36 / 61
1章 アンジェラス1は転生する
35話 童心に返る
しおりを挟む
今日は、フェリックスとリアトリス、私の3人、そして一匹で、ティーパーティーを開いていた。
「このケーキ美味しいね。」
フェンリルと一緒に、口いっぱいに詰め込んで食べる。
「喉に詰まらせんようにの。」
「甘い物が、本当にお好きなんですね。」
「うん、とっても大好き!」
軍部では、甘いものなんて食べる暇がない。
弁当も、料理人がこっそり用意してくれているけれど、皇族や貴族達に振る舞う物の残り物で、甘いものなど何一つとしてない。
「最近、アードリアとカイエンが苛立っているようじゃが、何かあったのか?」
「うーん……よく喧嘩売りに来てるから買ってあげてるだけだよ。多分、最近何か嫌なことでもあったんじゃないかな?それを私で解決しようとしているんだろうし。」
「ふむ……」
何やら考え込んでしまった二人に、ケーキを食べながら首を傾げる。
「でもね、そろそろ私もちゃんと反撃を考えてるんだよね。やられっぱなしは性に合わないからさ。」
アンジェラスとして、馬鹿な事をしている者を見ると、正すべきだと本能が語りかけてくるのだ。
「出会った以上は、真っ当な人になってもらわなくちゃ困るよ。」
そして、その様子を見てどのように人が変わっていくのかを観察する。
獣人を知るには、ソレも大切な事だろうから。
「まぁ、貴方達に迷惑はかけないから安心してよ。」
ニコリと微笑めば、何故か曖昧な笑みが返ってきた。
フェンリルもそうだが、みんな私のやることなす事に、微妙な反応をするのは何故なのだろうか?
よく理解できないから、もっと人の感情について理解するべきだと改めて思った。
***
大将軍になったからには、兵士の教育もしなければならない。
魔法や剣術、反応速度など本当に教えるべき事は、色々ある。
そう、色々あるのだ。
「本当に、色々ありすぎるんだけどねぇ……」
兵士のやる気が全くないのだ。
一応、訓練場には集まるのだが、剣の打ち合いを命じると、気怠そうに目を擦ったり、ふにゃふにゃ体を揺らしたり、しまいには剣を構えない者まで居るのだ。
「はぁ……」
もう、溜め息しか出てこない。
本来ならば、参加するべきアードリアもカイエンも姿を全く現さない。
せめて、上司なのだから現せよと思うが一度迎えに行くと、門番が通してくれず手の打ちようがなかった。
この国は、それなりに獣人族の中でも強いと聞いているが、こんな現状でよく滅ばないなと思わずには居られない。
エルフは、国がいくつも分かれていないため協力して生きているが獣人の場合は歪み合い、殺し合って人間と似たような事をしている。
「早くお金貯めて、軍部辞めたいよ……」
訓練場の壁に凭れ掛かり、ボソッと呟く。
胸から顔を出しているフェンリルは、無言でやる気のない兵士達を眺めている。
フェリックスは、こんな言う事を聞かない兵士達をどうやって、まとめあげていたのだろう。
それとも、まだ男女格差社会である為に男だからと言う理由だけで、誰もが従っていたのだろうか?
そんな考えが脳裏をよぎるが、案外否定できない。その証拠にカイエンの女に対する見下し方が、物凄く酷いのだ。
「あー、真面目に対策を取らなきゃ……」
兵士達がやる気を出す方法。
人間に似ている獣人なら、何か方法があるはずだ。
人間は金、権力にがめつい。
そして、金を手に入れるためには知恵がいる。けれど、権力については知恵だけでは足りない。皇室に認められるには、相当の知恵が必要だ。少なくともこの兵士に志願した者達に、そんな頭脳があるとは思えない。
ならば、実力での仕上がるか家の力でのしあがろうとしている者が大半だ。
そうなれば、青少年やベテランが集まった未熟な兵士達が、喜ぶもの。何より、男ならば幼少期に憧れ目指し、現実を目にして諦めるもの。
それを刺激すればいいのでは、無いだろうか?
