46 / 158
第一区画
46. 驚き桃の木山椒の木
しおりを挟む
俺はわかる範囲で魔法について桃乃に伝えることにした。
「まずは体の中にある魔力を感じるそうだけど……感じるの?」
俺自身が魔法を使えるわけじゃないため、魔力を感じることもできない。
「やってみますね」
桃乃は目を瞑り集中すると、次第に何かを感じたのか目をゆっくりと開けた。
さっきより表情が集中しており、真剣な顔をしていた。
「あとは魔法を放つように使うらしいよ?」
自分でも思ったが、ものすごく大雑把な説明だった。ただ、俺の中で知っている記憶はこれだけしかない。
こんな説明では使えないだろうと思い、桃乃を見ていると、掌から突然炎を出し、空中に漂わせている。
よくある魔法とは違いぷかぷかと浮いているようだ。
「おっ、おー!!」
何もないところから、急に出てきた炎に俺は興奮した。
初めて見る魔法と、急に感じる異世界感に俺の中の隠してあった部分が溢れ出す。
「俺の右手が騒ぐぜ。聖なる炎よ、暗黒なる闇を我が炎で焼き尽くせ! とか言ってみて!」
俺は冗談で伝えると、桃乃は魔法を飛ばすトリガーだと思ったのかそのまま続けて言い出した。
「わっ……私の右手がさわわ騒ぎます。聖なる炎よ、うふふ暗黒な闇を我が炎で……無理です!」
桃乃は恥ずかしくなり途中で詠唱を辞めてしまった。
詠唱というよりは俺が厨二病ぽいセリフを言わせたかっただけだ。
これはパワハラになるのだろうか。最近問題になることが多いからな。
しかし、俺達の思いとは別に魔法が発動する。
「えっ!? えー!!」
急に炎の火力が強くなり、目の前の瓦礫に向かって飛んで行ったのだ。
瓦礫に衝突したと同時に炎は小さく爆発し、瓦礫が飛び散っている。
「あのー、ももちゃん? 思ったより火力が凄いんですが……」
俺は桃乃の魔法に驚き、空いた口が塞がらなかった。それよりも桃乃の方が驚いていた。
本人も魔法が使えるとは思わなかったのだろう。
「先輩これ火傷しますよね?」
第一声が真面目なのは桃乃らしい。確かに言われてみれば当たれば魔物を倒すことは可能だが、俺にも被害が出そうな気もする。
「とりあえず、威力はわかったからゴブリンを見つけたらやってみようか」
「お前達この辺にゴブリンはいるか?」
さっきまで各々遊んでいたのに、俺の問いかけた途端に近寄ってきては、すぐにお座りして聞いている。
やっと自分達の出番になると、コボルト達は尻尾を振っていた。
「ガウ?」
「ガウガウ!」
コボルトだけがわかるコミュニケーションがあるのだろう。コボルト達が話し合うと、1体のコボルトが動き出した。どうやら仲間内でゴブリンの居場所を確認していたようだ。
俺達は近くにある武器を手に取り、ついて行くことにした。どうやら桃乃の武器は少し大きめの木だった。
見た目も少し魔法使いっぽい。
俺の武器はスコップなんだぞ!
完全に見た目だけは農家の人だ。
しばらくコボルトについていくと、そこにはゴブリンが5体が立っていた。ポイズンスネークの時も感じたが、コボルトの索敵能力はものすごく優れている。
一番強い魔物はコボルトで決定だ。
「じゃあ、桃乃あいつらに向かって魔法をぶつけてみてくれ!」
桃乃がしばらく瞑想すると、また空中に炎が浮いていた。
「私の右手が──」
桃乃が恥ずかしそうに詠唱していると、すぐに炎はゴブリンに向かって飛んで行く。
小さな爆発とともにゴブリン達は燃え上がり悶えていた。
「顔に似合わずグロいことするね……」
「いや、私の顔とは関係ないですよ」
桃乃の魔法は強力だった。当たった瞬間小さく爆発するため、すぐに周りを巻き込み燃え尽くしてしまう。
森の中で使ったらニュースになるぐらいの大火事になるだろう。
「ってか呪文唱えなくて飛ぶじゃないですか!」
桃乃はついに気づいてしまった。詠唱がなくても魔法が使えてしまうことを。
頭が良いのに浮いている炎を見て、詠唱なしでもいけるかもしれないと思わなかったのだろうか。
「まぁ、騙されたお前が悪いな」
