遊羅々々うらら

H.sark-9

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016話 不思議なマイハウス

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「それでさ、どれくらいかかるの。」
まだ陽が昇る前の、ぼんやり明るいだけの時間。
「そうねえ…。」
夜風に髪が冷たくふれる。
「1日で着くかどうか。」
空はやがて珊瑚色。
「えーっ?結構遠いのね…。」
星々がカフェのマドラーに揺れて溶けてゆく。
「いいじゃない。私、風のひとですから。」

火奴羅は空を見た。少し考え込んで、指を立てる。
「よし、あっちだ。」
火奴羅の肩に添って、会好はその指先を眺めた。
「うわあ、楽しみ!」
会好の手を引く火奴羅。ふわりと浮かび上がる。
「そうね。久しぶりにあれを…!」
一直線、風を切って空へ。

地平線から白光、ぼうと暖かい風の水気に輝かしい線を描く。
「わあ!高いたかい!」
空に揺らめくメッシュカーテンの包む世界に早変わり。
「もっといくよ!」
雲の中、氷が弾けてソーダ水。
「うわ、眩しいっ。」
雲の上、ブルー・ハワイのグラス色。

「飛ばすぜ!」
火奴羅は雲の大地を下目に、思い切り飛んだ。
「涼しいねーっ。」
その胸の中で会好は、身を乗り出しつつ嬉々として世界を眺めていた。
火奴羅はどんどんスピードを上げた。風が高く鳴る。真正面を見据える会好の前髪が踊って、小さな額が顔を出す。
「あ!あれなあに?」
会好が指さす先に、円盤のような黒いもの。
「あれはどうらいと云って…、ゆっくりしてるけど、急に襲ってくるよ。」
「わあ…。大きいしちょっとこわいね。それじゃあれは?」
その指は次に、白い小さな何かの群れをさした。
「あれはコウチョ。鳥といったら大体あれだ。ツノがあってかわいいのよ。」
「えーっ、襲ってこないの?」
「私がいれば、そうね…。」
「じゃあ、あれは?」
空も意外と賑わっていた。

陽がすっかり昇ると、白い雲が眩しい。火奴羅の影が綿雲に、くっきりと写っていた。火奴羅は疲れ知らず、きょろきょろ見回した。
「あ、火奴羅、うしろ!」
彼女が振り返った先に、先程の黒い生き物。
「どう…?」
「ドウライね。やるか。」
恐ろしい速さで迫り来る。息つく間もなく追いつかれ、その姿が明らかに。目のない顔。巨大な丸い口だけを大きく開いている。見渡すほどの大穴。平たい体は火奴羅の何倍。会好の目には、島大地と果てなく巨大に見えた。毛のように細かく生えそろった牙と、奥まってうねりゆく喉筒が迫り来る圧を見せている。
「会好、落ちるなよ。」
火奴羅は身を翻した。大風を振り捌いて、その巨体が通り過ぎて行く。すっと体を流してその背後につくと、火奴羅は拳から光弾を連射した。一発二発と命中するも、その体躯に似合わぬ素早さで方向転換、火奴羅の射程を逃れた。しかし機動で劣ることはない。きりと体を返し、すぐさま追いついた。不規則な動きで翻弄する相手、執拗に背後を奪う火奴羅。風が唸る唸る。
そして体力の限界か、敵は一時の隙を見せた。火奴羅、瞬時に背後につけ、両腕を光らせる。そして振りかぶった、その時。 
ざん!と地を裂くような轟音。風は荒波のように揺れ、火奴羅は吹き飛ばされた。見ると視界を覆い尽くす程の巨体。薄暗い赤褐色に、翡翠色の脈が走る謎の壁。
「ち、こいつは…!」
火奴羅は素早く切り返し、会好を抱いた。
「わ!なにあれ!」
「逃げ足、ようい!」
火奴羅は空中で背を屈めた。体中が光る。
「どーう!」
火奴羅は飛んだ。打ち出されるような速さ。風が爆音を荒立てる。
「わー!」
あまりの速さに会好は恐怖と声を上げた。瞬時に雲を切り抜け、瞬く間に地表へ到達。大地を割る衝撃を纏って地面上を惰性で暫く飛び、地に足をつけて速度を殺した。がらがらと砂礫の嵐、やがて火奴羅はぴたりと止まる。全ては午後の窓際、紅茶の合間の夢と、儚く過ぎていって現実味がない。会好はしばらく空を仰いで、雲が過ぎるのを眺めた。
「…え、なに?何が起きたの?ええ!?」
急に我に帰った会好がまくし立てる。
「いや…、えー、着きました。」

