NPCに転生したら、あらゆる仕事が天職でした 前世は病弱だったから、このVRMMO世界でやりたかったこと全部やる

k-ing /きんぐ★商業5作品

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2巻

2-1

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 序章 社畜、突然の別れをする


 この世界に転生して数カ月が経った。前世では病気で体を動かすこともできず、ただ息をするだけの日々だったが、転生してからは健康な体で充実した生活に変わった。
 この世界で右も左もわからない中、料理人のバビットさんに拾われて、次々と優しい人達に出会って、俺はここでの生活を心のそこから楽しんでいる。好きなだけ運動しても、働いても苦しくないし、おいしいご飯だってお腹いっぱいになるまで食べられる。
 そんな楽しい毎日を過ごしていたある日、突然勇者ゆうしゃと名乗る者達が町にやってきた。
 礼儀正しい勇者もいれば、犯罪行為をする勇者もいる。
 勇者達と関わっていたら、いつの間にか俺はみんなから一目置かれる存在になっていた。

「ヴァイト様ー!」
「よかったら私とも鬼ごっこしてください!」
「俺も仲間にいれてくださいよー!」

 そんな俺は、現在勇者達に追いかけられている。
 拳闘士けんとうしを目指す頭の弱い勇者、「ユーマ」を鍛えたことが町中に広まり、それを知った勇者達が俺に鍛えてもらおうと集まってきたのだ。
 トイレをしていても声をかけられるし、昼寝をしていても無理やり起こされる。
 こんな迷惑行為が最近さらに多くなっているような気がする。

「あいつらどこまで来るんだ!?」

 俺は屋根の上に登って隠れるところを探す。
 俺の訓練方法が注目されたきっかけは、町を襲った強力な魔物である大蛇の討伐の時だ。
 俺と関わっていたユーマとその仲間が、大蛇相手に善戦したからだ。
 ただ、追ってくる勇者の中には、強くなりたいやつ以外も混ざっているような気もするが……いずれにせよこのままでは俺のプライベートがないのは変わらない。

「おっ、ヴァイト! こんなところでどうしたんだ?」

 物陰に隠れていると、後ろから突然声をかけられた。
 振り返るとそこには、いつも通り元気な様子のユーマがいる。
 ユーマは拳闘士だけでなく、斥候せっこうの才能もあったのか、最近はよく二人で隠れながら遊んでいる。

「あいつらがまた追いかけてくるんだ」

 俺が下にいる勇者達を指さすと、ユーマは苦笑いしていた。

「ヴァイトはみんなから好かれているからな」
「勇者は変わり者が多いな……」
「ヴァイトには言われたくないと思うぞ?」

 勇者達に比べたら、俺は自分を真面目で普通なやつだと思っている。
 働きすぎの変わり者と言われるが、時間の許す限り好きな仕事をしているだけだ。
 そもそも、問題があったのは勇者達の方だ。
 前は武器屋を脅したり、ツボやタルを壊したり、家に勝手に侵入したやつもいる。
 それに井戸の中に入ろうとしたやつもいるぐらいだ。
 井戸の中って水しか入っていないのに。勇者って本当に変わり者ばかりだ。

「今日は生産街せいさんがいには行かないのか?」
「みんな勇者の指導に忙しいから、暇になったら行くつもり」

 大蛇の討伐以降、戦闘職せんとうしょくの勇者の数が減った。勇者達が町に来てすぐは武器を持って戦う者ばかりだったが、今は生産ギルドに登録し、武器や防具を作る勇者が増えた。
 勇者同士で助け合うことを覚えたのだろう。
 武器職人のブギーさんや防具職人のボギーさんだけではなく、バビットさんにまで弟子がいるからな。
 正直少し俺の居場所がなくなって寂しい。

「それにしてもヴァイト、また大きくなったか?」
「ああ、成長期だからな」

 この世界に転生した時は小さくて細かったのに、おいしいご飯と適度な運動で、今では身長が百八十センチメートルを超えた。
 顔つきもだいぶ大人になったって言われることが増えた。

