お気楽少女の異世界転移――チートな仲間と旅をする――

敬二 盤

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第三章前編『おいでませ!竜人の世界!』

第十七話 とあるお母さんのお悩み

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視点変更 ラキト→シュライ・ドラグーン・メイデン


………これは夢なのかしら?

「まてー!」

「ま、まってぇ」

「私は捕まりませんよ? 鬼ごっこに勝ってご主人様に誉めてもらうんですから!」

「それならヨウタもクルミを捕まえてお母さんと実穂に誉めてもらうんだ!」

「イ、インカも誉めてもらう!」

今まで隠れてしか自由に遊べなかった子供達が………あんなにも楽しそうに。

私はあの子達にはかなり迷惑をかけてきた………里の長だというのに若い者達の反乱を見逃し、気付いた時にはもう偽りの伝承が里中に広がっていた。

いくら私が訂正しようともあの若者達がすぐに反論して、そちらが事実として記憶される………そんな里の雰囲気の中であの子達は心折れる事なく育っていった。

私なんか………あの子達が消えたと知った瞬間、何かが折れたかの様に生きる気力を失った………若者達の思う壺だったのね。

………これからの後片付けはかなり時間がかかる上にどうしても『知力を持つ生き物』としての汚い所が浮き彫りになってしまう。

それをあの子達にはできるだけ見せたくない。

あの子達は今まで人の悪意に苛まれ続けてきた。 昨日、本当の真実が知らされたとは言え、それでもまだ悪意を向ける人は数多く居るのでしょう。

………どうしたら。

「お困りの様だね?」

そう声をかけながら私のすぐ後ろに現れたのは………少しやつれたライトさんだった。

「………昨日光海に着せ替え人形にされて………精神的にね………」

ライトさんは怪訝そうな私の目から何かを感じ取ったのか、どこか遠い目になりながら自主的に答えてくれた。

「ま、僕の事は良いんだよ。 それよりも君の悩み事は何かな?」

「………それは言えません」

これ以上この方々に迷惑をかける訳には………。

「………別に迷惑とは思ってないよ? 僕は単純に竜神の代わりにお悩み解決をしてるだけだからね」

………その割には顔に影が差してますよ?

「全く……竜神と来たら………書類を大量に押し付けて来た上に「俺、暫く寝るから」とか………次あったら凍らす。 魔力暴走なんて知るか!」

ライトさんは後ろを向きながら小声で愚痴を吐いていました。

………たとえ迷惑でなかったとしてもこれ以上手を煩わせるにはいけない。

「………こちらの問題はこちらで解決いたします。 ですのでこれ以上の助力は結構です………これがこちらの答えです」

あえて突き放す様な言い方をして、この方々の手を借りる事を拒みます。

これ以上私達に肩入れしたら………その内、ダーゴみたいな事になってしまう。

「そっかぁ」

………少々心苦しいですがこれもあなた方を守るためです。

「あの双子に大人の真っ黒な所を見せたくないないって思ってるんだね?」

「っ!? 何故それを!?」

「図星なんだね?」

「あっ!?」

………迂闊でした。

「ふむ………君は何で僕達の手を借りたく無いの?」

「………」

ここは無言が正解ですね。

「………なるほど、過去にこの里に深く関わって命を落とした人間でもいるのかな?」

「………」

「沈黙は肯定とみなすよ?」

………この方には………叶いそうにありませんね。

「ふーむ………じゃ、"この里には"深く関わらない事にするよ」

「………良いのですか?」

あんなにも粘っていたのに………。

「別に良いよ? で、君のお悩みは何かな?」

え?

「貴方はこの里に深く関わらないのではないのですか?」

「うん。 "この里には"...ね?」

...やられました。

この人は本当に...口が上手いですね..。

...この人達になら...託せるかもしれませんね。

「...一つ、お願い事があります」

「何かな?」

「私の子供達...インカとヨウタを...貴方達が連れていってください」

「...駄ー目♪」

「...え?」

何故?

「"連れていく"のは駄目だよ。 僕達は"借りる"だけ。 定期的に親帰りさせるし最終的には君の所へ戻ってくる。」

...本当に

「これならあの子達も安心して遊べるでしょ? ついでに苛められても逆に苛め返せる位の力を付けてあげるし」

...この人達は

「で、君はあの子達が帰ってこられる様な里を作り上げる! それまであの子達は返さないからね!」

...あの人にそっくりで

「さて、この契約で良いかな? 『竜の里中央神殿跡地管理人兼竜神の巫女兼村長、シュライ・ドラグーン・メイデンさん?」

...お人好しですね。

「...はい!」

...ダーゴ。

貴方の子供達は...幸せになりそうですよ?


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視点変更 シュライ・ドラクーン・メイデン→ライト スターダスト


...さて、ちょっと予想外のお願いだったけど...何とかするかね?

僕は借りている家の奥の扉を開ける。

そこには首から下を全て氷付けにされている光海が彫像の様に置かれていた。

「マスター、そろそろこの氷、溶かしてくれませんか?」

「...」

あの双子の角とかも気になるし記録付けも続けた方が良いね。

「無視ですか...」

それにしてもあの人、絶対に僕の事を男だと思ってたでしょ...いや、男でも女でも無いんだけどさ。

...さて、そろそろ竜神をしばきに行くかな?

と、言う訳で氷を解除。

「光海」

「やっと解放されましたか..了解です」

光海が僕の中に入っていく。

それと同時にいくつかの演算が軽くなった事がわかった。

...待っててね?竜神様?サボり魔


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ディメン「どうも皆さんこんにちは、あとがき担当のディメンだぜ」

ライト「どうも皆さんこんにちは、光海に着せ替え人形にされたのは...何十回目だっけ? 僕を着せ変えて何が面白いのかわからない。 ライト スターダストです」

ディメン「お前って意外と何を来ても似合うってナーチェが言ってたぞ?」

ライト「...ディメン。 ナーチェの教育...特に道徳は徹底する様によろしくね?」

ディメン「了解だ...今回のステータスだぜ」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・進和 実穂 
・性別 女 年齢 18歳
・種族 人間
・職業  ?
・LV 8  38/40
・握力 5
・HP 37
・MP 120
・AT  24
・DE 28
・IN 30
・MD 28
・AG 23
・EX 15

スキル
・支援魔法支配 Lv 2
・聞き耳 Lv 3
・合成魔法 Lv 5
・読み聞かせLv 4

パッシブスキル
・異世界言語
・?高?の?護
・自衛術
・幻影魔法耐性Lv 1
・森羅万象(一部封印中)

加護 呪い

称号
・異世界人
・?高?の?護
・助けられた者
・空を飛ばされし物
・トラブルメーカー
・弱者
・強者
・生者
・死者
・支援の支配者


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ディメン「双子のお母さんってかなり複雑な事情がありそうだよなぁ」

ライト「そうだねー」

ディメン「...お前、他人事の様に言ってるがお前の方が複雑だろ」

ライト「知らないねー?」

ディメン「白を切りやがって...今回はこの小説を読んでくれてありがとな」

ライト「誤字脱字やストーリー矛盾等がありましたらご報告の方をお願いします」

ディメン「それでは皆さん」

ディメン&ライト「さようなら」
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