17 / 40
第一章 緑の水晶と山賊たち
13
しおりを挟む
「まあ、なかなかにうまいことやったもんだ」
アッシュは地下室の惨状を見、シェイディアの現状を見てそう笑って退けた。
この地下室、解体以外にも調理もできる具合になっている。
そこかしこに転がる鍋に樽のような巨大な寸胴に、あの解体用具もかなりの散らばり具合を見せていた。
後片付けが大変だな。
一人笑うアッシュに、茜はそこまで言うことないでしょ。
そうにらむと、シェイディアをどうするか考えていた。
「助けないのか?」
「助けてもいいけどー‥‥‥。
本当にうまく入り込んだわね、あなた」
呆れた声を出す茜の前で、シェイディアは目を回していた。
非常に狭い空間で逃げ出そうとする鳥やセミのように、この子、あちこちにぶつかったんだ。
茜にはそこまでは見て取れた。
羽もそうだし、四肢を縛っていたロープをほどこうとしたのだろう。
癒されたその羽を広げようとしてまず、台から転げ落ちるとそのまま台の側にならぶかまど?
それともなにか別のものだろうか。
まあ、そこに激突し、そのまま羽が無理なら‥‥‥と、半ば意地で背中の緑水晶を使って浮遊し――
「で、あそこを目指した、と。
夜でも目が見えていたから鳥目とか、色盲って訳じゃなさそうだし。
色が見えているなら――激突、かな???」
「あーあ、あんなところに羽毛が‥‥‥。
誰が掃除するんだ。
あれがのくまでここで煮炊きはできんな‥‥‥」
「ここで調理もできるの?
上にもきちんとしたのなかった?
あれ、日本の近代的なキッチンにも勝るとも劣らない感じに見えたけど」
近代的?
アッシュが不思議そうな顔をする。
あーつまり、茜は説明した。
「あんな井戸水を汲み上げたり、かまどで薪を燃やして調理するんじゃなくて。
捻ると飲める水が出てきたり、天然の燃える気体‥‥‥ガスっていうの。
吸うと危険だと困るけど。
それも、元栓を捻って火打石みたいなものを着火させるような仕組みで‥‥‥わかる?」
「分かるも何も。
水道は水圧で利用できるし、上水道もある。
水は精霊によって厳しく管理されているし、燃える気体なんぞ使わんぞ。
それぞれに、延焼石が入っていてな。
圧力を回すノブで調整する仕組みだ。
この部屋のは、それ以上に大きなものの下ごしらえと貯蔵目的だからな」
ほら、そこ、と。
アッシュはかなり大きな鉄製の観音開きの扉を指差して見せる。
「貴族の館には多いが、地熱を逆転させて冷凍保存できる仕組みだ。
まあ、考えたのは全部‥‥‥」
「マキナ、ね。
天然の冷蔵庫に冷凍庫。
最初の投資だけすれば、ずっと使える――か。
いいなあ。
じゃあ、このかまどに設置されている大鍋に入っているシェイディアは‥‥‥」
台を引っ張って来て、茜はよいしょ、とその中を覗き込む。
まるで祖母の田舎にあった五右衛門風呂を更に深く広くしたような感じに見えるそれは‥‥‥ご丁寧に圧力鍋風の開閉式の蓋までついていた。
そして、なぜかそこにシェイディアはお中元のハムよろしくキッチリとロープで縛り上げられて、スポッとはまり込んでいる。
「ねー旦那様?
これ、水はどうやって入れるの?」
茜の問いに、水?
何の話だ?
アッシュは中を同じく覗き込んで唖然とする。
「シェイディア‥‥‥いいダシガラになりそうだな???」
「でしょ!??
今夜は麺があればいい、スープでラーメン出来る!!
の‥‥‥前に。
羽全部むいで、あの子の靴とか衣装も脱がさないと‥‥‥いろいろと混じりそうね」
「食べる気か!?」
当然。
ふふん、と笑うと茜はどこからか杖を取り出した。
「ようはこの子が死ななきゃいいんでしょ?
まあ、大丈夫だと思うのよねえ。
だって翼人。
どこまでの飛翔能力があるかは謎だけどー‥‥‥」
「おい、いや待て!!
