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第一章 外れスキル
192.魔法士団
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あれから数日後俺達は王城の訓練場に招待された。
今回は魔法士団の訓練に参加させてもらえることになったのだ。
ただ、一般的に魔法と呼ばれているものは使うことができないため模擬戦のみの参加になるが一番はセヴィオンが興味を示したからだ。
「魔法士団ってどんな団体なんだ?」
ラルフは一緒に来ていたガレインに尋ねた。
「基本的には王立魔法学園かベズギット魔法学園を卒業した人達を中心に魔法使いのエキスパートが揃っているかな」
「じゃあ、凄い人達ばかりってこと?」
「そうだね! でもそもそもクレイウェン王国は剣に特化してるスキル持ちが多いから騎士団の方が有名だよ?」
そもそも魔法が使えるスキル持ちがクレイウェン王国にはあまりいないため、王国では優遇されている人が多かった。
しばらく歩いて行くと王城の訓練場が見えてきた。
「じゃあ、魔法士団は貴族が多いから二人とも気をつけてね」
そう言ってガレインは去って行った。最後に言った言葉の方が俺達としたは重要だ。
「よし、ラルフ行こうか」
「ああ」
俺達は訓練場の扉を開けた。
♢
「今日は共に訓練をしたいという二人を連れてきた。知っているものもいるが紹介する」
俺達はセヴィオンに紹介された。ケントは以前マルヴェインとの模擬戦を見ている人もいたため、知っている人もいたがラルフは知られていなかった。
また、その見た目に偏見を持っているものも多かった。
「セヴィオン様なぜ、獣人の彼と私達が一緒に訓練をする必要があるんですか?」
声を上げたのは生誕祭後の今年から配属された魔法師だった。それに同調するかのように数人は頷いていた。
「彼らは弟からのお願いで一緒に訓練することになった。技術は私が保証する」
「セヴィオン様はガレイン様に甘すぎます。高貴な魔法士団に子供二人を……そのうち一人は獣人って魔法士団の名前に傷をつけるつもりですか」
「そうだ!」
さらに声を上げる者は増え、訓練場は騒然としていた。
確かにいきなり子どもが来て訓練に参加すると言われたら、憧れの魔法士団に入った人達にとっては俺達は邪魔存在でしかない。
「お前ら黙れ!」
大きく声を発したのは魔法士団副団長だった。
「セヴィオン様このままで示しがつかないと思いますが……」
副団長の発言にセヴィオンは少し考えた後に俺達に確認した。
「君達は手合わせしにきたんだよね?」
「はい!」
「なら、新人の魔法士と手合わせするのはどうだ?」
「お願いします」
セヴィオンの提案で俺達は新人魔法士と模擬戦をすることとなった。
セヴィオンやマルヴェインと模擬戦をすると予想していたため、二人より新人の方が手合わせにはちょうど良かった。
「セヴィオン様今年の新人は三人いますが、誰が模擬戦をしましょうか?」
副団長がセヴィオンに確認すると、少し考えた後に尋ねてきた。
「確かマルヴェイン兄さんとの模擬戦の時って近接戦だったよね? ケントくんは近接戦が有利なのかい?」
「一応戦いやすいのは遠距離で――」
セヴィオンはニヤリと笑っていた。俺は言ってから気づいたら。
「なら三人でやったらどうだ?」
「セヴィオン様流石それは……」
セヴィオンの提案に新人達は抗議し始めた。
「僕達も流石に魔法士団――」
「こんな子供……しかも獣人を相手に三人で戦うなんて貴族として……」
ここまで言われたら俺達も負けてはいられなかった。
ただ、それよりもセヴィオンの煽りはもっとすごかった。
「お前らは獣人相手に負けると思ってるのか?」
「なっ!?」
「ならできるだろ? ここでしっかり実力を見せつけておけば彼らも模擬戦をしたいって言わなくなるだろう? まぁ、お前らみたいな命懸けで生きてきたやつ、呑気に生きてたやつとは違うからな」
セヴィオンは俺達の肩を強く掴んだ。あっ……これは逃げられないやつだ。
「あのー、セヴィオンさん?」
「ははは、さあ楽しませてもらおうかな」
セヴィオンは小さな声で笑っていた。
「セヴィオン様って結構鬼畜だよな……」
「王族の中で一番敵に回しちゃダメって俺も思ったわ」
俺達は初めてセヴィオンの恐ろしさを感じるのだった。
今回は魔法士団の訓練に参加させてもらえることになったのだ。
ただ、一般的に魔法と呼ばれているものは使うことができないため模擬戦のみの参加になるが一番はセヴィオンが興味を示したからだ。
「魔法士団ってどんな団体なんだ?」
ラルフは一緒に来ていたガレインに尋ねた。
「基本的には王立魔法学園かベズギット魔法学園を卒業した人達を中心に魔法使いのエキスパートが揃っているかな」
「じゃあ、凄い人達ばかりってこと?」
「そうだね! でもそもそもクレイウェン王国は剣に特化してるスキル持ちが多いから騎士団の方が有名だよ?」
そもそも魔法が使えるスキル持ちがクレイウェン王国にはあまりいないため、王国では優遇されている人が多かった。
しばらく歩いて行くと王城の訓練場が見えてきた。
「じゃあ、魔法士団は貴族が多いから二人とも気をつけてね」
そう言ってガレインは去って行った。最後に言った言葉の方が俺達としたは重要だ。
「よし、ラルフ行こうか」
「ああ」
俺達は訓練場の扉を開けた。
♢
「今日は共に訓練をしたいという二人を連れてきた。知っているものもいるが紹介する」
俺達はセヴィオンに紹介された。ケントは以前マルヴェインとの模擬戦を見ている人もいたため、知っている人もいたがラルフは知られていなかった。
また、その見た目に偏見を持っているものも多かった。
「セヴィオン様なぜ、獣人の彼と私達が一緒に訓練をする必要があるんですか?」
声を上げたのは生誕祭後の今年から配属された魔法師だった。それに同調するかのように数人は頷いていた。
「彼らは弟からのお願いで一緒に訓練することになった。技術は私が保証する」
「セヴィオン様はガレイン様に甘すぎます。高貴な魔法士団に子供二人を……そのうち一人は獣人って魔法士団の名前に傷をつけるつもりですか」
「そうだ!」
さらに声を上げる者は増え、訓練場は騒然としていた。
確かにいきなり子どもが来て訓練に参加すると言われたら、憧れの魔法士団に入った人達にとっては俺達は邪魔存在でしかない。
「お前ら黙れ!」
大きく声を発したのは魔法士団副団長だった。
「セヴィオン様このままで示しがつかないと思いますが……」
副団長の発言にセヴィオンは少し考えた後に俺達に確認した。
「君達は手合わせしにきたんだよね?」
「はい!」
「なら、新人の魔法士と手合わせするのはどうだ?」
「お願いします」
セヴィオンの提案で俺達は新人魔法士と模擬戦をすることとなった。
セヴィオンやマルヴェインと模擬戦をすると予想していたため、二人より新人の方が手合わせにはちょうど良かった。
「セヴィオン様今年の新人は三人いますが、誰が模擬戦をしましょうか?」
副団長がセヴィオンに確認すると、少し考えた後に尋ねてきた。
「確かマルヴェイン兄さんとの模擬戦の時って近接戦だったよね? ケントくんは近接戦が有利なのかい?」
「一応戦いやすいのは遠距離で――」
セヴィオンはニヤリと笑っていた。俺は言ってから気づいたら。
「なら三人でやったらどうだ?」
「セヴィオン様流石それは……」
セヴィオンの提案に新人達は抗議し始めた。
「僕達も流石に魔法士団――」
「こんな子供……しかも獣人を相手に三人で戦うなんて貴族として……」
ここまで言われたら俺達も負けてはいられなかった。
ただ、それよりもセヴィオンの煽りはもっとすごかった。
「お前らは獣人相手に負けると思ってるのか?」
「なっ!?」
「ならできるだろ? ここでしっかり実力を見せつけておけば彼らも模擬戦をしたいって言わなくなるだろう? まぁ、お前らみたいな命懸けで生きてきたやつ、呑気に生きてたやつとは違うからな」
セヴィオンは俺達の肩を強く掴んだ。あっ……これは逃げられないやつだ。
「あのー、セヴィオンさん?」
「ははは、さあ楽しませてもらおうかな」
セヴィオンは小さな声で笑っていた。
「セヴィオン様って結構鬼畜だよな……」
「王族の中で一番敵に回しちゃダメって俺も思ったわ」
俺達は初めてセヴィオンの恐ろしさを感じるのだった。
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