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第二章 難航するギルド開設と黒い翼の姫君
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「アイニス、そんな指示要らないから。
どうするかはアッシュが決めればいいんじゃない?
わたしはシェイディアのとこに住むわ。
身分の上位の方々に逆らって首が飛ぶなんて御免だもの。
旦那様はいつになってもこの首輪を外して下さらないし‥‥‥」
チラリと横目で寂し気に目を流すと、クロエはいらだっているし、アッシュはまだ一日も過ぎてないんだぞ?
そんな顔をしていた。
意地悪をするのはこれくらいでいいかなー。
そう茜は思ってしまう。
この国の作法、この国の文化、この国の法律。
逃げたいのに逃げれない囲われた檻の中の異世界人たち。
それを救いたいなんて、アッシュ。
あなたは命を賭け過ぎてるのよ。
「ハートの女王がいつまでもあるわけないんだから‥‥‥。
アイニス様、大変失礼いたしました。
この場を去りたく思います。
どうか、御許可を」
「茜、そんなこといつまでー!」
「許可してよ?
旦那様の顔が立たないじゃない。
本家から連れてきた使用人なら、わたしより歴史は長いんだから。
信用は過去に、信頼は未来に。
時間を長く過ごした方が‥‥‥勝つんだから、ね?」
茜とアイニスの会話はそのままクロエに筒抜けで、彼女にはそれが面白くない。
どちらにせよ、茜のいまの判断は、自分でしたものだからだ。
マールに人権なんてない。
つまり、お前たちが判断する自由なんて与えていない。
それが、クロエの常識だった。
「マールが旦那様とアイニス様の御許可を自ら否定するなどなんたる侮辱!!」
クロエはそのウロコを総毛立つようにしてざわめかせていた。
炎を吐くのか雷を落とすのか知らないけれど、だからどうしたの?
茜はそんな感じに構えている。
まるで、あなたは敵ではないのよ、と言いたそうに。
「ねえ、侍女さん?
この国にマールが来てからたった二年でしょ?」
「だからどうしたと言うのですか!?」
「奴隷に変わる有能な稼ぎ手がやってきたわけですね?
人心の不満のはけ口を出させる場所が公式にできて、誰も文句を言わない。
貴族様の差別意識がどこまでも優越感を持てるし、平民だってそう。
亜人たちだってそう。
でも、奴隷にだって少しばかりの権利はあるし、土民のグレイエルフにだってあるでしょ?
彼等の数が増えて、不満のはけ口は?
それをマールが来たから上手く利用した。
いまの王様はとても頭がいいわ」
クロエは絶句する。
まさか、僧門王まで。
頂点に対する侮辱までするとは!?
普通なら死罪を与えられるものなのに。
このマールはなんて愚かで馬鹿なんだろう、と。
「それはつまり、この場で殺されても文句を言えない。
そういう、意味になりますが、マール?」
「あなたが勝てるなら、ね?」
茜は優しく敵意を包んで微笑んでそう言った。
クロエの怒りは最高点に達している。
だが‥‥‥それをこの場で出すほど彼女も愚かではなかった。
「あなたへの処分をどうするかはわたしには権限がありません。
ただ、申しておきます。
この国では、その態度は即、死を意味しますよ?
妻の座を旦那様に望まれて成るならば、もう少し心がけて下さいませ‥‥‥未来の奥様」
「茜です、宜しくね、クロエさん。
それと、わたし‥‥‥あなたの始祖の一族にははるかな星霜の彼方で会っているの。
始祖の三竜、ルシールにエミュネスタ。そして、フェイブスタークにも、ね。
あなたの攻撃は無意味よ。それだけは伝えておきます。
旦那様?
下がっても宜しいでしょうか?」
茜は二度目の絶句をしているクロエの後ろにいるアッシュに許可を願い出た。
二人の言い分はそれぞれにアッシュには理解できているし、その闇の部分は彼が打ち消したいものだった。
ああ、と言い出そうとした時、ちょうど都合よくアイニが戻ってきたためにその発言は遮られてしまったが。
「旦那様、遅くなりました。
クロウ様はどちらかで喧嘩が始まるからと、お昼過ぎに出て、まだお戻りになっていませんでした」
「アイニ、御苦労。
そうか、あの遊び人‥‥‥肝心な時に役立たんな」
「それと、あの‥‥‥」
「なんだ?」
「クロウ様、昨年より奥様が??」
「ああ‥‥‥あれは、まあ。
そうだな」
あまり多くを語れないその様に、一同は不思議そうな顔をする。
アッシュは時間がないな。
そう言い、まずは茜に戻っていい。
そううなづいていた。
「茜、まだ言いたい事はないのか?」
まだ言わせる気なの?