どうするつもりだ!?」
「どうって。
はかるのよ」
「測る?
何を測るんだ!?」
この子の、耐久能力。
耐久能力???
なんだそれは、茜??
言い終わらないうちに、茜は杖を数振りする。
すると、茜の前にガラス板のような透明なものが数枚、中空に浮き出て来るではないか。
おおよそこの世界で使われる魔導とはまた軸も成立の仕方も異なる異世界の魔法。
それでもここで使えるということは、まあ、世界には共通項があるということだろう。
(なかなか、面白いわね)
背後でそうアイニスが物珍しさにじっとそれを凝視しているのを見て、アッシュは頭を抱えそうになった。
光の精霊女王ですらも知らない未知の魔法が存在するなんて、と。
「ふーん、成層圏は抜けられない、と。
熱気に対しては相当の耐熱性があるのかなー???」
なぜ、空を飛ぶのに熱なんか関係あるんだ、茜??
「わっ!
凄い、これなら宇宙空間でもかなり持つくらいの強度があるんだ‥‥‥不思議ねえ。
アッシュの剣で斬られていたかと思えば、どれだけ強靭で柔軟で、優れた素材なんだろこの身体」
「なあ、茜?
宇宙とは、あの宇宙か?
星と星の合間に存在する、極寒の場ではないのか?
呼吸も出来ないとアイニスが言っているぞ???」
茜の画面? にはサークルだの棒グラフだの、読めない文字に数字だけは理解できる。
マイナスを表すのがもし温度だとすれば、赤いのは耐熱性?
青いのは耐寒性とでも言うのだろうか。
百六十を軽く超えて見えるそれは、人間だとどの程度の物なのか‥‥‥
いずれは自分も測られそうな気がしてアッシュは嫌な予感がしてきていた。
「ふーん、もしこれでダシを取るとしたら‥‥‥あれ?
でもおかしい。
なんで、シェイディアは人間並み‥‥‥???
あ、そうか。
あの緑水晶で重力や体にかかる色んな熱量とかそんなのまで‥‥‥この子たち、本能的に操作できるんだ」
「いや、俺にはもはやなにがなんだか‥‥‥」
「ああ、いいのよ。
旦那様にはまだ早い技術だから。
ばかになんてしてませんからね?
今のハイフの文化レベルにはまだ早い技術、そんな話です」
ああ、それは理解しているよ茜。
そして、習えば俺でもそれが扱えるまでに時間がかからないことも、な。
その良い実例はマキナが作ってくれている。
人はどうにでも慣れ親しみ、そして進化する、とな。
そうアッシュは心で呟いていた。
もし、二人の子供が産まれれば‥‥‥その子には文化の差など関係ないんだろ、と。
「優れた科学はまるで魔法に見える」
「‥‥‥何かいったか?」
いいえ、なにも。
茜は寂しそうに首を振ると、さて、では調理しましょうかね。
そう言い、また杖を一振り。
今度は、シェイディアが大鍋の中から、目を回し、下をだらんと出したような顔で浮かび上がってきた。
「これもお前の?」
「いえいえ。
これはシェイディアがいま気絶してて、この子の緑水晶のシステム‥‥‥あー、つまりこの子の力を勝手に操作してるだけ」
それを聞いて、背後のアイニスが引くのをアッシュは感じていた。
気を失う、つまり主が統制を無くせば――その力を思うままに扱える。
こんな恐怖は、彼女たち精霊にしてみれば近づきたくない存在だろう、と。
そうアッシュにはなんとなくだが、理解できた。
「お前。
本気でスープの素にする気か???
はぐのか、むしるのか!?
それはやりすぎ――」
唇に指を当てられて、
「この翼、両断なさったのどなた?」
まるで悪魔のような頬笑みをする茜に、アッシュは本当に連れて来てよかったの?