火奴羅は力なく座り込んだ。見渡せば、いつぞやのような静かな森。
「え?もうついたの?」
会好は火奴羅の周りを飛び回った。何かよく分からない雰囲気が漂っている。
「上手いことやったんでね、ちょうどここが私の家の前。」
声も弱々しい火奴羅。
「ちょっと、大丈夫?」
その顔に寄ると、火奴羅は苦く笑った。
「疲れたくらいよ。…ちょっと休ませてね。」
先ほどまでの光景が嘘のような静けさ。遥か遠くを眺めても、あの喧騒はどこにも見当たらない。会好は葉音に耳を澄まし、目を閉じた。そして合わせるように、彼女はあの歌をうたった。火奴羅はそっと手を添えて、彼もまた目を閉じて静かに聴いた。
「よし、いこか。」
火奴羅はすっと立ち上がった。顔色が戻っている。
「…私の歌、不思議ね。」
会好は火奴羅の頭に座る。
「私の力は…、感情だ。気がよくなれば力も戻る。」

火奴羅と会好は森の中を進んだ。藍色の幹、そして紫、桃色の葉が揺れる。霧が降りていて遠くが見えない。
「ねえ、火奴羅。この木、変な色だよ。」
会好は辺りをしきりに見渡した。
「そうねえ。変なのは木の色だけかしら?」
火奴羅はにっと不敵に笑った。会好はすこし驚いて息を呑む。
「え…?なにそれ…。」
「この森は記憶の森といってなあ…。」
火奴羅の声が低く、不気味になる。
「呪いがかかっているんだぜ…!」
会好は目を大きくした。いつかの森のように静かすぎる世界が、そういえば気味悪く見える。うすらかかる霧靄も遠くを見れば妙に色濃く、広い森が狭い部屋のよう。
「はっ…!」
会好はまた息を呑んだ。わかりやすく怯える会好を見て、火奴羅は悪戯な笑みを浮かべる。
「はは!冗談よ!」
「え?ちょっとお!」
会好は一瞬綻んだ顔を見せた。しかしちらちらと周囲を見ると、また怯えた顔に戻る。
「…ほんとに冗談?」
火奴羅はすこし真顔に、そしてきまり悪く笑った。
「いや、まあ…、呪いは本当だ。」
「やっぱり…っ!」
会好は怒って、ぷくっと膨れた。
「怖がらなくてもいいのよ。迷子になりやすいってのと、特定の手段を踏まないと遺跡に入れないようになってるの。」
「遺跡?」
会好は首を傾げた。
「そう。私はその遺跡を家にしてるという訳。」
「えーっ?なにそれ!面白そう!」
会好の目が輝いた。
「そうでしょ?静かで居心地がいいし、何より呪いがセキュリティになっているからねぇ…。」
「せきゅ…?」
火奴羅はたまに聞き慣れない言葉を云う。
「ああ、つまり…、邪魔が入らないってこと。物騒な世の中でも、安心なのよね。」
「ほお…。」
会好はふわふわしながらも納得したような、不思議な気持ちになった。
「さ、いこいこ。迷うといけないから、私から離れちゃだめよ。」