これだけ溝が出来てるのに?
わたしじゃなくて、その綺麗な竜族の女性を貰えばいいのに。
アッシュの馬鹿。
茜はそれならと、クロエに最後の一言を放った。
「クロエさん、先程申し上げた差別や選民思想。
そして、マールへの無差別な暴行や暴言。
それはすべて‥‥‥アッシュが憎んでいるものよ。
ずっと側で働いてきて、そんなことも気づかないんならやめたほうがいいわ。
ここはこれからあなたにとって苦痛を覚える城にしかならないから‥‥‥」
じゃあ、行きます。
ごめんなさい、アッシュ?
茜はそう微笑んで、地下に降りて行った。
クロエは苦虫を噛み潰したような抑え様の無い怒りを持ち続けているし、アイニは茜の言い分がわかるがそれをどうこう言える身分ではないから黙るしかない。
アイニスはもうだめね、これは。
そんなことを言ってアッシュをにらむと消えてしまう。
四面楚歌か、俺は?
そう思いながらも、事態は刻一刻と期限が迫っている。
「仕方ない。
アイニ、クロエ。
一階奥の使用人の部屋を使え。
決して今夜はここの扉を開けさせるな、いいな?」
「はい‥‥‥旦那様」
「かしこまりました」
二者二様に返事をするが、それが良いものではないことをアッシュは知っている。
戻ってどうにか彼女との縁を戻せるものか、それにクロエは変われるのか。
そう思いながら、アッシュは館を後に本家へと足早に向かった。
一方、地下。
茜は戻ってくると、茹でられてのぼせているシェイディアをさっさと大釜から出してしまった。
フラフラの彼女を冷凍庫に運び込むと、どこから取り出したのか数枚のバスタオルで拭きあげ、魔法でその身体、いや例の緑水晶の機能を利用して正常な状態に戻してやる。
「‥‥‥どういうこと?」
「どうでもいいの。
ほら、あなたの服。
早く着て、でないと凍死するわよ?」
「えっ!?
嘘、それは嫌だ」
そんなあからさまな嘘に騙されるシェイディアは相変わらずの抜けっぷりだ。
この子はこれまでこうやって利用され続けてきたんだろう。
ただ、一族の為と思いながら‥‥‥
そう思うと茜は涙が出てきた。
自分はまだ自由なのに、なんでこうなんだろう、と。
「茜‥‥‥なんで泣いてるの?」
「なんでもいいの。
あなた、自分の部下がどこにいるか分かる!?」
え?
ああ、まあ一応は大まかならこの翼の力でわかるけど。
そういうシェイディアに茜はしっかりと聞いて、と。
彼女の両肩を持って諭すように言った。
「いい、いまから止めに行きなさい。
彼等とアッシュは殺し合いになるわ。
あなたがいれば、まだ止めれるの。
ながく話している時間はないの、お願い。
仲間を止めて。
そうでないと、アッシュは誰もかれも殺してしまう」
「茜‥‥‥なんでそんなことが分かるの?
大体、さっきまでの仕打ちからこれってどうなの?
あたしはあんたを信じられない!!」
シェイディアは翼を広げると茜を威嚇した。
まるで、ここで前の続きをしてもいいのよ、と。
そう、見える様は茜が望んでいないものだった。
「なら、好きにしなさい。
出口はあっちだから」
茜が指差すと冷凍庫の扉が開き、地下から外へと抜け出れる通用口もあれほど重いと言っていたものが簡単に開いてしまった。
誰の手も借りずに。
「やっぱり、茜はただの人間じゃないんだね。
もう、信用なんてできないよ」
「早く行きなさい。
山に帰って、もう降りてこないで。
殺したくない‥‥‥」
何もわかり合えなかったね。
そんな一言がシェイディアから漏れるなんて茜は思ってもみなかった。
「シェイディア‥‥‥」
彼女が目で追いかけた時、黒曜族の姫は翼をはためかせてその場から去っていった後だった。
どうするかはアッシュが決めればいいんじゃない?
