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第三章 一夜の契り
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まだ夜明けにはほど遠い深夜へと、荘厳な月が夜空へと上がり世界を照らしだしたころ。
一人の世界を強引に変革させた魔女‥‥‥もとい、少女は胸に不安と希望をつのらせながら屋根をつたい、窓から不法侵入し、アッシュと彼の弟が待つその階下へとおりて行く。
扉にたどり着くまでに、まあ何十人いたのかと思うくらい、廊下には黒服に頭巾、口元まで黒い布で覆ったシェイディアの元部下たちが、死屍累々と倒れていた。
とりあえずまだ生きているのだけは、自分の魔法でも確認できているし、気が付きそうな奴は乱暴にも持っている杖でどついて沈黙させた。
これはやりすぎかなあー‥‥‥?
そう見えた奴だけは治癒の魔法で癒すとともに、眠りの魔法で沈黙へといざなう。
まだ?
どこにいるの?
アッシュ‥‥‥死んでないのはわかってるんだけど――
家の中のことは大まかには確認できている。
アッシュとその弟? 彼等はあの扉の向こうにいる。
しかし、その扉の向こう側には家具がバリケードとして積まれ、二人とも尋常ではない殺気を放っていた。
「こんなとこに、壁をすりぬけて行ったらそりゃ、とんでもないことになるわねー」
いきなり突き刺されるのは嫌だったし、いまは異世界からきた時に受けた制限はかかっていない。
あの不老不死の呪いからは解放されているから、茜はまあ、普通の少女だ。
少しばかり、魔法が使える特別な能力にはめぐまれているがそれだけのこと。
痛い思いだけはしたくなかった。
「どうしようかしら。
このまま入り口を爆破‥‥‥したら中にいる二人は無事には済まないしーうーん‥‥‥」
そう物騒な悩みを呟いていると、後ろで見知った気配がやってくるのを茜は感じ取っていた。
同時に、呆れたような声が聞こえるのも。
「あなたねえ、ノックして言えばいいでしょう?
わたしよ、アッシュって‥‥‥。
どうして、そんな粗野で乱暴なことしか思いつかないの」
「あれ、アイニス。
来たんだ?
乱暴とは失礼ね、これでもちゃんと考えて――」
「ない、でしょう茜?
こんな戦場みたいな場所でまともな思考なんてできないとか言い訳しないでね?」
先を読まれた。
むうっとしか声が出てこない。
ほらみなさい、やっぱり大まかなのねあなたたちは。
アイニスはそう言うと、扉の前で手をかざした。
扉のあちら側にあるはずの家具類は左右にわかれ、扉が開いて道を作っている。
その向こう側には窓からの攻撃を避けようとしたのだろう、アッシュともう一人が右側の壁際にさらにこじんまりとしたバリケードを作って閉じこもっていた。
「へー‥‥‥やるもんね、さすが光の精霊女王様。
それにしても、広い部屋‥‥‥」
「まあ、ここは狭い方だけど。
貴族の屋敷なんてこんなものよ、茜?」
「そのこんなものが、わたしには驚きなのよアイニス‥‥‥」
高い天井ねーふわふわと異世界に迷い込んだようにして茜とアイニスは下手の中へと入って行く。
肝心の二人はここを最終の砦にするつもりだったのだろう。
剣を手にしたまま、ようやく来たか‥‥‥と、そんな声を漏らしていた。
「アッシュと愚弟さん?
無事かしら?」
間延びしたアイニスの声は、いくぶんの嫌味を含んでその二人に届いていた。
「アイニス!!
愚弟はないだろう‥‥‥久しぶりにあったというのに」
「そう?
あなたはまあ、いいとして。
アッシュ。
そっちはどうなの?」
「どうもこうもあるか、アイニス。
まさか放置されて二人だけとはなークロウの奴も来ない。
このままどうしようかと、エーゲルトと話していたところだ」
「あら、そう。
でも死ぬ気はなかったんでしょ?
さっさとこっち来なさいよ、あなたを待ってる可愛い妻がいるわよ?」
「妻!?
兄上、いつの間に‥‥‥??」
弟の疑問の声にあとから返事をすると伝えて、アッシュは奥から這い出してきた。
茜に向ける視線がどこか申し訳なさそうに見えて、アイニスは苦笑してしまう。
相変わらず、この子は不器用だわ、と。
「茜ー‥‥‥すまん。
こんな危険な場に来させる気はなかったんだ」
「侯爵様が謝るもんじゃないと思うけど、旦那様?
それよりも怒ってないの?」
茜は抱きしめようとするその腕を避け、アイニスのうしろにかくれてアッシュに訊いた。
自分がしたことは伝わっているでしょ、と。
アッシュはああ、それなあ。
片手で困ったように髪をかき上げると、
「ま、終わったことだ。
あとの処理はあそこでするさ。
お前、勝手に移築まですませただろう?」
「なんでそれを!?
って、ちょっと近い‥‥‥っ」
寄ってくるアッシュを避けようとアイニスを押し出すが、光の精霊女王はふいっと消えていなくなってしまいその腕は空を押すようにバランスを崩してしまった。
「アイニス!?
ひどいっ、駄目、近い‥‥‥やだ」
「いまさら、嫌だと言われてもな。
なんだ、嫌いになったか?
まあ、容赦なく斬り捨てたからな。
冷酷な俺は嫌いか?」
「ううん‥‥‥そんなことはーない、の。
ただ、駄目だなって。
わたしだけ好き勝手にして、貴方に抱きしめられるのって、たぶん。
よくない」
その胸に飛び込みたいけど、でもそれは――?
本当にいいの?
こんな時、大好きなアニメやラノベのヒロインなら彼の名前を叫んで胸に飛び込んでいくんだろうけど。
現実は‥‥‥だめだ。
だめなやつだ、これ。
罪悪感が半端ない。
心が、締め付けられそう。
「おい、茜。
罪を背負いとかそういうのは要らんぞ?
結果的に、ダル・エールだの現国王派だのはあちらに行ったのだろう?」
「そう、だけど。
なんでそこまで知ってるの‥‥‥?」
悪行。
リッカとやったこと、全部バレてる?
神でもない人間が、異世界の神様と結託してやらかしたこと。
この世界が時間をかけてしようとしていたことを自分は全部、早送りしてやってしまった。
それは、ここにいるアッシュみたいなこの世界の人間からすれば――単なる脅威だ。
受け入れてくれなんて言えないのかもしれない。
ここにきて、罪悪感?
茜は自身を問い詰める。
なにいってるの、わたし。
ぜんぶ、誰のため‥‥‥?
わたしが選んで、わたしがした、わたしのため。
「そりゃ、精霊女王からなんでも筒抜けだ。
シェイディアに対する仕打ちの実態もな?
来いよ、茜。
俺にはおまえが必要だ」
「でも、でもー‥‥‥。
ずっとはいれない。
あと、二年と少しだけ。
それ、だけ‥‥‥なの」
ああ、めんどくさい。
来ればいいんだ、黙ってここに。
アッシュの腕はさっさと逃げ損ねた茜をつかまえていた。
思ったよりも広い胸に抱かれて、茜は言葉を失った。
そんな。
ここは他に誰か、いい女性ができれば変わるべき場所なのに、と。
「二年、か。
じゃあ、その間に俺におしえてくれ」
「なっ!?
何を‥‥‥教えてくれ、って?」
「お前とともに過ごすために必要な資格。
魔法を教えてくれ。
そうすれば、どこの世界にいても探しに行けるだろう?」
「なんで勝手に消えることが前提なの!?」
「茜なら、そうしかねないからだ。
なんとなく、な。
俺は一度手にしたものを失うのは嫌いでな」
「なんて贅沢‥‥‥」
そう言いつつ、アッシュの後ろにいる男性に茜の視線が注がれていることに彼はようやく気づいたらしい。
茜を左脇に立たせると、
「エーゲルト。
茜だ。
アカネ・タカトーだ。
俺の正妻にする、いいな?」
「はあ‥‥‥しかし、兄上。
その名はどこの国でも聞いたことがない。
どちらの御生まれで?」
「日本だよ、エーゲルト。
マキナの産まれた国らしい」
「兄上‥‥‥この時代でそれはまずいのでは?
つまり―‥‥‥マー」
しかし、アッシュの声はそれを遮ってしまう。
「エーゲルト!」
「はっ、兄上」
「マールはもう終わった。
俺が終わらせる。
僧門王が不在になり、その代理を務める際のこの国の長は誰かな?」
彼は‥‥‥弟のエーゲルトははあ、と大きくため息をついた。
兄はこの国を乗っ取る気かもしれない、と。
「直門、馳衆、燕衆、公家に司家。
そのどれよりも、高家十六氏族筆頭の我が一族の主。
兄上‥‥‥ですな。
やれやれ、そうおっしゃられますが下の方々を抑えるのはわたしの役目ですか、兄上?
その総合ギルドとやらにうまく逃げるおつもりですな?」
「おや、バレていたか?
まあ、そういう訳だ。
あれの了承も出た。
茜、異存はないな?」
「異存はって!?
あるって言ってもどうせ、却下されるんでしょ?
