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2章 アンジェラス1は軍部で活躍します
49話 パーティー前日
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ーーー獣人について学んだ事ーーー
意外と、アンジェラス1 と共通している点が多い。
仲間思いで、私も勇気づけられた。
世界の意志様だけが全てじゃない。
弱いけど、見下す様な存在じゃない
心は強い
***
『マダ日記ヲツケテタノカ。』
「うん、忘れないように。」
『世界ノ意志様ハ、学ベト言ワナカッタノダカラ、必要ナイダロウ。』
「確かにそうだけど……今回あった事で私が知りたいと思ったの。なんで、人はこんなにも温かいのか。汚い感情ばっかりなのに、温かいから不思議なの。」
ノートを引き出しの中に入れる。
そして、朝食を運んでくれる寮母に礼を言い、目玉焼きとトーストに牛乳を飲む。
「うん、今日も美味しい朝ごはんだったね。」
腹八分で、ちょうど良い分量だ。
そして、軍部の自由室ーーーーーではなく、城下の衣装店へ足を運んだ。
最近流行りの衣装店だとフェリックスから聞いている。たった一日で最高のドレスをオーダーメイドで作り上げてくれるらしい。
今夜開かれる模擬戦のパーティーで着ていくドレスを一着も持っていなかった為、今日急いで見繕ってもらうのだ。
「いらっしゃいませ。」
「なんでも良いから、今夜開かれるドレスを用意して欲しいの。」
そう言えば、ハッとした顔で店員が奥に入っていった。
そして、アーデリアと違って真っ赤なドレスでも、気品のある女性が現れた。
「こんにちは。フェリックス様から伺っておりますわ。」
この女性は、店のオーナーで名をユリアという。
「そう。なら話は早いね。」
「えぇ、あとは確認と寸法を取るだけですわ。」
ニコリと綺麗な笑みを浮かべている。
真っ赤な口紅に、金のピアスをつけた派手に見える装飾品も彼女がつけると何故か、上品にしか見えないのだから不思議なものだ。
「さ、奥へ入りましょうか。」
客室へ通され、早速用意されたドレスのリストを見せられる。
「こちらですわ。」
「きれい……」
第一声が、心なしに出てしまうほどには綺麗なドレスだった。
「ふふ、そう言っていただけると嬉しいですわ。」
青を基準としたドレスで、全体的にいうと質素な印象がある作りだった。
装飾品は最低限の体のラインに沿ったマーメイド型のドレス。
フリルは下の方にあるくらいで腰から上は一輪のバラがあるのみ。
光に反射してキラキラ光る生地が胸から下には使われており、肩や腕は丸見えである。
そして、下にいくにつれて濃い青から紺色へと変わっていく。
私の桃色の髪とは真逆のドレスだが、よくマッチしそうに思えた。
「これにする、とっても綺麗だね。」
ニコリと笑えば、ふふっと上品な微笑みが帰ってきた。
衣服で喜ぶことなんて、これまで一度もなかったけど、このドレスは早く着たいと思える。
頭の装飾品も用意してくれている様で、そっちのリストも貰って寸法を測り寮へ帰った。
「ねぇ、フェル。」
『ナンダ?』
「私の着付けをしてくれる人が居ないんだけど、どうしよう……」
ドレスなんて滅多に着ないから、分からない。
適当に着ると、皺ができそうだ。
『心配セズトモ、我ガ着替エサセテヤル。』
「ほんと?ありがとう!」
因みに、桃色のワンピー型の寝巻きは真っ白な救済者の槍、ソテルがキューブへと姿を変えた直後に復元された。
「今日のパーティーは、王家が開いてるらしいから、いつもより美味しいご飯が食べられるんだろうな~。」
『一応、確認ダガ礼儀作法ハ、知ッテイルノカ?』
「知らないけど、兎に角ダンスとか踊れば良いんでしょ?身分の高い人の申込みは断らない。」
