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ドラゴン
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国の危機なので、みるみるうちに大量の肉と果物がラフィーアスのマジックバックにしまわれた。
卵は落とさないように結界魔法をかけて抱っこしている。
「では、行ってまいります」
「ラフィーアス…すまぬ、頼んだぞ」
「ええ」ギロッ
「ひぃ…」
王はすっかりラフィーアスの威圧に縮こまってしまった。王なのに……。
パッ
「ラフィーアス!!!」
セルビ
「セルビ、バカ王妃の弟が本当すまん……レッドはいるか?」
行くとレッドは沢山のドラゴンから拘束されていた。ドラゴンも普段は人型で生活している。
今ここにいるドラゴン達も人型だ。
真っ赤な真紅の髪の毛に黒い瞳がレッドで火のドラゴンだ。
セルビとラフィー揃って拘束されているレッドの側に行く。
「レッド……バカな王妃の弟がやらかした……。本当に申し訳ない」
ラフィーはレッドに頭を下げて
真摯に謝罪し、大切なレッドの卵をその手に返す。
「結界か……」
レッド
「ああ、大切な卵を落としたら大変だからな」
ラフィー
「これは生まれるまで持続させても問題なかったりするか?」
「ん?あぁ誕生するときは解除されるようにしてある」
「それは…助かる。ありがとう…。今回の事は本当は許せないが、ラフィーは盟友だ。許す」
「ありがとう…レッドこれ心ばかりの物だか皆と食べてくれ」
大量の肉と大量の果物を床に置くとドラゴン達は大喜びした。
これから冬支度だもんな~
「あぁ、それでなラフィー」
「ん?セルビなんだ?」
振り向くとセルビの隣にはオレンジ色の髪の毛の人型ドラゴンがいた。へぇ~綺麗な顔だな。
ん?何かいい匂いがする…
これってまさか
「ラフィー気がついたか?」
「あぁ……」
「こいつは、我の末息子のダリアン、お前の番だろ」
「ダリアンです、ラフィー様の番でとても嬉しく思います」
ドラゴンの王子……か
しかし番とは。さすがに番では
断れないし、しかも先程のやらかしのせいで強くも出れない。
セルビ分かってて今紹介したな?たぬきめ!!
「セルビ……王子なのにいいのか?」
「良いも何も番だ。ドラゴンや竜種にとって番とは一生に一度出会えるか分からない運命の相手。お前のハーレムにいれてやってくれ」
「分かった……ダリアン……ダリアでいいか?宜しく」
「はい!!」
セルビの息子なのにまたずいぶん可愛いな…
「嫁に似てるんだ」ボソッ
「心を読むなよセルビ」
「盟友だから自然と読めるんだ!!」
「ハハッそれもそうか。というか国王に報告もしないとだしもう帰るよ、ダリアは後日嫁入りでいいかな?」
「ああ、嫁入り道具を用意してそっちに行かせる」
「人型で頼むよ」
ラフィー
「当たり前だ!」
セルビ
「ドラゴンの嫁かー、あ!俺の婚約者に竜人がいるんだけど、仲良くしてね」
「もちろんです!」
なんて…素直で可愛い
「何度も言わせるな。嫁似だ」
ボソッ
「あはは、セルビも素直じゃん」苦笑
「うるさい!さっさと行け!!」
「はーい、じゃまたね!レッド本当にごめんね」
「ああ、もう気にするな」
コクンと頷き転移で城に戻る
パッ
「ラフィーアス!!!どうだった!!」
国王
「許して貰えましたが、次はないですよ?廃嫡と聞きましたが幽閉でもしてくださいね、野放しは困ります」
「ああ!もちろん!!」
国王
「あと、僕の番がドラゴンの王の末息子だったんで、後日嫁入りしてきます宜しくお願いします」
その一言にまわりが固まる
「ドラゴンの王の末息子が番!?もうこの国には……いやこの世界には誰もラフィーアスに逆らえないだろうな……お前が最強だ」
「ふふ、でも面倒くさいんでこのままでいいんですよ」
「欲がないのぉ…」
「あ、なら侯爵家からせめて
公爵家にしてくださいよ、今回の功績があれば誰も反論しないでしょ?」
「あぁ、分かった。お前の代に変わることにして筆頭公爵家にしてやる」
「わーい、ありがとうございます!伯父さん」
そう…実は親戚なのである。
「後日叙爵式をするからな」
「はーい!じゃ帰るね~」
「あ、おい待て!!」