「つまり、童心を思い出すように仕向ければいいんだ……」
やっと、結論に辿り着き自然と口元に笑みが浮かぶ。
「フェンリル、この兵士達を強くする方法、見つけたよ。」
『ソウカ。』
小首を傾げたフェンリルは、胸の奥に入り込み完全に見えなくなると兵士たちの元へ歩き出す。
そして、声高々に告げた。
「聞け!兵士ども!!」
女の身長は、やはり男と違って低く威厳が足りない。
ならば、堂々と厳かな態度で告げるまでだ。
「私は大将軍だ!今から、お前達を打ちのめす!全力でかかってこい!!」
気だるげな兵士達の態度は何も変わらない。けれど、そんなことは分かっている。だから、言葉巧みに挑発するのだ。
「まさかとは思うが、男のくせしてビビってるとは無いよね?女にビビるとか超かっこ悪いよ?」
ニヤリと笑えば、兵士の目つきが変わる。
青筋が浮かんでいる者や、顔を真っ赤にしている者、無表情でよく分からない者。
其々表情は違うものの、先ほどの言葉に易々と乗ったに違いない。
もし、乗っていないのであれば、その兵士は実力はともあれ兵士としての心根はしっかり持っていることになるだろう。
「まぁ、この中には居ないみたいだけど。」
そう呟いたと同時に、兵士共が一斉に襲いかかってきた。
魔法を使わずに斬り掛かる兵士もいれば、身体強化をしているもの、遠距離から魔術師みたいに魔法を放つ者と本当に様々だ。
兵士なだけあって、それなりに剣は使いこなせているようだが、それでも私からするとまだ足りない。スピードも威力も何にも足りない。
弱すぎて、遊び相手にもならないのだ。
「遊び相手どころか準備運動にもならないよ。」
直立な感想を、口に出せば斬り掛かってくる兵士に聞こえていたのだろう。
鬼のような形相で、一心不乱に力任せで剣を振るうようになってしまった。
「もう、ここまでにしようかな。」
全体を見渡す限り、遠距離から魔法を放つ者、斬り掛かる者以外誰もいない。
やっぱり、兵士としての心根を持っている者はいなかった様だ。
「じゃあ、終わらせるよ。」
今まで防御に徹していた剣を両手で握り、身体強化を足に集中させ、高速で峰打ちで終わらせてゆく。
一発で綺麗に入り、バタバタと順番に倒れていく。
そして、最後に残るのは数人の魔術師まがいの兵士達。
「貴方達は、兵士のくせに剣を握らないんだね。」
「「「っ……」」」
「責めてるわけじゃないよ。人には得意な事も不得意なこともあるから。魔術に優れていたとしても剣を握りたいから、魔法剣士にたりたいから、この兵士になったんだろうしね。」
そういえば、兵士達は唇をかみしめていた。
やはり、私の憶測は当たっていたようだ。
「もし、私について来てくれるなら魔法剣士にしてあげるよ?貴方達が憧れたであろう魔法剣士に。」
ニコリと笑えば、兵士達は目を見開き顔を見合わせだした。
「選択は貴方達次第だよ。あ、因みにそこに倒れている人たちにも、同じような事を伝えておいてね。明日に答えを出してもらうから。もちろん、みんなが納得するように話し合ってね。」
兵士達からの返事はない。
けれど、彼らは倒れている者達を必死に説得するだろう。
童心を取り戻すと、面倒なくらい目標に向かって進みたいと思うから。
「このケーキ美味しいね。」
フェンリルと一緒に、口いっぱいに詰め込んで食べる。
「喉に詰まらせんようにの。」
「甘い物が、本当にお好きなんですね。」
「うん、とっても大好き!」
軍部では、甘いものなんて食べる暇がない。
弁当も、料理人がこっそり用意してくれているけれど、皇族や貴族達に振る舞う物の残り物で、甘いものなど何一つとしてない。
「最近、アードリアとカイエンが苛立っているようじゃが、何かあったのか?」
「うーん……よく喧嘩売りに来てるから買ってあげてるだけだよ。多分、最近何か嫌なことでもあったんじゃないかな?それを私で解決しようとしているんだろうし。」
「ふむ……」
何やら考え込んでしまった二人に、ケーキを食べながら首を傾げる。
「でもね、そろそろ私もちゃんと反撃を考えてるんだよね。やられっぱなしは性に合わないからさ。」
アンジェラスとして、馬鹿な事をしている者を見ると、正すべきだと本能が語りかけてくるのだ。
「出会った以上は、真っ当な人になってもらわなくちゃ困るよ。」
そして、その様子を見てどのように人が変わっていくのかを観察する。
獣人を知るには、ソレも大切な事だろうから。
「まぁ、貴方達に迷惑はかけないから安心してよ。」
ニコリと微笑めば、何故か曖昧な笑みが返ってきた。
フェンリルもそうだが、みんな私のやることなす事に、微妙な反応をするのは何故なのだろうか?