『マァ、最低限分カッテ居ル様ダナ。』
「勿論だよ。この世界では知らないけど、大体の世界で、貴族の常識は変わらないからね。」
めんどくさい風習がある事だけは、変わらない。
もっと気楽に考えたら良いのにと思える事が、難しく考えなければならない雰囲気を作り出す場所が貴族の社交界という場所なのだ。
言葉の選び方や、気品がその貴族の存命や価値にが関わるのだから恐ろしい。
考え方によっては、戦よりも怖いところだ。
世界を救う過程で体を借りているときに、社交界がトラウマになっている令嬢や子息は沢山いた。
本当に山ほど、数え切れないほどいたのだ。
流石に、不憫だ思わずにはいられなかった。
基本的に無関係だったら人のことなんて気にしないのに、珍しく気に留めた事の一つだった。
「まぁ、そんなことはどうでも良いとして……」
今回のパーティーは、優勝した私たちを祝うための場なのだ。
国王と対面するときに、失礼の無い態度を示せば、何も問題ないはずである。
「美味しいご飯が楽しみすぎだよ!」
今回のドレスがマーメイド型でコルセットがない一番の理由は、満腹になるまで料理が食べれる様になのだ。
フェリックスは、苦笑いをしていたが此処だけは譲れない。
私の世界を救う理由の一つが、食事と言っても過言では無いのだから。
「料理は命の次に大事だから、一通り食べないとね。」
『ソウカ。』
なぜか呆れた様な声をフェンリルが出したが、今はご飯のほうが楽しみだから気にしない。
「早く夜が来ないかな~、私を宮殿の料理が待ってるよ!」
そして、私も待ってる!と迷惑にならないくらいの声で叫ぶ。
『貴様ニ恋人ハ、出来ソウニナイナ。』
「恋人なんていらないよ。アンジェラスに交尾をする必要性なんてないからね。それに私は世界の意志様が一番だから!」
そう笑えば、また呆れた様な声が帰ってきた。
そういえば、どこかのアンジェラスが以前好きな人ができたからと人間としての人生として暫く転生旅行に出かけていた同族が、不意に頭によぎった。
意外と、アンジェラス1 と共通している点が多い。
仲間思いで、私も勇気づけられた。
世界の意志様だけが全てじゃない。
弱いけど、見下す様な存在じゃない
心は強い
***
『マダ日記ヲツケテタノカ。』
「うん、忘れないように。」
『世界ノ意志様ハ、学ベト言ワナカッタノダカラ、必要ナイダロウ。』
「確かにそうだけど……今回あった事で私が知りたいと思ったの。なんで、人はこんなにも温かいのか。汚い感情ばっかりなのに、温かいから不思議なの。」
ノートを引き出しの中に入れる。
そして、朝食を運んでくれる寮母に礼を言い、目玉焼きとトーストに牛乳を飲む。
「うん、今日も美味しい朝ごはんだったね。」
腹八分で、ちょうど良い分量だ。
そして、軍部の自由室ーーーーーではなく、城下の衣装店へ足を運んだ。
最近流行りの衣装店だとフェリックスから聞いている。たった一日で最高のドレスをオーダーメイドで作り上げてくれるらしい。
今夜開かれる模擬戦のパーティーで着ていくドレスを一着も持っていなかった為、今日急いで見繕ってもらうのだ。
「いらっしゃいませ。」
「なんでも良いから、今夜開かれるドレスを用意して欲しいの。」
そう言えば、ハッとした顔で店員が奥に入っていった。
そして、アーデリアと違って真っ赤なドレスでも、気品のある女性が現れた。
「こんにちは。フェリックス様から伺っておりますわ。」
この女性は、店のオーナーで名をユリアという。
「そう。なら話は早いね。」
「えぇ、あとは確認と寸法を取るだけですわ。」
ニコリと綺麗な笑みを浮かべている。
真っ赤な口紅に、金のピアスをつけた派手に見える装飾品も彼女がつけると何故か、上品にしか見えないのだから不思議なものだ。
「さ、奥へ入りましょうか。」
