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第三章前編『おいでませ!竜人の世界!』
第十八話 モチモチと双子と密偵と
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視点変更 ライト→実穂
ユラユラと淡い光が周りを飛んでいる真夜中の中で、私が右手を動かすと右側からパッサパッサと尻尾が揺れる音がして、私が左手を動かすと、キャッキャッと楽しげな音が聞こえる。
...……と、いう訳で現在私は子供三人に囲まれておりまーす。
この驚異のモチモチ率...……ここが天国なんだね?
「おーい、実穂ー、戻ってきてー」
「.........はっ! 」
あまりのモチモチ度にキャラ崩壊してたよ。
「………で、話聞いてた?」
「うん。 この双子を一時的に預かるんでしょ?………でも、二人は大丈夫なの?」
私がそう言うと、竜人の双子はキラキラとした笑顔で私に答えた。
「うん!大丈夫!」
「大丈夫………」
「「だって………」」
そして二人は一度、顔を見合わせてからこう言った。
「「ヨウタが居るんだもん!」」
それを見たライトは、一度頷いて、手の中に魔力を集めた。
その魔力からはどこか温かく、優しい気配を感じた。
「《ソウルリンク》」
魔力は細長い三匹の竜を形作り、二匹は双子の中へ、もう一匹はどこか別の場所へと飛んでいった。
「はい、これで君達親子は正真正銘心が繋がりました。 不安な時は励まし合う事ができ、危ない時はいつでも助けに来られるよ!」
それを聞いて二人はパッと笑顔になり、私はライトの足元に注目した。
………ちょっとふらついてるじゃん。
というよりさっきの魔法、オリジナルでしょ?
『………リンクしてまで伝えてこなくても』
後でまた光海さんに怒られるよ?
『この位なら自分で治せるからバレる前に治すよ』
………ま、皆幸せそうだし良いかな?
「みーほー!」
「うわっ!」
ビックリした!? いきなり後ろから抱きついて来ないでよ!
「何ライトと見つめあってるのよ!私にも構いなさぁい!」
………何だかお酒臭い………え?もしかして美堀、酔ってる!?
「美堀?お酒飲んだの?」
「飲んでないわよぉ?木の実食べただけよぉ」
木の実?
「これよぉ?」
その木の実はブルーベリーみたいな見た目をしていて、とても美味しそうに思えた。
「《スリープ》」
ライトから白い光が飛んでいくが、美堀はそれを掴み、投げ返した。
「危なっ!」
「………《スリープクラウド》」
私の魔法により、周りに白い雲が漂う。
それに触れた美堀は、スッと力が抜けて、私の方へ倒れ来んできた。
さらに私の近くに居た子供三人は私に体を預ける様に倒れ来んだ。
………暑い。
「………そのまま寝る?」
「………お願い」
もうこのまま寝ちゃおう。
「《エクストリームスリープ》」
そして私の意識は一瞬にして暗転した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
視点変更 実穂→三人称
とても静かな夜中、竜人の双子はふと目が覚めた。
しかし、起き上がる程の元気は無かったので、お互いの方向を向いて話している。
「ねぇ、インカ? インカは悲しく無いの?」
「………少し悲しい………でも、今のお母さんにはインカ達が居たら邪魔になる」
「………ヨウタと同じだね」
「インカ達、双子だしね」
双子はその後、少し間を置いてお互いにこう問いかけた。
「インカは今、幸せ? ヨウタは凄い幸せだよ」
「インカも幸せ、だってお母さんが幸せそうなんだもん。ヨウタは今、安心してる? 里の皆から苛められずに済んで」
「ヨウタも安心してるよ、ヨウタ達、本当に同じだね」
双子はお互いに微笑み、手を繋いで目を瞑った。
そしてすぐに小さな寝息が聞こえてきたのであった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
視点変更 三人称→ゼロシ
………本当に警備が薄いですね、帝国の城って………。
………さて、勇者の情報を保管している魔術具は何処でしょうか?
