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第一章 社畜、パパになる
27.社畜、無事に助かりました ※一部別視点
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「おい、止まれ!」
謎の敵を追いかけようとしていたゴボタを俺は急いで止める。
最後に地面から火柱が出てきた時は驚いたが、あんなことができるのは人間ではないだろう。
本当に宇宙人がこの世にいるとは思わなかった。
戻ってきたゴボタ達と俺はみんなで抱き合う。
「あー、無事でよかったー!」
「ゴボオオオオオ!」
「ワオオオオオン!」
「死ぬかと思いましたー」
誰もがヒヤヒヤしていただろう。
だって、火の玉を剣で切るんだぞ。
普通に考えておかしいだろ。
だから、毒々しい紫色の魔宝石を使ったら見事に剣は溶けていた。
やはり見た目がアメシストに似ているため、普通とは違う効果があるのだろう。
〝人を選ぶパワーストーン〟って言われているからな。
あの武器は相性が悪かった。
ただ、それだけのことだ。
紫色の魔宝石がなかったら、今頃俺達も焼かれて丸こげになっていたかもしれないからな。
「そういえば、牛と鶏は大丈夫なのか?」
牛と鶏は拠点に置いてきていた。
柵はないから勝手に逃げられる構造でよかった。
「ハナコー!」
「はにゃこ?」
「コケミー!」
「こきぇみ?」
「ああ、俺が勝手に名付けた牛のハナコと鶏のコケミだ」
あいつらだけ名前がないのは可哀想だからな。
そんな俺の名付けセンスに、みんな驚いて遠ざかっていた。
良い名前過ぎて驚愕しているのだろう。
それにゴボタ達の時とは違って、眠くなることもなかった。
だから気軽に名前をつけることができたのだ。
「ンモオオオオオ!」
「コケコッコオオオオオ!」
森の奥からハナコとコケミが走ってやってきた。
どうやら無事に逃げることができたらしい。
ただ、なぜか怒っているような気がする。
ハナコなんてそのまま突撃する勢いだ。
「おいおい、お前達どうしたんだ!」
「ンモモモモオオオ!」
「コケッー!」
ハナコとコケミは俺に戯れあってきた。
きっと心配していたのだろう。
俺もハナコとコケミが心配だったからな。
「ボス、蹴られているのに喜んでるぞ」
「旦那様ドMだったんですね」
自分達がハナコとコケミに相手してもらえないのが悔しいのだろう。
みんな俺のことが好きだからな。
「とりあえずみんな無事でよかったな!」
本当に今回たまたま運が良かっただけだろう。
スキルポイントの振り方が、こんなに重要だとは思いもしなかった。
次は魔宝石だけでは、対応できないのかもしれない。
トラップも今回宇宙人が攻めてきて、必要な理由もわかったしな。
【敵を討伐したため、スキルポイントを手に入れました】
「おっ!?」
今まで朝にしかもらえなかったスキルポイントは、どうやら敵を追い払うと付与されるらしい。
「ゴボッ?」
突然俺が声を出したからゴボタは気になったのだろう。
そんなゴボタの頭を撫でる。
「にひひ!」
相変わらずゴボタはニコニコして可愛い。
「ダンナ様! ゴボタだけずるいです!」
ホワイトは俺の手を持って、頭の上に乗せてきた。
「へへへ!」
仕方なく撫でると、ホワイトは嬉しそうにしていた。
気をつけないと、この見た目に騙されたら酷い目に遭うからな。
いつ宇宙人が攻めてくるかはわからない。
ただ、今手に入ったスキルポイントは慎重に振らないといけないだろう。
俺は半透明の板に手を触れる。
「ボス、オラだけ撫でられてないぞ!」
リーゼントは半透明の板に触れている手の下に入ってきた。
「あっ……」
「ワン?」
どうやら俺は今回も適当にスキルポイントを振ってしまったようだ。
♢
俺達はダンジョンから出ると、急いで探索者ギルドに向かう。
まだこのダンジョンは管理されていない。
ダンジョンから魔物が溢れることを想定していないのか、入り口に見張りもいない状態だ。
きっとここのダンジョンは最高難易度のダンジョンと言われるようになるかもしれない。
あの動画を見せたら、すぐに対処が必要になるからな。
――バタン!