そう、問いかけるアイニスに何も聞くな、そう言うしかなかった。
「じゃあー‥‥‥はぐので。
むしるので。
旦那様は外にどうぞ。
あ、その前にー‥‥‥これの火のつけ方と調節の仕方、あと水の注ぎ方。
教えて貰えません?」
「教えられるか――!!」
アッシュはここは踏ん張りどころと叫んだが‥‥‥
「大丈夫。
死なないし、殺さないし、傷つけないから。
シェイディアもお風呂に入るだけだし(かなり熱くて長いお風呂だけど)」
「本当だろうな?」
うたがい深いまなざしに茜は天使の笑みで応えるのだった。
「もちろん、大丈夫」
と。
とりあえず、シェイディアを裸にするから出て行け、そう言われ追い出されたこの館の主はアイニスだけをそっと地下室に残して、大広間で一人、ぽつんとソファーに座って佇んでいた。
地下からは時折、
「この人殺し―――!!!
何するんだよ――、なんで縛り上げるの!!!??
何で裸で、やめて―――水は嫌い―――!!!!」
なんて悲鳴がここまで届いてくるのだから何をしているのか殆ど丸わかりではあるが‥‥‥
頭を抱える若きスナルフェーゼン高家の子爵はそれでも、望み通りにギルド開設への第一歩を歩み始めたことにまだ気づいていなかった。
アッシュは地下室の惨状を見、シェイディアの現状を見てそう笑って退けた。
この地下室、解体以外にも調理もできる具合になっている。
そこかしこに転がる鍋に樽のような巨大な寸胴に、あの解体用具もかなりの散らばり具合を見せていた。
後片付けが大変だな。
一人笑うアッシュに、茜はそこまで言うことないでしょ。
そうにらむと、シェイディアをどうするか考えていた。
「助けないのか?」
「助けてもいいけどー‥‥‥。
本当にうまく入り込んだわね、あなた」
呆れた声を出す茜の前で、シェイディアは目を回していた。
非常に狭い空間で逃げ出そうとする鳥やセミのように、この子、あちこちにぶつかったんだ。
茜にはそこまでは見て取れた。
羽もそうだし、四肢を縛っていたロープをほどこうとしたのだろう。
癒されたその羽を広げようとしてまず、台から転げ落ちるとそのまま台の側にならぶかまど?
それともなにか別のものだろうか。
まあ、そこに激突し、そのまま羽が無理なら‥‥‥と、半ば意地で背中の緑水晶を使って浮遊し――
「で、あそこを目指した、と。
夜でも目が見えていたから鳥目とか、色盲って訳じゃなさそうだし。
色が見えているなら――激突、かな???」
「あーあ、あんなところに羽毛が‥‥‥。
誰が掃除するんだ。
あれがのくまでここで煮炊きはできんな‥‥‥」
「ここで調理もできるの?
上にもきちんとしたのなかった?
あれ、日本の近代的なキッチンにも勝るとも劣らない感じに見えたけど」
近代的?
アッシュが不思議そうな顔をする。
あーつまり、茜は説明した。
「あんな井戸水を汲み上げたり、かまどで薪を燃やして調理するんじゃなくて。
捻ると飲める水が出てきたり、天然の燃える気体‥‥‥ガスっていうの。
吸うと危険だと困るけど。
それも、元栓を捻って火打石みたいなものを着火させるような仕組みで‥‥‥わかる?」
「分かるも何も。
水道は水圧で利用できるし、上水道もある。
水は精霊によって厳しく管理されているし、燃える気体なんぞ使わんぞ。
それぞれに、延焼石が入っていてな。
圧力を回すノブで調整する仕組みだ。
この部屋のは、それ以上に大きなものの下ごしらえと貯蔵目的だからな」
ほら、そこ、と。
アッシュはかなり大きな鉄製の観音開きの扉を指差して見せる。
「貴族の館には多いが、地熱を逆転させて冷凍保存できる仕組みだ。
まあ、考えたのは全部‥‥‥」
「マキナ、ね。
天然の冷蔵庫に冷凍庫。
最初の投資だけすれば、ずっと使える――か。
いいなあ。
じゃあ、このかまどに設置されている大鍋に入っているシェイディアは‥‥‥」
台を引っ張って来て、茜はよいしょ、とその中を覗き込む。
まるで祖母の田舎にあった五右衛門風呂を更に深く広くしたような感じに見えるそれは‥‥‥ご丁寧に圧力鍋風の開閉式の蓋までついていた。
そして、なぜかそこにシェイディアはお中元のハムよろしくキッチリとロープで縛り上げられて、スポッとはまり込んでいる。
「ねー旦那様?