俺と桃乃はゴブリンが燃え尽きるのを待っていた。ゴブリン達もだんだん弱まり、次第に倒れていく。
周囲には肉が焦げる匂いと残酷な姿があった。
「うっ……」
桃乃はそんなゴブリンの姿を見て嘔吐している。俺も初めの頃は耐性がなかったが、改めて考えると中々のグロさだ。
「改めて自分が殺したことを実感しました」
「それだけは通らないといけない道だからな」
俺はそっと桃乃の肩を叩き、ゴブリンの回収を始めた。
「あれ?」
俺はゴブリンに触れるが袋に回収されることはなく、遺体は残ったままだ。
一瞬、回収機能が壊れたのかと疑ったが、考えたら今回の戦闘に俺は参加していなかった。
「体調悪いところごめんな。ゴブリンを回収してくれないか?」
俺はぐったりとしている桃乃に声をかけた。桃乃は俺の言っていることをすぐに理解できたのか、恐る恐るゴブリンの死体に触れると、すぐにゴブリンの姿は消えた。
これでわかったことは、パーティーを組んでいても戦闘に参加しなければ回収できないってことだ。
あとは貢献度などで回収時に素材がどれだけ入手出来ているかの違いも確認が必要そうだ。
「先輩もう大丈夫です」
桃乃はこの間よりもはやく落ち着いていた。パッシブスキルの精神耐性による影響だろうか。
「次は目的のスライムを倒しに行きますか」
俺と桃乃はまだ見ぬ最弱な魔物"スライム"を倒しに歩き出した。
「まずは体の中にある魔力を感じるそうだけど……感じるの?」
俺自身が魔法を使えるわけじゃないため、魔力を感じることもできない。
「やってみますね」
桃乃は目を瞑り集中すると、次第に何かを感じたのか目をゆっくりと開けた。
さっきより表情が集中しており、真剣な顔をしていた。
「あとは魔法を放つように使うらしいよ?」
自分でも思ったが、ものすごく大雑把な説明だった。ただ、俺の中で知っている記憶はこれだけしかない。
こんな説明では使えないだろうと思い、桃乃を見ていると、掌から突然炎を出し、空中に漂わせている。
よくある魔法とは違いぷかぷかと浮いているようだ。
「おっ、おー!!」
何もないところから、急に出てきた炎に俺は興奮した。
初めて見る魔法と、急に感じる異世界感に俺の中の隠してあった部分が溢れ出す。
「俺の右手が騒ぐぜ。聖なる炎よ、暗黒なる闇を我が炎で焼き尽くせ! とか言ってみて!」
俺は冗談で伝えると、桃乃は魔法を飛ばすトリガーだと思ったのかそのまま続けて言い出した。
「わっ……私の右手がさわわ騒ぎます。聖なる炎よ、うふふ暗黒な闇を我が炎で……無理です!」
桃乃は恥ずかしくなり途中で詠唱を辞めてしまった。
詠唱というよりは俺が厨二病ぽいセリフを言わせたかっただけだ。
これはパワハラになるのだろうか。最近問題になることが多いからな。
しかし、俺達の思いとは別に魔法が発動する。
「えっ!? えー!!」
急に炎の火力が強くなり、目の前の瓦礫に向かって飛んで行ったのだ。
瓦礫に衝突したと同時に炎は小さく爆発し、瓦礫が飛び散っている。
「あのー、ももちゃん? 思ったより火力が凄いんですが……」
俺は桃乃の魔法に驚き、空いた口が塞がらなかった。それよりも桃乃の方が驚いていた。
本人も魔法が使えるとは思わなかったのだろう。
「先輩これ火傷しますよね?」
第一声が真面目なのは桃乃らしい。確かに言われてみれば当たれば魔物を倒すことは可能だが、俺にも被害が出そうな気もする。
「とりあえず、威力はわかったからゴブリンを見つけたらやってみようか」
「お前達この辺にゴブリンはいるか?」
さっきまで各々遊んでいたのに、俺の問いかけた途端に近寄ってきては、すぐにお座りして聞いている。
やっと自分達の出番になると、コボルト達は尻尾を振っていた。
「ガウ?」
「ガウガウ!」
コボルトだけがわかるコミュニケーションがあるのだろう。コボルト達が話し合うと、1体のコボルトが動き出した。どうやら仲間内でゴブリンの居場所を確認していたようだ。
俺達は近くにある武器を手に取り、ついて行くことにした。どうやら桃乃の武器は少し大きめの木だった。
見た目も少し魔法使いっぽい。
俺の武器はスコップなんだぞ!