変わりない景色をあてどなく彷徨っているようで、火奴羅は迷うそぶりを見せず平然と歩いてゆく。
「火奴羅はなんで迷子になんないの。」
会好は火奴羅の頭をぽんぽん叩いた。
「慣れよ。」
「ふーん…。」
頭の上で寝ながらころころする会好を巧く運びつつ、火奴羅は霧の中を進んでゆく。しばらくすると、不意に小さな石柱が現れた。
「あ!みて、火奴羅!」
かなり古そうな見た目でありなら、幾何学的な模様が微かに見て取れる。
「遺跡っぽい!」
「そうでしょ?これをね…。」
火奴羅は石柱を左に重たく回して見せた。すこし回すと、ごとんと大きな音がして、石柱が少し下に沈む。
「わ!びっくり!」
「あと四回!」
火奴羅は今度は右に回した。また音がして、沈む。そのようにして、右、右、左と回してゆくと、石柱はやがて完全に地中に沈んだ。そして火奴羅が沈んだ石柱の頭を下にぐっと押し込むと、幾何学模様が白く光った。
「わー、不思議ね!」
「楽しそう!」
会好がはしゃいでいる姿が楽しげに、火奴羅の片目に瞬いていた。

そして歩くところ、またも石柱が。同じように回して沈め、光らせてまた次の石柱へ。五つ目の石柱を解き終わると、紫の霧の奥に黄金色の妖しい光が上がった。
「あそこね!」
「お、さすが。」
飛びつくように向かう会好を追って火奴羅も光の元へ。そこには地下へと下る、また古い石造りの階段があった。ざらりごつごつと情のない紺灰色が冷たく囲い閉ざしている。
「この下が火奴羅のお家?」
「正確には、もうちょっと遠くなんだけどね。家は。」
階段の中は暗かったが、すぐに地下の空間にたどり着いた。
「あれ?狭いよ。」
会好は辺りを見渡した。そこは石壁に不思議な青い光が空星きらりと天井に瞬くだけの、やはり狭くてなにもない空間。
「いいか?会好。ここから急展開よ。」
火奴羅は不敵に笑うと、床のある部分に手を置いた。すると床に大きな青い紋様が現れ、石の壁、天井が薄くなって消えてゆく。
「わ!何!?」
気がつくと強い風が吹き荒れ、あたりは藍色の波が揺れる夜空のような不思議な空間に変わっていた。火奴羅の足元には先程の紋様に切り取られた石の床が、さながら舟のようにその体を支えて虚空に浮いている。
「これで行く。つかまって。」
見ると火奴羅のすぐ横に、黄色く光る火奴羅の背ほどの塔があった。そして音もなく舟はゆっくりと動き出す。塔は離れ、不思議な夜空の世界には、赤や桃色、緑に水色とさまざまな色の星が転々と踊り、所々に淡く光る建物のような不思議な物体が浮かんでいた。
「はえー…!」
会好の目は輝いてやまない。やがて舟は今度は水色の、いつぞやのものに形がよく似た塔の元に泊まった。
「到着ーっ。」
火奴羅は塔に手を触れた。すると舟の紋様が光り、虚空から石の壁が現れ、また部屋が形成された。先程のより明るく、広い。
「楽しかったあ!」
会好は嬉しかったようで、はしゃぎ目に体を揺らしていた。

「ああ、やっぱりここが一番落ち着くな。」
火奴羅は椅子に座った。見ると石造りの円卓に柔らかそうな敷物が敷かれた椅子、古そうな本が何冊か並ぶ本棚があり、さらに別の部屋へと続く扉が二つもある。
「へえ、結構ひろいのね!」
「お風呂とかあるから、使ってね。あれ。」
火奴羅が指差した先の扉。開けて中に入ると、彼女には大きすぎる湯船があった。火奴羅は手慣れた手つきで風呂の支度。蛇口をひねると水が張り、黒金を打つと湯が沸いた。
「すごいね、ここ。どうやって作ったの?」
「さあ…。」
火奴羅は首を傾げて部屋を出てゆく。会好はさながら池のような湯船を眺めた。
(不思議な家…。でも火奴羅っぽいかな。)
風呂に入って見渡すと、やはりこの部屋にも描かれた、謎の紋様の数々。
(そういえば私はまだ火奴羅のことよく知らないなあ…。)
風呂を出ると、火奴羅はすれ違いに風呂に入っていった。
(不思議な目の色だし、何故かすごく強いし、色んなこと知ってるし…。)
会好は本棚を眺めた。
(なにか秘密がありそうなのよね…。)

