え!?私が公爵令嬢なんですか!!(旧聖なる日のノック)

meimei

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「沢山釣れたねー」
ピュリ


「帰ったら調理してもらおうな」
エル


「「「え!!!」」」
サム、ピュリ、キリア


一瞬シーーンとなる。


「ん?なんかおかしな事いったっけ?」
エル


「言っただろ!!!釣りの醍醐味は釣ったらその場で塩焼きだろー」
サム


「だな、しかもイワナとかだからな」
キリア


「その場で焼いてはふはふしながら食べるから美味しいんじゃーん」
ピュリ


もちろん、持ち帰って塩焼きで食べても美味しいけど!


「そ、そう言うものなのか…」
エル


「「「そういうもの!」」」
ピュリ、サム、キリア


三人の圧に後ずさりするエル


とまぁ、とりあえず下処理して
塩かけて焼く!!!


「焼けたよー」
ピュリ


「おーー!うまそー」
サム


「いいなーうまそうだ」
キリア


「美味しそうですね」
エル

一同魚にかぶりつく


ん~!!!!!美味しい~!!!!


「美味しい……」
エル


「だろ?」
サム


サムは騎士団長だし、エルは文官だもんね~しかし兄弟でも真逆だよね。

もぐもぐ もぐもぐ


「そう言えば、ピュリの後の婚約者はどうするんだ?」
キリア


「「あー」」
エル、サム


「それって絶対必要なの?」
ピュリ


「「「必要だな」」」

そんな…口揃えて言わなくても…



「で、候補は?」
キリア


「おじうえが…選んでる」
サム


「…………」
ピュリ



「多分今度その候補メンバーを全員呼んでお茶会がある」
エル


えーーーなにそれ!!!めんどくさっ!!!!!


「クスクス………ピュリ。顔に出過ぎ……」
キリア


「だってーー!!!!キリアとは自然な出会いだったから」


キリアが本をとってくれたのよね。




あー、また街にいきたいなーー!


「お茶会が終わったらまた街にいこうな」
サム


「だなー、茶会が終わったらだな」
キリア


「見た目で決めて変なのを釣り上げないで下さいね…」
エル


そ、そりゃ…イケメン好きだけど!!



「じゃ、もうそろそろ帰るか」
サム


「そうですね、雨の匂いがする」
エル



「えーーー、もう帰るのー」
ピュリ



「また来れるよ」
キリア


また馬に跨り帰る。


屋敷の前に着くとお父様が立ってた。


「お父様!?どうしたの?」
ピュリ


「ピュリが遅いから心配したんだよ」
ルナル


「そんなに遅い?」
ピュリ


横に顔をふる3人。


「少し話したいんだ」
ルナル


「はい、分かったわ」
ピュリ


ルナルについていくと執務室だった。

メイド(男)にお茶を頼み、ソファーに腰をかけるとルナルは魔法で
ホログラムをぱあぁぁと出した。

さすが魔法師団長。それぞれのホログラムには家名と爵位、年齢と
本人の顔が出てきた。

ふぉーー!!!!色んなイケメン!!!!!

ピュリはつい目をキラキラさせて
ホログラムを見入ってしまう。


「クスクス、ちなみにこの中で一番のタイプは?」
ルナル


この中で一番のタイプかぁ~うーん。

じっくり一枚、一枚見ていく。


「この、赤い髪の毛の人かなー!うんと名前は…マスキートン?」
ピュリ


「あーー、そこにいったか。了解」
ルナル


なるほどなぁ~ピュリはこういうのがタイプかー。確かにマスキートンもキリアみたいな感じか。

中性的イケメンがタイプと。


「あ、こういうイケメンも好き!!」
ピュリ



「ん?」
ルナル



次にピュリが指差したのは深い蒼色の髪、エメラルド色の瞳の男っぽい顔立ちイケメンだった。


「ほぉ~~これはまたジャンルが違うね~へぇ」
ルナル



「お父様?」
ピュリ



「ん?あぁ、ごめんごめん。なんでもない!もう部屋に戻ってもいいよ」
ルナル



「はーい」
ピュリ



ピュリが選んだのは一人は……ちょっと癖がある男?だった。

もう一人は魔法師団のメンバーだ。
家格は侯爵家だからなんの問題もなさそうだな。

お茶会にはこの二人も呼ばないとな。んーー、あいつかぁ…
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