完全に見た目だけは農家の人だ。
しばらくコボルトについていくと、そこにはゴブリンが5体が立っていた。ポイズンスネークの時も感じたが、コボルトの索敵能力はものすごく優れている。
一番強い魔物はコボルトで決定だ。
「じゃあ、桃乃あいつらに向かって魔法をぶつけてみてくれ!」
桃乃がしばらく瞑想すると、また空中に炎が浮いていた。
「私の右手が──」
桃乃が恥ずかしそうに詠唱していると、すぐに炎はゴブリンに向かって飛んで行く。
小さな爆発とともにゴブリン達は燃え上がり悶えていた。
「顔に似合わずグロいことするね……」
「いや、私の顔とは関係ないですよ」
桃乃の魔法は強力だった。当たった瞬間小さく爆発するため、すぐに周りを巻き込み燃え尽くしてしまう。
森の中で使ったらニュースになるぐらいの大火事になるだろう。
「ってか呪文唱えなくて飛ぶじゃないですか!」
桃乃はついに気づいてしまった。詠唱がなくても魔法が使えてしまうことを。
頭が良いのに浮いている炎を見て、詠唱なしでもいけるかもしれないと思わなかったのだろうか。
「まぁ、騙されたお前が悪いな」
俺と桃乃はゴブリンが燃え尽きるのを待っていた。ゴブリン達もだんだん弱まり、次第に倒れていく。
周囲には肉が焦げる匂いと残酷な姿があった。
「うっ……」
桃乃はそんなゴブリンの姿を見て嘔吐している。俺も初めの頃は耐性がなかったが、改めて考えると中々のグロさだ。
「改めて自分が殺したことを実感しました」
「それだけは通らないといけない道だからな」
俺はそっと桃乃の肩を叩き、ゴブリンの回収を始めた。
「あれ?」
俺はゴブリンに触れるが袋に回収されることはなく、遺体は残ったままだ。
一瞬、回収機能が壊れたのかと疑ったが、考えたら今回の戦闘に俺は参加していなかった。
「体調悪いところごめんな。ゴブリンを回収してくれないか?」
俺はぐったりとしている桃乃に声をかけた。桃乃は俺の言っていることをすぐに理解できたのか、恐る恐るゴブリンの死体に触れると、すぐにゴブリンの姿は消えた。
これでわかったことは、パーティーを組んでいても戦闘に参加しなければ回収できないってことだ。
あとは貢献度などで回収時に素材がどれだけ入手出来ているかの違いも確認が必要そうだ。
「先輩もう大丈夫です」
桃乃はこの間よりもはやく落ち着いていた。パッシブスキルの精神耐性による影響だろうか。
「次は目的のスライムを倒しに行きますか」
俺と桃乃はまだ見ぬ最弱な魔物"スライム"を倒しに歩き出した。
49
あなたにおすすめの小説
合成師
あに
ファンタジー
里見瑠夏32歳は仕事をクビになって、やけ酒を飲んでいた。ビールが切れるとコンビニに買いに行く、帰り道でゴブリンを倒して覚醒に気付くとギルドで登録し、夢の探索者になる。自分の合成師というレアジョブは生産職だろうと初心者ダンジョンに向かう。
そのうち合成師の本領発揮し、うまいこと立ち回ったり、パーティーメンバーなどとともに成長していく物語だ。
オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】
山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。
失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。
そんな彼が交通事故にあった。
ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。
「どうしたものかな」
入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。
今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。
たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。
そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。
『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』
である。
50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。
ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。
俺もそちら側の人間だった。
年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。
「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」
これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。
注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。
注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。
過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-
すずめさん
ファンタジー
ある日、友達に誘われ始めたMMORPG…[アルバスクロニクルオンライン]
何の変哲も無くゲームを始めたつもりがしかし!?…
たった一つのスキルのせい?…で起きる波乱万丈な冒険物語。
※本作品はPCで編集・改行がされて居る為、スマホ・タブレットにおける
縦読みでの読書は読み難い点が出て来ると思います…それでも良いと言う方は……
ゆっくりしていってね!!!
※ 現在書き直し慣行中!!!
親友と婚約者に裏切られ仕事も家も失い自暴自棄になって放置されたダンジョンで暮らしてみたら可愛らしいモンスターと快適な暮らしが待ってました
空地大乃
ファンタジー
ダンジョンが日常に溶け込んだ世界――。
平凡な会社員の風間は、身に覚えのない情報流出の責任を押しつけられ、会社をクビにされてしまう。さらに、親友だと思っていた男に婚約者を奪われ、婚約も破棄。すべてが嫌になった風間は自暴自棄のまま山へ向かい、そこで人々に見捨てられた“放置ダンジョン”を見つける。
どこか自分と重なるものを感じた風間は、そのダンジョンに住み着くことを決意。ところが奥には、愛らしいモンスターたちがひっそり暮らしていた――。思いがけず彼らに懐かれた風間は、さまざまなモンスターと共にダンジョンでのスローライフを満喫していくことになる。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
男女比1対5000世界で俺はどうすれバインダー…
アルファカッター
ファンタジー
ひょんな事から男女比1対5000の世界に移動した学生の忠野タケル。
そこで生活していく内に色々なトラブルや問題に巻き込まれながら生活していくものがたりである!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる