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第一章 外れスキル
209.北西 【side:カタリーナ】
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カタリーナは待機場所から北西に向かって馬を走らせた。
偵察部隊からの話では、鳥類系の魔物とオークが中心に発生していると聞いている。
「矢の準備はいいか」
「おう!」
今回は飛んでいる魔物が多いと想定されるため、まずは矢で撃ち落としカタリーナの魔法で退治する予定だ。
「ギルドマスターそろそろ目的地に到着します」
カタリーナは馬の速度を緩め様子を見た。
少し遠くに空中に飛んでいる魔物がいくつかおり、見える範囲内では思ったよりも数は多くなかった。
「聞いていた数と違っーー」
「ギルドマスター伝令です」
偵察部隊から連絡が入ってきた。
「魔物同士が戦っておりオークが魔物を吸収しております」
「オークが吸収?」
カタリーナは言っていることがわからなかった。
「どういうことじゃ?」
「オーク達が鳥類の魔物と戦闘に入り、そのまま吸収し飛べるようになっているとのこと」
カタリーナの周りにいた冒険者達もその場で固まっていた。言っていることが理解できなかったのだ。
「そんなことがあるのか?」
近くにいた冒険者がカタリーナに尋ねた。
「過去にそういった事例はあるのじゃ。それでも特殊な魔物は一体だけだったが……」
大精霊であるカタリーナは長生きしているため、過去にも特殊な魔物も存在していた。
その当時は一体だけだったため、特に問題なく討伐された。
それでも発見された当時は衝撃的だった。
「すぐにその場所に案内するのじゃ」
カタリーナはどこか違和感を感じながらも偵察部隊を追うようにオークの元へ向かった。
♢
疾風の如く馬を走らせたカタリーナは、目的地に近づくと変わった空気感と血の匂いに馬は急に止まった。
「ここまでで大丈夫じゃ。少し離れておれ」
馬から降りるとすぐに馬は遠くまで離れてた。それほど本能的に近づけないのだろう。
他の冒険者達も同様に行動するとやはり馬達は離れて一箇所に集まっていた。
「案内を頼むのじゃ」
偵察部隊に目的の場所まで案内させると、さらに血の匂いは濃くなっていた。
――バキバキ!
カタリーナ達はオーク達に近づく。その場は酷い状況になっていた。
周囲は血の海になり、ちょうどオークに食べられていた鳥型の魔物からは血が吹き出していた。
「これはあの子らを連れてこなくて正解じゃ」
カタリーナは仮冒険者であるケント達を連れて来なくてよかったと感じるほど悲惨な状況だった。
実はケント達の実力を知っている一部の冒険者達の中では、戦力になると言われ参加させる話が出ていた。
だが、仮冒険者にそこまでの負担はかけられないということで後方待機にさせたのだ。
「マスターどうしますか?」
偵察部隊の冒険者はカタリーナに確認した。
「んー、出来るだけ早めに数を減らしておいた方が良いのじゃ」
なぜかオークから羽が生えてる固体もいた。オークが新しい種族へと進化しているのだ。
「わかりました。それにしてもなぜ特殊なオークが大量に発生しているんでしょうかね?」
「あっ……」
その一言でカタリーナは以前ケントが報告したオークの群れとオークメイジを思い出した。
「どうしましたか?」
「これは大変なのじゃ。まずはオークの数を減らしたら説明するのじゃ!」
カタリーナは魔法を発動させるために詠唱を始めた。
「アースウォール!」
魔法を唱えると突然地面が揺れ出した。
鳥類の魔物を食べていたオーク達は突然の揺れに戸惑っていた。
すると、オーク達を中心に縦にオーク三体分の高さを積んだ壁が出現した。
「今のうちに弓矢で放つのじゃ!」
カタリーナの命令通りに弓スキル持ちは弓を構え放っていた。
「ウォー!!」
オーク達は突然の襲撃に怒りを露わにしている。
周囲を見渡しこちらの存在に気付いたのか羽ばたいて近寄って来る者もいた。
やはり進化して本当に飛ぶ能力を身に付けたオークがいた。
「飛ぶ者から撃ち落とすのじゃ!」
カタリーナは指示をしながら魔力を練り上げていた。
「皆少し離れるのじゃ!」
カタリーナの指示で冒険者達はすぐに離れた。
「ファイヤーストーム!!」