国王
パッ
「行ってしまわれましたね…」
「本当あいつは弟にそっくりだ…」
はぁ~とため息をつく国王
卵は落とさないように結界魔法をかけて抱っこしている。
「では、行ってまいります」
「ラフィーアス…すまぬ、頼んだぞ」
「ええ」ギロッ
「ひぃ…」
王はすっかりラフィーアスの威圧に縮こまってしまった。王なのに……。
パッ
「ラフィーアス!!!」
セルビ
「セルビ、バカ王妃の弟が本当すまん……レッドはいるか?」
行くとレッドは沢山のドラゴンから拘束されていた。ドラゴンも普段は人型で生活している。
今ここにいるドラゴン達も人型だ。
真っ赤な真紅の髪の毛に黒い瞳がレッドで火のドラゴンだ。
セルビとラフィー揃って拘束されているレッドの側に行く。
「レッド……バカな王妃の弟がやらかした……。本当に申し訳ない」
ラフィーはレッドに頭を下げて
真摯に謝罪し、大切なレッドの卵をその手に返す。
「結界か……」
レッド
「ああ、大切な卵を落としたら大変だからな」
ラフィー
「これは生まれるまで持続させても問題なかったりするか?」
「ん?あぁ誕生するときは解除されるようにしてある」
「それは…助かる。ありがとう…。今回の事は本当は許せないが、ラフィーは盟友だ。許す」
「ありがとう…レッドこれ心ばかりの物だか皆と食べてくれ」
大量の肉と大量の果物を床に置くとドラゴン達は大喜びした。
これから冬支度だもんな~
「あぁ、それでなラフィー」
「ん?セルビなんだ?」
振り向くとセルビの隣にはオレンジ色の髪の毛の人型ドラゴンがいた。へぇ~綺麗な顔だな。
ん?何かいい匂いがする…
これってまさか
「ラフィー気がついたか?」
「あぁ……」
「こいつは、我の末息子のダリアン、お前の番だろ」
「ダリアンです、ラフィー様の番でとても嬉しく思います」
ドラゴンの王子……か
しかし番とは。さすがに番では
断れないし、しかも先程のやらかしのせいで強くも出れない。
セルビ分かってて今紹介したな?たぬきめ!!
「セルビ……王子なのにいいのか?」
「良いも何も番だ。ドラゴンや竜種にとって番とは一生に一度出会えるか分からない運命の相手。お前のハーレムにいれてやってくれ」
「分かった……ダリアン……ダリアでいいか?宜しく」
「はい!!」
セルビの息子なのにまたずいぶん可愛いな…
「嫁に似てるんだ」ボソッ
「心を読むなよセルビ」
「盟友だから自然と読めるんだ!!」
「ハハッそれもそうか。というか国王に報告もしないとだしもう帰るよ、ダリアは後日嫁入りでいいかな?」
「ああ、嫁入り道具を用意してそっちに行かせる」
「人型で頼むよ」
ラフィー
「当たり前だ!」
セルビ
「ドラゴンの嫁かー、あ!俺の婚約者に竜人がいるんだけど、仲良くしてね」
「もちろんです!」
なんて…素直で可愛い
「何度も言わせるな。嫁似だ」
ボソッ
「あはは、セルビも素直じゃん」苦笑
「うるさい!さっさと行け!!」
「はーい、じゃまたね!レッド本当にごめんね」
「ああ、もう気にするな」
コクンと頷き転移で城に戻る
パッ
「ラフィーアス!!!どうだった!!」
国王
「許して貰えましたが、次はないですよ?廃嫡と聞きましたが幽閉でもしてくださいね、野放しは困ります」
「ああ!もちろん!!」
国王
「あと、僕の番がドラゴンの王の末息子だったんで、後日嫁入りしてきます宜しくお願いします」
その一言にまわりが固まる
「ドラゴンの王の末息子が番!?もうこの国には……いやこの世界には誰もラフィーアスに逆らえないだろうな……お前が最強だ」
「ふふ、でも面倒くさいんでこのままでいいんですよ」
「欲がないのぉ…」
「あ、なら侯爵家からせめて
公爵家にしてくださいよ、今回の功績があれば誰も反論しないでしょ?」
「あぁ、分かった。お前の代に変わることにして筆頭公爵家にしてやる」
「わーい、ありがとうございます!伯父さん」
そう…実は親戚なのである。
「後日叙爵式をするからな」
「はーい!じゃ帰るね~」
「あ、おい待て!!」
国王
パッ
「行ってしまわれましたね…」
「本当あいつは弟にそっくりだ…」
はぁ~とため息をつく国王
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