前世は不幸な新人女神の異世界管理!

敬二 盤

文字の大きさ
4 / 7
不幸だった少女、神になる!

第4話 フレンチトースト美味しい!………と、ドラゴンゲットだぜ!

しおりを挟む
「おーい、起きなさーい! ………起ーきーて!」

むにゃむにゃ。

「………フレンチトーストいる?」

むにゃ………フレンチトォストォー?

「いるぅ」

「はいおはよう」

………あれ? ここどこ?

………はっ! そうだった! 私は今日から神様の仕事始めなきゃなんだった!

うわっ! どうしようどうしよう! 完全に遅刻じゃん!

ととと、とりあえず着替え着替「はい、落ち着こうね?」………あれ? 先輩?

「別に出勤時間とか無いから、というか良く寝てたね? もう十一時だよ?」

「えっ!?」

十一時!?…………本当だ………。

「とりあえず着替えはここに置いとくから着替えたら上に上がってきて、朝食作っとくから」

「作ってくれるの!?」

「イグザクトリー」

そう言い残して先輩は出ていった。

………何この職場、至れり尽くせりじゃん。

先輩が置いてった着替えも私が持ってたやつだし………もしかして取りに行ってくれたのかな?

そして凄いフワフワ、柔軟剤のレベルじゃないよね?

私はそう思いながら着替え、上へと向かった。

倉庫の扉は、中からは自動ドアになっていて、階段の出口が開くと、何だかとても良い香りがしてきた。

………この香りはシナモンかな?

そしてリビングまで行くと………

「来たね、はい、座って座って!」

あっという間に座らされた。

テーブルの上にはキラキラと輝く蜂蜜がいっぱい掛かったフワッフワのフレンチトーストが鎮座していた。

………先輩になぜ、私の好みが知られているんだろう?

普通ならたまたまと思うけど私は見逃さない。

蜂蜜にシナモンパウダーが混ぜてあるのは内だけだからね!

「………あれ? どうしたの? 食べないの?」

「あっ! いただきまーす!」

だけどそんな小さな疑いはフレンチトーストを一口食べた瞬間にトロリと消えていった。

あぁ! やっぱりフワフワの食パンに内蔵されている卵の甘さ、そしてその甘さを際立てる表面の焦げ、その焦げの苦味を洗い流す蜂蜜! まさに黄色のハーモニーだぁ♪


《メシテロ回避(遅い)》


あぁ、美味しかったぁぁ。

「………ご満足の様で何よりだね」

満足ぅぅ。

「………おーい、戻ってきて」

はっ! 私は何を………。

「………さて、じゃあ朝食も食べ終わった所で、仕事について話そうか」

仕事………何の仕事かな? まぁどんな仕事でも頑張るけどね!

「今回、君に預けたい仕事は………不正キャプチャーの捜査だよ」

「不正キャプチャー?」

「不正キャプチャーは………マスターボールみたいな感じの物だね、第9961世界で使われていて、魔物を無理矢理洗脳して捕まえる機械だよ」

洗脳………何かモンスターボールの都市伝説でそんな感じのがあったような………。

「ちなみにそれとは別にキャプチャーっていう機械もあってね? それはモンスターボールみたいな物だね、だけど捕まえてから信頼関係を作れるかは捕まえた人によるっていう感じのまったく洗脳なんて無いやつだよ」

モンスターボールというよりただの檻みたいな感じかな?

「そしてその調査をするために………その世界へ降りて欲しいの」

「降りる?………つまり潜入調査って事?」

「理解力が凄いね………正解! だけどわざと潜入とかしなくて良いんだよ? ただ普通にその世界で生活してたら嫌でも相手が接触してくるはずだから」

「わかった!」

「素直で宜しい………で、世界の説明だけど、第9961世界はファンタジー番ポケ○ンみたいな感じだね、キャプチャーでモンスターを捕まえて、信頼関係を築いて、他の人のモンスターとバトルする、そんな世界だよ」

………要するにリアルポ○モンって事だね?

「で、どうする? 見た所今すぐにでも行きたいって感じだけど」

「っ!? し、仕方ないじゃん、こんなに至れり尽くせりの職場だったら何かしらしないと不安になるんですよ」

「………ワーカーホリックにならない程度なら良し、と言う訳で君の旅立ちの準備をしようか………ちょっとこっちに来て」

先輩は椅子から立つと、青い穴を空中に作り出した。

その中からは一匹の二頭身の変な生き物が飛び出てきた。

「ネイドラ? あの子達は持ってきてる?」

「えぇ、ばっちりよ、あの子達も早く外の世界を見たくて仕方がないみたい」

シャ、シャベッタァ!