カタリーナは両手を前に突き出すと魔法を唱えた。
突然現れた火は徐々に強くなり渦を巻き出した。
オーク達は逃げ惑うが横は壁に塞がれ、羽の生えたオークは逃げようとするが暴風に飲み込まれていった。
偵察部隊からの話では、鳥類系の魔物とオークが中心に発生していると聞いている。
「矢の準備はいいか」
「おう!」
今回は飛んでいる魔物が多いと想定されるため、まずは矢で撃ち落としカタリーナの魔法で退治する予定だ。
「ギルドマスターそろそろ目的地に到着します」
カタリーナは馬の速度を緩め様子を見た。
少し遠くに空中に飛んでいる魔物がいくつかおり、見える範囲内では思ったよりも数は多くなかった。
「聞いていた数と違っーー」
「ギルドマスター伝令です」
偵察部隊から連絡が入ってきた。
「魔物同士が戦っておりオークが魔物を吸収しております」
「オークが吸収?」
カタリーナは言っていることがわからなかった。
「どういうことじゃ?」
「オーク達が鳥類の魔物と戦闘に入り、そのまま吸収し飛べるようになっているとのこと」
カタリーナの周りにいた冒険者達もその場で固まっていた。言っていることが理解できなかったのだ。
「そんなことがあるのか?」
近くにいた冒険者がカタリーナに尋ねた。
「過去にそういった事例はあるのじゃ。それでも特殊な魔物は一体だけだったが……」
大精霊であるカタリーナは長生きしているため、過去にも特殊な魔物も存在していた。
その当時は一体だけだったため、特に問題なく討伐された。
それでも発見された当時は衝撃的だった。
「すぐにその場所に案内するのじゃ」
カタリーナはどこか違和感を感じながらも偵察部隊を追うようにオークの元へ向かった。
♢
疾風の如く馬を走らせたカタリーナは、目的地に近づくと変わった空気感と血の匂いに馬は急に止まった。
「ここまでで大丈夫じゃ。少し離れておれ」
馬から降りるとすぐに馬は遠くまで離れてた。それほど本能的に近づけないのだろう。
他の冒険者達も同様に行動するとやはり馬達は離れて一箇所に集まっていた。
「案内を頼むのじゃ」
偵察部隊に目的の場所まで案内させると、さらに血の匂いは濃くなっていた。
――バキバキ!
カタリーナ達はオーク達に近づく。その場は酷い状況になっていた。
周囲は血の海になり、ちょうどオークに食べられていた鳥型の魔物からは血が吹き出していた。
「これはあの子らを連れてこなくて正解じゃ」
カタリーナは仮冒険者であるケント達を連れて来なくてよかったと感じるほど悲惨な状況だった。
実はケント達の実力を知っている一部の冒険者達の中では、戦力になると言われ参加させる話が出ていた。
だが、仮冒険者にそこまでの負担はかけられないということで後方待機にさせたのだ。
「マスターどうしますか?」
偵察部隊の冒険者はカタリーナに確認した。
「んー、出来るだけ早めに数を減らしておいた方が良いのじゃ」
なぜかオークから羽が生えてる固体もいた。オークが新しい種族へと進化しているのだ。
「わかりました。それにしてもなぜ特殊なオークが大量に発生しているんでしょうかね?」
「あっ……」
その一言でカタリーナは以前ケントが報告したオークの群れとオークメイジを思い出した。
「どうしましたか?」
「これは大変なのじゃ。まずはオークの数を減らしたら説明するのじゃ!」
カタリーナは魔法を発動させるために詠唱を始めた。
「アースウォール!」
魔法を唱えると突然地面が揺れ出した。
鳥類の魔物を食べていたオーク達は突然の揺れに戸惑っていた。
すると、オーク達を中心に縦にオーク三体分の高さを積んだ壁が出現した。
「今のうちに弓矢で放つのじゃ!」
カタリーナの命令通りに弓スキル持ちは弓を構え放っていた。
「ウォー!!」
オーク達は突然の襲撃に怒りを露わにしている。
周囲を見渡しこちらの存在に気付いたのか羽ばたいて近寄って来る者もいた。
やはり進化して本当に飛ぶ能力を身に付けたオークがいた。
「飛ぶ者から撃ち落とすのじゃ!」
カタリーナは指示をしながら魔力を練り上げていた。
「皆少し離れるのじゃ!」
カタリーナの指示で冒険者達はすぐに離れた。
「ファイヤーストーム!!」
カタリーナは両手を前に突き出すと魔法を唱えた。
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