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64.合同パーティー
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俺達は王都の隣町ハクダイからさらに奥にある森の前にいる。そこには虫系の魔物がたくさん生息している。
元々近くに小さな町が多く存在しているため、冒険者ギルドに定期的に討伐依頼を出さないと森に魔物が溢れてしまう。
「それで俺とロンが中心に動いていいのか?」
「ああ、魔物の解体や採取に関しては俺がやった方がいいからな」
「どういうことなんだ?」
「あー、例えばあそこにいるホーンラビットがいるだろ?」
俺はそのままホーンラビットを仕留めて魔石を取り出した。
「俺が魔石を取り出したり採取すると高品質のやつが取れるんだよ」
「えっ……」
俺は魔石をエヴァンに渡すと驚いていた。せっかくパーティーを組むのであれば俺が魔石を取り出した方がお得だからな。
その後は森の中を移動するが魔物はエヴァンとプリシラばかり襲ってきていた。俺達だけであれば外套の効果で敵は寄ってこないが、仲間からも視覚認識してもらえないという理由で今日は着ていない。
俺が一番影が薄いのか2人がいれば見つかることはなかった……。
「まずはムカンデの――」
「にいちゃ! ムカンデとソルジャーアント……キラーマンティスもいるよ!」
森の奥に行くとすでに魔物は溢れかえっていた。討伐依頼で受けた魔物が3種類もその場にいたのだ。
「おい、これって普通なのか?」
定期的に魔物は討伐されているはずだが、様々な種類の魔物が共存していたのだ。そもそも魔物自体が共存していることがおかしい。
「とりあえず――」
「危ない!」
俺達は木の影から魔物の様子を見ていたが気づいたら魔物に囲まれていた。振り向いた時にはニアが魔物を氷漬けにしていた。
「お兄ちゃん気をつけてね」
「ああ、助かったよ」
俺達を狙っていたのはソルジャーアントの上位種であるハイソルジャーアントだった。他の魔物も鑑定をするが全ての魔物が上位種だった。
「ウォーレンどうする?」
「このまま放置してもいずれ町に来ることを考えると数は減らす必要性があるな」
「わかった」
俺達は少しでも数を減らすように魔物を討伐することにした。
基本的にはロンとエヴァンが魔物に接近してプリシラとニアがタイミングよく魔法で援護射撃をしていた。
「ウォーレンそっちに1体いったぞ!」
「わかった!」
エヴァンのスキルの影響か初めて組んだパーティーの割にはうまく役割を分けて魔物が討伐ができていた。
俺は倒しきれない魔物を中心に狩ったり、時間があれば魔石を取り出していた。
その調子でしばらく魔物の討伐をしていると魔物の数は明らかに減っていた。
そんな中魔物を討伐していると脳内に声が流れてきた。
「スキル【限界突破】が発動されました。 力の限界値が上昇します」
鑑定で確認するといつのまにか限界突破が発動され力の最大値がBからAに変化していた。
「突破した条件ってなんだ?」
スキルの確認をした時には条件を達成時のみ限界突破が発動するようになっていた。
「おい、大丈夫か?」
俺が考えごとをしていると魔物の討伐を終えたエヴァンとロンが戻ってきた。
「ああ、なんかステータスの限界値が上がったみたい」
「はぁん?」
確かに急にそんなことを言われてもそういう反応になるだろう。
普段と違うところといえば魔物の討伐数が極端に増えたことだろう。俺は辺りを見渡すと魔物の死骸で埋め尽くされていたのだ。
流石に溢れかえる魔物の群れを倒せば限界突破ぐらいするだろう。
「じゃあ魔石を取り出したら今度は積極的に俺も参加するわ」
その後魔物の死骸から魔石を取り出した。どの魔物も上位種なのもあり良質な魔石を回収することができた。
「やっぱりウォーレンのスキルっていいよな。 どんどん魔物を狩りに行こうぜ!」
その後も魔物を見つけてはすべて討伐し、気づいたら俺達は魔物の討伐が目的ではなく魔石の回収が目的となっていた。
俺達はある程度魔物の討伐を終えると、あまりの魔物の死骸の多さに回収せずに放置して近くの町に帰ることにした。