「俺も大きくなりてーな」
「ユーマは身長より頭をよくした方がいいんじゃないか?」
「なっ、お前!?」

 ユーマを揶揄からかうと、ユーマはじゃれ合うように俺の腹を突いてきた。

「きゃああああ! ヴァユマよ!」

 どうやら勇者達に見つかってしまったようだ。
 俺とユーマの仲のよさが広まり、なぜか「ヴァユマ」とセットで呼ばれることが増えた。
 最近では親友同士をセットで呼ぶことが多いと、ユーマと仲のいい魔法使まほうつかいの勇者、ラブが言っていた。
 バカのユーマと一緒にされるのは俺としてはあまり嬉しくないが、親友という響きに悪い気はしない。これでもユーマは大事な友達だからセット呼びも容認している。

「ほら、逃げるぞ!」

 俺はユーマの手を引いて逃げていく。

「一緒に逃げたら意味がないんだけどな……」

 ユーマのつぶやきを無視して町の中を隠れながら逃げていくが、勇者達は一筋縄ではいかない。

「きぃやああああああ!」

 走りながらふと目が合った女性勇者になぜか驚かれてしまった。
 その声がさらに他の女性勇者に広がっていく。

「ああ、ヴァイトになんて説明しようか……ラブもあんな動画を流す――」
「ほら、行くぞ!」
「はぁー」

 ユーマの呟きを遮り手を引くが、後ろからついてくるユーマはずっとため息をついていた。


 勇者達をまくために逃げ込んだのは、拳闘士の師匠であるレックスさんの家だ。
 俺とユーマが仲良くなったきっかけの場所がここだ。

「それにしても相変わらず汚いな」
「レックスさんは掃除が嫌いだから仕方ない」

 俺はレックスさんの家に入ると、隠れるついでに部屋の中を片付けていく。
 レックスさんは怠惰たいだな人で、以前は毎日のように酒を飲んでいて、冒険者として働くことが少なかった。
 そんなレックスさんも今では朝から冒険者として仕事をしている。

「今日も簡単に飯を作っておけばいいか」
「相変わらずヴァイトは器用だな」

 掃除をしてからササッと料理を作れば、料理人のデイリークエストが終わる。
 デイリークエストはその名の通り、職業ごとに毎日設定される課題のようなものだ。
 これをクリアすることで、その職業の適性がどんどん上がっていく。
 俺はできるだけ毎日欠かさずに、職業体験としてデイリークエストをこなしている。
 ちなみに今の俺には、これだけの職業のデイリークエストが存在している。


【職業】
 ◆一般職いっぱんしょく
  ウェイター15  事務員じむいん12  販売員はんばいいん11  音楽家おんがくか5  おど
  鑑定士かんていし
 ◆戦闘職せんとうしょく
  剣士けんし17   魔法使い16    弓使ゆみつかい14  斥候13   聖職者せいしょくしゃ10 
  拳闘士8  ガーディアン6  槍使やりつかい6  狂戦士きょうせんし
 ◆生産職せいさんしょく
  料理人17  解体士かいたいし16  武器職人13  防具職人11  魔法工匠アークジュエリアー10
  薬師くすし8  裁縫師さいほうし5  陶芸家とうげいか


 今は二十三種類の職業があり、デイリークエストをすることで数値が1増えて、自由にステータスに割り振れるステータスポイントを3手に入れることができる。
 ステータスは元気に仕事をするためにはどれも欠かせないもので、満遍まんべんなく割り振っている。
 これが現在のステータスだ。


【ステータス】
 名前 ヴァイト ポイント18
  STRストレングス120  DEXデクスティリティ120  VITバイタリティ120
  AGIアジリティ120  INTインテリジェンス120  MNDマインド120


 一つのステータスだけを上げるとバランスが取れないため、今は一定のポイントが貯まったタイミングで均等に割り振るようにしている。

「だいぶ外も静かになったな」

 外を確認すると追ってきていた女性勇者達の姿はない。

「じゃあ、またな!」
「おっ……おう」

 俺はユーマに別れを告げて、元々の目的地であった薬師の師匠、ユリスさんの家に向かうことにした。

「……そういえば、俺はなんで師匠の家に来たんだっけ?」

 ユーマがポツリと呟く。おバカなユーマは女性勇者達をまくためにここに逃げ込んだことを、もう忘れてしまったようだ。


「こんにちは!」
「よく来たね」
「ヴァイトさん、こんにちは!」

 ユリスさんの家に入ると、ユリスさんと勇者のナコが出迎えてくれた。
 ナコの働きもあり、ポーションの生産量は少しずつ増えてきて、無事に町のポーション不足は解消された。
 もっとも、勇者達が無理な戦い方をしなくなったっていうのもあるのだろうが。