勢いよくこの県にある探索ギルドの扉を開ける。
きっとみんなの注目は集まっただろう。
「今すぐに新ダンジョンを高難易度に設定してくれ!」
俺達の声を聞いた探索者はざわざわとしている。
「矢が1000本も飛んでくるのか?」
「いやいや、オーガやゴブリンキングが出てくるんじゃないのか?」
探索者はあのダンジョンの恐ろしさを知らないから笑っていられるのだろう。
俺達が無事に帰って来れたのもあり、そこまで難易度が高いと思っていないのだろう。
「見えない敵が武器と防具を溶かしてくる」
「ははは、そんなエロ魔人がいそうダンジョン――」
「それに全属性の魔法を放ってきた……」
「今すぐに最高難易度に設定しろおおおおお!」
どうやら他の探索者には危険度が理解できたのだろう。
「今すぐダンジョンの動画公開についての話をしても良いですか?」
探索者ギルドの職員が、すぐに声をかけてきた。
これで少しは金儲けができるだろう。
「ああ、いいぜ……」
――ゴロン!
安心した俺は椅子に腰掛けると、座った時にポケットから何かが出てきた。
探索者やギルド職員の視線が集まってくる。
足元には宝石のように輝く石が転がっていた。
「これは……」
裏で高値で売るつもりだったのにな。
ここは言わないといけないだろう。
「魔力を含んだ魔法石とは違った宝石だな」
「なああああああにいいいいいい!」
探索者ギルドからは驚いた声が響いていた。
その後、探索者ギルドはお祭り騒ぎだった。
誰もこの時は気づかなかっただろう。
最高難易度ダンジョンだが、この世界を救うダンジョンになるとは……。
謎の敵を追いかけようとしていたゴボタを俺は急いで止める。
最後に地面から火柱が出てきた時は驚いたが、あんなことができるのは人間ではないだろう。
本当に宇宙人がこの世にいるとは思わなかった。
戻ってきたゴボタ達と俺はみんなで抱き合う。
「あー、無事でよかったー!」
「ゴボオオオオオ!」
「ワオオオオオン!」
「死ぬかと思いましたー」
誰もがヒヤヒヤしていただろう。
だって、火の玉を剣で切るんだぞ。
普通に考えておかしいだろ。
だから、毒々しい紫色の魔宝石を使ったら見事に剣は溶けていた。
やはり見た目がアメシストに似ているため、普通とは違う効果があるのだろう。
〝人を選ぶパワーストーン〟って言われているからな。
あの武器は相性が悪かった。
ただ、それだけのことだ。
紫色の魔宝石がなかったら、今頃俺達も焼かれて丸こげになっていたかもしれないからな。
「そういえば、牛と鶏は大丈夫なのか?」
牛と鶏は拠点に置いてきていた。
柵はないから勝手に逃げられる構造でよかった。
「ハナコー!」
「はにゃこ?」
「コケミー!」
「こきぇみ?」
「ああ、俺が勝手に名付けた牛のハナコと鶏のコケミだ」
あいつらだけ名前がないのは可哀想だからな。
そんな俺の名付けセンスに、みんな驚いて遠ざかっていた。
良い名前過ぎて驚愕しているのだろう。
それにゴボタ達の時とは違って、眠くなることもなかった。
だから気軽に名前をつけることができたのだ。
「ンモオオオオオ!」
「コケコッコオオオオオ!」
森の奥からハナコとコケミが走ってやってきた。
どうやら無事に逃げることができたらしい。
ただ、なぜか怒っているような気がする。
ハナコなんてそのまま突撃する勢いだ。
「おいおい、お前達どうしたんだ!」
「ンモモモモオオオ!」
「コケッー!」
ハナコとコケミは俺に戯れあってきた。
きっと心配していたのだろう。
俺もハナコとコケミが心配だったからな。
「ボス、蹴られているのに喜んでるぞ」