「気になる?」
会好の後ろに、いつの間にか上がってほかほかの火奴羅が立つ。
「これ、いろんな遺跡にあった古文書。もち、この遺跡にもあったよ。」
「ええ、なんて書いてあるの?」
火奴羅は恥ずかしそうに笑って見せた。
「わかりません!」
「えーっ。」
会好は不満そうにした。
「文字解読ができるほど利口じゃないんでねえ。」
「そっかあ。でもどうするの?読めないんじゃ持ってても…。」
火奴羅は本の一つを開いて見せた。茶色に焦げて端々が破れた紙だが、文字は綺麗に残っている。
「これを読める奴がいればいいんだ。どこかにいそうでしょ?世界は広いからなァ。」
連なる謎の文字列と、華麗で、小慣れた乱雑がある流線で描かれた不思議な絵図。何かとてつもない秘密が隠されているような気がして、会好は胸の奥が沸いた。
「そっか!そしたら一緒に読もうね!」
「ふふ、そうね。こういうの、ロマンと云うのよ。」
火奴羅は本をしまって手を払った。
「ろま…。」
「そ。これだけじゃなくて、この遺跡にもまだまだ秘密がありそうなの。あまり知られていることじゃないけど、ここみたいな遺跡は結構いろんなところにあるんだよ。」
椅子にかけた火奴羅は楽しそうに浮いた声。
「へえ。でもさ、あんな変な仕掛けがあったら誰も気づかないよね。隠してあるのかな?」
会好は石の卓に座った。
「そう!ここみたいに記憶の森の中にある遺跡は、夢の隙間といって、いろいろ共通点があるんだ。この本も全部夢の隙間から見つかったものなのよ。私はこの遺跡が昔何か大きな出来事に関わっていたような気がするのよねー!」
「それじゃ、その本が読めれば!」
「その秘密がわかるということ!」
ふわりと浮かび上がって会好は、手を叩いて喜んだ。
「わあ、楽しみだなあーっ!これがロマンっていうのね!」
「そう!さて…。」
火奴羅は立ち上がった。
「なんだかんだで、今日は色々あったけど、もう多分夜になってるから、そろそろ寝ましょ。」
火奴羅は扉を開けた。中には石壁の中に、白い布団に柔らかそうな枕と意外にも整えられた寝台が大きく鎮座する、居心地の良さそうな寝室があった。会好は一目散に布団に潜り込んだ。
「あーっ!久しぶりにお布団で寝れるのね!」
「ふふ、そうよ。」
火奴羅も布団に入った。手を天にかざすと、明かりがふわりと消えて暗くなる。
(そういえば野宿続きだったもんなあ。)
楽しそうに布団の中を転がって遊ぶ会好を、火奴羅は穏やかに眺めた。
「今日はゆっくり寝ようね…。」
「ん!火奴羅、おやすみーっ。」
目を閉じると、出逢ったばかりの想い出が蘇る。火奴羅は穏やかな心地で眠りについた。

楕円が光る。
(裂き上がれ!!)

火奴羅はがばっと起きた。視界が赤黒い。頬を伝う汗。高鳴る鼓動と上がった息を少しずつ落ち着け、辺りを見回した。暗い部屋と、安らかに眠る会好。
(夢…?)
稲妻のように痛みが走る。火奴羅は右手首を押さえた。恐る恐る見ると、赤色の闘気が溢れ出ている。
(これは何だ…?)
その手首には、赤い傷が巻くように線を引いて、痛々しく脈打っていた。
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