これ、水はどうやって入れるの?」
茜の問いに、水?
何の話だ?
アッシュは中を同じく覗き込んで唖然とする。
「シェイディア‥‥‥いいダシガラになりそうだな???」
「でしょ!??
今夜は麺があればいい、スープでラーメン出来る!!
の‥‥‥前に。
羽全部むいで、あの子の靴とか衣装も脱がさないと‥‥‥いろいろと混じりそうね」
「食べる気か!?」
当然。
ふふん、と笑うと茜はどこからか杖を取り出した。
「ようはこの子が死ななきゃいいんでしょ?
まあ、大丈夫だと思うのよねえ。
だって翼人。
どこまでの飛翔能力があるかは謎だけどー‥‥‥」
「おい、いや待て!!
どうするつもりだ!?」
「どうって。
はかるのよ」
「測る?
何を測るんだ!?」
この子の、耐久能力。
耐久能力???
なんだそれは、茜??
言い終わらないうちに、茜は杖を数振りする。
すると、茜の前にガラス板のような透明なものが数枚、中空に浮き出て来るではないか。
おおよそこの世界で使われる魔導とはまた軸も成立の仕方も異なる異世界の魔法。
それでもここで使えるということは、まあ、世界には共通項があるということだろう。
(なかなか、面白いわね)
背後でそうアイニスが物珍しさにじっとそれを凝視しているのを見て、アッシュは頭を抱えそうになった。
光の精霊女王ですらも知らない未知の魔法が存在するなんて、と。
「ふーん、成層圏は抜けられない、と。
熱気に対しては相当の耐熱性があるのかなー???」
なぜ、空を飛ぶのに熱なんか関係あるんだ、茜??
「わっ!
凄い、これなら宇宙空間でもかなり持つくらいの強度があるんだ‥‥‥不思議ねえ。
アッシュの剣で斬られていたかと思えば、どれだけ強靭で柔軟で、優れた素材なんだろこの身体」
「なあ、茜?
宇宙とは、あの宇宙か?
星と星の合間に存在する、極寒の場ではないのか?
呼吸も出来ないとアイニスが言っているぞ???」
茜の画面? にはサークルだの棒グラフだの、読めない文字に数字だけは理解できる。
マイナスを表すのがもし温度だとすれば、赤いのは耐熱性?
青いのは耐寒性とでも言うのだろうか。
百六十を軽く超えて見えるそれは、人間だとどの程度の物なのか‥‥‥
いずれは自分も測られそうな気がしてアッシュは嫌な予感がしてきていた。
「ふーん、もしこれでダシを取るとしたら‥‥‥あれ?
でもおかしい。
なんで、シェイディアは人間並み‥‥‥???
あ、そうか。
あの緑水晶で重力や体にかかる色んな熱量とかそんなのまで‥‥‥この子たち、本能的に操作できるんだ」
「いや、俺にはもはやなにがなんだか‥‥‥」
「ああ、いいのよ。
旦那様にはまだ早い技術だから。
ばかになんてしてませんからね?
今のハイフの文化レベルにはまだ早い技術、そんな話です」
ああ、それは理解しているよ茜。
そして、習えば俺でもそれが扱えるまでに時間がかからないことも、な。
その良い実例はマキナが作ってくれている。
人はどうにでも慣れ親しみ、そして進化する、とな。
そうアッシュは心で呟いていた。
もし、二人の子供が産まれれば‥‥‥その子には文化の差など関係ないんだろ、と。
「優れた科学はまるで魔法に見える」
「‥‥‥何かいったか?」
いいえ、なにも。
茜は寂しそうに首を振ると、さて、では調理しましょうかね。
そう言い、また杖を一振り。
今度は、シェイディアが大鍋の中から、目を回し、下をだらんと出したような顔で浮かび上がってきた。
「これもお前の?」
「いえいえ。
これはシェイディアがいま気絶してて、この子の緑水晶のシステム‥‥‥あー、つまりこの子の力を勝手に操作してるだけ」
それを聞いて、背後のアイニスが引くのをアッシュは感じていた。
気を失う、つまり主が統制を無くせば――その力を思うままに扱える。
こんな恐怖は、彼女たち精霊にしてみれば近づきたくない存在だろう、と。
そうアッシュにはなんとなくだが、理解できた。
「お前。
本気でスープの素にする気か???
