14 / 40
第一章 緑の水晶と山賊たち
10
しおりを挟む
「コート????」
怪訝な顔つきで物申したのは肉‥‥‥もとい、シェイディアだった。
そんな上品な代物、どこにあるんだ?
その無粋な一言が茜の怒りに火をつけた。
「あなたがくるまれていたのが、そのコートよ!!!」
「いだっ!?
いだい、ひどい、加虐だ!!
なんでそんなに‥‥‥あれボロー‥‥‥」
黙りなさいよ!!
茜は元通り、シェイディアの口に彼女の覆面代わりに使っていた布を放り込んでやる。
それも、かなり喉奥にまで‥‥‥
「ふっー‥‥‥」
「あらなにかしら?
息ができないの?
気道にでも詰まった?
まだしばらく大丈夫よ、黙ってなさい」
あんまりだ、ひどすぎる。
こんな仕打ち、もう何度目なの‥‥‥
シェイディアの涙は止まらず、しかも顔は真っ青になっていく。
ああ、もう死ぬんだ。
これも仕方ない‥‥‥姫様、ごめんなさい。
無様な部下で――
「なによ、その懺悔でもするような目つきは‥‥‥」
「おい、殺すなよ。
まだ聞かなければならないことがー‥‥‥」
ううっ!!
そうだ、助けろ、いえ、助けて下さい――
シェイディアの嘆願の唸り声がゆっくりと弱まっていく。
「嫌よ!!」
茜は彼女の機能していない鼻すらも指先で閉じてしまった。
うそ、本気で殺す気‥‥‥???
肉、堅くなるのに――
もはや、シェイディアの頭の中で正しい思考回路など働いていない。
家族に対する懺悔はできても、さんざん困らせてきた被害者へのそれがないように見えるのが茜には許せなかった。
まるで死刑囚が死刑執行前に懺悔するような、そんな清らかな死に顔。
絶対に許さない。
子供まで産みたいなんて‥‥‥
苛つく茜のそんな姿を見るのも、アッシュは初めてだった。
彼は茜の過去を知らない。
ただ、どこに怒りが向いているのだけはなんとなく、理解はできた。
「茜、こっちにこい」
「だって!!」
「良いから来い、その喉に詰めたのをとってからな」
日本にいたら、もし、こんな言い方を彼氏にされたら?
夫だっていい。友人だって。
わたしは黙っていない筈だ。
茜は悔しさに拳を固めながらシェイディアの口から布を取り除く。
なんでこんなにみじめな思い‥‥‥
「はい‥‥‥旦那様」
その一言を口の奥から押し出すのにどれだけの気力と忍耐がいることか。
でも考えなければならない。
ここはハイフで、わたしはマールで、彼の奴隷以下の所有物。
その現実をまず、噛みしめながらアッシュへと向かう。
息も絶え絶えになった、シェイディアの頬を軽くはたいて。
それは自分への怒りだ。
この彼女の苦しみを見て、楽しんでいる自分は何なんだろう。
彼女の苦しみは、わたしの苦しみじゃないの?
でも、それを理解しながらしているわたしも――この世界の王たちと同じだ。
醜い‥‥‥
「おいで。
済まなかった。
向こうで話をしよう、な?」
アッシュは茜を抱き上げる。
相変わらず軽いなと良い、まるでお姫様のように。
「ちょっと、なんでー‥‥‥?
わたしはマールなのにー」
「マールか?
はあ、そうだな」
アッシュはため息を一つ。
そして、またすまん。
そう、茜に謝っていた。
「なんで‥‥‥???」
「今の制度は俺たちの失策なんだ。
すまん‥‥‥」
「俺たち?
それって、誰のこと?
アッシュは文官でもそれほど、高位には―‥‥‥?」
上で話すよ。
シェイディアの縄が解けても逃げれないよう、入り口に施錠してアッシュは再び茜を‥‥‥
「担いだ方が良いな。
この態勢だと頭を打つ。
それにな、その首輪。
あの水晶一つで外せるんだ‥‥‥だから、な。
それもあったんだよ」
分かるか?
