お気楽少女の異世界転移――チートな仲間と旅をする――

敬二 盤

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第一章『参上! まさにチートな仲間たち』

第六話 ドカン!森で遭遇!謎の人物!

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「え?」

猪が飛んできた!  え?  なんで猪?  というか何で後ろ向きに?

私が困惑の表情をしながら固まっていると、猪が飛んできた方向から声が聞こえた。

「あちゃー、 やっちゃったねーラキト」

「そもそも無理だって兄ちゃん、正面から突っ込んでくる猪を吹っ飛ばさずに倒すとか」

凄いのんきな声だね、さっきまで恐怖と困惑でまともな思考が出来なかったけど、この場違いな声で少しだけ正気を取り戻した

ってかさっきの会話から考えると、突進してくる猪を真っ正面から吹き飛ばしたって事になるんだよね、…どんな怪力の持ち主だよ!  でもそれにしてはどちらの声も少年みたいな声だったね。

しかも前者に至っては、子供みたいな性別が感じられない声だったし。

でも後者が、兄ちゃんとか言ってたから男の人だろうな。

さっきの声につられてか、のんきなことを考えていると、向こうから人影が見えてくる。たぶんさっきの声の主だろう。

「うわぁ、凄い数の木が倒れると思ったのに一本しか倒れて無さそうだね、まあ人が巻き込まれてたら大惨事だけどねー」

「流石にそれはないよ兄ちゃん、あったとしてもよほど不運じゃない限りあたったりは…」

「しかし現実は非情であった」

「のんきなこといってる場合じゃないよ!どうしよう兄ちゃん!」

「安心しなよラキト、世の中にはこう言う言葉がある、『ばれなければどうと言う事はない』」

「ばれてるよ!既に発見者一名居たよ」

「あー、空がきれいだなー」

「現実逃避しないで!」

「んー、じゃあ自己紹介だけしておいとましますか」

「何で自己紹介!」

「何となくだ、というわけではじめまして、ライト スターダストと申します」

唐突な登場&二人漫才&自己紹介に私が戸惑っていると、その人達は猪とそれに巻き込まれた市長の娘の方へ視線を向けて呟いた。

「…この見た目は帝国が召喚した勇者かな?やったねラキト、これでお尋ね者確定だよ」

「誰のせいかなぁ」

「まあ後かたずけ位はしようかな《収納》《ハイヒール》これでよしっと」

その人が魔法の名前らしき物を言うと猪は消えて、市長の娘は負っていた傷がすべて消えていた。

え、さっきの何?魔法かな?でも詠唱がなかったから…何なんだろう。

その人達が魔法らしき物を市長の娘にかけた後、皆が休憩している方向の森からどたばたと鎧の音が聞こえてきた。

「勇者様がた、大丈夫ですか!」

そう声を発しながら向こうからやって来たのは、護衛について来てくれた兵士の人だった。

あんだけ大きな音がすればそりゃあくるよね。

「っ!お前は」

その兵士さんがその人達を見て驚きの声を上げていた。

「成る程ねー、帝国の兵士さんかーお勤めご苦労様様です」

「お前の挑発には乗るものか!ライト スターダスト!わが同胞達の恨み!思いしれ!」

そう叫びながら兵士さんは剣を抜いた。えっ何この展開?

そう私が疑問に思っている間も兵士さんはその人にむかって剣で攻撃している。それをその人は、軽々と避けながら兵士さんに話しかけているようだ。

「恨みって言われてもねー僕は君たちの同胞を殺したりなんかしてないよ。それによく言うよ、異世界から召喚してきた勇者を洗脳して戦わせたりするなんてさ」

その人は兵士さんに弁解しながら嫌みみたいなことを言っている。

…ん!洗脳!?そんなことされてたの?

「はぁ、聞く耳なしか、ラキト*§*●●§%&◎▼☆$#□▲△」

「わかったよ、兄ちゃん」

え、さっき何て言った?さっきの意味不明な言葉に従うように弟らしき人は森の奥へと姿を消していった。

「さてと、ラキトも行ったことだし、最後に置き土産だけして帰ろうかな《解呪アンチカーズ》」

その言葉を最後に私は気を失った。


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目が覚めると私は、簡単な布で出来た布団みたいな物の上で寝ていた。