わたしはシェイディアのとこに住むわ。
身分の上位の方々に逆らって首が飛ぶなんて御免だもの。
旦那様はいつになってもこの首輪を外して下さらないし‥‥‥」
チラリと横目で寂し気に目を流すと、クロエはいらだっているし、アッシュはまだ一日も過ぎてないんだぞ?
そんな顔をしていた。
意地悪をするのはこれくらいでいいかなー。
そう茜は思ってしまう。
この国の作法、この国の文化、この国の法律。
逃げたいのに逃げれない囲われた檻の中の異世界人たち。
それを救いたいなんて、アッシュ。
あなたは命を賭け過ぎてるのよ。
「ハートの女王がいつまでもあるわけないんだから‥‥‥。
アイニス様、大変失礼いたしました。
この場を去りたく思います。
どうか、御許可を」
「茜、そんなこといつまでー!」
「許可してよ?
旦那様の顔が立たないじゃない。
本家から連れてきた使用人なら、わたしより歴史は長いんだから。
信用は過去に、信頼は未来に。
時間を長く過ごした方が‥‥‥勝つんだから、ね?」
茜とアイニスの会話はそのままクロエに筒抜けで、彼女にはそれが面白くない。
どちらにせよ、茜のいまの判断は、自分でしたものだからだ。
マールに人権なんてない。
つまり、お前たちが判断する自由なんて与えていない。
それが、クロエの常識だった。
「マールが旦那様とアイニス様の御許可を自ら否定するなどなんたる侮辱!!」
クロエはそのウロコを総毛立つようにしてざわめかせていた。
炎を吐くのか雷を落とすのか知らないけれど、だからどうしたの?
茜はそんな感じに構えている。
まるで、あなたは敵ではないのよ、と言いたそうに。
「ねえ、侍女さん?
この国にマールが来てからたった二年でしょ?」
「だからどうしたと言うのですか!?」
「奴隷に変わる有能な稼ぎ手がやってきたわけですね?
人心の不満のはけ口を出させる場所が公式にできて、誰も文句を言わない。
貴族様の差別意識がどこまでも優越感を持てるし、平民だってそう。
亜人たちだってそう。
でも、奴隷にだって少しばかりの権利はあるし、土民のグレイエルフにだってあるでしょ?
彼等の数が増えて、不満のはけ口は?
それをマールが来たから上手く利用した。
いまの王様はとても頭がいいわ」
クロエは絶句する。
まさか、僧門王まで。
頂点に対する侮辱までするとは!?
普通なら死罪を与えられるものなのに。
このマールはなんて愚かで馬鹿なんだろう、と。
「それはつまり、この場で殺されても文句を言えない。
そういう、意味になりますが、マール?」
「あなたが勝てるなら、ね?」
茜は優しく敵意を包んで微笑んでそう言った。
クロエの怒りは最高点に達している。
だが‥‥‥それをこの場で出すほど彼女も愚かではなかった。
「あなたへの処分をどうするかはわたしには権限がありません。
ただ、申しておきます。
この国では、その態度は即、死を意味しますよ?
妻の座を旦那様に望まれて成るならば、もう少し心がけて下さいませ‥‥‥未来の奥様」
「茜です、宜しくね、クロエさん。
それと、わたし‥‥‥あなたの始祖の一族にははるかな星霜の彼方で会っているの。
始祖の三竜、ルシールにエミュネスタ。そして、フェイブスタークにも、ね。
あなたの攻撃は無意味よ。それだけは伝えておきます。
旦那様?
下がっても宜しいでしょうか?」
茜は二度目の絶句をしているクロエの後ろにいるアッシュに許可を願い出た。
二人の言い分はそれぞれにアッシュには理解できているし、その闇の部分は彼が打ち消したいものだった。
ああ、と言い出そうとした時、ちょうど都合よくアイニが戻ってきたためにその発言は遮られてしまったが。
「旦那様、遅くなりました。
クロウ様はどちらかで喧嘩が始まるからと、お昼過ぎに出て、まだお戻りになっていませんでした」
「アイニ、御苦労。
そうか、あの遊び人‥‥‥肝心な時に役立たんな」
「それと、あの‥‥‥」
「なんだ?」
「クロウ様、昨年より奥様が??」
「ああ‥‥‥あれは、まあ。
そうだな」
あまり多くを語れないその様に、一同は不思議そうな顔をする。
アッシュは時間がないな。
そう言い、まずは茜に戻っていい。
そううなづいていた。
「茜、まだ言いたい事はないのか?」
まだ言わせる気なの?
これだけ溝が出来てるのに?
わたしじゃなくて、その綺麗な竜族の女性を貰えばいいのに。
アッシュの馬鹿。
茜はそれならと、クロエに最後の一言を放った。
「クロエさん、先程申し上げた差別や選民思想。
そして、マールへの無差別な暴行や暴言。
それはすべて‥‥‥アッシュが憎んでいるものよ。
ずっと側で働いてきて、そんなことも気づかないんならやめたほうがいいわ。
ここはこれからあなたにとって苦痛を覚える城にしかならないから‥‥‥」
じゃあ、行きます。
ごめんなさい、アッシュ?
茜はそう微笑んで、地下に降りて行った。
クロエは苦虫を噛み潰したような抑え様の無い怒りを持ち続けているし、アイニは茜の言い分がわかるがそれをどうこう言える身分ではないから黙るしかない。
アイニスはもうだめね、これは。
そんなことを言ってアッシュをにらむと消えてしまう。
四面楚歌か、俺は?
そう思いながらも、事態は刻一刻と期限が迫っている。
「仕方ない。
アイニ、クロエ。
一階奥の使用人の部屋を使え。
決して今夜はここの扉を開けさせるな、いいな?」
「はい‥‥‥旦那様」
「かしこまりました」
二者二様に返事をするが、それが良いものではないことをアッシュは知っている。
戻ってどうにか彼女との縁を戻せるものか、それにクロエは変われるのか。
そう思いながら、アッシュは館を後に本家へと足早に向かった。
一方、地下。
茜は戻ってくると、茹でられてのぼせているシェイディアをさっさと大釜から出してしまった。
フラフラの彼女を冷凍庫に運び込むと、どこから取り出したのか数枚のバスタオルで拭きあげ、魔法でその身体、いや例の緑水晶の機能を利用して正常な状態に戻してやる。
「‥‥‥どういうこと?」
「どうでもいいの。
ほら、あなたの服。
早く着て、でないと凍死するわよ?」
「えっ!?
嘘、それは嫌だ」
そんなあからさまな嘘に騙されるシェイディアは相変わらずの抜けっぷりだ。
この子はこれまでこうやって利用され続けてきたんだろう。
ただ、一族の為と思いながら‥‥‥
そう思うと茜は涙が出てきた。
自分はまだ自由なのに、なんでこうなんだろう、と。
「茜‥‥‥なんで泣いてるの?」
「なんでもいいの。
あなた、自分の部下がどこにいるか分かる!?」
え?
ああ、まあ一応は大まかならこの翼の力でわかるけど。
そういうシェイディアに茜はしっかりと聞いて、と。
彼女の両肩を持って諭すように言った。
「いい、いまから止めに行きなさい。
彼等とアッシュは殺し合いになるわ。
あなたがいれば、まだ止めれるの。
ながく話している時間はないの、お願い。
仲間を止めて。
そうでないと、アッシュは誰もかれも殺してしまう」
「茜‥‥‥なんでそんなことが分かるの?
大体、さっきまでの仕打ちからこれってどうなの?
あたしはあんたを信じられない!!」
シェイディアは翼を広げると茜を威嚇した。
まるで、ここで前の続きをしてもいいのよ、と。
そう、見える様は茜が望んでいないものだった。
「なら、好きにしなさい。
出口はあっちだから」
茜が指差すと冷凍庫の扉が開き、地下から外へと抜け出れる通用口もあれほど重いと言っていたものが簡単に開いてしまった。
誰の手も借りずに。
「やっぱり、茜はただの人間じゃないんだね。
もう、信用なんてできないよ」
「早く行きなさい。
山に帰って、もう降りてこないで。
殺したくない‥‥‥」
何もわかり合えなかったね。
そんな一言がシェイディアから漏れるなんて茜は思ってもみなかった。
「シェイディア‥‥‥」
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