そうアッシュは目論見を茜に話し出す。
待って、そう茜は言い、彼に少しだけキスをした。
階段の上にいる彼女と彼は丁度、同じ視線だったから。
「分からない。
誰かの犠牲の上に得て良い自由なんてないわ、旦那様。
シェイディアの羽を治すために、人目につかないあの場所にしたのかと思ったけど。
やっぱり、食人癖のある旦那様なんて嫌だわ‥‥‥」
嫌味も功を奏しない。
アッシュもまた、
「俺も笑顔で人殺しができる妻なんて嫌だよ、奥様」
そう、したたかに返して来たのだった。
それに、とアッシュは言葉を続ける。
また、軽々と茜を肩に担いで。
「ちょっとお、愛が足りない‥‥‥」
「愛よりも、お前の身分だ。
あのシェイディアの仲間もどうにかしてやらんといかん。
ギルドを始めるには、人員もいる。
手柄も金もいる。
信頼もな」
「本気だったんだ‥‥‥」
「嘘を言って連れてくるほど、酔狂ではないさ。
主不在のこの館。
なにか思わないか?」
そう問いかけられて、ようやく上階にあがりソファーに降ろされて茜は辺りを見渡した。
大広間。
受付もあり、多くの人員が座れる客席もある。
台所も広い。
あの受付の奥は?
ホテルのカウンターのようなそこでは、誰が働いていたのだろう?
奥まった階段下には瀟洒なバーカウンターがある。
「綺麗すぎる。
それに、魔法も使えない。
でも、まるでホテル。
それは迎賓館だったから当たり前か‥‥‥ここでやるつもりなの?
まさか、その総合ギルドとかっていうのを‥‥‥本気?
貴族しか入れないのよ?
御用商人だって入れないこんな場所に冒険者なんて粗悪な――あーいえ。
荒々しい連中が入れるはずが‥‥‥???」
その通りだ。
アッシュはため息をつく。
「だが、良いと思わないか?
この建物をもし、郊外に持ちだせたら?
移動させられたらどう思う?
基礎工事はしっかりしているが、それを持ちあげれたら?」
「その為にはヘリコプター何台あっても無理でしょうね。
あーわたしの世界の。
空を飛べる乗り物です。でも、一般人には縁がない代物だけど」
「貴族の乗り物か?」
「違うけど、似たようなものかな。
高いのよ、乗るにも借りるにも。
それにあの子の一族の助けを借りるつもりなら、それこそ大問題に‥‥‥」
茜の心配はどこに行ったのやら。
アッシュはまあ、それは気にするな。
そう受け流してしまった。
まるで、他に手段があるとでも言うように。
「それで、旦那様。
わたしのコート、収納したはずなのに。
どうやって取り出したの?」
最初の疑問を蒸し返すように投げつける茜に、アッシュはさてな?
そう皮肉を交えて答えた。
「取り出しただの、収納だの。
あれは、転換して送り出す。
いわば転送だろう?
ここにあるものを、その構成を別の場所に移動させる。
写し、書き換えて、また再現する。
そういう類のものではないのか、あの技術は?
日本はそれほどに進んでいるのか?」
空間を把握し、物質の構成を時間が関与しない部分まで下げて細分化し、また、別の場所に再現する。
そんな技法、このハイフには無いんだがな?
優れた魔導国家か、日本は?
アッシュはそう続けて聞いてくる。
茜は別に方法があると言った彼の言葉を思いだしていた。
つまり、自分はその能力をひろく巨大なものにも適用できる。
そう思われている?
でも――
「あなたも取り出した」
「そう、だな。
俺はあの構成されたものを追いかけただけだ。
そして、再現して引き出した。
それだけだ」
どちらが大魔導士なのかしら。
茜はそう呆れてしまう。
再現できるなら、彼にもできるはずだ。
なのになぜ、自分にそんな話を持ちかけるのか。
どうにも、この新しい夫となる男性の考え方に疑問をもってしまう茜だった。
怪訝な顔つきで物申したのは肉‥‥‥もとい、シェイディアだった。
そんな上品な代物、どこにあるんだ?
その無粋な一言が茜の怒りに火をつけた。
「あなたがくるまれていたのが、そのコートよ!!!」
「いだっ!?
いだい、ひどい、加虐だ!!
なんでそんなに‥‥‥あれボロー‥‥‥」
黙りなさいよ!!
茜は元通り、シェイディアの口に彼女の覆面代わりに使っていた布を放り込んでやる。
それも、かなり喉奥にまで‥‥‥
「ふっー‥‥‥」
「あらなにかしら?
息ができないの?
気道にでも詰まった?
