転生幼児は夢いっぱい

meimei

文字の大きさ
88 / 142

授業

しおりを挟む
「ん~~よく寝た」
カシウス

いつも通りの朝支度を侍女にしてもらい、食堂で朝食を食べて学園に馬車で向かう。


「あ!!カシウスおはよー」
クルト



「おはようカシウス」
シバル



「おはよう、2人共 」
カシウス


自分の席に座り授業の用意をする。


1時間目は魔法栄養学だ。

もちろん、グループは、カシウス、クルト、シバルは決まりだ。


調理室まで移動し、それぞれの調理テーブルにつく。

今日の授業は魔法を使っての調理だ。


僕達が作るのは、パンケーキにした!!

クルトは魔力を流して生クリームをホイップしている。

シバルは果物を風魔法でカットしている。

カシウスは生地を風魔法で混ぜている。

なぜか……他のグループからは
焦げくさい臭いや、「うわっ」とか「これ……食べれるの?」とか
少し恐怖な発言を耳にするけどとりあえずは自分たちの料理に集中。


「よし!焼くかー」
カシー


「「カシウス宜しく!!」」
クルト、シバル


かなり多めに作ったパンケーキの種をどんどん焼いていくカシウス。

大皿三枚に山盛りに作った。

だって……あの焦げた臭いとか気になったから。
それと……みんなの羨望の視線も。


「カシウス君とても美味しそうだね、先生も食べてもいいかな?」
先生



「先生も……というか失敗してしまったクラスの皆もどうぞ。」

カシウスとクルトとシバルの分はもう果物やホイップ済みだ。

仕上げにカシウス特製のミルクアイスをのせてラズベリーソースをかけた。

ふふっ、薄めに焼いたから5段にしちゃった。


「めちゃくちゃ美味しそう!」
クルト


「だなー」
シバル


「ふふっ、食べよう」
カシウス


他のクラスメート達はカシウス達に感謝をして、パンケーキに自由にトッピングして席についた。

それぞれ口にいれたとたん大絶賛である。


「ふわふわぁ~~おいひぃー」
先生



先生………語尾が…くずれてますよ?

目をキラッキラさせながらみんながパンケーキを食べている。

美味しいものは正義だよね~うんうん。


「カシウスめちゃくちゃしあわせ~またこの授業同じグループで宜しく」
クルト



「宜しくな」
シバル



「もちろん、また3人で組もう」
カシウス


もぐもぐ もぐもぐ

うん、美味しい!!


でも甘い物食べると喉乾くんだよねー。

マジックバックからアイスティーを取り出す。もちろんコップは3個。


「はい、これアイスティー」
カシウス



「おおおお、なんかレモーンが入ってる」
クルト



「レモーンのいい香りがするな」
シバル


「レモンティーだよ、さっぱりして美味しいよ」
カシウス


「「冷たい紅茶って初めてかも!!!」」
クルト、シバル




「そうだっけ??前にも飲まなかった?」
カシウス



「「美味しい!!!」」
クルト、シバル



うん、口の中がさっぱりして
良かった!


さすがにクラスメート全員のコップはないので、熱い視線は申し訳ないけど…スルーさせてもらうね?


しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

婚約破棄され、平民落ちしましたが、学校追放はまた別問題らしいです

かぜかおる
ファンタジー
とある乙女ゲームのノベライズ版悪役令嬢に転生いたしました。 強制力込みの人生を歩み、冤罪ですが断罪・婚約破棄・勘当・平民落ちのクアドラプルコンボを食らったのが昨日のこと。 これからどうしようかと途方に暮れていた私に話しかけてきたのは、学校で歴史を教えてるおじいちゃん先生!?

『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』

夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」 教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。 ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。 王命による“形式結婚”。 夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。 だから、はい、離婚。勝手に。 白い結婚だったので、勝手に離婚しました。 何か問題あります?

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた

佐藤醤油
ファンタジー
 貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。  僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。  魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。  言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。  この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。  小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。 ------------------------------------------------------------------  お知らせ   「転生者はめぐりあう」 始めました。 ------------------------------------------------------------------ 注意  作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。  感想は受け付けていません。  誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

義弟の婚約者が私の婚約者の番でした

五珠 izumi
ファンタジー
「ー…姉さん…ごめん…」 金の髪に碧瞳の美しい私の義弟が、一筋の涙を流しながら言った。 自分も辛いだろうに、この優しい義弟は、こんな時にも私を気遣ってくれているのだ。 視界の先には 私の婚約者と義弟の婚約者が見つめ合っている姿があった。

今さら言われても・・・私は趣味に生きてますので

sherry
ファンタジー
ある日森に置き去りにされた少女はひょんな事から自分が前世の記憶を持ち、この世界に生まれ変わったことを思い出す。 早々に今世の家族に見切りをつけた少女は色んな出会いもあり、周りに呆れられながらも成長していく。 なのに・・・今更そんなこと言われても・・・出来ればそのまま放置しといてくれません?私は私で気楽にやってますので。 ※魔法と剣の世界です。 ※所々ご都合設定かもしれません。初ジャンルなので、暖かく見守っていただけたら幸いです。

ちっちゃくなった俺の異世界攻略

ちくわ
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた! 精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!

【本編完結】転生令嬢は自覚なしに無双する

ベル
ファンタジー
ふと目を開けると、私は7歳くらいの女の子の姿になっていた。 きらびやかな装飾が施された部屋に、ふかふかのベット。忠実な使用人に溺愛する両親と兄。 私は戸惑いながら鏡に映る顔に驚愕することになる。 この顔って、マルスティア伯爵令嬢の幼少期じゃない? 私さっきまで確か映画館にいたはずなんだけど、どうして見ていた映画の中の脇役になってしまっているの?! 映画化された漫画の物語の中に転生してしまった女の子が、実はとてつもない魔力を隠し持った裏ボスキャラであることを自覚しないまま、どんどん怪物を倒して無双していくお話。 設定はゆるいです

王家も我が家を馬鹿にしてますわよね

章槻雅希
ファンタジー
 よくある婚約者が護衛対象の王女を優先して婚約破棄になるパターンのお話。あの手の話を読んで、『なんで王家は王女の醜聞になりかねない噂を放置してるんだろう』『てか、これ、王家が婚約者の家蔑ろにしてるよね?』と思った結果できた話。ひそかなサブタイは『うちも王家を馬鹿にしてますけど』かもしれません。 『小説家になろう』『アルファポリス』(敬称略)に重複投稿、自サイトにも掲載しています。

処理中です...