よく理解できないから、もっと人の感情について理解するべきだと改めて思った。
***
大将軍になったからには、兵士の教育もしなければならない。
魔法や剣術、反応速度など本当に教えるべき事は、色々ある。
そう、色々あるのだ。
「本当に、色々ありすぎるんだけどねぇ……」
兵士のやる気が全くないのだ。
一応、訓練場には集まるのだが、剣の打ち合いを命じると、気怠そうに目を擦ったり、ふにゃふにゃ体を揺らしたり、しまいには剣を構えない者まで居るのだ。
「はぁ……」
もう、溜め息しか出てこない。
本来ならば、参加するべきアードリアもカイエンも姿を全く現さない。
せめて、上司なのだから現せよと思うが一度迎えに行くと、門番が通してくれず手の打ちようがなかった。
この国は、それなりに獣人族の中でも強いと聞いているが、こんな現状でよく滅ばないなと思わずには居られない。
エルフは、国がいくつも分かれていないため協力して生きているが獣人の場合は歪み合い、殺し合って人間と似たような事をしている。
「早くお金貯めて、軍部辞めたいよ……」
訓練場の壁に凭れ掛かり、ボソッと呟く。
胸から顔を出しているフェンリルは、無言でやる気のない兵士達を眺めている。
フェリックスは、こんな言う事を聞かない兵士達をどうやって、まとめあげていたのだろう。
それとも、まだ男女格差社会である為に男だからと言う理由だけで、誰もが従っていたのだろうか?
そんな考えが脳裏をよぎるが、案外否定できない。その証拠にカイエンの女に対する見下し方が、物凄く酷いのだ。
「あー、真面目に対策を取らなきゃ……」
兵士達がやる気を出す方法。
人間に似ている獣人なら、何か方法があるはずだ。
人間は金、権力にがめつい。
そして、金を手に入れるためには知恵がいる。けれど、権力については知恵だけでは足りない。皇室に認められるには、相当の知恵が必要だ。少なくともこの兵士に志願した者達に、そんな頭脳があるとは思えない。
ならば、実力での仕上がるか家の力でのしあがろうとしている者が大半だ。
そうなれば、青少年やベテランが集まった未熟な兵士達が、喜ぶもの。何より、男ならば幼少期に憧れ目指し、現実を目にして諦めるもの。
それを刺激すればいいのでは、無いだろうか?
「つまり、童心を思い出すように仕向ければいいんだ……」
やっと、結論に辿り着き自然と口元に笑みが浮かぶ。
「フェンリル、この兵士達を強くする方法、見つけたよ。」
『ソウカ。』
小首を傾げたフェンリルは、胸の奥に入り込み完全に見えなくなると兵士たちの元へ歩き出す。
そして、声高々に告げた。
「聞け!兵士ども!!」
女の身長は、やはり男と違って低く威厳が足りない。
ならば、堂々と厳かな態度で告げるまでだ。
「私は大将軍だ!今から、お前達を打ちのめす!全力でかかってこい!!」
気だるげな兵士達の態度は何も変わらない。けれど、そんなことは分かっている。だから、言葉巧みに挑発するのだ。
「まさかとは思うが、男のくせしてビビってるとは無いよね?女にビビるとか超かっこ悪いよ?」
ニヤリと笑えば、兵士の目つきが変わる。
青筋が浮かんでいる者や、顔を真っ赤にしている者、無表情でよく分からない者。
其々表情は違うものの、先ほどの言葉に易々と乗ったに違いない。
もし、乗っていないのであれば、その兵士は実力はともあれ兵士としての心根はしっかり持っていることになるだろう。
「まぁ、この中には居ないみたいだけど。」
そう呟いたと同時に、兵士共が一斉に襲いかかってきた。
魔法を使わずに斬り掛かる兵士もいれば、身体強化をしているもの、遠距離から魔術師みたいに魔法を放つ者と本当に様々だ。
兵士なだけあって、それなりに剣は使いこなせているようだが、それでも私からするとまだ足りない。スピードも威力も何にも足りない。
弱すぎて、遊び相手にもならないのだ。
「遊び相手どころか準備運動にもならないよ。」
直立な感想を、口に出せば斬り掛かってくる兵士に聞こえていたのだろう。
鬼のような形相で、一心不乱に力任せで剣を振るうようになってしまった。
「もう、ここまでにしようかな。」
全体を見渡す限り、遠距離から魔法を放つ者、斬り掛かる者以外誰もいない。
やっぱり、兵士としての心根を持っている者はいなかった様だ。
「じゃあ、終わらせるよ。」
今まで防御に徹していた剣を両手で握り、身体強化を足に集中させ、高速で峰打ちで終わらせてゆく。
一発で綺麗に入り、バタバタと順番に倒れていく。
そして、最後に残るのは数人の魔術師まがいの兵士達。
「貴方達は、兵士のくせに剣を握らないんだね。」
「「「っ……」」」
「責めてるわけじゃないよ。人には得意な事も不得意なこともあるから。魔術に優れていたとしても剣を握りたいから、魔法剣士にたりたいから、この兵士になったんだろうしね。」
そういえば、兵士達は唇をかみしめていた。
やはり、私の憶測は当たっていたようだ。
「もし、私について来てくれるなら魔法剣士にしてあげるよ?貴方達が憧れたであろう魔法剣士に。」
ニコリと笑えば、兵士達は目を見開き顔を見合わせだした。
「選択は貴方達次第だよ。あ、因みにそこに倒れている人たちにも、同じような事を伝えておいてね。明日に答えを出してもらうから。もちろん、みんなが納得するように話し合ってね。」
兵士達からの返事はない。
けれど、彼らは倒れている者達を必死に説得するだろう。
童心を取り戻すと、面倒なくらい目標に向かって進みたいと思うから。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
拾った年上侯爵が甘え上手すぎて、よしよししてたら婚約することになりました
星乃和花
恋愛
⭐︎火木土21:00更新ー本編8話・後日談8話⭐︎
王都の市場で花屋をしているリナは、ある朝――
路地裏で倒れている“美形の年上男性”を拾ってしまう。
熱で弱っているだけ……のはずが、彼はなぜか距離が近い。
「行かないで」「撫でて」「君がいると回復する」
甘えが上手すぎるうえに、褒め方までずるい。
よしよし看病してあげていたら、いつの間にか毎日市場に現れるようになり、
気づけば花屋は貴族の面会所(?)になっていて――
しかも彼の正体は、王都を支える侯爵家の当主だった!?
「君は国のために必要だ(※僕が倒れるから)」
年上当主の“甘え策略”に、花屋の心臓は今日ももたない。
ほのぼの王都日常コメディ×甘やかし捕獲ラブ、開幕です。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
社会の底辺に落ちたオレが、国王に転生した異世界で、経済の知識を活かして富国強兵する、冒険コメディ
のらねこま(駒田 朗)
ファンタジー
リーマンショックで会社が倒産し、コンビニのバイトでなんとか今まで生きながらえてきた俺。いつものように眠りについた俺が目覚めた場所は異世界だった。俺は中世時代の若き国王アルフレッドとして目が覚めたのだ。ここは斜陽国家のアルカナ王国。産業は衰退し、国家財政は火の車。国外では敵対国家による侵略の危機にさらされ、国内では政権転覆を企む貴族から命を狙われる。
目覚めてすぐに俺の目の前に現れたのは、金髪美少女の妹姫キャサリン。天使のような姿に反して、実はとんでもなく騒がしいS属性の妹だった。やがて脳筋女戦士のレイラ、エルフ、すけべなドワーフも登場。そんな連中とバカ騒ぎしつつも、俺は魔法を習得し、内政を立て直し、徐々に無双国家への道を突き進むのだった。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる