お気楽少女の異世界転移――チートな仲間と旅をする――

敬二 盤

文字の大きさ
9 / 188
第一章『参上! まさにチートな仲間たち』

第六話 ドカン!森で遭遇!謎の人物!

しおりを挟む
「え?」

猪が飛んできた!  え?  なんで猪?  というか何で後ろ向きに?

私が困惑の表情をしながら固まっていると、猪が飛んできた方向から声が聞こえた。

「あちゃー、 やっちゃったねーラキト」

「そもそも無理だって兄ちゃん、正面から突っ込んでくる猪を吹っ飛ばさずに倒すとか」

凄いのんきな声だね、さっきまで恐怖と困惑でまともな思考が出来なかったけど、この場違いな声で少しだけ正気を取り戻した

ってかさっきの会話から考えると、突進してくる猪を真っ正面から吹き飛ばしたって事になるんだよね、…どんな怪力の持ち主だよ!  でもそれにしてはどちらの声も少年みたいな声だったね。

しかも前者に至っては、子供みたいな性別が感じられない声だったし。

でも後者が、兄ちゃんとか言ってたから男の人だろうな。

さっきの声につられてか、のんきなことを考えていると、向こうから人影が見えてくる。たぶんさっきの声の主だろう。

「うわぁ、凄い数の木が倒れると思ったのに一本しか倒れて無さそうだね、まあ人が巻き込まれてたら大惨事だけどねー」

「流石にそれはないよ兄ちゃん、あったとしてもよほど不運じゃない限りあたったりは…」

「しかし現実は非情であった」

「のんきなこといってる場合じゃないよ!どうしよう兄ちゃん!」

「安心しなよラキト、世の中にはこう言う言葉がある、『ばれなければどうと言う事はない』」

「ばれてるよ!既に発見者一名居たよ」

「あー、空がきれいだなー」

「現実逃避しないで!」

「んー、じゃあ自己紹介だけしておいとましますか」

「何で自己紹介!」

「何となくだ、というわけではじめまして、ライト スターダストと申します」

唐突な登場&二人漫才&自己紹介に私が戸惑っていると、その人達は猪とそれに巻き込まれた市長の娘の方へ視線を向けて呟いた。

「…この見た目は帝国が召喚した勇者かな?やったねラキト、これでお尋ね者確定だよ」

「誰のせいかなぁ」

「まあ後かたずけ位はしようかな《収納》《ハイヒール》これでよしっと」

その人が魔法の名前らしき物を言うと猪は消えて、市長の娘は負っていた傷がすべて消えていた。

え、さっきの何?魔法かな?でも詠唱がなかったから…何なんだろう。

その人達が魔法らしき物を市長の娘にかけた後、皆が休憩している方向の森からどたばたと鎧の音が聞こえてきた。

「勇者様がた、大丈夫ですか!」

そう声を発しながら向こうからやって来たのは、護衛について来てくれた兵士の人だった。

あんだけ大きな音がすればそりゃあくるよね。

「っ!お前は」

その兵士さんがその人達を見て驚きの声を上げていた。

「成る程ねー、帝国の兵士さんかーお勤めご苦労様様です」

「お前の挑発には乗るものか!ライト スターダスト!わが同胞達の恨み!思いしれ!」

そう叫びながら兵士さんは剣を抜いた。えっ何この展開?

そう私が疑問に思っている間も兵士さんはその人にむかって剣で攻撃している。それをその人は、軽々と避けながら兵士さんに話しかけているようだ。

「恨みって言われてもねー僕は君たちの同胞を殺したりなんかしてないよ。それによく言うよ、異世界から召喚してきた勇者を洗脳して戦わせたりするなんてさ」

その人は兵士さんに弁解しながら嫌みみたいなことを言っている。

…ん!洗脳!?そんなことされてたの?