はあ、なんて強引なのよ。
貴族なんて大っ嫌い」
そう叫んで、エーゲルトと目があい、ごめんなさいと謝る茜もまたしおらしくて可愛いとアッシュは微笑んでいた。
一人の世界を強引に変革させた魔女‥‥‥もとい、少女は胸に不安と希望をつのらせながら屋根をつたい、窓から不法侵入し、アッシュと彼の弟が待つその階下へとおりて行く。
扉にたどり着くまでに、まあ何十人いたのかと思うくらい、廊下には黒服に頭巾、口元まで黒い布で覆ったシェイディアの元部下たちが、死屍累々と倒れていた。
とりあえずまだ生きているのだけは、自分の魔法でも確認できているし、気が付きそうな奴は乱暴にも持っている杖でどついて沈黙させた。
これはやりすぎかなあー‥‥‥?
そう見えた奴だけは治癒の魔法で癒すとともに、眠りの魔法で沈黙へといざなう。
まだ?
どこにいるの?
アッシュ‥‥‥死んでないのはわかってるんだけど――
家の中のことは大まかには確認できている。
アッシュとその弟? 彼等はあの扉の向こうにいる。
しかし、その扉の向こう側には家具がバリケードとして積まれ、二人とも尋常ではない殺気を放っていた。
「こんなとこに、壁をすりぬけて行ったらそりゃ、とんでもないことになるわねー」
いきなり突き刺されるのは嫌だったし、いまは異世界からきた時に受けた制限はかかっていない。
あの不老不死の呪いからは解放されているから、茜はまあ、普通の少女だ。
少しばかり、魔法が使える特別な能力にはめぐまれているがそれだけのこと。
痛い思いだけはしたくなかった。
「どうしようかしら。
このまま入り口を爆破‥‥‥したら中にいる二人は無事には済まないしーうーん‥‥‥」
そう物騒な悩みを呟いていると、後ろで見知った気配がやってくるのを茜は感じ取っていた。
同時に、呆れたような声が聞こえるのも。
「あなたねえ、ノックして言えばいいでしょう?
わたしよ、アッシュって‥‥‥。
どうして、そんな粗野で乱暴なことしか思いつかないの」
「あれ、アイニス。
来たんだ?
乱暴とは失礼ね、これでもちゃんと考えて――」
「ない、でしょう茜?
こんな戦場みたいな場所でまともな思考なんてできないとか言い訳しないでね?」
先を読まれた。
むうっとしか声が出てこない。
ほらみなさい、やっぱり大まかなのねあなたたちは。
アイニスはそう言うと、扉の前で手をかざした。
扉のあちら側にあるはずの家具類は左右にわかれ、扉が開いて道を作っている。
その向こう側には窓からの攻撃を避けようとしたのだろう、アッシュともう一人が右側の壁際にさらにこじんまりとしたバリケードを作って閉じこもっていた。
「へー‥‥‥やるもんね、さすが光の精霊女王様。
それにしても、広い部屋‥‥‥」
「まあ、ここは狭い方だけど。
貴族の屋敷なんてこんなものよ、茜?」
「そのこんなものが、わたしには驚きなのよアイニス‥‥‥」
高い天井ねーふわふわと異世界に迷い込んだようにして茜とアイニスは下手の中へと入って行く。
肝心の二人はここを最終の砦にするつもりだったのだろう。
剣を手にしたまま、ようやく来たか‥‥‥と、そんな声を漏らしていた。
「アッシュと愚弟さん?
無事かしら?」
間延びしたアイニスの声は、いくぶんの嫌味を含んでその二人に届いていた。
「アイニス!!
愚弟はないだろう‥‥‥久しぶりにあったというのに」
「そう?
あなたはまあ、いいとして。
アッシュ。
そっちはどうなの?」
「どうもこうもあるか、アイニス。
まさか放置されて二人だけとはなークロウの奴も来ない。
このままどうしようかと、エーゲルトと話していたところだ」
「あら、そう。
でも死ぬ気はなかったんでしょ?
さっさとこっち来なさいよ、あなたを待ってる可愛い妻がいるわよ?」
「妻!?
兄上、いつの間に‥‥‥??」
弟の疑問の声にあとから返事をすると伝えて、アッシュは奥から這い出してきた。
茜に向ける視線がどこか申し訳なさそうに見えて、アイニスは苦笑してしまう。
相変わらず、この子は不器用だわ、と。
「茜ー‥‥‥すまん。
こんな危険な場に来させる気はなかったんだ」
「侯爵様が謝るもんじゃないと思うけど、旦那様?
それよりも怒ってないの?」
茜は抱きしめようとするその腕を避け、アイニスのうしろにかくれてアッシュに訊いた。
自分がしたことは伝わっているでしょ、と。
アッシュはああ、それなあ。
片手で困ったように髪をかき上げると、
「ま、終わったことだ。
あとの処理はあそこでするさ。
お前、勝手に移築まですませただろう?」
「なんでそれを!?
って、ちょっと近い‥‥‥っ」
寄ってくるアッシュを避けようとアイニスを押し出すが、光の精霊女王はふいっと消えていなくなってしまいその腕は空を押すようにバランスを崩してしまった。
「アイニス!?
ひどいっ、駄目、近い‥‥‥やだ」
「いまさら、嫌だと言われてもな。
なんだ、嫌いになったか?
まあ、容赦なく斬り捨てたからな。
冷酷な俺は嫌いか?」
「ううん‥‥‥そんなことはーない、の。
ただ、駄目だなって。
わたしだけ好き勝手にして、貴方に抱きしめられるのって、たぶん。
よくない」
その胸に飛び込みたいけど、でもそれは――?
本当にいいの?
こんな時、大好きなアニメやラノベのヒロインなら彼の名前を叫んで胸に飛び込んでいくんだろうけど。
現実は‥‥‥だめだ。
だめなやつだ、これ。
罪悪感が半端ない。
心が、締め付けられそう。
「おい、茜。
罪を背負いとかそういうのは要らんぞ?
結果的に、ダル・エールだの現国王派だのはあちらに行ったのだろう?」
「そう、だけど。
なんでそこまで知ってるの‥‥‥?」
悪行。
リッカとやったこと、全部バレてる?
神でもない人間が、異世界の神様と結託してやらかしたこと。
この世界が時間をかけてしようとしていたことを自分は全部、早送りしてやってしまった。
それは、ここにいるアッシュみたいなこの世界の人間からすれば――単なる脅威だ。
受け入れてくれなんて言えないのかもしれない。
ここにきて、罪悪感?
茜は自身を問い詰める。
なにいってるの、わたし。
ぜんぶ、誰のため‥‥‥?
わたしが選んで、わたしがした、わたしのため。
「そりゃ、精霊女王からなんでも筒抜けだ。
シェイディアに対する仕打ちの実態もな?
来いよ、茜。
俺にはおまえが必要だ」
「でも、でもー‥‥‥。
ずっとはいれない。
あと、二年と少しだけ。
それ、だけ‥‥‥なの」
ああ、めんどくさい。
来ればいいんだ、黙ってここに。
アッシュの腕はさっさと逃げ損ねた茜をつかまえていた。
思ったよりも広い胸に抱かれて、茜は言葉を失った。
そんな。
ここは他に誰か、いい女性ができれば変わるべき場所なのに、と。
「二年、か。
じゃあ、その間に俺におしえてくれ」
「なっ!?
何を‥‥‥教えてくれ、って?」
「お前とともに過ごすために必要な資格。
魔法を教えてくれ。
そうすれば、どこの世界にいても探しに行けるだろう?」
「なんで勝手に消えることが前提なの!?」
「茜なら、そうしかねないからだ。
なんとなく、な。
俺は一度手にしたものを失うのは嫌いでな」
「なんて贅沢‥‥‥」
そう言いつつ、アッシュの後ろにいる男性に茜の視線が注がれていることに彼はようやく気づいたらしい。
茜を左脇に立たせると、
「エーゲルト。
茜だ。
アカネ・タカトーだ。
俺の正妻にする、いいな?」
「はあ‥‥‥しかし、兄上。
その名はどこの国でも聞いたことがない。
どちらの御生まれで?」
「日本だよ、エーゲルト。
マキナの産まれた国らしい」
「兄上‥‥‥この時代でそれはまずいのでは?
つまり―‥‥‥マー」
しかし、アッシュの声はそれを遮ってしまう。
「エーゲルト!」
「はっ、兄上」
「マールはもう終わった。
俺が終わらせる。
僧門王が不在になり、その代理を務める際のこの国の長は誰かな?」
彼は‥‥‥弟のエーゲルトははあ、と大きくため息をついた。
兄はこの国を乗っ取る気かもしれない、と。
「直門、馳衆、燕衆、公家に司家。
そのどれよりも、高家十六氏族筆頭の我が一族の主。
兄上‥‥‥ですな。
やれやれ、そうおっしゃられますが下の方々を抑えるのはわたしの役目ですか、兄上?
その総合ギルドとやらにうまく逃げるおつもりですな?」
「おや、バレていたか?
まあ、そういう訳だ。
あれの了承も出た。
茜、異存はないな?」
「異存はって!?
あるって言ってもどうせ、却下されるんでしょ?
はあ、なんて強引なのよ。
貴族なんて大っ嫌い」
そう叫んで、エーゲルトと目があい、ごめんなさいと謝る茜もまたしおらしくて可愛いとアッシュは微笑んでいた。
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梅花です。
読ませていただきました。
ファンタジーですね。凄く名前(国名含む)を覚えるのに時間がかかりました。
世界観があって、便利でした!何回も行ったり来たりしましたが(笑)
作り込んであるなぁという小説で凄く参考になります。
また、時間をかけてゆっくり読ませていただきます。
ありがとうございます。
続きとして「秘め事」、「隠し事」、「始め方」、などなどあるのですが、まだ書けていません(汗
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これからもよろしくお願いします。