「旦那様ドMだったんですね」
自分達がハナコとコケミに相手してもらえないのが悔しいのだろう。
みんな俺のことが好きだからな。
「とりあえずみんな無事でよかったな!」
本当に今回たまたま運が良かっただけだろう。
スキルポイントの振り方が、こんなに重要だとは思いもしなかった。
次は魔宝石だけでは、対応できないのかもしれない。
トラップも今回宇宙人が攻めてきて、必要な理由もわかったしな。
【敵を討伐したため、スキルポイントを手に入れました】
「おっ!?」
今まで朝にしかもらえなかったスキルポイントは、どうやら敵を追い払うと付与されるらしい。
「ゴボッ?」
突然俺が声を出したからゴボタは気になったのだろう。
そんなゴボタの頭を撫でる。
「にひひ!」
相変わらずゴボタはニコニコして可愛い。
「ダンナ様! ゴボタだけずるいです!」
ホワイトは俺の手を持って、頭の上に乗せてきた。
「へへへ!」
仕方なく撫でると、ホワイトは嬉しそうにしていた。
気をつけないと、この見た目に騙されたら酷い目に遭うからな。
いつ宇宙人が攻めてくるかはわからない。
ただ、今手に入ったスキルポイントは慎重に振らないといけないだろう。
俺は半透明の板に手を触れる。
「ボス、オラだけ撫でられてないぞ!」
リーゼントは半透明の板に触れている手の下に入ってきた。
「あっ……」
「ワン?」
どうやら俺は今回も適当にスキルポイントを振ってしまったようだ。
♢
俺達はダンジョンから出ると、急いで探索者ギルドに向かう。
まだこのダンジョンは管理されていない。
ダンジョンから魔物が溢れることを想定していないのか、入り口に見張りもいない状態だ。
きっとここのダンジョンは最高難易度のダンジョンと言われるようになるかもしれない。
あの動画を見せたら、すぐに対処が必要になるからな。
――バタン!
勢いよくこの県にある探索ギルドの扉を開ける。
きっとみんなの注目は集まっただろう。
「今すぐに新ダンジョンを高難易度に設定してくれ!」
俺達の声を聞いた探索者はざわざわとしている。
「矢が1000本も飛んでくるのか?」
「いやいや、オーガやゴブリンキングが出てくるんじゃないのか?」
探索者はあのダンジョンの恐ろしさを知らないから笑っていられるのだろう。
俺達が無事に帰って来れたのもあり、そこまで難易度が高いと思っていないのだろう。
「見えない敵が武器と防具を溶かしてくる」
「ははは、そんなエロ魔人がいそうダンジョン――」
「それに全属性の魔法を放ってきた……」
「今すぐに最高難易度に設定しろおおおおお!」
どうやら他の探索者には危険度が理解できたのだろう。
「今すぐダンジョンの動画公開についての話をしても良いですか?」
探索者ギルドの職員が、すぐに声をかけてきた。
これで少しは金儲けができるだろう。
「ああ、いいぜ……」
――ゴロン!
安心した俺は椅子に腰掛けると、座った時にポケットから何かが出てきた。
探索者やギルド職員の視線が集まってくる。
足元には宝石のように輝く石が転がっていた。
「これは……」
裏で高値で売るつもりだったのにな。
ここは言わないといけないだろう。
「魔力を含んだ魔法石とは違った宝石だな」
「なああああああにいいいいいい!」
探索者ギルドからは驚いた声が響いていた。
その後、探索者ギルドはお祭り騒ぎだった。
誰もこの時は気づかなかっただろう。
最高難易度ダンジョンだが、この世界を救うダンジョンになるとは……。
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