まだしばらく大丈夫よ、黙ってなさい」
あんまりだ、ひどすぎる。
こんな仕打ち、もう何度目なの‥‥‥
シェイディアの涙は止まらず、しかも顔は真っ青になっていく。
ああ、もう死ぬんだ。
これも仕方ない‥‥‥姫様、ごめんなさい。
無様な部下で――
「なによ、その懺悔でもするような目つきは‥‥‥」
「おい、殺すなよ。
まだ聞かなければならないことがー‥‥‥」
ううっ!!
そうだ、助けろ、いえ、助けて下さい――
シェイディアの嘆願の唸り声がゆっくりと弱まっていく。
「嫌よ!!」
茜は彼女の機能していない鼻すらも指先で閉じてしまった。
うそ、本気で殺す気‥‥‥???
肉、堅くなるのに――
もはや、シェイディアの頭の中で正しい思考回路など働いていない。
家族に対する懺悔はできても、さんざん困らせてきた被害者へのそれがないように見えるのが茜には許せなかった。
まるで死刑囚が死刑執行前に懺悔するような、そんな清らかな死に顔。
絶対に許さない。
子供まで産みたいなんて‥‥‥
苛つく茜のそんな姿を見るのも、アッシュは初めてだった。
彼は茜の過去を知らない。
ただ、どこに怒りが向いているのだけはなんとなく、理解はできた。
「茜、こっちにこい」
「だって!!」
「良いから来い、その喉に詰めたのをとってからな」
日本にいたら、もし、こんな言い方を彼氏にされたら?
夫だっていい。友人だって。
わたしは黙っていない筈だ。
茜は悔しさに拳を固めながらシェイディアの口から布を取り除く。
なんでこんなにみじめな思い‥‥‥
「はい‥‥‥旦那様」
その一言を口の奥から押し出すのにどれだけの気力と忍耐がいることか。
でも考えなければならない。
ここはハイフで、わたしはマールで、彼の奴隷以下の所有物。
その現実をまず、噛みしめながらアッシュへと向かう。
息も絶え絶えになった、シェイディアの頬を軽くはたいて。
それは自分への怒りだ。
この彼女の苦しみを見て、楽しんでいる自分は何なんだろう。
彼女の苦しみは、わたしの苦しみじゃないの?
でも、それを理解しながらしているわたしも――この世界の王たちと同じだ。
醜い‥‥‥
「おいで。
済まなかった。
向こうで話をしよう、な?」
アッシュは茜を抱き上げる。
相変わらず軽いなと良い、まるでお姫様のように。
「ちょっと、なんでー‥‥‥?
わたしはマールなのにー」
「マールか?
はあ、そうだな」
アッシュはため息を一つ。
そして、またすまん。
そう、茜に謝っていた。
「なんで‥‥‥???」
「今の制度は俺たちの失策なんだ。
すまん‥‥‥」
「俺たち?
それって、誰のこと?
アッシュは文官でもそれほど、高位には―‥‥‥?」
上で話すよ。
シェイディアの縄が解けても逃げれないよう、入り口に施錠してアッシュは再び茜を‥‥‥
「担いだ方が良いな。
この態勢だと頭を打つ。
それにな、その首輪。
あの水晶一つで外せるんだ‥‥‥だから、な。
それもあったんだよ」
分かるか?
そうアッシュは目論見を茜に話し出す。
待って、そう茜は言い、彼に少しだけキスをした。
階段の上にいる彼女と彼は丁度、同じ視線だったから。
「分からない。
誰かの犠牲の上に得て良い自由なんてないわ、旦那様。
シェイディアの羽を治すために、人目につかないあの場所にしたのかと思ったけど。
やっぱり、食人癖のある旦那様なんて嫌だわ‥‥‥」
嫌味も功を奏しない。
アッシュもまた、
「俺も笑顔で人殺しができる妻なんて嫌だよ、奥様」
そう、したたかに返して来たのだった。
それに、とアッシュは言葉を続ける。
また、軽々と茜を肩に担いで。
「ちょっとお、愛が足りない‥‥‥」
「愛よりも、お前の身分だ。
あのシェイディアの仲間もどうにかしてやらんといかん。
ギルドを始めるには、人員もいる。
手柄も金もいる。
信頼もな」
「本気だったんだ‥‥‥」
「嘘を言って連れてくるほど、酔狂ではないさ。
主不在のこの館。
なにか思わないか?」
そう問いかけられて、ようやく上階にあがりソファーに降ろされて茜は辺りを見渡した。
大広間。
受付もあり、多くの人員が座れる客席もある。
台所も広い。
あの受付の奥は?
ホテルのカウンターのようなそこでは、誰が働いていたのだろう?