「私、薬草を採ってきますね」

 ちょうど俺と入れ替わるようにナコは、庭に薬草を採りに行った。
 俺もデイリークエストを終わらせるため、邪魔にならないように端で作業をする。

「そういえば、ヴァイトよ」

 ユリスさんが真面目なトーンで話しかけてきた。

「何かありましたか?」
「ナコ達が隣町に行くことを聞いたか?」
「隣町に行く……ですか?」
「ああ、いつもヴァイトと訓練しているやつらも一緒に行くらしいが、ヴァイトも――」

 さっきまで一緒にいたのに、俺はユーマ達からそういう話を全く聞いていない。
 隣町に行く? 俺達は友達じゃなかったのか?
 俺なんかには別れの挨拶もしたくないという関係なんだろうか。

「あれ? ヴァイトさんどこに行く――」

 戻ってきたナコの姿が見えたが、俺はユリスさんの話で頭がいっぱいで、気づいた時には勝手に体が動き、外に飛び出していた。

「あっ、ヴァイト様だ!」

 俺を見つけて声をかける人達もいるが、今はそれどころではない。
 とにかくユーマ達を探す。だが、いくら探してもユーマはいない。
 それどころかいつも一緒にいた勇者のアルやラブすら見つからないのだ。
 もう町の中にはいないのだろうか。しかし、ユリスさんの話だとナコも一緒に行くと言っていた。
 それなら、ナコはまだユリスさんの家にいたのだから、この町にいるのはたしかだ。

「バビットさん! ユーマ達が隣町に行くって知ってましたか?」
「それぐらい……ああ、そういうことか」

 俺は一回店に戻りバビットさんに尋ねる。
 バビットさんは何か言うこともなく、ただ、俺を見てニヤニヤと笑っている。

「くくく、ちゃんと別れは伝えた方がいいぞ?」

 その後、バビットさんの厚意で夜の営業は休ませてもらい、俺はすぐに荷物を持って町の出入口である門の近くで待つことにした。
 何も言わずに別れるのは寂しいからな。ただ、なぜ俺には言ってくれなかったのかと、モヤモヤした気持ちが押し寄せてくる。
 こんな気持ちは初めてで、どうしたらいいのかわからない。
 斥候スキルの影響もあって、姿を隠しているから、誰にもバレていないだろう。
 あいつらが来た時に絶対捕まえてやるからな……


 ――カーン! カーン!
 大きなかねの音で俺は目を覚ます。教会が朝を知らせるために鳴らすものだ。

「ふぁ!? もう朝か!」

 今まで、鐘の音が鳴るまで寝ていたことがなかった。
 門の前で見張っていたつもりが、いつの間にか寝てしまっていたらしい。
 すると、門から見て正面の冒険者ギルドの方から、勇者のアル、ユーマ、ラブ、ナコが歩いてきた。

「次の町って何があるんだろうね?」
「ここにはない職業もあるらしいよ?」
「はぁん!? 俺この間斥候になったばかりだぞ」
「ちゃんと説明を見てないから、そうなるんだよ?」
「何事にも慎重にならないとダメなゲームだもんね」

 本当にあいつらって仲がよさそうだな。

「よっ、お前達も行くみたいだな」

 門番さんが四人に声をかける。

「隣町なのですぐに――」

 四人は笑いながら門番さんと話をしている。
 俺は全く知らないのに、なぜか町の人達は前から知っているような口振り。
 俺は斥候スキルを解除してユーマ達に近づく。

「おい、俺には挨拶なしか?」
「おっ、ヴァイトじゃないか! 見送りに来てくれたんか?」

 あれ、思っていた反応と違う。なぜ、ユーマはこんなに明るく答えるんだ。
 バカだからか? もしくは俺なんてどうでもいいってことか?
 イライラしてくる。きっと考えすぎて寝不足なのも、関係しているのだろう。