客室へ通され、早速用意されたドレスのリストを見せられる。
「こちらですわ。」
「きれい……」
第一声が、心なしに出てしまうほどには綺麗なドレスだった。
「ふふ、そう言っていただけると嬉しいですわ。」
青を基準としたドレスで、全体的にいうと質素な印象がある作りだった。
装飾品は最低限の体のラインに沿ったマーメイド型のドレス。
フリルは下の方にあるくらいで腰から上は一輪のバラがあるのみ。
光に反射してキラキラ光る生地が胸から下には使われており、肩や腕は丸見えである。
そして、下にいくにつれて濃い青から紺色へと変わっていく。
私の桃色の髪とは真逆のドレスだが、よくマッチしそうに思えた。
「これにする、とっても綺麗だね。」
ニコリと笑えば、ふふっと上品な微笑みが帰ってきた。
衣服で喜ぶことなんて、これまで一度もなかったけど、このドレスは早く着たいと思える。
頭の装飾品も用意してくれている様で、そっちのリストも貰って寸法を測り寮へ帰った。
「ねぇ、フェル。」
『ナンダ?』
「私の着付けをしてくれる人が居ないんだけど、どうしよう……」
ドレスなんて滅多に着ないから、分からない。
適当に着ると、皺ができそうだ。
『心配セズトモ、我ガ着替エサセテヤル。』
「ほんと?ありがとう!」
因みに、桃色のワンピー型の寝巻きは真っ白な救済者の槍、ソテルがキューブへと姿を変えた直後に復元された。
「今日のパーティーは、王家が開いてるらしいから、いつもより美味しいご飯が食べられるんだろうな~。」
『一応、確認ダガ礼儀作法ハ、知ッテイルノカ?』
「知らないけど、兎に角ダンスとか踊れば良いんでしょ?身分の高い人の申込みは断らない。」
『マァ、最低限分カッテ居ル様ダナ。』
「勿論だよ。この世界では知らないけど、大体の世界で、貴族の常識は変わらないからね。」
めんどくさい風習がある事だけは、変わらない。
もっと気楽に考えたら良いのにと思える事が、難しく考えなければならない雰囲気を作り出す場所が貴族の社交界という場所なのだ。
言葉の選び方や、気品がその貴族の存命や価値にが関わるのだから恐ろしい。
考え方によっては、戦よりも怖いところだ。
世界を救う過程で体を借りているときに、社交界がトラウマになっている令嬢や子息は沢山いた。
本当に山ほど、数え切れないほどいたのだ。
流石に、不憫だ思わずにはいられなかった。
基本的に無関係だったら人のことなんて気にしないのに、珍しく気に留めた事の一つだった。
「まぁ、そんなことはどうでも良いとして……」
今回のパーティーは、優勝した私たちを祝うための場なのだ。
国王と対面するときに、失礼の無い態度を示せば、何も問題ないはずである。
「美味しいご飯が楽しみすぎだよ!」
今回のドレスがマーメイド型でコルセットがない一番の理由は、満腹になるまで料理が食べれる様になのだ。
フェリックスは、苦笑いをしていたが此処だけは譲れない。
私の世界を救う理由の一つが、食事と言っても過言では無いのだから。
「料理は命の次に大事だから、一通り食べないとね。」
『ソウカ。』
なぜか呆れた様な声をフェンリルが出したが、今はご飯のほうが楽しみだから気にしない。
「早く夜が来ないかな~、私を宮殿の料理が待ってるよ!」
そして、私も待ってる!と迷惑にならないくらいの声で叫ぶ。
『貴様ニ恋人ハ、出来ソウニナイナ。』
「恋人なんていらないよ。アンジェラスに交尾をする必要性なんてないからね。それに私は世界の意志様が一番だから!」
そう笑えば、また呆れた様な声が帰ってきた。
そういえば、どこかのアンジェラスが以前好きな人ができたからと人間としての人生として暫く転生旅行に出かけていた同族が、不意に頭によぎった。
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