俺達は後に魔物の死骸を処理することの重要性を俺達は知ることとなった。
元々近くに小さな町が多く存在しているため、冒険者ギルドに定期的に討伐依頼を出さないと森に魔物が溢れてしまう。
「それで俺とロンが中心に動いていいのか?」
「ああ、魔物の解体や採取に関しては俺がやった方がいいからな」
「どういうことなんだ?」
「あー、例えばあそこにいるホーンラビットがいるだろ?」
俺はそのままホーンラビットを仕留めて魔石を取り出した。
「俺が魔石を取り出したり採取すると高品質のやつが取れるんだよ」
「えっ……」
俺は魔石をエヴァンに渡すと驚いていた。せっかくパーティーを組むのであれば俺が魔石を取り出した方がお得だからな。
その後は森の中を移動するが魔物はエヴァンとプリシラばかり襲ってきていた。俺達だけであれば外套の効果で敵は寄ってこないが、仲間からも視覚認識してもらえないという理由で今日は着ていない。
俺が一番影が薄いのか2人がいれば見つかることはなかった……。
「まずはムカンデの――」
「にいちゃ! ムカンデとソルジャーアント……キラーマンティスもいるよ!」
森の奥に行くとすでに魔物は溢れかえっていた。討伐依頼で受けた魔物が3種類もその場にいたのだ。
「おい、これって普通なのか?」
定期的に魔物は討伐されているはずだが、様々な種類の魔物が共存していたのだ。そもそも魔物自体が共存していることがおかしい。
「とりあえず――」
「危ない!」
俺達は木の影から魔物の様子を見ていたが気づいたら魔物に囲まれていた。振り向いた時にはニアが魔物を氷漬けにしていた。
「お兄ちゃん気をつけてね」
「ああ、助かったよ」
俺達を狙っていたのはソルジャーアントの上位種であるハイソルジャーアントだった。他の魔物も鑑定をするが全ての魔物が上位種だった。
「ウォーレンどうする?」
「このまま放置してもいずれ町に来ることを考えると数は減らす必要性があるな」
「わかった」
俺達は少しでも数を減らすように魔物を討伐することにした。
基本的にはロンとエヴァンが魔物に接近してプリシラとニアがタイミングよく魔法で援護射撃をしていた。
「ウォーレンそっちに1体いったぞ!」
「わかった!」
エヴァンのスキルの影響か初めて組んだパーティーの割にはうまく役割を分けて魔物が討伐ができていた。
俺は倒しきれない魔物を中心に狩ったり、時間があれば魔石を取り出していた。
その調子でしばらく魔物の討伐をしていると魔物の数は明らかに減っていた。
そんな中魔物を討伐していると脳内に声が流れてきた。
「スキル【限界突破】が発動されました。 力の限界値が上昇します」
鑑定で確認するといつのまにか限界突破が発動され力の最大値がBからAに変化していた。
「突破した条件ってなんだ?」
スキルの確認をした時には条件を達成時のみ限界突破が発動するようになっていた。
「おい、大丈夫か?」
俺が考えごとをしていると魔物の討伐を終えたエヴァンとロンが戻ってきた。
「ああ、なんかステータスの限界値が上がったみたい」
「はぁん?」
確かに急にそんなことを言われてもそういう反応になるだろう。
普段と違うところといえば魔物の討伐数が極端に増えたことだろう。俺は辺りを見渡すと魔物の死骸で埋め尽くされていたのだ。
流石に溢れかえる魔物の群れを倒せば限界突破ぐらいするだろう。
「じゃあ魔石を取り出したら今度は積極的に俺も参加するわ」
その後魔物の死骸から魔石を取り出した。どの魔物も上位種なのもあり良質な魔石を回収することができた。
「やっぱりウォーレンのスキルっていいよな。 どんどん魔物を狩りに行こうぜ!」
その後も魔物を見つけてはすべて討伐し、気づいたら俺達は魔物の討伐が目的ではなく魔石の回収が目的となっていた。
俺達はある程度魔物の討伐を終えると、あまりの魔物の死骸の多さに回収せずに放置して近くの町に帰ることにした。
俺達は後に魔物の死骸を処理することの重要性を俺達は知ることとなった。
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