「はぁ、聞く耳なしか、ラキト*§*●●§%&◎▼☆$#□▲△」

「わかったよ、兄ちゃん」

え、さっき何て言った?さっきの意味不明な言葉に従うように弟らしき人は森の奥へと姿を消していった。

「さてと、ラキトも行ったことだし、最後に置き土産だけして帰ろうかな《解呪アンチカーズ》」

その言葉を最後に私は気を失った。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


目が覚めると私は、簡単な布で出来た布団みたいな物の上で寝ていた。

どれくらい寝ちゃったんだろうな、そう思いながら私は嘘みたいに軽い体を起こした。

え?何この感じ、体が凄く軽い。

あの人が何かしたのかな?なにか最後に魔法を使っていたようだけど、解呪って言ってたしね。

多分回復魔法かなにかだろうね、私は何も魔法にかかってないから魔法の効果を打ち消す的な物では無さそうだし。

その人が最後にかけていった魔法について考えていると、テントみたいな建物の向こう側からどたばたと音が聞こえてきた。

「ミホ様、大丈夫でしたか?」

どうやら私が起きた時の起き上がる音で私が起きた事に気がついたようだね。

…凄い聴力。

「はい、大丈夫です」

「本当に大丈夫ですか?あいつに何かされませんでしたか?」

「本当に大丈夫です。それよりも、あの後はどうなったんですか?」

とりあえず一番気になっていたことを聞いてみる。

「ミホ様が眠らされた後のことですか」

少し考えてから顔を少し赤くしてこう言った。

ってか顔を赤くしてほしくない、少し寒気がした。

「実は恥ずかしながらあの後すぐに魔法の霧で眠らされてしまいまして、だからミホ様とサチコ様が何かされなかったかと心配で、本当に大丈夫ですか?」

「大丈夫ですから、流石にしつこいです!」

「すいません」

「後それと、あの人ってどんな人なんですか?」

次に浮かんだ疑問を聞いてみる。

「あの人ってあいつの事ですか?」

「はい、そうです」

「…あいつは王国側の人間で王国に魔王と手を組むように伝えた張本人なんですよ」

兵士の人は淡々と語り始める

「そして、必ずと言っていいほど魔王を倒すのを邪魔してくる実力者でもあります。やつが現れるとこちらの国の兵士は皆、気絶させられて帰って来ますただ、勇者を除いて」

つまり勇者だけをピンポイントで殺してそれ以外は返すって怖!

よくそんなのにあってころされなかったね私。

「まあ、あいつについては帝国の敵と考えればいいです。それよりももうすぐ夕食の時間です。先に皆さんには帰ってもらっています。もうそろそろ帰りましょう」

そう言われて私は立ち上がる。

そして兵士さんについていってとある人物に遭遇した。

市長の娘である。

「さあサチコ様、ミホ様が起きたので帰られますよ」

そう言ってそとへ歩き出すそして市長の娘も歩き出した。

そしてすれ違い様に市長の娘は言った。

「この私をこけにしたことを後悔するがいいわ。待ってなさい実穂」

完全にとばっちりじゃないですかやだー


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ディメン「どうも、あとがき担当のディメンだぜ」

ライト「どうもー万を持して初登場!いつもあなたの後ろに居るよ、ライトスターダストでーす」

ディメン「うっさいわ!何だよいつもあなたの後ろに居ますって怖いわ!」

ライト「だって初登場だよ!」

ディメン「初登場なら初登場らしくもっとまともな挨拶をしろや!」

ライト「俺!参上!とか?」

ディメン「それは電車の人!丸パクリじゃねーか!」

ライト「プーン  ソードフォーム」

ディメン「さて、こいつはほおっておいてだな」

ライト「やめて!ほおっておいておかないで!せめて突っ込んで!」

ディメン「今回のステータスだぜ」

ライト「せめて突っ込んでー!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


・進和 実穂 
・性別 女 年齢 18歳
・種族 人間
・職業  ?
・LV  1   1/5
・握力 5
・HP 23
・MP 10
・AT  12
・DE 13
・IN 12
・MD 12
・AG 15
・EX 7

スキル
・鑑定眼 LV 5

パッシブスキル
・異世界言語
・??????
・気配察知 Lv 3

加護 呪い

称号
・異世界人
・??????


