お気楽少女の異世界転移――チートな仲間と旅をする――

第一章『参上! まさにチートな仲間たち』

プロローグ 私が転移するまで

私の名前は進和実穂、今現在私は・・・いじめられている。

例えば物をゴミ箱に捨てられたり、色々ないちゃもんをつけてきたりと典型的な物から、
いきなり道路に押し出されたりと危険な物まで、

さらに先生たちはいじめっ子のボスが市長の娘だからって、「ゴミと間違えそうな所に
おいてあるのが悪い」とか「自分で飛び出たんだろう」とか、

どう見ても市長に媚びを売っておこうと思ってるようにしか見えない。

まあ、先生の話はおいておくとして、今日は体育館裏に呼び出されている。

どう頑張ってもぼこぼこにするつもりですねありがとうございます。



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まあ当然の如くぼこぼこにされた。物理的にではないよ精神的にだよ。

そりゃあ、あんだけ「うざいんだよ」とか「死ねゴミ」とか言われたら傷ずくに決まってンじゃん。

「とにかく大変だったんだよ」

「全く、酷いよね」

そう言って私の言葉に同意してくるのは私の唯一の親友の「興和美堀」

小さいころからいつも一緒にいた、

この子が居なければ私の心はもう折れてたのかもしれない。

「それも酷いけどさ、それを黙って一人で抱え込む実穂も酷くない？」

「そ、それは」

「そもそも言ってくれれば私が行ってぼこぼこに」

「ちょ、ちょっとまってよ、それは美堀が行ったらけんかごとになりそうだからだよ！」

「それはそれ！とにかく、一人で抱え込むの禁止！わかった？」

「デキルダケガンバロウトオモウヨ」

「なんで棒読み！？」

美堀を、軽くからかいながら、私たちは家に帰った。

「じゃあ、また明日」

「ばいばーい」

高校生らしからぬゆるめの挨拶をしたあと私は家に入った。

「ただいまーって誰もいないか」

どこかで聞いたことがありそうなセリフを言って私はソファーに寝転んだ、

先ほど私が言ったように今家には誰もいない、

なぜなら私の父と母はアフリカへと出張しているから、

私の父と母は大きな寄付団体の社員で、父にいたっては課長である、

出張に行ったのは3年前、つまり3年間もの間父と母に会ってない、

寂しくないかと言われたら寂しいけどもう慣れてしまった。

いや～慣れって恐ろしいね
そうやって父と母のことを思い出していたらだんだんと意識が薄くなってきた。



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翌朝、私はソファーの上で目を覚ました、

私は昨日帰って色々考えてたらすぐ寝ちゃったんだね～

そっか～ そんなに疲れてたんだネ～アハハハハハ

「はぁ～」

そうため息が出る、

何だかんだで昨日散々言われたこと結構来てるっぽいね、

そんなことを思いながら時計を確認した、

「げ！ もう8時」

ヤバイと思った私は、朝食も食べずに即座に準備して家を出た、

こんな生活、今さら珍しくない、

と、言うより朝食を食べることの方が最近では珍しい。

「こんな生活してたら、その内酷い病気にかかりそうだな～」

「な～に暗い事言ってんの」

そう言って待ち伏せをしていたであろう美堀が姿を表す。

「イヤナンニモイッテナイヨ」

「なんでカタコト！ってこのやり取り昨日もした気がする！」

そう言う感じのことを喋りながら私たちは学校へ向かった。

「じゃあまた放課後～」

といって教室に入った瞬間またいつものいじめが始まった

「ちっ」

「来んなよ」

と、陰口をこそこそと言う人や

若干気まずそうにしてる人

そして、「またアイツが来たわね～まだ苛められ足りないのかしら、今日はもっときつめに
しようかしら」

っと自分でいじめてるって自覚してるならするなよ！と言いたくなりそうなセリフを

言われたと同時にチャイムが鳴った。

「さて、今回の授業を始める、全員、起立」

その先生の挨拶とともに、突如床が光りだした。

みんなが騒いでいる。

当然私も騒いでいる。

そして、床の光が強くなると同時に、

私は意識を手放した。