自己紹介と短い小説

D‎𖤐LETS GO!!(ディレゴ)

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閉じ込められた

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男「クソが!」ガンッ

名前も知らない男が壁を力強く蹴る

真っ白な壁は靴の汚れすらも受け付けないようだ
何一つ傷つくことも汚れる事もなく低い天井と共に
僕らをこの部屋に閉じ込める


男「おい!!画面の向こうに誰かいるのか!!」


男は監視カメラに向かって叫ぶ

・・・依然、反応は無いようだ


男「そこのてめーも脱出する気あんなら手伝えよ!!」

僕「…そんな事言ったって僕にできることは何もないよ」

男「んな事言ったってよ…俺らここに閉じ込められて何時間たった?」

僕「わからないよ。この部屋には時計が存在しないし」
「スマートフォンもなくなってるから…」

男「あーーもう!!本当に使えねーな!!」ガンッ


男がまた壁を蹴った

その時だった


『ピー……ガ、ガー』

男「うお!?、なんだなんだ!?」

監視カメラからノイズ音が聞こえる


『…ガー……あー、あー、マイクテスト。問題ないかな。』
『私の声が聞こえるかい?そこの3人』


監視カメラから男の声が聞こえてきた
おそらくカメラにマイクが備え付けられていたのだろう


男「なんだてめえ!俺らをここから出しやがれ!!」


『その感じ、聞こえてそうだね~!いいよ~!』

『良いかい?よく聞きなよ、君たち』

『君たちは私達の光栄なる実験に付き合うことになったのさ!』

『いいね~!喜ばしいよね~!』(手を叩く)


陽気な男がマイクで話しているようだ


男「は?……実験?何を言ってるんだお前は?」


『そのままの意味だよ?なにか疑問点あるかい?』

男「いや、大ありだろうが!!」


『ふふ、それもそうか』
『目覚めたら知らない場所にいるんだもんな笑』

『まぁ、何はともあれ君たちは~』
『私達の光栄なる実験の被験者って事さ~!』


男「話を一方的に進めんな!!おい!!!」


『では、これから…』


男「話聞けよ!!!お前!!」


マイクの向こう側の男は
喚き散らす男を無視しながら話し始めた
 

『これから実験内容について説明するよ!』

『実験内容は至ってシンプルさ。そう、目を閉じるだけ』

『これから色んな音を流すからそれに惑わされずに目を閉じるだけさ』

『ただーし。もしその瞼を誤って開いてしまったら…』

『……どうなっちゃうんだろうね?笑』


『ま、ちゃんと目閉じて実験成功したらお家に返してあげるよ』

『せいぜい頑張ってね、時間は30秒さ』


成程。要するに目閉じとけばいい勝ちゲーって訳か
でも、本当にそんな簡単に帰れるのだろうか


男「なんだよそんなもんでいいのか、楽勝だな!!」


先程まで閉じ込められた恐怖とイラつきで
喚いていた男が打って変わって
余裕そうな表情を見せる


『ふふ…準備が整ったら教えてくれるかい?』


男「俺はもう完璧だ!早く帰らせろ!!」

僕「僕も。」


『そう。手っ取り早くていいね~』

『じゃ、今から5秒数えるからその間に目を閉じてね』

『5秒をすぎてから実験開始さ。いいね?』


男「おう!!!」


『あ、言っとくけど5秒をすぎても目を閉じてない人がいたら』

『問答無用で全員失格にするね。途中で目を開けた場合も同じく』


男「お前、絶対目ぇ開けんなよ!!」

僕「わかってる」


『それじゃ、準備はいい?数えるよ』




『1』





『2』





『3』






『4』






『5』




『うーん。失格かな。ざーんねん』


男「は?


間髪入れずに2人の頭に
天井から伸びてきた銃から弾丸が打ち込まれ、即死



『言ったよね~そこの¨3人¨つってさ。誤字かと思った?』

『画面の前のアンタも含むんだよ笑』

『瞼かっぴらいてさ。なーに呑気にスクロールしてんだよ』

『あーあ。こいつら死んじゃったね。可哀想(笑)…別に思わないけど』











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