転生令息の飴玉達

meimei

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仕事終わり

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「ふぁーー終わった!」
ラフィ

ラフィは書類仕事が全て終わり
執務室の椅子に座り背伸びをする。


「お疲れ様でした」
ユザーク


ユザークはしれっと冷たくラフィに挨拶をして執務室から出ていった。


丁度終業の鐘も鳴った。

うわー。ユザークまじで怒ってるじゃん……。

でも……嫁になるならハーレムだし3Pとか……4Pとか……ないとは言えないんだけど。

ん~~ユザークを嫁にするのはやめたほうがいいのかなぁ。


ラフィはまだ執務室の椅子に座りユザークの事をどうするべきか考えていた。


トントン


「はい、どうぞ」
ラフィ


「ラフィ、まだ帰らないのか?」



「あ、レイ。帰る帰る!ちょっと待って」
ラフィ


「おう」
レイ

レイはラフィの執務室のソファーに座り、自分の鞄から書類を取り出してパラパラと見ている。


「ん?何の書類?」
ラフィ


「あぁこれか?知りたい?」
レイ


コクコク頷くラフィ


「これは陛下に嘆願されたラフィの嫁希望だそうだぞ」
レイ


……………は?



「なにそれ……なんでうちじゃなくてわざわざここに?」
ラフィ


「そりゃラフィに嫁になりたいって申請してもまるっと無視されるからだろ?」苦笑
レイ


「えーーー。」
ラフィ


「まぁ…そんな顔するなって、可愛い顔が台無しだよ、旦那様」ニコッ
レイ

うわーー、うちのレイがイケメンーー。

思わずぎゅっと抱きつくラフィ


「レイかっこいい……」
ラフィ


「ふふ、そうか?かっこいい嫁もいいだろ?」
レイ

ぎゅっと抱きつきながらコクコク頷くラフィ。

ラフィの背中をポンポンと優しくトントンするレイ


「何かあったのか?」
レイ


「それがさぁ……」
ラフィ


ラフィは何があったのかレイに話すとレイは苦笑した。


「それは誰しもが通る道だからほっとけ」苦笑
レイ


「誰しもが通る道??」
ラフィ


「あぁ、魅力的な旦那様のハーレムに入る者は必ず経験する道だな」苦笑
レイ


「レイも経験したの?」
ラフィ


「もちろん」
レイ


「へぇ~良く分かんないわ」
ラフィ


「そりゃ、ラフィは分かんないよな~」
レイ


「なんかちょっと悔しいんだけど……」
ラフィ


「いいんだよ、ラフィはそのままで。俺達の大切な旦那様なんだから」
レイ

チュッ



「うん……」
ラフィ



「さっ、帰ろ?でさこの書類の中から一人は選べって父上が。帰って一緒に見よう」
レイ



「えええええぇ………また横暴だ!!!もう魔法師団長やらないよ!!おじうえ!!」
ラフィ



「クスクス あんまり父上をいじめないであげて。父上ストレス増えるとお腹にきちゃうんだから」
レイ



「だってさ~」
ラフィ


ラフィとレイが帰る姿を実は
執務室の横の会議室の窓から見つめていたユザーク。


「はぁ………分かっているんだけど辛いんだよなぁ。なんでこう……俺って前世は前世で彗様になんとか見てもらおうと必死で……今回は今回でまた似たような人を好きになってるんだろう。しかもハーレムの世界に転生かよ!!!!」
ユザーク


そう……ユザークも実は転生者

まだ…お互い気がついていないけどね。



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