転生令息の飴玉達

meimei

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マソラとカナ

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「それにしてもさ、彗様の好きな人って誰だと思う?」
マソラ


「誰なんだろう~気になるよね」
カナ


「僕たちが知ってる人なのかな?」
マソラ


「彗様ってさ~秘密主義だったもんね~まぁ…あんだけの御曹司だから分かるけど」
カナ

そう、彗の前世は財閥系の御曹司だった。


「その彗様の好きな人も転生しているのかな…」
マソラ



「どうなんだろうね~」
カナ


「でも…もし転生しててその人も婚約者になったらさ、僕達なんて嫁でもあんまり構ってもらえなくなったりしないのかな?」

マソラ


「え!?彗様にかぎってそれはなくない?」
カナ

「そ、そう?」
マソラ


「うん!だって彗様ってセフレにも全員平等だったし、誰かを気に入ったからってその人だけってなかったじゃん?」
カナ


「そ、そうだよね!!言われて見ればそうかも!!」
マソラ


「マソラってそういう心配性は前世から変わらないんだね」
クスクス
カナ


「う……そうかも」
マソラ


「まっ!今生も僕が側にいるし!!仲良くしよう、親友」

カナ


「うん!!!宜しく親友」
マソラ



トントン


「「はーい」」


「マソラ様、カナ様、お食事でございます。ラフィーアス様はもう食堂でお待ちしております」

執事



「「はーい」」

パタパタと食堂に向かう



「でさ~」
レイ

「へぇ~王家ってそんな感じのメニューなんだね~」
ラフィー



「「あ!!殿下がいる!?」」


「おっ、やほ~」
レイ


「「やほ~」」

そう…この3人は何気に仲良い友達でもあるのだ。


「かりにも……王子にやほ~はないと思いますよ!!」
レナード


うん、レナードは安定の常識人



「まぁまぁ、この3人は友人だから許してやって」クスクス
ラフィー


「………ラフィーがそういうなら…」
レナード



「本当らっくんってド真面目でさ~かわんないよね」
マソラ


「本当本当~!らっくんってさ昔から口うるさくてさ~」
カナ


あーあ……もう僕フォローしないよ……。ほら、ふたりともレナードの目を見て!!早く!!

気が付いて!!


「それにさ~融通きかないんだよね~前世もさ」
マソラ


「あー、覚えてる!!らっくんの日にさマソラが忘れ物して彗様な家に取りに行ったら俺の日だからって無視したんだよね!!」
カナ

「そう!!彗様の家なのにさ~」
マソラ

そのくらいに…しておいたほうが……


「へぇ~レナードの前世はらっくんっていうのか?」
レイ


「「そうそう」」
マソラ、カナ



「ごちそうさまでした。ラフィー様先に部屋に戻りますね。では殿下失礼致します」
レナード


あちゃーーー。あれは激オコだよ……しーらないっと。


「でさ~」

マソラ


「ね、マソラ」
ラフィー



「ん?何?ラフィー」
マソラ


「レナードの顔見た?」
ラフィー


「レナードの顔??」
マソラ

マソラとカナの頭の上にははてなマークが浮かんでいるような…雰囲気だ。この二人昔から人の感情に鈍いんだよなぁ。


「あぁ、マソラとカナに激オコだぞあれ。覚悟したほうがいいよ」
ラフィー


「「え!!!!!!」」
マソラ、カナ
二人の顔がどんどん青ざめていく。うん…レナードを怒らせるとこわいよね。分かるよとても……



「ん?レナードがどうしたんだ??」
レイ


「「………やばい」」
マソラ、カナ


うん……二人とも頑張ってね!
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