転生令息の飴玉達

meimei

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レイ

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「ラフィーアス!!!」
レイ


「レイ……懐妊するまで帰れないって伯父さんもやばいね」
ラフィー


「え!?うん、でも俺は嬉しい……」
レイ


ポッと頬を赤くするレイ



「そ、そう……。僕的にはもう少し新婚気分を楽しむ予定だったんだけど……」
ラフィー


「新婚気分!?」
レイ


「うん……蜜月というの?だってまだ挙式もこれからなのに懐妊したらさ、初夜も初夜ぽくないしさ」

ラフィー


「………確かに言われて見れば……」
レイ

レイ……やっぱりうまく伯父さんにのせられたんだね。


「レイとの赤ちゃんも欲しいし、お世継ぎ大事なのは分かるんだけど、せっかく結婚出来るんだし新婚さんでイチャイチャしたくない?」
ラフィー


「新婚さんイチャイチャしたい!!!!!」
レイ


「だよね~なら挙式までとりあえずここにいてさ懐妊しないように魔法かけない?」


「避妊?」


「うん」



「魔法かける!!新婚イチャイチャしたいし」
レイ


「良かった、じゃまた夜行くね」
ラフィー


「うん……待ってるね」

かあぁぁと顔を赤くしてパタパタと走っていくレイ。

レイも攻めだと思ったのにすっかり受けになってるなぁ~。

それより納得してくれて良かったよ。王族の結婚式はかなりの規模だし各国から賓客も沢山来るのに妊婦だと体調も心配だしね。陛下も何を考えているやら……どうせ孫早く見たい!!とかそんな所なんだろうけどね。


トントン


「はい、どうぞ」


「「彗様~」」
マソラ、カナ


「マソラ、カナどうしたの?てゆうか彗様って」苦笑


「ふふ、彗様って呼ぶと懐かしくて」
マソラ


「そうそう~彗様はめちゃめちゃ美人系イケメンだったけど、ラフィーは可愛い系イケメンだよね~」
カナ


「分かる!!!ラフィーはめちゃめちゃ可愛いよね!」
マソラ


「攻めなのに可愛いとか萌えるよね」
カナ

キャッキャ キャッキャ

本人を前にして本人の事を盛り上がらないで貰いたいんだけど。可愛いのは認めるけどさ……

げんなりしながらとりあえずメイドに二人のお茶とお菓子を頼みしばらく二人の様子を見る。

この二人前世でもこうだったよな~


「一度さ!!彗様と喧嘩したことがあってさ!!」
マソラ


「あーー、あの時マソラめちゃめちゃ落ち込んでたよね」
カナ


「……………」
ラフィー


「確か、セフレじゃなくて恋人にしてって頼んで喧嘩になったんじゃなかった?」
カナ


「そーそー!!彗様は恋人は作らない主義だったでしょ?」
マソラ


「…………」
ラフィー


「セフレは沢山いたのにね」
カナ


「セフレでもかなりの競争率だったもんね~」
マソラ

「そうそう」
カナ


「「なんで恋人作らなかったの?」」
マソラ、カナ


ほら……その質問来るとおもったんだよね。まっ前世だし今更だから話してもいいけど。


「好きな人がいたんだよ」
ラフィー


「「え!!!!誰!?」」
マソラ、カナ


「それは秘密」
ラフィー


「その方ももしかしたらこの世界にいるかもしれませんね」
レナード


「レナード、もう大丈夫なの?」


「ええ」
レナード


「えーー誰なんだろう。転生してるといいなー会ってみたい!!」
マソラ


「会ってみたいよね!!彗様に想われていた人!!めちゃめちゃ羨ましい……」
カナ


「……………」
ラフィー


「羨ましいですよね」
レナード


羨ましいの??
でも今は婚約者だよ?


「でも今は婚約者だし!!めちゃめちゃ幸せだよね!」
マソラ

「うん!!!最高~もっとラフィーとイチャイチャしたーい」
カナ

キャッキャ キャッキャ


「この二人は相変わらずですね…」
レナード

「だろ?」苦笑
ラフィー

「どの辺がセフレにするポイントだったのです?」
レナード

「んーーー。裏表ない所と単純に可愛かったから?」
ラフィー


「なるほど…貴方も前世も今世もかわらないですね」苦笑


「それどういう意味!?」
ラフィー


「内緒です」
レナード

気になるじゃん!!確かに性格ってそうはかわらないけどさ!

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