奥まった階段下には瀟洒なバーカウンターがある。
「綺麗すぎる。
それに、魔法も使えない。
でも、まるでホテル。
それは迎賓館だったから当たり前か‥‥‥ここでやるつもりなの?
まさか、その総合ギルドとかっていうのを‥‥‥本気?
貴族しか入れないのよ?
御用商人だって入れないこんな場所に冒険者なんて粗悪な――あーいえ。
荒々しい連中が入れるはずが‥‥‥???」
その通りだ。
アッシュはため息をつく。
「だが、良いと思わないか?
この建物をもし、郊外に持ちだせたら?
移動させられたらどう思う?
基礎工事はしっかりしているが、それを持ちあげれたら?」
「その為にはヘリコプター何台あっても無理でしょうね。
あーわたしの世界の。
空を飛べる乗り物です。でも、一般人には縁がない代物だけど」
「貴族の乗り物か?」
「違うけど、似たようなものかな。
高いのよ、乗るにも借りるにも。
それにあの子の一族の助けを借りるつもりなら、それこそ大問題に‥‥‥」
茜の心配はどこに行ったのやら。
アッシュはまあ、それは気にするな。
そう受け流してしまった。
まるで、他に手段があるとでも言うように。
「それで、旦那様。
わたしのコート、収納したはずなのに。
どうやって取り出したの?」
最初の疑問を蒸し返すように投げつける茜に、アッシュはさてな?
そう皮肉を交えて答えた。
「取り出しただの、収納だの。
あれは、転換して送り出す。
いわば転送だろう?
ここにあるものを、その構成を別の場所に移動させる。
写し、書き換えて、また再現する。
そういう類のものではないのか、あの技術は?
日本はそれほどに進んでいるのか?」
空間を把握し、物質の構成を時間が関与しない部分まで下げて細分化し、また、別の場所に再現する。
そんな技法、このハイフには無いんだがな?
優れた魔導国家か、日本は?
アッシュはそう続けて聞いてくる。
茜は別に方法があると言った彼の言葉を思いだしていた。
つまり、自分はその能力をひろく巨大なものにも適用できる。
そう思われている?
でも――
「あなたも取り出した」
「そう、だな。
俺はあの構成されたものを追いかけただけだ。
そして、再現して引き出した。
それだけだ」
どちらが大魔導士なのかしら。
茜はそう呆れてしまう。
再現できるなら、彼にもできるはずだ。
なのになぜ、自分にそんな話を持ちかけるのか。
どうにも、この新しい夫となる男性の考え方に疑問をもってしまう茜だった。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】甘やかな聖獣たちは、聖女様がとろけるようにキスをする
楠結衣
恋愛
女子大生の花恋は、いつものように大学に向かう途中、季節外れの鯉のぼりと共に異世界に聖女として召喚される。
ところが花恋を召喚した王様や黒ローブの集団に偽聖女と言われて知らない森に放り出されてしまう。
涙がこぼれてしまうと鯉のぼりがなぜか執事の格好をした三人組みの聖獣に変わり、元の世界に戻るために、一日三回のキスが必要だと言いだして……。
女子大生の花恋と甘やかな聖獣たちが、いちゃいちゃほのぼの逆ハーレムをしながら元の世界に戻るためにちょこっと冒険するおはなし。
◇表紙イラスト/知さま
◇鯉のぼりについては諸説あります。
◇小説家になろうさまでも連載しています。
宿敵の家の当主を妻に貰いました~妻は可憐で儚くて優しくて賢くて可愛くて最高です~
紗沙
恋愛
剣の名家にして、国の南側を支配する大貴族フォルス家。
そこの三男として生まれたノヴァは一族のみが扱える秘技が全く使えない、出来損ないというレッテルを貼られ、辛い子供時代を過ごした。
大人になったノヴァは小さな領地を与えられるものの、仕事も家族からの期待も、周りからの期待も0に等しい。
しかし、そんなノヴァに舞い込んだ一件の縁談話。相手は国の北側を支配する大貴族。
フォルス家とは長年の確執があり、今は栄華を極めているアークゲート家だった。
しかも縁談の相手は、まさかのアークゲート家当主・シアで・・・。
「あのときからずっと……お慕いしています」
かくして、何も持たないフォルス家の三男坊は性格良し、容姿良し、というか全てが良しの妻を迎え入れることになる。