「ヴァイトさん、これには――」
「ナコちん、静かに」

 喋り出そうとしたナコを、ラブは笑いながら制した。
 いやいや、お前達も関係あるんだからな?
 友達だと思っていたのは俺の方だけだったのか、そう考えると勝手に涙が出てくる。

「おいおい、ヴァイトどうしたんだ?」

 ユーマは心配そうに俺の顔を覗き込む。

「えええ、ヴァイトさんが泣いちゃったよ」

 一方ユーマと違い、アルはその場であたふたとしている。

「な、泣いてない! 目からよだれが出てくるだけだ!」

 頑張ってこらえようとしても涙が溢れ出てくる。


 この感情をどうしたらいいのか、俺にはさっぱりわからないのだ。

「うっ……とうとい。もうヴァイトさん推しにはたまらないよ」
「ラブ……」

 アルが呆れたような顔でラブを見て呟く。でも、今はそんなことよりも――

「俺はお前達の友達じゃなかったのか!」
「「「「へっ!?」」」」

 ユーマ達はお互いに顔を見合わせる。
 なんだ、その反応は……やっぱり友達だと思っていたのは俺だけだったのか。

「ははは、ヴァイトは俺と離れるのが寂しかったのか?」

 ユーマはニヤリと笑う。

「なっ!?」
「ぬぅー、ヴァイトさん、ツンデレ属性持ちなのね」
「ラブ少し落ち着いて! もう、みんなも止めてよ!」

 息をハアハアとしているラブをナコは必死に止めているが、俺も怒りでハアハアと息が乱れてくる。

「俺はヴァイトとずっと友達だぞ!」
「なら、別れも言わずに行くなんて……」

 俺はユーマに掴みかかる。
 別れの挨拶ぐらいしてくれてもいいだろう。
 俺にとってユーマ達は大事な友達なんだから。
 そんな俺の腕にアルは優しく触れる。

「あのー、隣町って半日ぐらいで行ける距離ですよ?」
「へっ!?」

 俺はアルの言葉に頭が真っ白になる。半日で行ける距離だって……?
 今まで森に行った時に町なんてどこにもなかったはずなのに。
 こいつらは何を言ってるんだ?

「アップデートで追加されたから。前は見えなかったもんね」
「ははは、ヴァイトはそんなに俺と離れるのが嫌だったのか。いやー、嬉しいな」

 ニヤニヤと笑うユーマにイライラが収まらない。
 そんなに近いとこなら別れもいらない。半日の距離なら、俺の足だと数時間で着く。
 無駄に悩んだ俺はバカみたいだ。そりゃー、わざわざ行くことを言わなくてもいいわけだ。

「帰る!」

 あまりの恥ずかしさに、俺はそう宣言して店に帰ることにした。
 昨日の夜からずっと門で待っていたからな。

「おー、またすぐ戻ってくるからよ!」

 そう言ってユーマ達は隣町へ向かった。



 第一章 社畜、暇な時間は師匠と遊ぼう


「あー、やることないな」

 ユーマ達が隣町に行ってから数日。勇者を鍛えることもなく、空いている時間が増えた。
 魔物の活動もあれから落ち着いているため、俺が討伐に行く必要はない。
 むしろ俺が魔物の討伐をしたら、冒険者として生計を立てている人の邪魔になってしまう。

「久しぶりに休んでるな」

 俺を見て、バビットさんが話しかけてくる。

「暇なのも大変ですね」
「うーん、それは大変なのか大変じゃないのかわからないな」

 昔は仕込み作業に三十分はかかっていたのに、今では五分もあればできてしまう。
 朝活でデイリークエストを半分以上終わらせて、営業前に残りを終えたら昼休みにはもうやることがない。

「それなら、散歩でもしてきたらどうだ?」
「そんなことしたら大変なことに……ならないな!」

 ユーマ達が出発した日、他の勇者達もほとんどが隣町に向かって町を出ていった。
 うるさかった町は静かになっている。
 今でも町にいるのは、生産職の勇者達ぐらいだ。

「新しい職業体験ができないか、散歩がてら探してみます」

 俺は暇な時間をつぶすため、新たな職業体験を求めて散歩することにした。

「ん? それは散歩とは言わ……はぁー、あいつはいつになったら休むんだ」

 店を出ようと歩く俺は、背中越しにバビットさんの呟きを聞いた。

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