私は手元の手帳に黒色のネズミや小鳥、リスなどの小動物を描いていき、実体化させた。
「部屋を見つけてきてください。マスターにまた迷探偵とか言われない為にも、頑張ってくださいよ!」
小動物達は鳴き声を上げるふりをすると、一斉に散っていった。
………さて、新しく建て替えられた建物の内装の情報でも頂くとしましょうか。
私は手帳に黄色の鍵を書き込み、実体化させると近くの扉の鍵穴に差し込んだ。
すると、扉は素直に開き、大量の資料が置かれている部屋が見えた。
必要な書類は………これですね。
後これも持っていない書類です………コピーしておきましょう。
私は二枚の書類にとある魔道具から出る光をスキャンする様に当てた。
そのタイミングで散らばっていた小動物が戻ってきて、とある魔道具を持っていた。
「お疲れ様です」
私はその魔道具に手を当て、その魔方陣、材質、構成を『Read』した。
………解析はマスターの仕事ですね。
私は部屋を出て鍵を閉め、描いた者達を全て消し、窓からそっと城を後にしたのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ディメン「………溢れ出るゼロシの忍者感」
ライト「これがゼロシをあの忍者チームのリーダーにした理由なんだよねー、諜報向きって感じの………あっ、わからない人は節分特別SSを見てね!」
ディメン「宣伝するなよ………あ、どうも皆さんこんにちは、あとがき担当のディメンだぜ」
ライト「どうも皆さんこんにちは、ライト スターダストです」
ディメン「と、いう訳で今回のステータスだぜ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・進和 実穂
・性別 女 年齢 18歳
・種族 人間
・職業 ?
・LV 8 38/40
・握力 5
・HP 37
・MP 120
・AT 24
・DE 28
・IN 30
・MD 28
・AG 23
・EX 15
スキル
・支援魔法支配 Lv 2
・聞き耳 Lv 3
・合成魔法 Lv 5
・読み聞かせLv 4
パッシブスキル
・異世界言語
・?高?の?護
・自衛術
・幻影魔法耐性Lv 1
・森羅万象(一部封印中)
加護 呪い
称号
・異世界人
・?高○の?護
・助けられた者
・空を飛ばされし物
・トラブルメーカー
・弱者
・強者
・生者
・死者
・支援の支配者
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ディメン「………なぁ、何か謎スキルが変わってるぞ?」
ライト「前回は変わらなかったのにねー………もしかして条件が『パーティー加入』だったとか?」
ディメン「それだとも既に全部見えてるだろ」
ライト「確かにねぇ………何なんだろ?」
ディメン「わからんなぁ………今回はこの小説を読んでくれてありがとな」
ライト「誤字脱字やストーリー矛盾等がありましたらご報告の方をお願いします」
ディメン「それでは皆さん」
ディメン&ライト「さようなら」
ユラユラと淡い光が周りを飛んでいる真夜中の中で、私が右手を動かすと右側からパッサパッサと尻尾が揺れる音がして、私が左手を動かすと、キャッキャッと楽しげな音が聞こえる。
...……と、いう訳で現在私は子供三人に囲まれておりまーす。
この驚異のモチモチ率...……ここが天国なんだね?
「おーい、実穂ー、戻ってきてー」
「.........はっ! 」
あまりのモチモチ度にキャラ崩壊してたよ。
「………で、話聞いてた?」
「うん。 この双子を一時的に預かるんでしょ?………でも、二人は大丈夫なの?」
私がそう言うと、竜人の双子はキラキラとした笑顔で私に答えた。
「うん!大丈夫!」
「大丈夫………」
「「だって………」」
そして二人は一度、顔を見合わせてからこう言った。
「「ヨウタが居るんだもん!」」
それを見たライトは、一度頷いて、手の中に魔力を集めた。
その魔力からはどこか温かく、優しい気配を感じた。
「《ソウルリンク》」
魔力は細長い三匹の竜を形作り、二匹は双子の中へ、もう一匹はどこか別の場所へと飛んでいった。
「はい、これで君達親子は正真正銘心が繋がりました。 不安な時は励まし合う事ができ、危ない時はいつでも助けに来られるよ!」
それを聞いて二人はパッと笑顔になり、私はライトの足元に注目した。
………ちょっとふらついてるじゃん。
というよりさっきの魔法、オリジナルでしょ?
『………リンクしてまで伝えてこなくても』
後でまた光海さんに怒られるよ?
『この位なら自分で治せるからバレる前に治すよ』
………ま、皆幸せそうだし良いかな?
「みーほー!」
「うわっ!」
ビックリした!? いきなり後ろから抱きついて来ないでよ!
「何ライトと見つめあってるのよ!私にも構いなさぁい!」
………何だかお酒臭い………え?もしかして美堀、酔ってる!?
「美堀?お酒飲んだの?」
「飲んでないわよぉ?木の実食べただけよぉ」
木の実?