どれくらい寝ちゃったんだろうな、そう思いながら私は嘘みたいに軽い体を起こした。

え?何この感じ、体が凄く軽い。

あの人が何かしたのかな?なにか最後に魔法を使っていたようだけど、解呪って言ってたしね。

多分回復魔法かなにかだろうね、私は何も魔法にかかってないから魔法の効果を打ち消す的な物では無さそうだし。

その人が最後にかけていった魔法について考えていると、テントみたいな建物の向こう側からどたばたと音が聞こえてきた。

「ミホ様、大丈夫でしたか?」

どうやら私が起きた時の起き上がる音で私が起きた事に気がついたようだね。

…凄い聴力。

「はい、大丈夫です」

「本当に大丈夫ですか?あいつに何かされませんでしたか?」

「本当に大丈夫です。それよりも、あの後はどうなったんですか?」

とりあえず一番気になっていたことを聞いてみる。

「ミホ様が眠らされた後のことですか」

少し考えてから顔を少し赤くしてこう言った。

ってか顔を赤くしてほしくない、少し寒気がした。

「実は恥ずかしながらあの後すぐに魔法の霧で眠らされてしまいまして、だからミホ様とサチコ様が何かされなかったかと心配で、本当に大丈夫ですか?」

「大丈夫ですから、流石にしつこいです!」

「すいません」

「後それと、あの人ってどんな人なんですか?」

次に浮かんだ疑問を聞いてみる。

「あの人ってあいつの事ですか?」

「はい、そうです」

「…あいつは王国側の人間で王国に魔王と手を組むように伝えた張本人なんですよ」

兵士の人は淡々と語り始める

「そして、必ずと言っていいほど魔王を倒すのを邪魔してくる実力者でもあります。やつが現れるとこちらの国の兵士は皆、気絶させられて帰って来ますただ、勇者を除いて」

つまり勇者だけをピンポイントで殺してそれ以外は返すって怖!

よくそんなのにあってころされなかったね私。

「まあ、あいつについては帝国の敵と考えればいいです。それよりももうすぐ夕食の時間です。先に皆さんには帰ってもらっています。もうそろそろ帰りましょう」

そう言われて私は立ち上がる。

そして兵士さんについていってとある人物に遭遇した。

市長の娘である。

「さあサチコ様、ミホ様が起きたので帰られますよ」

そう言ってそとへ歩き出すそして市長の娘も歩き出した。

そしてすれ違い様に市長の娘は言った。

「この私をこけにしたことを後悔するがいいわ。待ってなさい実穂」

完全にとばっちりじゃないですかやだー


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ディメン「どうも、あとがき担当のディメンだぜ」

ライト「どうもー万を持して初登場!いつもあなたの後ろに居るよ、ライトスターダストでーす」

ディメン「うっさいわ!何だよいつもあなたの後ろに居ますって怖いわ!」

ライト「だって初登場だよ!」

ディメン「初登場なら初登場らしくもっとまともな挨拶をしろや!」

ライト「俺!参上!とか?」

ディメン「それは電車の人!丸パクリじゃねーか!」

ライト「プーン  ソードフォーム」

ディメン「さて、こいつはほおっておいてだな」

ライト「やめて!ほおっておいておかないで!せめて突っ込んで!」

ディメン「今回のステータスだぜ」

ライト「せめて突っ込んでー!」


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・進和 実穂 
・性別 女 年齢 18歳
・種族 人間
・職業  ?
・LV  1   1/5
・握力 5
・HP 23
・MP 10
・AT  12
・DE 13
・IN 12
・MD 12
・AG 15
・EX 7

スキル
・鑑定眼 LV 5

パッシブスキル
・異世界言語
・??????
・気配察知 Lv 3

加護 呪い

称号
・異世界人
・??????


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ディメン「称号に助けられた物が増えてるな」

ライト「ラキトが猪を飛ばしたおかげだね」

ディメン「…お前わざとラキトに猪飛ばさせただろ」

ライト「何の事かなーラキトの吹き飛ばしを止める魔法をわざわざ使えなくして、更に猪をそれらしき位置に誘導したり何かしてないよー」

ディメン「ちなみにお前の仕事は?」

ライト「フラグ管理とバランス調整」

ディメン「やっぱお前じゃねーか」

ライト「ナンノコトカナー」

ディメン「さて、こいつは置いといて今回のまとめだ」

ライト「俺!参上!」

ディメン「二度も同じネタを使うな!まずお前一人称俺じゃねーだろ!っとまあこいつの言うとうりこいつとその弟が出てきたな」

ライト「そして急に多くなった小説の文字数!作者はどうなってしまったのか?」

ディメン「メタい!」

ライト「ハイハイ、それよりもいつもの」

ディメン「急に素に戻るなよ…今回はこの小説を読んでくれてありがとな」

ライト「誤字脱字等があったらご報告の方、よろしくお願いします」

ディメン「次回の内容は…秘密だ」

ライト「次回は2月の9日に投稿予定だよ!それでは皆さん」

ディメン&ライト「「さようなら!」」


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訂正報告
ステータスの鑑定眼のLv が2になっていたので修正致しました。
鑑定眼Lv 2→鑑定眼Lv 5
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感想 35

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