「さて、来葉、この子はネイチャードラゴン、この姿は普段の生活用の姿だから本当の姿はかなり大きいよ、そしてこの子が持っている三つの卵が君の旅の相棒となる子だよ」

先輩が言う通り、このドラゴンさんは三つの白い卵を持っていた。

「さて、どの子を連れていきたい?」

………先輩が何だかオー○ド博士に見えてきた。

………どの卵が一番良いかな?

左………真ん中………右……おっ!動いた!

「私、この子にするよ」

私が選んだのは………一番右の子。

だって私の目の前で動いたんだよ! これはもうこの子に決定するしかないじゃん!

「………わかった、その子で良いんだね?」

「うん!」

「オッケー、ネイドラ、ありがとね」

「良いのよ、その子が大きくなって立派な姿を見せてくれたらね?」

そう言ってドラゴンさんは穴の中へ戻っていった。

そして穴は閉じられた。

「さて、来葉? その卵に力を込めてみて? 手から何かを流すイメージで」

力? ………フググググッ!

そうして少し踏ん張ると、手から青色の光が飛び出てきて卵に吸い寄せられていく。

その光を卵が完全に吸った時、卵に………ヒビが入った。

そして卵はどんどん割れていき、中からは真っ白で小さな龍が出てきた。

その龍はパタパタと来葉に向かって飛び、頭の上に着地した。

「………可愛い」

「生まれてすぐに飛ぶって………魔力の質が良かったんだね………よし、後はこのバックの中に持ち物を全部入れてあるから向こうに行ったら確認しといてよ」

「わかった!」

「じゃ、飛ばすよ?」

「お願いします!」

私がそう言うと私の足元に青色の穴ができ、私を飲み込んでいった。

「ひゃぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


氷神「ドキドキ!解説コーナー!」

来葉「わー!パチパチ!」

ディメン「今回はキャプチャーの解説だな、氷神!」

氷神「オッケー! 『キャプチャー』とは少し縦長の六角形の線対称の形をした物体で、真ん中に大きな宝石が埋め込まれているよ、そしてその宝石の色は中に入ってるモンスターの属性を表していて、何も入ってない場合は透明だよ、この石を魂石と言います。そして外枠は八個のパネルがあり、上を二回、左と右の上側 を同時に二回押すと小さい状態で、何もせずに名前を呼ぶと大きい状態で呼び出せるよ、ちなみに小さい状態はバディ○ァイトの小さい状態、もしくはSDガンダムをイメージしてもらうと分かりやすいかもね」

来葉「私のドラゴンもあんな感じになれるのかな?」

氷神「無理だよ? あの姿はその魔物の幼い頃の姿に戻るだけだからね」

来葉「でも可愛いからそれでも良いや」

ディメン「早くも親バカの気配が出てきたぞ………じゃ!今回はこれで終わりだ! それじゃ!またな!」


何か凄い物語が急いでる気がする
早すぎると一作目のネタバレが先に出てしまう………
しおりを挟む
感想 7

あなたにおすすめの小説

完結 辺境伯様に嫁いで半年、完全に忘れられているようです   

ヴァンドール
恋愛
実家でも忘れられた存在で 嫁いだ辺境伯様にも離れに追いやられ、それすら 忘れ去られて早、半年が過ぎました。

処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜

放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!? 「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」 不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。

転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました

桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。 言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。 しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。 ──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。 その一行が、彼の目に留まった。 「この文字を書いたのは、あなたですか?」 美しく、完璧で、どこか現実離れした男。 日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。 最初はただの好奇心だと思っていた。 けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。 彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします

夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。 アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。 いわゆる"神々の愛し子"というもの。 神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。 そういうことだ。 そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。 簡単でしょう? えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか?? −−−−−− 新連載始まりました。 私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。 会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。 余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。 会話がわからない!となるよりは・・ 試みですね。 誤字・脱字・文章修正 随時行います。 短編タグが長編に変更になることがございます。 *タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。

【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました

佐倉穂波
恋愛
 転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。  確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。 (そんな……死にたくないっ!)  乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。 2023.9.3 投稿分の改稿終了。 2023.9.4 表紙を作ってみました。 2023.9.15 完結。 2023.9.23 後日談を投稿しました。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

処理中です...