王城ですからね。」
暫く見惚れていると、そっと背を押され、門番へ一言入れて中へ入る。
「あ、リックお爺ちゃんだ。」
城の前で、白髪の老人が目に入りリアストスを置いて走っていく。
「おぉ、昨日ぶりじゃな。」
にこやかに笑いかけてくるフェリックスに、私も笑い返す。
「うん、昨日ぶりだね。あと、貴方のことリックお爺ちゃんって呼んでも良い?」
フェリックスって長いから、言いにくいのだ。
「構わんよ。」
「うん、ありがとう。」
今、この軍部で私の味方になってくれ、尚且つ信頼できるのはフェリックスだけだ。
できるだけ距離を詰めていた方が、得策だろう。
「ワシのことは、爺だと思ってくれて良いぞい。」
「じゃあ、そうさせて貰うね。」
その言葉が良心なのか、それとも私と同じ様に打算的な意味を持っているのかは分からない。でも、私の実力を知っているフェリックスがそう簡単には裏切ることはないだろう。
「御二方は、仲がとても宜しいですね。」
「……何か文句ある?」
少し棘のある言い方の様に思えた。
「いえ、文句などは有りませんよ。」
邪険な気配は感じられないが、こういう言い方をする貴族を私を知っている。
にこやかに笑っている仮面の下で、何を考えているのか分からないのだ。
「こら、お嬢さん。さっきの言葉は嫌味ではないぞい。」
「でも、貴族はみんな仲良くしてると言う時は、にこやかに悪意を持って話しかけてくるよ?」
「確かにそうかも知れんが……ワシがそんな部下を態々送ると思うかの?」
「それは……」
確かに、私を取り込みたいフェリックスが悪意のある部下を送るとは思えない。少し考えが足りなかった様だ。
「そっか……ごめんね、誤解して。」
「誤解が解けたなら良かったです。貴族を警戒するのは大事なことですので、そんなに落ち込まないでください。」
「うん、ありがとう。」
すかさずフォローもしてくれるリアストスは、紳士だなと思う。
魔王と勇者がいる世界だったら、勇者か魔法剣士に選ばれていたかもしれない。
「ところで、何処に向かってるの?」
メイド達とすれ違いながら、王城の廊下を歩く。
「ワシの執務室じゃ。色々と説明したいことがあっての。」
「客室じゃないんだね。」
「敵が多いからのぅ。」
敵というのは、反勢力派の貴族のことだろう。
本当に威張り散らすだけの貴族は、どの国、世界でも発展を妨げる邪魔な存在でしかない。
「ーーと、着いたぞい。」
通された執務室は、すみれの匂いがした。
リラックスできる匂いで、書類仕事でよく香る墨と花の匂いが混合して変な匂いになりがちだが、この香りは丁度良く組み合わさっていて苦にならない。
「良い匂いだね……」
「ほっほっ、そう言ってもらえると嬉しいぞい。」
軽く笑いながら、フェリックス自ら3人分の紅茶を入れてくれる。
そして、フェリックスが腰掛けた後に本題へと入る。
「まず、お嬢さんの名前から聞いても良いかの?」
「……」
何と名乗ろうか。アンジェラス1と名乗っても良いのだろうか?
頭の上にいるフェンリルは、何も言わないから役に立たない。
「あ、アンジュ。」
取り敢えず天使という意味を持つ名前にする事にした。アンジェラス1という役職名にも比較的近い。
「アンジュか、良い名前じゃな。」
「そう言ってもらえると嬉しいかな。」
「では、アンジュ。早速本題に入るが其方の役職は大将軍じゃ。」
「え…でもリックお爺ちゃんは大将軍なんじゃ……」
「ワシもそろそろ年なのでな。近々引退しようと思っていたのじゃ。」
「でも、貴方がいなくなったら私は後ろ盾がないから皇帝に首にされたら終わりだよ?」
まだ、この世界に来て間もないから、何をして良くて、何がダメなのかいまいち判断がつかない。
だから、失敗した時に後ろ盾がなければ話にならないだろう。
「それならば問題ない。ワシの家は皇室と同等の権力を持っておるからな。其方が何をしようと首にされることはない。」
「そうなんだ……」
やっぱり、人間もとい獣人社会で権力に勝てるものはないのか。
「でも、大将軍になったら戦争に参加しないといけなくなるでしょ?私、出たくないんだけど……」
「戦争には基本的に三公格が出る様になっておる。大将軍は皇帝を守る事が主な仕事での。大体は作戦を立てる事しかせん。」
「そっか。」
案外、楽な役職かもしれない。
「じゃが、ひとつ危惧する事は書類仕事の量じゃの。」
「それなら大丈夫だよ。私は頭も良くて強いから。」
「なら、問題ないの。」
「うん、全然大丈夫だよ。」
大きな金と権力が貰えて、尚且つ権力で揉み消して好き放題しても良いなんて、これ程までに最高な仕事場なんて、他にないのではないだろうか。
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