お気楽少女の異世界転移――チートな仲間と旅をする――

敬二 盤

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第三章前編『おいでませ!竜人の世界!』

第八話 現れる! 水晶蜥蜴!………じゃなぁい!

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『レベルが上がりました』『レベルが上がりました』『スキル《支援魔法支配》のレベルが、Lv 2に上がりました』『スキル《合成魔法》のレベルが、Lv 5に上がりました』

うわっ! ビックリした!?

その突然のアナウンスにより、私はレベルが上がったのを知った。

………しかもニレベルも上がったんだね?

ま、確認は後で良いとして………早く水晶蜥蜴を見つけなきゃね?

そう思って隣を見てみると、美堀が私と全く同じ事をしていた。

おぉ! シンクロしたね!

「皆さんお疲れ様です」

あ、光海さんだ!

「どうですか? まだ行けますか?」

「うん! 行けるよ!」

「そうですか、では行きましょう」

レッツゴー!

私が一歩その洞窟に入ると、ちょっとした違和感を覚えた。

「………何だろうね? この違和感」

「風が急に吹かなくなったからじゃないの?」

「あっ、そういう事か」

美堀が凄い冴えてる………いや、元からこんな感じだったね?

「この水晶洞窟はダンジョンとなっています、そしてここのダンジョンは死んだら生き返りません、勿論マスターから守れと言われているので死なせませんが」

「その言い方だと生き返れるダンジョンもあるのかな?」

「はい、有名所だと『幻想迷宮』や『スイーツダンジョン』等がありますね」

スイーツダンジョン………美味しそうな名前だね?

「ダンジョンがある所には街ができる事が多いんです、ダンジョンから得られる利益は多く、それが街を発展させるのでしょう」

街をも作ってしまうダンジョンの魅力………凄いね!

「ですがこの水晶洞窟は違います。 ここに出てくる魔物は水晶系列のみで、あまり利用価値はありません。 必要としているのは物好きな貴族だけです」

確かに水晶って脆いから剣とかには出来ないよね。

………うん? 魔物の反応だね。

「《エレメンタルウォール》」

魔物の後ろに壁を作って下の部分だけ解除して切れ目を作る!

そうすると魔物は倒れた壁の下敷きに!

「ねぇ、あの魔物って何の魔物だったの?」

「確認する前に倒してたんですか………あれはクリスタルゴブリンです、魔法耐性が高く、物理攻撃耐性が低いただのゴブリンですね」

物理に弱いんだ………確かに魔法(物理)で倒したもんね。

………また来た、多分ゴブリンだね。

「《エレメンタルウォール》」

はい、押し潰しー………避けた!?

「どうやら先程のゴブリンはおとりだった様ですね」

光海さんはそう言いながらゴブリンの方へ走っていき、何も無いはずの腰の後ろから剣を引き抜く様な動作をしながら踊る様に一回転すると、ゴブリンは粉々になっていた。

光海さんの両手には剣があり、模様から見るには二対の双剣の様だ。

格好良い………それに何か綺麗だったね。

「………? どうしたんですか? 早く行きますよ」

あ、そうだね! 早く行かなきゃ!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


………緊張感がログアウトしました。

私の両手はクルミと美堀と手を繋いでいます。

そしてまた現れたゴブリンは私が四方を壁で囲ってから押し潰してます。

最近は棒が無くても少しだけなら魔法が使える様になってきたしね………自前の魔力を使うからあと四回が限度だけどね?

そして美堀、私の手をプニプニしないで、くすぐったい。

クルミも真似しなくて良いから。

………あ、また来た。

「《エレメンタルウォール》」

心なしか私の声もフワフワしてきたね。

………あれ?この音は………ゴーレムだね。

まぁラキトがもう処理してたけど。

やっぱりこのメンバー強いね。

………またプニプニすんの止めてね?

それと美堀、プニプニする位置を腕に変えないで、そっちの方がくすぐったいから。

まぁ私は麻痺薬で鍛えられてるから少しのくすぐったさじゃ全くもって無意味だけどね!………手をワキワキさせながら無言で近寄ってくるのは止めてください、怖いです、怖いですから止めてください。

「皆さん何してるんですか………付きましたよ」

おぉ! 大きな扉!

「………一発目で出てくれますかね」

光海さんはそう言いながら扉を開けた。

するとその中の部屋には水晶蜥蜴が………居なかった。

それ所か何も居なかった。

「………おかしいですね」

私達は少し警戒しながら入っていく。

そして何となく周りを見回してみると………何か居る!

「光海さん! 上に何か見えたよ!」

「………見えませんね、《森羅万象》の効果ですか?」

「多分!………《エレメンタルウォール》」

とりあえず水晶蜥蜴が居る所にドーンッ! とね?

透明な蜥蜴の足元から伸びた壁は、蜥蜴のお腹を直撃し、砂煙を上げながら蜥蜴は地面へと叩きつけられた。

そして見えた姿は………緑色の水晶の姿をした蜥蜴だった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


・水晶カメレオン
・性別 男 年齢 1歳
・種族 水晶カメレオン
・職業  水晶カメレオン
・LV 200
・握力 8
・HP 1950/2000
・MP 410
・AT  205
・DE 330
・IN 199
・MD 240
・AG 504
・EX 43

スキル
・気配隠蔽
・光学迷彩
・暗殺術

加護 呪い

称号
・迷宮の暗殺者


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


………体力がおかしい。

ステータス全体がおかしい。

………レベルがゴーレム越えてるよ?

「………ラキト様、お願いします」

光海さんがラキトにそう言って、ラキトがカメレオンに近付こうとするも、カメレオンは素早い動きで逃げていく。

そして地面の色と同化して消えていった。

「………皆、一旦部屋から出てくれ」

ラキトがそう言うので私達は部屋から出る。

そして扉が閉まり、

「扉の直線上に立たないでください」

と光海さんが言う。

………何だろうね?

それはすぐにわかった。

何故なら扉が猛スピードで吹き飛んでいったからだ。

………えぇ?

そして中には砕け散った緑色の水晶と大きくへこんだ壁、竜巻でも起きたかの様な壁と、一つの宝箱が落ちていた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ディメン「どうも皆さんこんにちは、あとがき担当のディメンだぜ」

ライト「どうも皆さんこんにちは、我が弟ながら恐ろしい、ライト スターダストです」

ディメン「やっぱ強いな」

ライト「そうだね………そういえば新しい制御用の籠手が出来たんだった」

ディメン「どんなのだ?」

ライト「手袋だよ、まぁ失敗したら弾け飛ぶだけだね」

ディメン「へぇ………今回のステータスだぜ」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


・進和 実穂 
・性別 女 年齢 18歳
・種族 人間
・職業  ?
・LV 8  25/40
・握力 5
・HP 37
・MP 120
・AT  24
・DE 28
・IN 30
・MD 28
・AG 23
・EX 15

スキル
・支援魔法支配 Lv 2
・聞き耳 Lv 3
・合成魔法 Lv 5
・読み聞かせLv 4

パッシブスキル
・異世界言語
・?高?の?護
・自衛術
・幻影魔法耐性Lv 1
・森羅万象(一部封印中)

加護 呪い

称号
・異世界人
・?高?の?護
・助けられた者
・空を飛ばされし物
・トラブルメーカー
・弱者
・強者
・生者
・死者
・支援の支配者


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ディメン「さて、今回で迷宮も終わりか。やっとゆっくりできるな」

ライト「それはどうかな?………というか助けて」

ディメン「いきなりどうした」

ライト「それはまだネタバレだから言えないよ………でも助けて」 

ディメン「なんだそりゃ………今回はこの小説を読んでくれてありがとな」

ライト「誤字脱字やストーリー矛盾等がありましたらご報告の方をお願いします」

ディメン「それでは皆さん」

ディメン&ライト「「さようなら」」
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