はぐのか、むしるのか!?
それはやりすぎ――」
唇に指を当てられて、
「この翼、両断なさったのどなた?」
まるで悪魔のような頬笑みをする茜に、アッシュは本当に連れて来てよかったの?
そう、問いかけるアイニスに何も聞くな、そう言うしかなかった。
「じゃあー‥‥‥はぐので。
むしるので。
旦那様は外にどうぞ。
あ、その前にー‥‥‥これの火のつけ方と調節の仕方、あと水の注ぎ方。
教えて貰えません?」
「教えられるか――!!」
アッシュはここは踏ん張りどころと叫んだが‥‥‥
「大丈夫。
死なないし、殺さないし、傷つけないから。
シェイディアもお風呂に入るだけだし(かなり熱くて長いお風呂だけど)」
「本当だろうな?」
うたがい深いまなざしに茜は天使の笑みで応えるのだった。
「もちろん、大丈夫」
と。
とりあえず、シェイディアを裸にするから出て行け、そう言われ追い出されたこの館の主はアイニスだけをそっと地下室に残して、大広間で一人、ぽつんとソファーに座って佇んでいた。
地下からは時折、
「この人殺し―――!!!
何するんだよ――、なんで縛り上げるの!!!??
何で裸で、やめて―――水は嫌い―――!!!!」
なんて悲鳴がここまで届いてくるのだから何をしているのか殆ど丸わかりではあるが‥‥‥
頭を抱える若きスナルフェーゼン高家の子爵はそれでも、望み通りにギルド開設への第一歩を歩み始めたことにまだ気づいていなかった。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】甘やかな聖獣たちは、聖女様がとろけるようにキスをする
楠結衣
恋愛
女子大生の花恋は、いつものように大学に向かう途中、季節外れの鯉のぼりと共に異世界に聖女として召喚される。
ところが花恋を召喚した王様や黒ローブの集団に偽聖女と言われて知らない森に放り出されてしまう。
涙がこぼれてしまうと鯉のぼりがなぜか執事の格好をした三人組みの聖獣に変わり、元の世界に戻るために、一日三回のキスが必要だと言いだして……。
女子大生の花恋と甘やかな聖獣たちが、いちゃいちゃほのぼの逆ハーレムをしながら元の世界に戻るためにちょこっと冒険するおはなし。
◇表紙イラスト/知さま
◇鯉のぼりについては諸説あります。
◇小説家になろうさまでも連載しています。
宿敵の家の当主を妻に貰いました~妻は可憐で儚くて優しくて賢くて可愛くて最高です~
紗沙
恋愛
剣の名家にして、国の南側を支配する大貴族フォルス家。
そこの三男として生まれたノヴァは一族のみが扱える秘技が全く使えない、出来損ないというレッテルを貼られ、辛い子供時代を過ごした。
大人になったノヴァは小さな領地を与えられるものの、仕事も家族からの期待も、周りからの期待も0に等しい。
しかし、そんなノヴァに舞い込んだ一件の縁談話。相手は国の北側を支配する大貴族。
フォルス家とは長年の確執があり、今は栄華を極めているアークゲート家だった。
しかも縁談の相手は、まさかのアークゲート家当主・シアで・・・。
「あのときからずっと……お慕いしています」
かくして、何も持たないフォルス家の三男坊は性格良し、容姿良し、というか全てが良しの妻を迎え入れることになる。
ノヴァの運命を変える、全てを与えてこようとする妻を。
「人はアークゲート家の当主を恐ろしいとか、血も涙もないとか、冷酷とか散々に言うけど、
シアは可愛いし、優しいし、賢いし、完璧だよ」
あまり深く考えないノヴァと、彼にしか自分の素を見せないシア、二人の結婚生活が始まる。
雨の日にやさぐれお姉さんを拾ったと思ったら胃袋も心も掴んでくるスーパーお姉さんだった
九戸政景
恋愛
新人小説家の由利美音は、ある日の夜に一人の女性を拾う。太刀川凛莉と名乗る女性との共同生活が始まる中、様々な出会いを果たしながら美音は自身の過去とも向き合っていく。
ストーカーに狙われたので歳上騎士様に護衛をお願いしました。
ねーさん
恋愛
「氷の彫刻」と呼ばれる美貌の兄を持つ公爵令嬢のクラリッサは不審な視線に悩まされていた。
卒業を二日後に控えた朝、教室のクラリッサの机に置かれた一通の偏執狂者からの手紙。
親友イブを通じてイブの婚約者、近衛騎士団第四分団員のジョーンズに相談すると、第四分団長ネイトがクラリッサのパートナーとして卒業パーティーに出席してくれる事になって───
〈注〉
このお話は「婚約者が記憶喪失になりました。」と「元騎士の歳上公爵様がまさかの××でした!?」の続編になります。
「25歳OL、異世界で年上公爵の甘々保護対象に!? 〜女神ルミエール様の悪戯〜」
透子(とおるこ)
恋愛
25歳OL・佐神ミレイは、仕事も恋も完璧にこなす美人女子。しかし本当は、年上の男性に甘やかされたい願望を密かに抱いていた。
そんな彼女の前に現れたのは、気まぐれな女神ルミエール。理由も告げず、ミレイを異世界アルデリア王国の公爵家へ転移させる。そこには恐ろしく気難しいと評判の45歳独身公爵・アレクセイが待っていた。
最初は恐怖を覚えるミレイだったが、公爵の手厚い保護に触れ、次第に心を許す。やがて彼女は甘く溺愛される日々に――。
仕事も恋も頑張るOLが、異世界で年上公爵にゴロニャン♡ 甘くて胸キュンなラブストーリー、開幕!
---
【完結】恋につける薬は、なし
ちよのまつこ
恋愛
異世界の田舎の村に転移して五年、十八歳のエマは王都へ行くことに。
着いた王都は春の大祭前、庶民も参加できる城の催しでの出来事がきっかけで出会った青年貴族にエマはいきなり嫌悪を向けられ…
兄みたいな騎士団長の愛が実は重すぎでした
鳥花風星
恋愛
代々騎士団寮の寮母を務める家に生まれたレティシアは、若くして騎士団の一つである「群青の騎士団」の寮母になり、
幼少の頃から仲の良い騎士団長のアスールは、そんなレティシアを陰からずっと見守っていた。レティシアにとってアスールは兄のような存在だが、次第に兄としてだけではない思いを持ちはじめてしまう。
アスールにとってもレティシアは妹のような存在というだけではないようで……。兄としてしか思われていないと思っているアスールはレティシアへの思いを拗らせながらどんどん膨らませていく。
すれ違う恋心、アスールとライバルの心理戦。拗らせ溺愛が激しい、じれじれだけどハッピーエンドです。
☆他投稿サイトにも掲載しています。
☆番外編はアスールの同僚ノアールがメインの話になっています。
理想の男性(ヒト)は、お祖父さま
たつみ
恋愛
月代結奈は、ある日突然、見知らぬ場所に立っていた。
そこで行われていたのは「正妃選びの儀」正妃に側室?
王太子はまったく好みじゃない。
彼女は「これは夢だ」と思い、とっとと「正妃」を辞退してその場から去る。
彼女が思いこんだ「夢設定」の流れの中、帰った屋敷は超アウェイ。
そんな中、現れたまさしく「理想の男性」なんと、それは彼女のお祖父さまだった!
彼女を正妃にするのを諦めない王太子と側近魔術師サイラスの企み。
そんな2人から彼女守ろうとする理想の男性、お祖父さま。
恋愛よりも家族愛を優先する彼女の日常に否応なく訪れる試練。
この世界で彼女がくだす決断と、肝心な恋愛の結末は?
◇◇◇◇◇設定はあくまでも「貴族風」なので、現実の貴族社会などとは異なります。
本物の貴族社会ではこんなこと通用しない、ということも多々あります。
R-Kingdom_1
他サイトでも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる