転生令息の飴玉達

meimei

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タヌータは美味しいんだよ

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魔法手続き書類やら…騎士団からの魔術師派遣要請やら……
何でこんなに仕事が山積みなの!!!!

バンッ

ラフィーは山積みの書類を凄まじいスピードで片付けおもむろに立ち上がった。

「ユザーク」
ラフィ


「は、はい!何でしょうか?」
ユザーク


「タヌータを倒しに行くぞ」
ラフィ


「え!!!先程追加で既に魔術師をかなり派遣してますが!!」
ユザーク


「だってタヌータ食べたいし…サクッと倒してこよー」
ラフィ


「確かに……食べたいですよね。」
ユザーク


「でしょ!!じゃサクッといこーー」
ラフィ


「は、はい!!」
ユザーク


パッ

ガチャ…


「あれ????ラフィどこに行ったんだ??」
ジレス

何か嫌な予感がするけど…多分気の所為だろう。



「さーてさてさて、僕の美味しいタヌータちゃんはどこかな~」
ラフィ


「んーー、多分あの森の先じゃないですか?煙がたってますし」
ユザーク


今二人は森の真上に転移して
空中に風魔法で浮いている状態である。


「うん、多分そうだね、あっちに魔力が沢山あるし。よし!いってみよーー」
ラフィ


「はい!」
ユザーク

二人は魔法で浮遊しながらタヌータ付近まで飛んでいく。

途中に追加で投入した部下達が空を見て指さしながら何かわーわー叫んでいたけど……まぁいい事にする



ん?あーいたいた!!!
相変わらずでっかいやつだなー。

巨大たぬきだよなぁ…どうみても……。


「いましたね!!師団長!」
ユザーク


「あぁ、おーーい、お前らちょいとさがれーー」
ラフィ


突然の師団長の声にタヌータを囲んでいた魔法師団の部下たちは一度空中を見たもののすぐに
察して、転移でかなりの距離を移動した。


「よし、じゃちょっくら…ほいっと」
ラフィ


「………」
ユザーク


ラフィが片手をあげて無詠唱で
何か魔法をタヌータ目がけて投げると……タヌータは一発で目を回し倒れた…。


「相変わらずの……規格外ですよね。隊長」
ユザーク


「だろ?さっ!持ち帰ろーっ」
ラフィ


「はい」
ユザーク

ユザークはため息をつきながら
嬉々としてタヌータを空間にしまいにいくラフィの背中を見て
苦笑いを浮かべるのだった。


「よしー!!お前らタヌータは持ち帰るから帰還だぞー!明日はタヌータパーティーするぞ」
ラフィ




「タヌータパーティ!!!うおぉぉぉぉお」
部下達


うんうん、みんな大喜びだ。


「じゃ、それぞれ転移なり帰還するように。今日はもう解散!!」
ユザーク


「「はっ!!」」
部下達

部下達が空中に向かって敬礼をしている。

ラフィはにこっと皆に微笑んで
またユザークと王宮に戻る。


パッ


「あー、楽しかった。明日はタヌータパーティだねー。やっぱりバーベキューだよねー」
ラフィ


「バーベキューとはあの師団長がたまにやってくださる外でお肉を焼くやつですか?」
ユザーク


「そうそうそれ!!美味しいよね~ふふ。タレも持ってくるね」
ラフィ


「はい!!!」
ユザーク


王宮でバーベキューしてると
なんか色々な付属がついてきそうだけど……まぁそれはそれでいっか!!!




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