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ディメン「称号に助けられた物が増えてるな」

ライト「ラキトが猪を飛ばしたおかげだね」

ディメン「…お前わざとラキトに猪飛ばさせただろ」

ライト「何の事かなーラキトの吹き飛ばしを止める魔法をわざわざ使えなくして、更に猪をそれらしき位置に誘導したり何かしてないよー」

ディメン「ちなみにお前の仕事は?」

ライト「フラグ管理とバランス調整」

ディメン「やっぱお前じゃねーか」

ライト「ナンノコトカナー」

ディメン「さて、こいつは置いといて今回のまとめだ」

ライト「俺!参上!」

ディメン「二度も同じネタを使うな!まずお前一人称俺じゃねーだろ!っとまあこいつの言うとうりこいつとその弟が出てきたな」

ライト「そして急に多くなった小説の文字数!作者はどうなってしまったのか?」

ディメン「メタい!」

ライト「ハイハイ、それよりもいつもの」

ディメン「急に素に戻るなよ…今回はこの小説を読んでくれてありがとな」

ライト「誤字脱字等があったらご報告の方、よろしくお願いします」

ディメン「次回の内容は…秘密だ」

ライト「次回は2月の9日に投稿予定だよ!それでは皆さん」

ディメン&ライト「「さようなら!」」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


訂正報告
ステータスの鑑定眼のLv が2になっていたので修正致しました。
鑑定眼Lv 2→鑑定眼Lv 5
しおりを挟む
感想 35

あなたにおすすめの小説

猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める

遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】 猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。 そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。 まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

アラフォー幼女は異世界で大魔女を目指します

梅丸みかん
ファンタジー
第一章:長期休暇をとったアラフォー独身のミカは、登山へ行くと別の世界へ紛れ込んでしまう。その場所は、森の中にそびえる不思議な塔の一室だった。元の世界には戻れないし、手にしたゼリーを口にすれば、身体はなんと6歳の子どもに――。 ミカが封印の箱を開けると、そこから出てきたのは呪いによって人形にされた大魔女だった。その人形に「大魔女の素質がある」と告げられたミカは、どうせ元の世界に戻れないなら、大魔女を目指すことを決心する。 だが、人形師匠はとんでもなく自由すぎる。ミカは師匠に翻弄されまくるのだった。 第二章:巷で流れる大魔女の遺産の噂。その裏にある帝國の侵略の懸念。ミカは次第にその渦に巻き込まれていく。 第三章:異世界で唯一の友人ルカが消えた。その裏には保護部屋の存在が関わっていることが示唆され、ミカは潜入捜査に挑むことになるのだった。

神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします

夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。 アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。 いわゆる"神々の愛し子"というもの。 神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。 そういうことだ。 そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。 簡単でしょう? えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか?? −−−−−− 新連載始まりました。 私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。 会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。 余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。 会話がわからない!となるよりは・・ 試みですね。 誤字・脱字・文章修正 随時行います。 短編タグが長編に変更になることがございます。 *タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。

あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~

深楽朱夜
ファンタジー
13人の神がいる異世界《アタラクシア》にこの世界を治癒する為の魔術、異界人召喚によって呼ばれた主人公 じゃ、この世界を治せばいいの?そうじゃない、この魔法そのものが治療なので後は好きに生きていって下さい …この世界でも生きていける術は用意している 責任はとります、《アタラクシア》に来てくれてありがとう という訳で異世界暮らし始めちゃいます? ※誤字 脱字 矛盾 作者承知の上です 寛容な心で読んで頂けると幸いです ※表紙イラストはAIイラスト自動作成で作っています

3歳で捨てられた件

玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。 それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。 キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。

転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました

桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。 言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。 しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。 ──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。 その一行が、彼の目に留まった。 「この文字を書いたのは、あなたですか?」 美しく、完璧で、どこか現実離れした男。 日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。 最初はただの好奇心だと思っていた。 けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。 彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。

ユーヤのお気楽異世界転移

暇野無学
ファンタジー
 死因は神様の当て逃げです!  地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

処理中です...