ノヴァの運命を変える、全てを与えてこようとする妻を。
「人はアークゲート家の当主を恐ろしいとか、血も涙もないとか、冷酷とか散々に言うけど、
シアは可愛いし、優しいし、賢いし、完璧だよ」
あまり深く考えないノヴァと、彼にしか自分の素を見せないシア、二人の結婚生活が始まる。
雨の日にやさぐれお姉さんを拾ったと思ったら胃袋も心も掴んでくるスーパーお姉さんだった
九戸政景
恋愛
新人小説家の由利美音は、ある日の夜に一人の女性を拾う。太刀川凛莉と名乗る女性との共同生活が始まる中、様々な出会いを果たしながら美音は自身の過去とも向き合っていく。
ストーカーに狙われたので歳上騎士様に護衛をお願いしました。
ねーさん
恋愛
「氷の彫刻」と呼ばれる美貌の兄を持つ公爵令嬢のクラリッサは不審な視線に悩まされていた。
卒業を二日後に控えた朝、教室のクラリッサの机に置かれた一通の偏執狂者からの手紙。
親友イブを通じてイブの婚約者、近衛騎士団第四分団員のジョーンズに相談すると、第四分団長ネイトがクラリッサのパートナーとして卒業パーティーに出席してくれる事になって───
〈注〉
このお話は「婚約者が記憶喪失になりました。」と「元騎士の歳上公爵様がまさかの××でした!?」の続編になります。
「25歳OL、異世界で年上公爵の甘々保護対象に!? 〜女神ルミエール様の悪戯〜」
透子(とおるこ)
恋愛
25歳OL・佐神ミレイは、仕事も恋も完璧にこなす美人女子。しかし本当は、年上の男性に甘やかされたい願望を密かに抱いていた。
そんな彼女の前に現れたのは、気まぐれな女神ルミエール。理由も告げず、ミレイを異世界アルデリア王国の公爵家へ転移させる。そこには恐ろしく気難しいと評判の45歳独身公爵・アレクセイが待っていた。
最初は恐怖を覚えるミレイだったが、公爵の手厚い保護に触れ、次第に心を許す。やがて彼女は甘く溺愛される日々に――。
仕事も恋も頑張るOLが、異世界で年上公爵にゴロニャン♡ 甘くて胸キュンなラブストーリー、開幕!
---
【完結】恋につける薬は、なし
ちよのまつこ
恋愛
異世界の田舎の村に転移して五年、十八歳のエマは王都へ行くことに。
着いた王都は春の大祭前、庶民も参加できる城の催しでの出来事がきっかけで出会った青年貴族にエマはいきなり嫌悪を向けられ…
兄みたいな騎士団長の愛が実は重すぎでした
鳥花風星
恋愛
代々騎士団寮の寮母を務める家に生まれたレティシアは、若くして騎士団の一つである「群青の騎士団」の寮母になり、
幼少の頃から仲の良い騎士団長のアスールは、そんなレティシアを陰からずっと見守っていた。レティシアにとってアスールは兄のような存在だが、次第に兄としてだけではない思いを持ちはじめてしまう。
アスールにとってもレティシアは妹のような存在というだけではないようで……。兄としてしか思われていないと思っているアスールはレティシアへの思いを拗らせながらどんどん膨らませていく。
すれ違う恋心、アスールとライバルの心理戦。拗らせ溺愛が激しい、じれじれだけどハッピーエンドです。
☆他投稿サイトにも掲載しています。
☆番外編はアスールの同僚ノアールがメインの話になっています。
理想の男性(ヒト)は、お祖父さま
たつみ
恋愛
月代結奈は、ある日突然、見知らぬ場所に立っていた。
そこで行われていたのは「正妃選びの儀」正妃に側室?
王太子はまったく好みじゃない。
彼女は「これは夢だ」と思い、とっとと「正妃」を辞退してその場から去る。
彼女が思いこんだ「夢設定」の流れの中、帰った屋敷は超アウェイ。
そんな中、現れたまさしく「理想の男性」なんと、それは彼女のお祖父さまだった!
彼女を正妃にするのを諦めない王太子と側近魔術師サイラスの企み。
そんな2人から彼女守ろうとする理想の男性、お祖父さま。
恋愛よりも家族愛を優先する彼女の日常に否応なく訪れる試練。
この世界で彼女がくだす決断と、肝心な恋愛の結末は?
◇◇◇◇◇設定はあくまでも「貴族風」なので、現実の貴族社会などとは異なります。
本物の貴族社会ではこんなこと通用しない、ということも多々あります。
R-Kingdom_1
他サイトでも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる