お気楽少女の異世界転移――チートな仲間と旅をする――

敬二 盤

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第三章後編『やっとついた?アストロデクス王国!』

第一話 王国の国境

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コトコトと静かに揺れる馬車の中、私達はほのぼのとした空気を作り出していた。

クルミとヨウタとインカは川の字になって寝ていて、私はそれを眺めている。

美堀は私の隣でうつらうつらと眠りそうになっていて、ラキトは籠手を磨いている。

ライトは多分屋根の上だね………だってさっき空を燃えてる鳥が通ってった時、上から『今夜は焼き鳥かな?』って呟いてる声が聞こえてきたし。

………平和だね。

「………さて、もうすぐ王国だけど心の準備は出来てる?」

ライトは上半身を上から垂らす感じになって、窓から私達に聞いてきた。

「私は出来てるよ?………それにしてもすごい格好だね? 疲れないの?」

「大丈夫、僕は軽いから………よっと」

そう言って窓から身を捻りながらスッと入って着地した。

「器用だね」

「そりゃ慣れてるからね」

ライトは小さく笑いながら、御者台へと出ていった。

………王国ってどんな所なんだろうね?

正直人間の町は帝国のせいで印象があまり良くないんだよね………あっ、宿屋の人はだいたい良い人だったっけ?

まぁライトが目的地にする位なんだから悪い所では無いのかもね?


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


《魔王国と王国の国境》


「おーい、久しぶりだねぇ」

「おっ、ライトか。 久しぶりだな!」

ライトと人間の兵士さんが気楽に話している。

この様子って魔王国に入る時も見たけど………ライトって国境の兵士さん達と仲が良いのかな?

「それにしても立派になったねぇ、前に会った時は何かやさぐれてたのに……」

「はははっ! そんな昔の話は止めろって!」

兵士さんはライトの背中を叩こうとしながら笑ったが、ライトは避けた。

うん、あの兵士さん力が強そうだもんね?

「それよりも君、彼女でも出来たの? 何か嬉しそうに見えるけど」

「わかるのか!?」

兵士さんは驚いている。

「うん。………まさかあんなに暴れん坊だった君がついに好い人を見つけるとはね?」

「………そうだな、俺は昔から何で皆は結婚したがるのかわからなかった。 だからそんな事せずともずっと兵士として門に近付いてくる魔物を片っ端から吹っ飛ばせば良いと思ってたんだが………あの子のお陰でようやくわかったぞ!」

兵士さんは早口で何かを説明し始めた。

………これはあれだね? お礼を言いたいけど何か言いたい事が絡まって何を言ってるかわからなくなるやつだね?

「おめでとう! ………さて、また今度お祝いの品を持っていくとして………通って良い?」

「ああ! お前の連れなら検査なんてしなくても問題ないからな!」

凄い信頼してるね。

馬車がゆっくりと動き出すと、兵士さんは手を振っていた。

「………さて、今からスピードを出すから次の町に付くまで後二時間位だけど………どうする?」

「どうするって?」

「その子達を起こすの?」

ライトは何かの魔法陣を浮かべながら聞いてきた。

………多分起こす為の魔法陣かな?

「このまま寝かせておいてあげようよ」

私がそう言うと、ライトは魔法陣を消し、書類を出した。

………このまえはライトが埋まるほどの数だったのに………凄い少なくなってる! たったの一束だよ!………まぁその一束の大きさがおかしいけど………この前よりは少ないよ!

「………実穂、君、王国に着いたら何したい?」

王国に着いたら………。

「元の世界に帰る方法を探したいかな? 私の謎スキルの効果を打ち消さないと帰れないんだっけ?」

「うん、その考え方であってるよ」

ライトは書類の中から一枚の紙を取り出して、私に渡してきた。

それを軽く読んでみると、謎スキルについて纏めた物が書かれていた。

………え? 《進化時使用可能SP無制限》?

そんなのあったっけ?………あっ、《取得SP四倍》が消えて、この効果が追加されてる………多分双子を助けた時の文字化けで増えたのかな?

つまり………これからスキルの進化で一々次のレベルアップを待たなくても良いんだね!

他には………私が知ってる事とあまり変わらないね?

そう思ってアイテムボックスに仕舞った。

………着くまでの間暇だね………少しだけ寝ようかな?


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


視点変更 実穂→美堀


………っ!? ………寝ちゃったわ………。

………周りに魔物の気配はしないわね。

………まさか私が寝てしまうなんて………実穂に呆れられそうね?

まぁ、その実穂も寝てるのだけど。

私は実穂を一撫でしてから、何かの書類を見ているライトに声をかける。

「………ねえ、ライト、あなたは実穂についてどう思う?」

「………いきなりだねぇ………純粋でどこかずれてる子かな?」

………嘘は言っていない様ね。

「どうしたの? いきなりこんな質問なんかして?」

ライトは手を止めて、私に聞いてきた。

「………そろそろあなたを信じてあげなきゃならないと思っててね?」

「えぇ? まだ不信に思ってたの?」

………仕方がないのよ、私にとって実穂は家族同然なんだから。

そう思っていた私の心の撃ちを見透かしてか、ライトは綺麗なブローチを渡してきた。

「はい、そのブローチは着けてる間、麻痺とだいたいの毒を無効化する効果、そして着けてなくても実穂の無事がわかる効果を付与してあるよ。 これで安心でしょ?」

………実穂がいつの間にか死んでしまわないかって言う私の不安を、ライトはわかっていた様ね。

それを言って、ライトは仕事に戻っていったのだった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ディメン「どうも皆さんこんにちは、あとがき担当のディメンだぜ」

ライト「どうも皆さんこんにちは、ライト スターダストです」

ディメン「お前、何気なくとんでもない物渡すなよ」

ライト「とんでもない事って何かな?」

ディメン「しらばっくれるなよ………今回のステータスだぜ」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



・進和 実穂 
・性別 女 年齢 18歳
・種族 人間
・職業  ?
・LV 8  38/40
・握力 5
・HP 37
・MP 120
・AT  24
・DE 28
・IN 30
・MD 28
・AG 23
・EX 15

スキル
・支援魔法支配 Lv 2
・聞き耳 Lv 3
・合成魔法 Lv 5
・読み聞かせLv 4

パッシブスキル
・異世界言語
・§高?の?護
・自衛術
・幻影魔法耐性Lv 1
・森羅万象(一部封印中)

加護 呪い

称号
・異世界人
・§高?の?護
・助けられた者
・空を飛ばされし物
・トラブルメーカー
・弱者
・強者
・生者
・死者
・支援の支配者



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ディメン「あのブローチ、地味に上位魔法仕込んでるよな?」

ライト「さぁ? 僕はただ単に護身用のマジックアイテムを渡しただけだよ?」

ディメン「白々しい………今回はこの小説を読んでくれてありがとな」

ライト「誤字脱字やストーリー矛盾等がありましたらご報告の方をお願いします」

ディメン「それでは皆さん」

ディメン&ライト「「さようなら」」
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