「これよぉ?」
その木の実はブルーベリーみたいな見た目をしていて、とても美味しそうに思えた。
「《スリープ》」
ライトから白い光が飛んでいくが、美堀はそれを掴み、投げ返した。
「危なっ!」
「………《スリープクラウド》」
私の魔法により、周りに白い雲が漂う。
それに触れた美堀は、スッと力が抜けて、私の方へ倒れ来んできた。
さらに私の近くに居た子供三人は私に体を預ける様に倒れ来んだ。
………暑い。
「………そのまま寝る?」
「………お願い」
もうこのまま寝ちゃおう。
「《エクストリームスリープ》」
そして私の意識は一瞬にして暗転した。
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視点変更 実穂→三人称
とても静かな夜中、竜人の双子はふと目が覚めた。
しかし、起き上がる程の元気は無かったので、お互いの方向を向いて話している。
「ねぇ、インカ? インカは悲しく無いの?」
「………少し悲しい………でも、今のお母さんにはインカ達が居たら邪魔になる」
「………ヨウタと同じだね」
「インカ達、双子だしね」
双子はその後、少し間を置いてお互いにこう問いかけた。
「インカは今、幸せ? ヨウタは凄い幸せだよ」
「インカも幸せ、だってお母さんが幸せそうなんだもん。ヨウタは今、安心してる? 里の皆から苛められずに済んで」
「ヨウタも安心してるよ、ヨウタ達、本当に同じだね」
双子はお互いに微笑み、手を繋いで目を瞑った。
そしてすぐに小さな寝息が聞こえてきたのであった。
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視点変更 三人称→ゼロシ
………本当に警備が薄いですね、帝国の城って………。
………さて、勇者の情報を保管している魔術具は何処でしょうか?
私は手元の手帳に黒色のネズミや小鳥、リスなどの小動物を描いていき、実体化させた。
「部屋を見つけてきてください。マスターにまた迷探偵とか言われない為にも、頑張ってくださいよ!」
小動物達は鳴き声を上げるふりをすると、一斉に散っていった。
………さて、新しく建て替えられた建物の内装の情報でも頂くとしましょうか。
私は手帳に黄色の鍵を書き込み、実体化させると近くの扉の鍵穴に差し込んだ。
すると、扉は素直に開き、大量の資料が置かれている部屋が見えた。
必要な書類は………これですね。
後これも持っていない書類です………コピーしておきましょう。
私は二枚の書類にとある魔道具から出る光をスキャンする様に当てた。
そのタイミングで散らばっていた小動物が戻ってきて、とある魔道具を持っていた。
「お疲れ様です」
私はその魔道具に手を当て、その魔方陣、材質、構成を『Read』した。
………解析はマスターの仕事ですね。
私は部屋を出て鍵を閉め、描いた者達を全て消し、窓からそっと城を後にしたのだった。
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ディメン「………溢れ出るゼロシの忍者感」
ライト「これがゼロシをあの忍者チームのリーダーにした理由なんだよねー、諜報向きって感じの………あっ、わからない人は節分特別SSを見てね!」
ディメン「宣伝するなよ………あ、どうも皆さんこんにちは、あとがき担当のディメンだぜ」
ライト「どうも皆さんこんにちは、ライト スターダストです」
ディメン「と、いう訳で今回のステータスだぜ」
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・進和 実穂
・性別 女 年齢 18歳
・種族 人間
・職業 ?
・LV 8 38/40
・握力 5
・HP 37
・MP 120
・AT 24
・DE 28
・IN 30
・MD 28
・AG 23
・EX 15
スキル
・支援魔法支配 Lv 2
・聞き耳 Lv 3
・合成魔法 Lv 5
・読み聞かせLv 4
パッシブスキル
・異世界言語
・?高?の?護
・自衛術
・幻影魔法耐性Lv 1
・森羅万象(一部封印中)
加護 呪い
称号
・異世界人
・?高○の?護
・助けられた者
・空を飛ばされし物
・トラブルメーカー
・弱者
・強者
・生者
・死者
・支援の支配者
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ディメン「………なぁ、何か謎スキルが変わってるぞ?」
ライト「前回は変わらなかったのにねー………もしかして条件が『パーティー加入』だったとか?」
ディメン「それだとも既に全部見えてるだろ」
ライト「確かにねぇ………何なんだろ?」
ディメン「わからんなぁ………今回はこの小説を読んでくれてありがとな」
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ディメン&ライト「さようなら」
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